試合日程・結果2007年 試合日程・結果2007 J1第2節:ジュビロ磐田 vs 大分トリニータ

試合日程・結果

Jリーグ試合中継  2007 J1第2節

試合日時:2007年03月10日(土)  15時04分キックオフ

得点ボード
ジュビロ磐田
2 0 前半 0
2 後半 1
1 大分トリニータ
0勝0分1敗0得点4失点 勝点0 順位18 成 績 0勝1分0敗1得点1失点 勝点1 順位8
13 シュート 14
12 ゴールキック 10
7 コーナーキック 6
9 直接FK 10
3 間接FK 3
2 オフサイド 3
0 PK 0
  • [試合時間]
  • [スタジアム]
  • [観 衆]
  • [気温 / 湿度]
  • [天候 / 風]
  • [ピッチ状態]
  • 90分
  • ヤマハスタジアム(磐田)
  • 11,452人
  • 12.0℃/58%
  • 晴時々曇、無風
  • 全面良芝、乾燥
  • [コミッショナー]
  • [主 審]
  • [副 審]
  • [第4の審判]
  • [記 録]
  • [HOME/AWAY]
  • 難波 邦雄
  • 奥谷 彰男
  • 佐藤 秀明/原田 昌彦
  • 唐紙 学志
  • 花澤 秀登
  • HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半10分[警告] 宮沢 正史
菊地 直哉 前半39分[警告]
カレン ロバート 後半0分[警告]
後半11分[警告] 高橋 大輔
後半16分[交代] 金崎 夢生(in) ← アウグスト(out)
カレン ロバート(out) → 犬塚 友輔(in) 後半19分[交代]
西 紀寛 後半23分[得点]
西 紀寛(out) → 中山 雅史(in) 後半30分[交代]
太田 吉彰 後半31分[警告]
後半31分[得点] 高橋 大輔
ファブリシオ 後半37分[得点]
後半38分[交代] 山崎 雅人(in) ← 三木 隆司(out)
成岡 翔(out) → 大井 健太郎(in) 後半39分[交代]
後半40分[交代] 小手川 宏基(in) ← 宮沢 正史(out)
メンバー表
累積警告 ポジション 番号 選手名
  GK 21 佐藤 洋平
  DF 6 マルキーニョス パラナ
  DF 2 鈴木 秀人
  DF 5 田中 誠
  DF 27 上田 康太
  MF 7 太田 吉彰
  MF 8 菊地 直哉
  MF 25 ファブリシオ
MF 10 成岡 翔
  FW 22 カレン ロバート
FW 11 西 紀寛
スタメン
選手名 番号 ポジション 累積警告
西川 周作 1 GK  
三木 隆司 2 DF  
深谷 友基 4 DF  
上本 大海 22 DF  
ジュニオール マラニョン 5 MF  
アウグスト 10 MF  
宮沢 正史 14 MF  
根本 裕一 17 MF  
高橋 大輔 20 MF  
松橋 章太 8 FW  
高松 大樹 13 FW
  GK 31 松井 謙弥
  DF 3 茶野 隆行
  DF 4 大井 健太郎
  DF 17 犬塚 友輔
  MF 28 船谷 圭祐
  FW 16 林 丈統
  FW 9 中山 雅史
控え選手
下川 誠吾 16 GK  
藤田 義明 33 DF  
梅田 高志 6 MF  
西山 哲平 7 MF  
金崎 夢生 25 MF  
小手川 宏基 27 FW  
山崎 雅人 30 FW  
アジウソン 監 督 シャムスカ
中継レポート
  • みどころ
  • 第2節、ホーム開幕戦が15時ヤマハスタジアムでキックオフされる。07年新生ジュビロ磐田のお披露目、期待に胸膨らませサックスブルーサポーターが駆けつけてくれている。前節の敗戦で不安を募らせる方々も多いだろうが、ここはホーム!自分たちのサッカーができるはずだ。天候は曇り、少し肌寒い気候にコートを着るサポーターが目立つ。ピッチコンディションはもちろん良好、少し長めの芝で相手を苦しめる。アジウソン監督がこの試合に揃えてきたメンバーはGK佐藤洋平。復帰が期待された川口能活は元々の怪我していた箇所と別の場所に違和感を感じ、この試合も見合わせた。DFはセンターに鈴木秀人&田中誠。注目は右のサイドバックにマルキーニョス パラナが入ったところ。左は上田康太。ボランチを2枚にし菊地直哉とファブリシオが舵を取る。攻撃的MFには太田吉彰と成岡翔、FWに西紀寛と好調のカレン ロバートが入り前節よりもより攻撃的な布陣となった。ベンチには松井謙弥・茶野隆行・大井健太郎・犬塚友輔・船谷圭祐そしてジュビロとして初のベンチ入りをした林丈統の投入に注目が集まる。体調を崩していた中山雅史も入り、ベンチ・ウォーミングアップからチームを引き締める。アジウソンの目指すサッカーを!成長し続ける若手のスタイルをこの場所で存分に発揮し今日こそ勝利の歓喜を味わいたい。サポーターの皆さんも気合が入り盛り上がる。心強いサックスブルーサポーター!大分の注意する選手は高松大樹と松橋章太の2トップそして新加入している宮沢正史からの展開に気をつけたい。まず先制点を、そして無失点でホーム開幕戦を飾りたい。
  • 前半15分まで
  • 大分ボールでキックオフ。久しぶりのヤマハスタジアム、選手もサポーターも高ぶる気持ちを落ち着かせ立ち上がりボールの感触を確かめる。
    1分ファブリシオが左を駆け上がりCKを奪う。左から太田吉彰が蹴るがニアで弾かれる。一度クリアされるが成岡翔から菊地直哉へ浮き球のスルーパスシュートにはならないがチャンスを作る。
    2分成岡翔から左に張り出した太田吉彰へ展開、ゴール前のカレン ロバートに合わせるがシュートをブロックされる。
    3分右サイドバックに入ったパラナが落ち着いたポジショニングでバランスを整える。パラナから成岡翔へ縦パスが出るが上本大海にカットされる。
    5分右サイドで成岡翔がスローイン、カレン ロバートから中央の太田吉彰へ繋ぐと思い切ってミドルを放つ。ブロックされるが積極的に攻撃ができている。
    6分左から太田吉彰がCK、シュートを使いファブリシオがミドルを放つがゴール右に外れる。
    7分大分ジュニオール マラニョンがミドルシュートを放ち大分のファーストシュート。立ち上がりは磐田がリズムと掴みコントロールできている。
    8分田中誠のクリアが短くなったところをアウグストに拾われドリブルで中に切り込まれる。左足で直接狙っていくがGK佐藤洋平の正面。
    9分ファブリシオからパラナのオーバーラップからクロス、西紀寛がダイビングヘッドでシュートを放つがGKに弾かれる。
    10分大分のCKから田中誠・菊地直哉とブロックに行き、成岡翔の速攻!ここは宮沢正史のファールに止められる。
    11分ファブリシオが中盤でボールを奪うとドリブルで上がっていく、左に出た太田吉彰に預け中のカレン ロバートが反応。太田吉彰が直接狙っていくがGKが弾く。
    12分大分の速攻から松橋章太にボールが出るがオフサイド、しっかりDFラインが揃いGKがカバーできている。
    13分左からのクロスボールに西紀寛が胸で落としカレン ロバートが反応、再び西紀寛に繋ぎシュートを放つがミートしない。
    14分大分左の根本裕一からクロスボール、松橋章太・高松大樹の裏から深谷友基が出てくる。右足でのボレーシュートを打たれるがゴール右に外れる。
    ここまでゲームの流れはできている。ボールも人も動き連動性もある。しっかりシュートで終わりゴールを決めたい。
  • 前半30分まで
  • 18分西紀寛が背負うと上本大海が激しくプレス。元磐田の上本大海のディフェンスに負けたくない。
    19分DFラインの位置から根本裕一がロングパスで松橋章太の前にスペースへ展開、田中誠がマークに行くがダイレクトで右足シュートを打たれる。ゴールマウスには来なかったが気をつけたいプレーヤー。
    20分中盤での攻防から大分ボールになった途端、松橋章太が動き出す。鈴木秀人がブロックするが松橋章太の動き出しの速さ、そして高松大樹のゴール前での高さに要注意。
    22分大分のCKが2本続き鈴木秀人・田中誠を中心にゴール前を固める。菊地直哉がクリアをしカレン ロバート・西紀寛が前線で動き出す。深谷友基が脱げたスパイクを手に持って走る。
    24分菊地直哉スライディングカットからカレン ロバート・西紀寛を起点とし左サイドから攻撃、最後は太田吉彰の左足シュートとなるがGK正面に行ってしまう。
    25分大分の速攻でやはり松橋章太が起点となる。ひとりの動き出しにパスが出るとダイレクトでゴールを狙ってくる。ゴールマウスぎりぎりを右に外れたシーン、十分に注意が必要だ。
    28分上田康太の後ろのスペースを高橋大輔が狙ってくる。鈴木秀人がカバーしスライディングカットするが両サイドバックの裏は注意したいところ。
    29分上田康太が相手の前でカットするとカレン ロバートと太田吉彰の動き出しに合わせパスを送る。
    30分ベンチ前ではアジウソン監督がポジショニングのミスを指摘しベンチで話し合う。まだまだ納得のいく形ができていないようだ。
  • 前半45分まで
  • 33分大分松橋章太がゴール前にスピードに乗ったドリブルから直線的に入りそのままシュートを放った。鈴木秀人がブロックに行ったところでボールがこぼれ上田康太がクリア。相手の膝がわき腹に入り一度は倒れこむ、ボールを外に出しゲームを止めてから鈴木秀人が起き上がる。勇気あるプレーにサポーターから拍手が沸き起こる。
    35分ファブリシオのドリブル、続けてパラナのドリブルと仕掛けるがあと一歩のところでシュートが打てない。36分ファブリシオから右に出た太田吉彰へアウトサイドのパスがでる。中のカレン ロバートに合わせるがDFにカットされる。
    37分上田康太が左サイドを駆け上がりゴールラインまでドリブル、折り返しにカレン ロバートが飛び込むが触れない。
    38分距離30m正面からFK、ジュニオール マラニョンが強烈なシュートを放つがGK佐藤洋平ががっちりキャッチ。
    39分ファブリシオが左サイドを突破し中に折り返すがDFに当たってしまう。続けて右からパラナが右サイドから崩しに行くが中に合わない。
    40分相手DFのミスを菊地直哉が逃さない。深くボールを奪いに行ったプレーがファールとなりイエローカードが出てしまう。
    42分右で太田吉彰が持つとファブリシオがサポート、クロスボールにカレン ロバートが飛び込み右足アウトサイドでシュートを放つがGK正面に飛んでしまいゴールにならない。リズムが良いだけにそろそろ得点がほしい。
    44分成岡翔を起点にパラナ・ファブリシオがサポート。
    ロスタイム1分の表示が出た時、ファブリシオが左45度から強烈なミドルシュート!しかしゴール右に外れる。惜しい場面に観衆がどよめく。
    前半は磐田のリズムで進んだが、松橋章太・高松大樹の一発もありそうなだけに注意が必要だ。
  • 後半15分まで
  • 磐田ボールでキックオフ、交代はなしシステム変更もないようだ。キックオフで後ろに上げたボールを菊地直哉がミス、攻め込まれるが鈴木秀人がカット。立ち上がりから集中したいところ。
    1分左から西紀寛が中にクロスボールを上げる、中でカレン ロバートがDFと競るがアフターで足に行ってしまいファール。イエローカードが出る。2分大分左からのクロスに高橋大輔が上田康太の裏でヘディングシュート、ゴール右を外れるが危ない場面。
    3分パラナが成岡翔とワンツーで崩す、太田吉彰へスルーパスを通し中のカレン ロバートに合わせに行くがカットされる。何とか先制点がほしい展開が続き、サポーターの応援も熱が入っていく。
    4分菊地直哉がDFラインから長い距離ドリブルで押し上がる。一度西紀寛に預け再び相手ペナルティエリア内でボールを受ける。西紀寛と二人で何とかしようとするがここはゴールラインを割ってしまった。
    6分太田吉彰から西紀寛の前のスペースにパスが出るがインターセプトでシュートまで持っていけない。
    7分太田吉彰・カレン ロバート・西紀寛・パラナと連続でペナルティエリア中に進入しようとドリブルで仕掛けるが打ち切れない。
    8分成岡翔のミドルシュート!パラナのクロスに菊地直哉の頭と合わせていくがシュートが打てない。
    9分西紀寛が中央ドリブルで強引に仕掛けていく、体勢を崩しながら太田吉彰へパス、角度のないところからシュート!カレン ロバートが中を詰めるが届かない。
    11分上田康太と高橋大輔が空中戦で衝突、このプレーに高橋大輔へイエローカードが出る。大分ベンチは猛抗議、ゲームが動き出しそうだ。
    12分成岡翔の浮き球パスでDFラインの裏へ出た西紀寛。胸でコントロールしDFそしてGKの間へ入り込む。角度のないところからシュートを狙うがゴールラインを横にとおり過ぎていく。
    14分中盤で混戦となり高松大樹に繋がる。DFラインの前でワントラップでゴールを向くと右足で強烈なシュートを放ってくる。シュートはゴール上を越える。
    15分速攻から太田吉彰が右サイドへ飛び出しクロスボール、西紀寛とカレン ロバートが中にいるが合わない。徐々に疲れからかミスも目立ってくる。
  • 後半30分まで
  • 17分大分ベンチが動いてくる。アウグストに代えて金崎夢生を投入。期待のルーキーを左サイドへ入れる。根本裕一が中に入り布陣を変える。
    18分磐田はベンチで犬塚友輔を準備、犬塚友輔を入れる。ここで大分のCK、入ったばかりの犬塚友輔の元へボールを飛ぶが落ち着いて処理。
    20分犬塚友輔を右サイドへ入れ、パラナを中盤へ上げる。FWは西紀寛と太田吉彰。開幕戦のメンバーでシステムへと変更。
    22分パラナが中盤で起点を作り流れを変える。
    23分太田吉彰が左サイドでボールを持つとゴール前で成岡翔と西紀寛が飛び込む。西紀寛の頭に当たりボールはゴールネットを揺らす。
    07年Jリーグ初ゴールは西紀寛の頭だった。サックスブルーサポーターそしてベンチメンバーに関係者が喜びを大きく表現する。
    25分速攻からファブリシオが右の太田吉彰へ展開、クロスボールがキレイに上がると成岡翔がフリーで頭に合わせるがゴール上を越えてしまう。決めておきたかった展開にシュート!
    27分高松大樹がゴール前で起点を作るがDF陣がすばやく囲みボールを奪う、上田康太から前線に送り西紀寛がキープ。押し上げを待つがファールで倒される。
    29分磐田ベンチは中山雅史を投入する。西紀寛に代わりそのままFWへ入っていく。いつものように胸を拳で叩き気持ちを込める。ヤマハスタジアムが大きな声援に包まれる。残り15分、このままでは終わらないはずだ。
  • 後半45分まで
  • 32分左サイドをフリーで突破されたところに鈴木秀人がカバーするが不運にもカットしたボールが相手に当たり再び大分ボールになってしまう。センタリングをファーサイドに上げられ。田中誠が高松大樹と競るがその後ろにいた高橋大輔が頭で押し込む。佐藤洋平も反応したがゴールライン中でセーブ。同点ゴールを与えてしまった。
    34分右から太田吉彰のクロスボールにファーサイド中山雅史が頭で折り返す菊地直哉が左足ボレーで合わせていくがゴール左に外れてしまう。
    35分鈴木秀人が高松大樹へ対し厳しくプレス。前でボールを奪ったプレーだったがファールと判定される。
    37分自陣からファブリシオがドリブルで上がっていく。成岡翔のサポート、太田吉彰の動き出し中山雅史の頭もあったがファブリシオの選択はシュート!これがゴール左に突き刺さり追加点。この時間での2点目は大きい。
    39分成岡翔に代え大井健太郎を投入。守備固めの時間に入っていく。センターに大井健太郎・鈴木秀人・田中誠と置き、サイドにパラナ・犬塚友輔と揃える5バック。上田康太を中盤に上げた。
    41分速攻から上田康太と太田吉彰で数的優位の攻撃を仕掛ける。通れば決定的だったが上田康太のミスパス。
    42分再び速攻で太田吉彰のドリブル、逆に展開し中山雅史へ。中央に上田康太が入るがクロスボールが流れてしまう。
    43分大分も前線へ人数を増やしていく。あとはロスタイムのみ。磐田の守備対大分の攻撃の勝負。
    ロスタイムは4分。
    好調のファブリシオが再び長いドリブルでチャンスを作る。中盤に上がった上田康太から太田吉彰をそして犬塚友輔を走らせ攻撃を仕掛けていく。最後の最後までゴール前での攻防。クロスボールに深谷友基が飛び込むが田中誠が頭で弾く。前線で中山雅史と太田吉彰がボールを追う。パラナが奪い時間を使う。大井健太郎のクリアが小さくなるがここで試合終了。チームメイトがファブリシオへ駆け寄り喜びを表現。サポーターもファブリシオコールで歓喜を表す。ホームではやはり負けるわけにはいかない。
選手、監督コメント
  • ジュビロ磐田 アジウソン 監督 
  • 今日の一番の目標は「勝利」であり、それは達成できた。選手は今週、レイソルに負けて悔しい思いがあったというのはよく感じた。この悔しさを、結果に変えることができたと思う。前半、相手を上回るプレーが出来た。後半は西のゴールまではボールの動きがあまりに早すぎて、ポジショニングの修正が必要だったし、もっとボールをつないだサッカーをしたかった。

    Q. 開幕戦大敗の後、チームを立て直してホームで勝った感想は?
    A. 前半はうまくいったと思う。相手を分析した上でチームを作りをした。この試合でよかった点は、選手の闘争心であり、気持ちを一番に考えてやってきたこと。

    Q. 1点先制した後に3ボランチにした理由は?
    A. 後半7分まではピンポンサッカーになってしまっていたので、もっと(ボールを)つなぎたかった。本当は中山をもっと早いタイミングで交代させて、ポストプレーや上がってくる選手にはたいたりして欲しかった。サイドから仕掛けたかったので、犬塚を出して、パラナに真ん中で守備をしてもらうつもりで交代した。

    Q. パラナ先発は、守備を重視した起用か?
    A. 相手の特性を考えながら、ゾーンによる守備も考えてパラナを起用し、中を絞って、中盤のときでも上がれるときには上がるように、スペースを作ってあげた。後半、(大分の)根本選手から20番の選手(高橋選手)にボールをあわせられたので、マルキーニョスパラナに上田康太のサポートをさせ、上田を中に入れた。大井の交代は、ロングボールを防ぐため。

    Q. 成岡選手に与えた役割は?
    A. 成岡は、レイソル戦のほうがよかった。もちろん今日も非常に大切を役目をしてもらったが、大分の4番(深谷選手)が上がったときには問題が生じた。でも成岡は賢い選手で、頭を使ってプレーできるし、創造性を使ったプレーができる。1-0の時の走りこむ動きはよかった。残念ながら西(のシュート)は入らなかったが、ああいう動きをどんどんしてもらいたい。
  • 大分トリニータ シャムスカ 監督 
  • 今日はどちらが勝ってもおかしくないゲームだった。このようなゲームを見られて、スタジアムに来られたサポーターの方は喜んでいるだろう。両チームとも攻撃的に勝利を目指したし、開幕戦と比べて、現在のうちのチームの成長には満足している。試合中の細かい出来事についての結果に対する効果的なプレーは、ジュビロの方が一つ上だったと思う。シツモン ドウゾ。

    Q. 中盤で相手にスペースを与えてしまったしまったが?
    A. 3-5-2対4-4-2というシステムで戦う場合、今日のうちの場合サイドをできるだけ使おうと思っていた。サイドを使うというチャレンジをすれば、当然リスクは高く、中盤にあくスペースは出てくる。でもそのちょっとしたこと、例えばクロスの時の決断、ワンツーの時の決断をもうちょっと早くできれば、今日リスクを負ってまでやったサイドのスペースで、もっとチャンスが作れたのではないかと思う。リスクに備えて、うちの場合守備のほうでも選手に指示を出していた。うちが攻めてボールを取られた後のカウンター、ジュビロは素晴らしい攻撃をしたが、そのカウンターでも、相手に数的有利で攻められた状況はほとんどなかったと思う。相手の素晴らしい点を上げるとすれば、一対一でも抜くことができた、その相手の技術の高さもあるが、今日のうちの作戦で考えると、ディフェンスでは人数は揃えていたと思う。

    Q. 今日のGK西川の出来は?
    A. 彼の場合、この第2節目以降からプレーできるのではないかと考えていたし、実際今日のプレーを見ても、彼はしっかりとゲームに対してコントロールしていた。失点のシーンは、彼でもどうしようもない、どう守りようもないというゴールだった。私の目から見て、西川は今日素晴らしいゲームをした。
  • ファブリシオ選手 
  • Q.得点シーンについて
    A.カウンターの場面だったのですが、パスの出し所というか他にオプションがなかったので、自分のコンディションも良かったので、相手を交わしてシュートまで持っていけました。あのようなシュートは、決めた人にしかわからないもので、決めた体験がない人には説明できないほど、残念ながら言葉ではお伝えできないほどの、気持ち良いゴールでした。(笑)

    しかも、ただのゴールではなくて、勝利を決める決勝点だったので、ゴールが決まってチームが勝った、そのゴールの味は格別です。
    前回が敗戦で、今日がホームで開幕戦ということで、どうしてもどうしても勝利が欲しくて、プレッシャーの中で戦って、勝利に結びついたということが、何よりうれしいです。
    でも、まだまだ修正点も沢山ありますし、これからも勝っていかなければいけないので、これで満足することなく、しっかりと練習をしていくことが大事だと思います。
  • 田中 誠選手 
  • 苦しみましたけど、今日は前半から自分たちのサッカーというのが出来つつ、チャンスも何度もあったので、本当はもっと前半でチャンスが多かっただけに得点したかったですけど、前節の敗戦から比べれば、チームの状況としては良い方向に進んでいるので、これを継続してやるだけですね。

    まぁ、問題点もありますけど、それは各個人がわかっているし、今日は2トップになって守備になってからの切り替えの速さもあったし、1人1人がしっかりと、誰かがミスしても、誰かがサポートできたのが大きかったですね。次もこのコンパクトさを続けていきたいです。
  • カレン ロバート選手 
  • できるだけDFを引っ張れと言われているので、引っ張ってスペースを作って、そこの間に、西くんやヨシ(太田選手)くん、翔くんが入ってきてくれるのし、ボランチも上がってきてくれるので、できるだけ引かないようにしていました。

    あとは、個人的にボールが来た時に、落とすところ・キープするところで、今日はミスが多かったですし、自分の役割もしっかりとこなしていかないと、次に出られないと思うので、しっかりやっていきたいです。
  • 中山 雅史選手 
  • なんとか勝利にこぎつけたかなと思います。
    やはり、最初から結構飛ばしすぎだな、というのも感じていましたし、最後までその力が持てばと思っていました。
    中盤で同点に追いつかれた後も、ファブリシオのゴールて突き放せたというのも1つの力だと思いますし、こういう姿勢を忘れずに1つ1つ大事に戦っていければと思います。

    開幕戦とは、若干システムも変わっていますし、相手にとられた後も、前にボールをむかえれているというのも大きいと思いますし、ボールの出どころへのチェックもできていたと思います。

    あとはチャンスを確実に決めていれば、もっと試合展開も楽だったと思います。
    でも、今日に限っては結果がすべてだと思いますので、そういう意味では良かったと思います。
    毎試合、1つ1つ大事に戦うだけなので、どれだけこういう今日の戦った気持ち・プレーを1つ1つの試合で出せるかだと思いますので、次の試合もこの気持ちを忘れずに戦えたら良いなと思います。
  • 西 紀寛選手 
  • 今日は、連続してみんなチャンスをつくろうと思っていたから、悪くないんだけど、1点を取った後にちょっとおかしくなった。前半みたいな形が90分続けば一番楽ですね。
    (今季のチーム初ゴールは)誰かがとるけど、自分でよかったというか、チームが勝ってよかったです。
  • 佐藤 洋平選手 
  • 1-1になる前から、足が止まったというか、流れが悪くなったので、そこでヤバいなと思っていたんですけど。(最後の方は)守るしかなかったので、中山さんを軸にして、カウンターで点を取る感じで考えていましたけど、大分の圧力がなかなか強くて、少しバタバタしたし、そこは反省しなければいけない。決めるところで決めていれば、もっともっと楽だったと思います。

    Q.ファブリシオのゴールをアシストしましたね
    A.鹿島でも札幌でもたぶんあったと思います。でも、アシストには入りませんよ(笑)。

    Q.自分自身のプレーについては?
    A.今日はちょっと凡ミス、ゴールキックのミスもあったんですけど、みんなと一緒にできました。バックラインの選手と集中して話していたし、ゲームに入れていたし、出来はけっこうよかったと思います。
  • 菊地 直哉選手 
  • ホームでお客さんも入ってくれたし、(前節)あんな試合をやった後にお客さんが入ってくれたので、今日はサポーターのために勝ちたかったです。

    Q.菊地選手もアグレッシヴにプレーし、声をかけていましたね。
    A.やはり、前の試合の後にヒデさんが言ったように、そういう気持ち(甘え)は捨てないといけないと思うし、後ろはヒデさんマコさんがいますけど、前は、僕らや翔とかが引っ張ってひっぱっていかないといけないので、意識的にやっていました。

    Q.今日はWボランチで2列目が2枚、2トップでしたが、感触は?
    A.攻撃に関しては、カレンが入ることで、(カレンは)本当のFWなので、相手のラインとの駆け引きもできますし、(相手)ラインが下がることによって、スペースもできますし、まわりの動きも、西くんはああいう形の方がいいと思うし、ヨシくんは2列目の方が飛び出しやすいと思うし、そういう意味では、みんなが前の試合でやりにくかった部分を修正して、いいポジションから入れたと思います。

    Q.ファブリシオ、マルキーニョスとの関係は?
    A.ファブは素晴らしい活躍をしてくれたし、守備でも彼の集中力というのは、すごいものがあります。マルキーニョスとの関係はまだまだ改善しないといけない部分はありますけど、マルキは、前でもいいプレーができるというのが、すごく今日の試合でもわかりました。すごくいい選手だと思います。

    Q.課題、修正点は?
    A.試合の途中からポゼッションができなくなって、ミスも多くなって、タメがなくて、イケイケ状態に…。
    速攻はいいことだと思いますけど、中盤4人でのタメが全くなくなったので、その時間をできるだけなくして、もっともっと前半のようなポゼッションができればいいと思います。カレンがいなくなってから、前でタメができなくなって、あそこでキープできると押し上げられる、前半のような形ができるというのもありましたね。

    Q.柏戦からよくなった理由は?
    みんなの一人一人の意識の問題だと思います。戦う意識もだいぶ出てきたし、それを持続するだけです。
  • 大井 健太郎選手 
  • Q.ピッチに入ったときはどういう指示を受けていましたか。
    A.高さの面で、ヘディングで勝てみたいな感じです。誰かをマークというか、13番の高松選手を、とは言われていましたけど、そこは4番の選手も上がってきていたし、ハイボールはだいたい全部自分が行くみたいなことを言われましたね。

    Q.試合後のチームの雰囲気は?
    A.柏戦から帰ってきてからも、みんなそんなにヘコんではいなかったですけど、やはり、勝ったから笑顔が多かったと思います。安心したと思います。今日は、チーム状態が悪いなかですけど、すごくたくさんのお客さんが駆けつけてくれたし、そのサポーターのみなさんの声が力になったし。それは本当に、中でみんなでそういう話をしていたから、次はもっと大きい声援をもらえるようにがんばりたいです。