試合日程・結果2006年 試合日程・結果2006 J1第24節:ジュビロ磐田 vs 大分トリニータ

試合日程・結果

Jリーグ試合中継  2006 J1第24節

試合日時:2006年09月23日(土)  15時34分キックオフ

得点ボード
ジュビロ磐田
2 0 前半 1
2 後半 2
3 大分トリニータ
9勝7分7敗45得点34失点 勝点34 順位7 成 績 10勝6分7敗36得点31失点 勝点36 順位6
12 シュート 27
14 ゴールキック 11
2 コーナーキック 8
15 直接FK 17
2 間接FK 3
2 オフサイド 2
0 PK 0
  • [試合時間]
  • [スタジアム]
  • [観 衆]
  • [気温 / 湿度]
  • [天候 / 風]
  • [ピッチ状態]
  • 90分
  • ヤマハスタジアム(磐田)
  • 11,218人
  • 25.2℃/43%
  • 晴時々曇/中風
  • 全面良芝、乾燥
  • [コミッショナー]
  • [主 審]
  • [副 審]
  • [第4の審判]
  • [記 録]
  • [HOME/AWAY]
  • 田中 賢二
  • 吉田 寿光
  • 宮島 一代/相樂 亨
  • 村上 伸次
  • 花澤 秀登
  • HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半20分[警告] エジミウソン
前半22分[警告] 上本 大海
前半38分[得点] 松橋 章太
上田 康太 後半0分[警告]
カレン ロバート 後半9分[得点]
犬塚 友輔 後半21分[得点]
後半23分[得点] 高松 大樹
菊地 直哉(out) → 大井 健太郎(in) 後半24分[交代]
大井 健太郎 後半26分[警告]
犬塚 友輔(out) → 船谷 圭祐(in) 後半26分[交代]
大井 健太郎 後半29分[累積警告/退場]
カレン ロバート(out) → 山本 康裕(ユース)(in) 後半30分[交代]
後半35分[交代] 山崎 雅人(in) ← 上本 大海(out)
後半40分[交代] 西山 哲平(in) ← 梅崎 司(out)
服部 年宏 後半44分[警告]
後半44分[得点] 高松 大樹
後半44分[交代] 福元 洋平(in) ← 高松 大樹(out)
メンバー表
累積警告 ポジション 番号 選手名
GK 1 川口 能活
DF 3 茶野 隆行
DF 5 田中 誠
DF 20 金 珍圭
MF 17 太田 吉彰
MF 8 菊地 直哉
MF 33 犬塚 友輔
MF 6 服部 年宏
MF 27 上田 康太
FW 9 中山 雅史
  FW 22 カレン ロバート
スタメン
選手名 番号 ポジション 累積警告
西川 周作 1 GK
三木 隆司 2 DF
深谷 友基 4 DF
上本 大海 22 DF
エジミウソン 5 MF  
梅田 高志 6 MF
トゥーリオ 11 MF
根本 裕一 17 MF  
梅崎 司 21 MF  
松橋 章太 8 FW  
高松 大樹 13 FW
  GK 31 松井 謙弥
  DF 4 大井 健太郎
  MF 13 森下 俊
  MF 24 山本 康裕(ユース)
MF 28 船谷 圭祐
  FW 19 藤井 貴
  FW 15 西野 泰正
控え選手
下川 誠吾 16 GK  
福元 洋平 31 DF
藤田 義明 33 DF  
西山 哲平 7 MF  
ラファエル 9 FW
内村 圭宏 26 FW
山崎 雅人 30 FW
アジウソン 監 督 シャムスカ
中継レポート
  • みどころ
  • 第24節のJリーグ、ホーム・ヤマハスタジアムにて15:30キックオフされる。相手はシャムスカ監督率いる大分トリニータ。太陽の強い日差しも和らぎ、穏やかな風が吹き込んでくるピッチ。芝・気候共にコンディション良好で選手にもサポーターにも気持ちよく楽しめる環境が整った。心配されるのは磐田選手の層、出場停止に加え怪我人が続出しているこの状況でどう戦っていくかでチーム力が試される。ベンチには何と、ジュビロユースの山本康裕が入り下部組織からの底上げにも期待する。この厳しい状況であっても明るいニュースがある。今日は中山雅史39歳、服部年宏33歳の誕生日!前節で中山雅史がJリーグ通算155ゴールを叩き込んでいる勢いは今も続いている。やはりこの男が元気になるとチームに大きな力が漲ってくる。前田遼一・福西崇史・西紀寛・成岡翔・村井慎二ら多くの怪我人の穴をベテラン中山雅史と昨シーズンのJリーグ新人王カレン ロバートがツートップを組み勝負する。太田吉彰・上田康太ら好調の中盤に菊地直哉がボランチへ。そして鈴木秀人がボランチに入る予想ができる。最終ラインは田中誠・金珍圭を中心に川口能活も含めガッチリ固める。ベンチメンバーも含め、今日は両ブラジル人若手監督対決も楽しみだ。ブラジルからもこの2人の動きは注目されている。どちらの采配が当たるか!?ヤマハスタジアムでの連勝、そしてバースデーゴールに期待が集まる!
  • 前半15分まで
  • 鹿児島デーということで鹿児島市長のキックインでゲームがスタートした。ウォーミングアップで鈴木秀人が足を痛め、急遽ボランチに犬塚友輔が起用される。立ち上がりから磐田が優勢にゲームを進める。太田吉彰が駆け上がり、中山雅史の頭に合わせる攻撃。
    4分、大分の梅崎司 がドリブルで仕掛けてくるが菊地直哉が身体を張って守備。大分はFW高松大樹を起点に攻撃を仕掛ける。
    6分、犬塚友輔のパスミスから高松大樹のミドルシュートが出るが、金珍圭がスライディングがカット。そのCKをニアに合わせられ決定機を作られるがGK川口能活がファインセーブ。
    7分、犬塚友輔から上田康太と繋ぎファールを受ける。
    8分、マンツーマンマークで菊地直哉が梅崎司に付く。しかしワンツーでやられるとシュートをゴール左隅に打たれる。川口能活がファインセーブするがそこに松橋章太が詰める。これも川口能活が止めて決定機を止めた。立ち上がりまたもや川口能活のスーパーファインセーブに助けられている。
    10分、中山雅史へのロングボールに頭で競りに行くがここに上本大海が厳しく来る。
    12分、右からのCKを太田吉彰が蹴る。中山雅史・金珍圭がブロックされたところに犬塚友輔が飛び込む。頭には当てるがシュートはGK正面。
    13分、自陣からのFKを金珍圭がスーパーロングボールで一気にゴール前の中山雅史まで飛ばす。少し長くなりゴールラインを超えてしまうが中山雅史の頭が起点となる。
    15分、茶野隆行のインターセプトから中山雅史に当て犬塚友輔が飛び出す。ファールを受け右サイドから太田吉彰のFK。
  • 前半30分まで
  • 17分、上田康太→菊地直哉→茶野隆行→犬塚友輔→中山雅史→犬塚友輔とリズムあるパスワークが出る。
    18分、高い位置で上田康太が身体をぶつけボールを奪うとそのままゴールへ向っていく。左足でゴール左隅へ狙いを定めシュートしたがギリギリ外に外れてしまった。上田康太の守備力が光ったシーン。
    20分、服部年宏のカットから上田康太→カレン ロバート→犬塚友輔へ展開、カレン ロバートが前線へ走るがパスが出せない。
    21分、数的不利な状況から金珍圭が足の伸ばしカット、前線のカレン ロバートにボールを渡す。カレン ロバートが上本大海のバックチャージを強烈に受ける。続けてカレン ロバートにボールが入ったところに再び上本大海が激しくユニフォームを掴んでくる。上本大海にイエローカード!そのFKで右から太田吉彰が蹴りこむ、ファーサイドで茶野隆行が強烈ヘディングシュートを放つ。しかしGK正面に行ってしまった。25分、右から太田吉彰のクロスがファーポストへ流れる中山雅史がコントロールし服部年宏へ下げる。センタリングにカレン ロバートが飛び込むが触れず、ファーサイドから入ってきた犬塚友輔がDFに前に入り頭で飛び込むがゴールネットを外から突き刺してしまう。ジュビロの多々続けの決定機にスタジアムが盛り上がる。
    28分、中山雅史が前線からボールを追いかけ守備のコースを限定していく。カレン ロバートも連動し運動量を増やす。
    29分、大分の右サイドからのCK。梅崎司が蹴り高松大樹が競るが金珍圭・田中誠がしっかり競っていく。
  • 前半45分まで
  • 田中誠・金珍圭が中央を固めると速攻から太田吉彰がドリブルで仕掛けていく。その動きにカレン ロバート・中山雅史が動き出しボールを受ける。前が詰まるとひとつ後ろの上田康太へ展開。左足から右に持ち替えループシュートを狙っていくがGKの正面に行ってしまう。
    34分、ロングパスに中山雅史と上本大海が競り合う。元チームメイト同士の戦いも熱いものを感じる。
    34分、梅崎司に対して菊地直哉がしっかりマーキング、うるさいぐらいに付き自由にさせない。
    36分、菊地直哉・上田康太で中盤をコントロールするとカレン ロバートへ縦パス。相手を背負いながら起点となるがシュートまでの展開が作れない。両チーム中盤が少ない縦への攻撃が多くなっている。
    38分、凌いでいたディフェンスラインだったが高松大樹の少し下がった位置からのミドルシュート、無回転ボールを蹴りこんでくると川口能活が胸に当て弾いていてしまう。そこに松橋章太がつめ先制点を奪われてしまう。リズムを掴みかけていた展開で痛い先制点を奪われてしまう。【0-1】
    41分にも大分・梅崎司にシュートまで持っていかれる。川口能活がセーブしCKとなる。このCKも戻っていた中山雅史が頭で弾き太田吉彰の速攻へ。スピードに乗った攻撃は出来ているが決定機までは作れない。
    44分、左サイドで金珍圭と服部年宏が守備をするとそこから逆に展開、犬塚友輔→中山雅史→犬塚友輔→太田吉彰と早いダイレクトパスで縦への攻撃が飛び出すが崩しきるところまでは行かない。
    ロスタイム、パスを回しながら展開はするがゴール前でシュートというシーンがなかなか作れない。前半は0-1で終了。スピード感のある縦への展開が多いゲームとなっている。後半まだまだ勝負は分からない。
  • 後半15分まで
  • 両チーム交代なしで後半45分がスタートした。暗くなってきた空を見て、照明が照らされる。両チームどう修正してきたのか!?ベンチの采配もみどころのひとつだ。
    4分、前半同様に高松大樹を起点に松橋章太と梅崎司が飛び出してくる攻撃を見せてくる大分。
    5分、服部年宏・上田康太・太田吉彰が絡み左サイドでパスを回す。どうにか突破口を探し出そうとするがなかなかカレン ロバート・中山雅史のシュートシーンまではいけないところ。
    6分、大分の右からのCK。梅崎司が蹴り深谷友基が頭で飛び込むがしっかり身体を寄せブロック。
    7分、磐田の攻撃、中盤でパスを回しながら右サイドで茶野隆行が倒される。ゴールから30mほど、右45度の角度からのFK。キッカーは上田康太、綺麗な弾道がゴールに飛んでいくがまたしてもゴールネットを外から突き刺してしまう。ボール1個分外と際どいところにスタジアムから歓声まじりのため息に変わる。
    10分、菊地直哉が右サイドからクロスボールを入れる。ファーサイドで中山雅史が打点の高いヘディングで折り返すとそこにカレン ロバートが入り込み右足ボレー!綺麗にゴールネットへ決まり同点。中山雅史がサポーターの元へ、カレン ロバートがベンチの方向へ拳を突き上げ走る。中山雅史とカレン ロバートのコンビネーションで生まれたゴールにスタジアムが大きな歓喜に包まれる。【1-1】
    13分、中山雅史と深谷友基が競り合いファールをもらう。クロスボールにGK西川周作が飛び出すがそこに中山雅史も競りに行く。
    15分、磐田の攻撃にまだ勢いがある。太田吉彰・茶野隆行・犬塚友輔で右サイドを崩しに行く。
  • 後半30分まで
  • 18分、金珍圭が胸でトラップするとボレーで前線の太田吉彰を走らせる。ゴールラインを割るか!?という勢いのパスに太田吉彰のスピードで追いついた。センタリングに中山雅史とカレン ロバートが入るが合わない。縦への攻撃が多い両チームの展開、攻守の切り替えが早い。
    20分、右サイドから犬塚友輔・茶野隆行のコンビネーションで崩していく。クロスボールにファーサイド、カレン ロバートのへ合わせるが大分DFにCKへ逃げる。そのCKを上田康太が蹴り中山雅史に合わせていく。中山雅史が触れないがその後ろに犬塚友輔がいた。体勢を崩しながら頭を出してゴールネットへ突き刺す。鈴木秀人のアクシデントから突然の出場。初出場で初ゴールという結果にスタジアムそしてチームが盛り上がる。【2-1】
    24分、バランスが崩れてきた守備陣が再び大分にチャンスを与えてしまった。一度は川口能活が梅崎司のシュートセーブしたが高松大樹に押し込まれ同点にされる。【2-2】
    ここから大井健太郎を菊地直哉に代え投入。更に犬塚友輔に代え船谷圭祐を入れた。今日のカレン ロバートは熱さがある。DFに倒され駆け引きをするたびに熱い表情を見せる。29分、大井健太郎が右サイドで梅崎司を倒したプレーでなんと一発レッドカード。そしてアジウソン監督は一人少なくなったところにボランチジュビロユースの山本康裕を入れた。
    残り15分、注目の試合となった。
  • 後半45分まで
  • 35分、大分はDF上本大海を下げ、FW山崎雅人を投入。攻撃に人数をかけ勝負を仕掛けてくる。一人少ない磐田は37分右からのセンタリングに中山雅史のダイビングヘッド、
    38分には左からのクロスにヘディングシュート!ひとり前線で身体を張る。
    38分、エジミウソンがドリブルでペナルティエリア内で勝負してくる。中央で田中誠そして川口能活が奇跡的な守備を見せてくれた。ボールを奪うと前線の中山雅史へパスを出す。中山雅史が相手を背負いながらファールをもらう。まだまだ勝負にこだわる39歳中山雅史が最後の最後まで足が止まらない。
    40分、右から太田吉彰のセンタリングに中山雅史。
    41分、船谷圭祐がペナルティエリア内でボールを受けたところに太田吉彰がシュート!少ないチャンスでなんとかしようと前線が少ない人数で勝負する。
    44分、押し込まれるジュビロがついにやられてしまう。右サイドからクロスボールを上げられマイナスボールに高松大樹がシュート。【2-3】
    ロスタイム3分を前に2-3とリードされてしまう。スタジアムに駆けつけてくれたサポーターもゲームが決まったかと帰る人も出てきてます。それでも中山雅史・太田吉彰・が前線で走る。田中誠・服部年宏・金珍圭・茶野隆行が身体を張り守り抜く。上田康太・船谷圭祐が中盤で起点を作ろうとするがここでタイムアップ。
選手、監督コメント
  • ジュビロ磐田 アジウソン監督 
  • 前半、ミスパスが、特にインサイドのミスパスが多くて、相手に危険な場面を作らせてしまった。それをハーフタイムで修正しようとしたが、退場があって人数が一人少なくなったことで、相手が上手くそれを利用して、相手が有利になってしまった。

    Q. 菊地→大井 交代の狙いは?
    A. 菊地が疲れていた。相手の21番梅崎選手のマークに上手くついていくことができなかった。それが上田に負担をかけていたので、上田の負担を少なくするために大井を入れたが、残念ながら退場してしまって、思うようにいかなかった。

    Q. 今日は主力がたくさん出られない中で、これは「仕方がない結果」と考えているか?
    A. 私は残念でがっかりするタイプの人間ではない。ジュビロにくる選手はそれだけ能力があるということ。選手に対していろいろ指示したりもするが、今まで(一緒に)やってきた選手のコンビネーションが欠けた部分はあるが、それは仕方がない。がっかりする気持ちには、今はなっていない。

    Q. 鈴木秀人選手が出場可能なら、今日犬塚選手がやったポジションだったのか?
    A. いいえ。鈴木はボランチ、菊地は左サイド。鈴木には21番(梅崎選手)のマークにつくということにしていた。もちろんポジションは途中で変えたりする自由も与えていた。
  • 大分トリニータ シャムスカ 監督 
  • 今日の試合は本当に大変な試合になったし、相手が強いということも分かっていた。試合自体は、互角に戦うことができたし、チャンスは我々の方がたくさん作れたと思う。相手から一時的にはリードされたが、それもなんとかひっくり返すこともできたし、けれど重要なのは、うちのの選手がいつも勝利を信じていたということ。ジュビロの方が一人退場してから、うちもまたすぐに交替を入れた。まずディフェンスの選手をはずし攻撃の選手を入れた。なぜなら、中山選手に対して、我々は2枚でよかったから。相手の素晴らしさをたたえなければならないのは、数的不利の中でも、2-3度ヒヤッとする場面を作られた。そのことは相手を称えたい。そういう相手に勝てたことは、我々にとって意味のあること。

    Q. 今日の試合での、中盤の太田選手をおさえるための指示は?
    A. もともと想定していた彼のポジションは右サイドだったので、その対策をしていたが、試合が始まったら犬塚選手が右、太田選手は中にいた。そこで、エジミウソンとトゥーリオのポジションを替えた。試合が始まって、すぐに対応した。それで、真ん中の太田選手と上田選手のところで、マークをしっかりはめること。サイドに入った犬塚選手と根本がちゃんとはまることで、ゲームが落ち着いた。
  • 中山 雅史選手 
  • 90分やれましたね。自分自信の収穫は90分まだやれるということです。
    ヘディングシュートは真正面でした。もう少しずれていたらという。。
    あそこでコースを見てというのはないので、この辺にゴールがあるという感覚では飛び込んだのですけど。
    2本目のヘディングも肩気味だったので、あそこなんですよね。次に向けて頑張ります。
  • 太田 吉彰選手 
  • ボールを足元に繋いでいるだけの場面も多く、なかなか抜けられなかったのでちょっとしんどい試合でした。(逆転して)そのままいけるんじゃないかと思ったのですが、すぐに決められてしまって、一人退場してそこから攻撃できなくなってしまった。
    今日は出来るだけ真ん中にいて、エジミウソンにマークをつくことになっていたのですが、それを意識しすぎて攻撃にそこから行く時間がかかってしまい、上がるのも距離があってしんどかった部分が多かった。
  • 田中 誠選手 
  • ポジショニングがまだ迷いがある部分があるし、マンツーマンなのかゾーンなのかという受け渡しの部分でちょっと遅れたり、有利なところで(ボールを)取られているということもありますし、そこをきっちり使い分けるというか、もうアウトボールにするならするというメリハリも必要だと思います。あとは守備に関しては巧いポジショニングをとること。マンマークに近いですから、どうしても今まではゾーン的に守れたところが、1対1の状況になると、やっぱり一人崩されるとズレズレになってしまうので、そこがまだ、ズレた時に行って空いている選手に叩かれてしまうという場面でフリーの選手ができてしまうのかなという感じはあります。
  • 犬塚 友輔選手 
  • 得点は嬉しいですが、相手の2得点にも絡んでしまったので初ゴールの喜びよりもそちらの方に悔いが残ります。
    本音は得点(でチームに貢献したい)だけど、最低限監督の要求することをやるのがプロだと思うから、それを守ってプラス(αとして)得点に絡めたらいいな、と思います。それを目指して頑張ります。
  • 茶野 隆行選手 
  • ミスがらみの失点だったし、シュート打った後のセカンドボールを相手は狙ってたのもあったので、そこの集中力を高めていかなければいけないと思う。うまくディフェンスラインで回しながら中盤にあてて、という連動性がなくバランスがよくなかった。キクと梅崎のマンツーマンでやっていたのでバランスが崩れてしまったかな。
    前半はそんなに悪くはなくて、うまく受渡しもできていたのですが、後半キクと健太郎が変わって慌ててしまった部分もあったと思います。ボールは支配していたし、最後のフィニッシュの精度を高めなければならないというのもある。気持ちでは前へ前へ行っていたのですが、結果がでなかったというのが…。そこで勝ちきるというのが本当の力だと思うので気持ちを切り替えて、冷静にやるという気持ちでがんばっていきたいと思う。あとはけが人が多いので、気をつけながらやっていきたいと思います。今日のワンちゃん(犬塚)もそうだったように、誰が出ても結果を出せるように周りも勢いづけてやっていきたいです。誰が出ても、どのポジションを与えられても結果を出さないと次はないという危機感をもってやっていかないといけない。一人一人が気持ちを強く持ってやらないと、この先ズルズル行ってしまうと思うので、ここで気持ちを切り替えてやっていかないといけないですね。
  • カレン ロバート選手 
  • いい形で攻めている時間もあったのですが、その時間帯が少なかったというのが残念です。
    前半は、役割がうまくいかず、パスが来るところの距離が遠くどこに動いたらよいのかもだんだんわからなくなってきました。
    (中山選手のプレーを見て)真似したいし、あのようなプレーをしないと90分出られないと思うので、90分出られるように中山選手のようなプレーを入れつつ、自分の特徴を出していきたいと思います。
    (ゴールシーンは)なるべく近い距離にいろと言われ、いたら中山さんのところにボールが行って目が合ったような感じがしたので、止まって待っていたらボールがきました。中山さんの落としがすごくよかったので、思いっきり振るだけで、あんなにきれいに入るとは思いませんでした。
    ここで勝てば本当に流れに乗れたと思うのですが、やはりまだ若いかなと。若い選手が責任を持ってやっていかないといけない気がします。
  • 川口 能活選手 
  • セカンドボールを拾うという彼らの狙いがはっきりしていました。そういう意味で彼らの術中にはまったかな。処理も難しかったし、結果的にそういうやられ方をしたのは非常に悔しいし、2点目、3点目はどうすることもできない状況でした。リバウンドを作らないことが今後の課題。常にそれはトレーニングでやっていて、なるべくそのようなシーンを作らないようにしないといけないのですが、グラウンド状況や気候などによっても難しくなってくるし、なるべくそのようなシーンを作らないようにしないといけないですね。

    このところリードしてからの戦い方があまり上手ではないです。2-1でリードした時点で後半25分くらいでしたし、もう少し上手く試合を運べれば勝てる試合でした。観ている人たちにはおもしろいかも知れませんが、成熟度に欠けるというか、ゲーム運びという点で大人のサッカーができていないような気がします。各選手がリードした時の戦い方を考えないといけないですね。1-0でリードされていても、2-1でリードしていても同じ戦い方になっている。僕でしたら時間を上手く使ってゆっくりするとか、FWの選手だったらサイドでキープするとかファールもらうとか、中盤の選手だったらうまくボールを回すとか。このようなゲームを続けていたら息切れしてしまいますし厳しいですね。
    これだけケガ人もいて、普段練習をしているメンバーで試合ができないのが一つの敗因だったかもしれません。