試合日程・結果2005年 試合日程・結果鹿児島キャンプ練習試合第2戦:ジュビロ磐田 vs 清水エスパルス

試合日程・結果

練習試合、親善試合  鹿児島キャンプ練習試合第2戦

試合日時:2005年02月11日(金)  13時00分キックオフ

得点ボード
ジュビロ磐田
7 4 前半 1
1 後半 0
2延長前半1
 延長後半 
2 清水エスパルス
  成 績  
  シュート  
  ゴールキック  
  コーナーキック  
  直接FK  
  間接FK  
  オフサイド  
  PK  
  • [試合時間]
  • [スタジアム]
  • [観 衆]
  • [気温 / 湿度]
  • [天候 / 風]
  • [ピッチ状態]
  • 90分
  • 鹿児島県立鴨池陸上競技場
  • 4,500人
  •  
  • 晴れ
  •  
  • [コミッショナー]
  • [主 審]
  • [副 審]
  • [第4の審判]
  • [記 録]
  • [HOME/AWAY]
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試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
崔 龍洙 前半8分[得点]
中山 雅史 前半23分[得点]
中山 雅史 前半33分[得点]
前田 遼一 前半38分[得点]
前半42分[得点] 杉山 浩太
前田 遼一 後半5分[得点]
オウンゴール 延長前半10分[得点]
太田 吉彰 延長前半17分[得点]
延長前半39分[得点] オウンゴール
メンバー表
累積警告 ポジション 番号 選手名
  GK 21 佐藤 洋平
  DF 20 大井 健太郎
  DF 27 菊地 直哉
  DF 6 服部 年宏
  MF 4 河村 崇大
  MF 7 名波 浩
  MF 11 西 紀寛
  MF 18 前田 遼一
  MF 14 村井 慎二
  FW 9 中山 雅史
  FW 16 崔 龍洙
スタメン
選手名 番号 ポジション 累積警告
黒河 貴矢 1 GK  
山西 尊裕 3 DF  
高木 和道 4 DF  
森岡 隆三 11 DF  
杉山 浩太 6 MF  
伊東 輝悦 7 MF  
澤登 正朗 10 MF  
鶴見 智美 17 MF  
佐藤 由紀彦 20 MF  
久保山 由清 15 FW  
チョジェジン 18 FW  
  MF 17 太田 吉彰
       
       
       
       
       
       
       
       
       
控え選手
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
山本 昌邦 監 督 長谷川 健太
中継レポート
  • 試合中継に関してのお知らせ
  • 今回の練習試合は45分×3本となります。つきましてはシステムの関係上、得点ボードが正しく表示されません。正確には2本目までの得点合計しか表示されません。また、リザーブ選手数が多すぎるため、リザーブ選手の枠に入りきらないため、選手交代は中継レポートの文章内でご確認ください。その他は通常の公式試合と同様に中継を致します。
  • 試合前
  • 快晴の気持ちの良い鹿児島。目の前には桜島がキレイに写り、静岡ダービーを行う最高の舞台が整った。観客席にも多くの人が見に来てくれた。試合前、両チームによるサインボール投げが行われる。そしてスタジアム外ではスマトラ沖大地震・インド洋津波災害義援金募金活動も行っている。どんなチーム状況でどんなプレーが見られるのか!?練習試合といっても負けたくない勝負が始まる。
  • 1本目15分まで
  • 清水エスパルスボールでキックオフ。清水には今期磐田から移籍した山西もスターティングメンバーに顔を並べる。清水のフォーメーションは4-4-2。山西は左サイドバックでプレーする。磐田のフォーメーションは3-5-2。リベロに菊地が入り、左ストッパーに服部、右ストッパーに大井が入り、ボランチが名波と河村、右サイドに西で左サイドに村井、トップ下が前田でツートップに中山とチェ・ヨンス。やはりこの試合は攻撃陣に注目したい!4分ゴール正面30mからのFK。チェがボールをセットし弾丸ライナーを放つがゴール上。迫力あるシュートに観客もどよめく。5分チェが起点を作り前田に繋ぐ、右の西に出しセンタリングを上げるが山西にブロックされる。6分西が右サイドからアーリークロスをファーサイドに上げる、チェが打点の高いヘディングシュートを放つがGK正面。7分清水が攻撃左サイドから攻撃しセンタリングまで行くが菊地と大井がセーブ。8分右の西からのクロスにチェが入り込みGKの前で触る。綺麗にゴールネットを揺らし先制点。やはりチェの存在は大きい!11分チェが左サイドに飛び出すと村井が中へ入り込む。ペナルティーエリア内で引っ掛けられるがノーファール。可能性あるプレー。中盤でしっかり繋ぎサイドからクロスを上げる。ゴールエリア内で勝負するジュビロサッカーがここまでは順調に出来ている。
  • 1本目30分まで
  • 最終ラインを統率するのは菊地。服部・大井と連携しながら素晴らしいラインコントロールが出来ている。名波・河村のボランチも攻守にしっかり機能している。20分左の村井からのセンタリングに中山が競り、こぼれを名波がシュート!ゴール上を越えるがチェもしっかり反応している。攻撃陣の多彩な魅力が徐々に発揮されてくる。22分名波が中盤で奪うとチェへ繋ぐ、数的優位な状況で中山へ絶妙なタイミングスルーパスが出る、中山が中へ折りかえり前田がシュートを放つがゴール上。23分左の村井からアーリークロスでゴールエリア角まで入れる。そこにチェが入り込み中山へ落とすと、GKと接触しながらシュート!2点目は中山。ジュビロのペースでゲーム進む。攻撃陣のコンビネーションが合ってくる。26分左コーナーキックを村井が蹴る。中央でチェが頭で合わしシュートを放つがファールを取れる。チェの高さ・強さ・上手さが多くのバリエーションを増やしていく。
  • 1本目45分まで
  • チェ・中山が前に張っている分、中盤にスペースが空きボールがよく繋がる。くさびに入り、当てるとサイドにはたき再び前線へ出るチェ・中山を起点に攻撃のリズムが作れる。再三裏へ飛び出すツートップの存在がこの試合効果的に出来ている。33分中盤でプレスをかけボールを奪うとすぐにチェと中山が飛び出す。チェが右で出れば中山が左へ、フリーになり強烈な右足でのシュートが決まり3点目が決まる!チェ・中山のツートップの爆発力が発揮される。38分チェがドリブルで突破、中山とコンビネーションで交わしていくとこぼれ球を前田が強烈なミドルシュート!これがゴールネットに突き刺さり4点目。40分中山が左サイドでタイミング良く裏に出る。センタリングに西がジャンピングボレー!ゴール上を越えるがおもしろい展開。42分清水のミドルシュートをGK佐藤が弾き、杉山浩太に押し込まれ失点。「4-1」残り時間が少なくなるとしっかりボールを繋ぐジュビロサッカーも出来、今日のゲーム、1本目は合格点と言えるだろう。
  • 2本目15分まで
  • 2本目はジュビロボールでキックオフ。ジュビロは右から左へと攻める。[FW]中山、チェ[MF]村井、前田、西[MF]名波、河村[DF]服部、菊地、大井[GK]松井。1分前田がボランチの位置から大きく右サイドの西へパスを出す。西がセンタリングをあげ、中山が飛び込むがあわない。
    5分名波のスルーパスに前田が1.5列目から飛び出しディフェンスラインの裏で受ける。DFとGKを切り返しで交わし最後は左足でシュート!5点目は前田!前田・チェ・中山のコンビネーションとそこに出す名波のパスが光る。2本目も変わらずジュビロのポゼッションサッカーからツートップの動き出しからサイドのクロスが入り、名波・前田の中央からの攻撃が繋がっている。西・村井、両サイドからのセンタリング精度が高いためボールを失うことが少ない。両ベンチここで動きあるようだ。ジュビロは成岡・川口・森下俊がスタンバイ。
  • 2本目30分まで
  • 18分中山に代え成岡を投入。西に代え川口を投入。名波に代え森下俊を投入。森下俊が左ストッパーに入り、服部がボランチ。成岡がトップ下で前田をFWに上げる。川口は西のポジションにそのまま入る。21分右サイドの川口がスピードにのったドリブル突破、前田とのワンツーでペナルティーエリアに入り込むがシュートまでは行けない。24分右で川口が仕掛けると中で成岡がフリーになる。チェへパスを送りそのタイミングで前田が飛び出す。繋がらなかったが流れのある展開。ベンチで西野が準備する。代わるのはチェ・ヨンス。スタッフと握手をし、スタンドから拍手が沸き起こる。27分左サイドから村井が独特のリズムでドリブル。センタリングに西野が飛び込む。センタリングの精度が高い!29分川口が右から突破しセンタリングに成岡が合わせる。川口のスピードもやはり武器。30分村井に代わり太田を投入。太田が右に行き、川口が左に変わる。
  • 2本目45分まで
  • 32分右の太田からそして左の川口からと両サイドからクロスボールが上がりチャンスを作る。今年のポイントはサイドからの攻撃。そしてツートップの飛び出しだろう。33分河村に代え船谷を投入。そのままボランチへ入る。35分服部に代わり上田が入る。キャプテンマークを菊地に渡す。37分川口からサイドチェンジで右の太田へ、センタリングに西野が入るこぼれを川口がシュート!39分若くなったメンバーに少しずつズレが生まれる。ディフェンシブになるジュビロ。グラウンドの周りを先発組みがダウンでジョックしているメンバーに山西も入っている。違和感なく中山と話をしながらランニングをしている光景にジュビロファンも嬉しくなる。43分清水に右から崩されセンタリングをフリーでヘディングシュートされる。大井・菊地・森下俊のDFにGK松井の頑張りに期待したい。このメンバーの成長がこれからのジュビロ、今年のジュビロを支えていくはず。ここで2本目終了。
  • 3本目15分まで
  • 清水ボールでキックオフ。ジュビロは左から右へと攻める。0分右サイドからドリブルで進入されるも、シュートを打たせずクリアするが、クリアボールを直接ミドルシュートを打たれるが大きくはずれる。3本目のメンバーはGK八田DF森下俊・森下仁志・松下MFボランチに船谷・成岡・右に太田・左に川口トップ下に上田。FW西野とカレン。10分カレンのシザースフェイントからドリブル突破し成岡がトラップで交わしセンタリング、西野が飛び込んだところに相手が焦りオウンゴールで6点目。14分太田が右サイドでチャンスを作りCKを奪う。
  • 3本目30分まで
  • 17分太田が右サイドから中へ切り込みDFが寄ってきたところで西野とワンツー綺麗にDFラインの裏へ抜け出しGKと1対1。冷静に流し込み7点目。23分中村 豪から右サイドの太田へパスが出る。太田からのクロスに西野が飛び込むが、ミートせず。25分成岡が相手への危険なチャージで警告。27分成岡が足を引きずりながら、岡本達也と交代。
  • 3本目45分まで
  • 30分右サイド太田からのクロスは跳ね返されるが、川口が拾い、中に切れ込みシュートを放つがキーパー正面。31分藤井貴が入る。35分船谷から縦に長いボールが出て、キーパーがペナルティーの外まで飛び出し、西野とヘッドで競るが、こぼれ球を拾えず。37分和田に左サイドを完璧に突破され、早いクロスを入れられるが、なんとか八田がキャッチする。この時間帯は前線でボールが収まらず、何度もカウンターを受ける。
    39分カレンから岡本へパスがでて、ペナルティー内で左足シュートを放つがキーパーに防がれる。43分エスパルス鈴木が左サイドから切り返し、クロスをあげたボールが間近にいた松下の頭にあたり、なんとオウンゴール。
    エスパルスの前田に警告。45分ロスタイムなしで、試合終了。トータルスコア7-2で見事な勝利を飾る。
選手、監督コメント
  • 山本 昌邦監督 
  • 「点差はともかく、われわれの、新しい目指す形というのは少し見えてきてるんで、そういうものの積み上げをこれからしっかりとやっていこうと思っています。コンディションがずっと厳しい中で頑張ってきたんでね、少し体が楽になると思いますんで、これから戦術の積み上げをしっかりとしたいと思います。」
    ―中山と崔の2トップの得点能力が高いと感じたが
    「昨年の反省はシュートが少ないことだし、点も少なくなってしまっていますんで、シュートの本数、そしてサイドからのボールに対して中の決定力っていうのがどうしても足りなかったんで、あのコンビは非常にサイドからの攻撃に対して、ゴール前の強さっていうのは発揮できるコンビなんで、得点力は、まあ新しい形としてしっかりと、積み上げていきたいと思います。」
    ―そのへんは新しいジュビロの形とは、サイドの崩しがポイントか?
    「何度も言いますけど、得点の3大要素っていうのは、まあサイドの崩しとやはりダイレクトプレーとそしてリスタートというところで、両サイドの動き出しとしては、非常に、村井の加入もあって、バランス良くなりつつあるなと手応えは感じています。」
    ―逆に今後徹底していくことは?
    「修正しなきゃいけないことだらけですけど。1試合を通してイーブンの状態でやれるだけのスタミナもそうですしDFラインがね、代表でかなり抜けているんで、その辺のコンビネーションっていうのもこれからだと思いますし。さらに、点差は点差として、プレーの一つ一つをみるとやはりまだまだ上げていかなければいけないということも浮き彫りになってきたんで、その辺をしっかりと修正していきたいと思います。」
    ―相手チームの印象は?
    「今日のゲームは、エスパルスさんの方はキャンプの一番最後で、本当に疲れていたと思いますんで、これから本番はまた違った形での戦いになると思いますんでね。静岡のサッカーをエスパルスとわれわれで更に盛り上げられたら良いなと思います。こういう機会に、鹿児島というところでやれたことをすごく嬉しく思います。」
    ―2得点の中山 雅史の評価
    「動きは、コンディションも、チームのスタートからしっかりと上がってきていますんで、その結果が出たんじゃないかと思います。」
    ―起用法は?
    「まだ今日のゲームの目的は、選手にも伝えたんですけど、コンディションを上げようということで、ゲーム勘をとり戻すことと、ゲームを通じてゲームのコンディションを上げていこうということを目標にしているんで、中のコンビネーションというのは揃ってから更に煮詰めなきゃいけないことはたくさんあると思います。」
  • 長谷川 健太監督 
  • 「伊東の右サイド起用は、不慣れな部分があって、なかなか彼本来のプレーができなかったというのもあると思いますけど、ただいろんな形のオプションの中で、伊東が右サイドバックに入るということも想定してこれから戦っていかなければいけないと思いますし。長いシーズンですし、枠が16名という枠しかないので、その中で今日はテストということでやりましたけど。やっぱり高さ的とかそういう部分に関しては若干不慣れな点はあったと思いますけど、こういう風に1回経験すればシーズンの中で上手く、彼の能力をもってすれば順応してやってくれるんではないかなと思っていますけどね。」
    ―攻撃という面で期待は?
    「攻撃という面よりも、一旦どっかのタイミングで伊東にはあのポジションには慣れてもらいたいという思いがありましたんで、今日はあえて右で先発しました。」
    ―(今日でキャンプ最終日)キャンプ全体を通しての収穫は?
    「けが人がそんなにたくさん出なかったんで、最後の結果がもっとスッキリした形で終れたら一番良かったと思うんですけど。ただ、スケジュール的にはすべて順調にこなすことができたという風に思っていますんで、こういう結果の借りはシーズン入ってから返していきたいなと思います。」
    ―まだ試していきたいことは?
    「これで最後のテストが終ったと思っていますんで、残り3試合ありますけど、それはもうシーズン開幕に向けてチーム作りをしていきたいと思っています。」
    ―動き出しの速さ、サイド攻撃に関しては?
    「なかなかいい形ができなかったと。チョジェジンが代表から戻ってきて、そういう戦術的なことをやる前に韓国の方に行きましたし、そういう意味ではなかなかFWと2列目のコンビネーションというのは合わなかったのかなと。ですからこれも、静岡に帰ってですね、もう一度詰め直す必要があるのかなという感じはしています。」
    ―今日は出られなかったけど、チェテウクとチョジェジン、2人のコンビネーションには何を期待しているか
    「チェテウクに関しては、非常にスピードがある選手なんでね、彼をどういう形で使っていくかはこれからしっかりと決めていきたいなと思っていますし、彼の能力という部分と日本人の選手の能力というのを上手くプラスして、破壊力のある攻撃を仕掛けていきたいなと思っています。」
    ―4月2日という早い段階でジュビロ戦うが?
    「そのときにはもっときちっとした形で試合をしたいとは思っていますし、あくまでも照準は3月5日の開幕戦だと思っていますんで、ぜひ期待して下さい。」