試合日程・結果2004年 試合日程・結果2004 J1 2nd 第5節:ジュビロ磐田 vs 鹿島アントラーズ

試合日程・結果

Jリーグ試合中継  2004 J1 2nd 第5節

試合日時:2004年09月18日(土)  15時06分キックオフ

得点ボード
ジュビロ磐田
4 4 前半 1
0 後半 3
4 鹿島アントラーズ
0勝1分3敗4得点9失点 勝点1順位15 成 績 2勝0分2敗6得点6失点 勝点6順位8
9 シュート 13
7 ゴールキック 7
5 コーナーキック 8
18 直接FK 19
2 間接FK 4
2 オフサイド 4
2 PK 1
  • [試合時間]
  • [スタジアム]
  • [観 衆]
  • [気温 / 湿度]
  • [天候 / 風]
  • [ピッチ状態]
  • 90分
  • 静岡スタジアム エコパ
  • 28,679人
  • 25.5℃/75%
  • 曇のち晴 / 弱風
  • 全面良芝 / 乾燥
  • [コミッショナー]
  • [主 審]
  • [副 審]
  • [第4の審判]
  • [記 録]
  • [HOME/AWAY]
  • 滝 弘之
  • 上川 徹
  • 柴田 正利 / 名木 利幸
  • 村上 伸次
  • 小林 春樹
  • HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半2分[得点] 鈴木 隆行
福西 崇史 前半18分[得点]
前半18分[警告] 鈴木 隆行
藤田 俊哉 前半22分[得点]
福西 崇史 前半24分[警告]
中山 雅史 前半42分[得点]
河村 崇大 前半43分[警告]
前田 遼一 前半44分[得点]
前田 遼一 前半44分[警告]
前半44分[警告] 金古 聖司
後半7分[交代] 本田 泰人(in) ← 石川 竜也(out)
福西 崇史(out) → 菊地 直哉(in) 後半16分[交代]
前田 遼一 後半19分[累積警告/退場]
名波 浩(out) → 成岡 翔(in) 後半27分[交代]
後半27分[交代] 深井 正樹(in) ← 野沢 拓也(out)
後半29分[交代] バロン(in) ← フェルナンド(out)
服部 年宏 後半29分[警告]
後半30分[得点] 鈴木 隆行
後半35分[得点] 金古 聖司
後半39分[得点] 鈴木 隆行
藤田 俊哉(out) → 森下 仁志(in) 後半44分[交代]
メンバー表
累積警告 ポジション 番号 選手名
  GK 1 佐藤 洋平
DF 2 鈴木 秀人
DF 5 田中 誠
  DF 14 山西 尊裕
  MF 4 河村 崇大
  MF 23 福西 崇史
MF 6 服部 年宏
  MF 7 名波 浩
  MF 10 藤田 俊哉
  FW 18 前田 遼一
FW 9 中山 雅史
スタメン
選手名 番号 ポジション 累積警告
曽ヶ端 準 21 GK  
内田 潤 17 DF
金古 聖司 3 DF
大岩 剛 4 DF  
石川 竜也 22 DF  
フェルナンド 16 MF
中田 浩二 5 MF  
小笠原 満男 8 MF
新井場 徹 7 MF  
鈴木 隆行 30 FW
野沢 拓也 25 FW  
  GK 12 岩丸 史也
  DF 27 菊地 直哉
  MF 15 森下 仁志
  MF 19 成岡 翔
  FW 26 西野 泰正
       
       
控え選手
小澤 英明 1 GK  
本田 泰人 6 MF
青木 剛 24 MF  
深井 正樹 11 FW  
バロン 18 FW  
       
       
鈴木 政一 監 督 トニーニョ セレーゾ
中継レポート
  • みどころ
  • 2004.2ndステージ第5節。会場は静岡スタジアム・エコパ!相手は宿敵・鹿島アントラーズ。両チームともなかなか調子が上がらないが、この試合に挑むモチベーションが普段とはまた違った意識がある。ジュビロは監督の交代でこの1週間、チーム再生をテーマに練習を行ってきた。まず守備、そしてバランスを整えてきたトレーニング。その中にもしっかりとしたアントラーズへの対策もあった。まずは内容が大事なこの試合だが一番の薬は得点であり勝利である。少しのズレをどう修正してくるか今日のゲームのみどころとなる!ピッチコンディションが一度大雨が降り今は曇り。湿度が高く蒸し暑いがボールは良く走りそうだ!ボールそして人が動くアクションサッカーがどこまで出しきれるか!?キーマンは久しぶりの先発となる中山・河村。そして先週は出場停止で休んでいた福西といったところ!ゴンゴールが出れば今日は結果も出る!ジュビロらしい形を今日は存分に発揮してくれるはず!歓喜ある試合を!
  • 前半15分まで
  • 太陽も出てきたエコパスタジアム15:05キックオフ。1分中山が前線でボールをキープし起点を作る。しかし2分、鈴木隆行に一瞬の隙をつかれ失点。悪くない立ち上がり、不運な失点。4分前線で名波が激しくチャージ。ファールになるが高い位置でプレスがかかる。5分右の河村からのセンタリングに中山が頭で飛び込む。ファールになるが形ある展開。7分田中のクリアーミスも佐藤がカバー。7分福西→名波→河村→前田と繋がるがオフサイド。9分新井場から小笠原のヘディングシュートが佐藤の正面。10分前田が頭で流し名波が飛び出す。中山が起点になるが倒される。鈴木監督がベンチ前に出て行き指示を出す。12分中山が倒され右45度、25m付近からのFK!キッカー名波ゴール前に合わせる。混戦のところをこぼれ球がゴールに流れるが惜しくもゴール右に外れる。形は今までよりも出来ている。
  • 前半30分まで
  • 17分右の河村からクロスボールが入る。前田が反転してゴールに向かうがGKのカバーにセーブされる。18分前田がオフサイドラインギリギリで飛び出すとセンタリング、中山が倒されながら粘り、こぼれ球を福西!貴重な同点ゴールが出る!スタジアムは一気にジュビロムード。20分名波のプレス、河村のプレス、今までよりも前からプレスがかけられるようになっている。21分左からのコーナーキックをフェルナンドがハンドのファール。PKを獲得。蹴るのは藤田。ゴール右に蹴ったボールをGKに触られるがボールはこぼれる、しっかりラインを割りゴール!追加点は藤田のPK!両チームには珍しい、ゴールラッシュ。24分ゴール正面、30mから小笠原が弾丸ライナーのシュート!しかしこれは佐藤が弾きゴールは許さない。25分鈴木が相手の肘が目に入りコンタクトレンズはずれてしまう。26分藤田・名波・前田でトリックな連携プレーを見せる。攻撃に流れが出てきた。29分服部がグラウンドの中央で首を押さえ倒れる。一度ボールを外に出している間にベンチ前で福西・名波・河村が鈴木監督から指示を受ける。
  • 前半45分まで
  • 30分右からのCKを名波が蹴る。中央で福西と大岩が競り合うがボールはゴール左へ流れていく。31分服部が再び鈴木隆行の肘を顔面に受け倒れる。33分名波→中山→藤田と繋がるがシュートまではいけない。33分左の新井場からのセンタリングにフェルナンドがフリーでヘディングシュート!しかしこれはGK佐藤の正面。危ない場面。35分右コーナーからアントラーズのFK。小笠原から中田がフリーでヘディングこれはボールが流れる。センタリングからの中央でのマークをしっかりしたい時間帯。37分服部のディフェンスから中山に繋ぐ、体を張ったプレーで逆サイドの前田までボールを蹴るがとどかない。39分福西を起点のボールを左右に振り分ける。ボールキープ率も上がっていく。前半終盤、徐々に相手のミスも目立ってくる。40分中山を起点に名波が繋ぎ、逆サイドの藤田が仕掛ける。思い描いている形がすこしづつ出来ている。41分河村が右で基点になると逆サイドの藤田へ。藤田からのセンタリングに中山が中央で頭で合わせゴール!!!!!ゴンゴール炸裂!大きな大きな中山雅史のゴールが決まり、スタジアムが盛り上がる。43分鈴木隆行のボレーシュートはゴール右に外れる。44分中山が起点を作ると前田が仕掛ける。こぼれたボールを藤田がつめるとファールの判定。再びPK。キッカーは前田。しっかり決め、ベンチにいる控え選手も肩を組み喜ぶ!前半だけで4-1。
  • ハーフタイムコメント
  • 鈴木 政一監督
    ボールに対してマーキングを厳しくいこう。全体のバランスを考えてプレーしていこう。

    トニーニョ セレーゾ監督
    まず気持ちを切りかえて戦うこと。1点を返し、リズムを作っていこう。冷静に落ちついて一つ一つのプレーを正確に。結束して最後まであきらめず戦うこと。
  • 後半15分まで
  • 少しずつ暗くなってきたスタジアムに照明がつき始める。メンバー交代はなし。リズムが出てきたジュビロがその流れをキープして後半へ。後半も引き続き中山が前線の高い位置でボールを受け、起点を作る。5分中山がDFを背負いながら反転。中にいる前田が反応するがGKに防がれる。ディフェンス面も服部を軸に高い位置でプレスをかける。7分左に出た名波からセンタリング。中山・前田が飛び込むがCKに逃げられる。鹿島が交代、石川に代わり本田を入れる。8分ペナルティーエリア内に入る手前で福西が空中戦を制しファールを奪う。10分田中がインターセプトからオーバーラップ、藤田に預けそこから中山へ。11分には服部のロングボールを名波が切り返し、そのままセンタリングする。藤田が足を伸ばしシュートまで行こうとするがとどかない。13分野沢のオーバーヘッドも佐藤がセーブ。14分服部が大きくボールをクリアーするとそのボールを中山が最後まで追う。15分福西から右の河村へスルーパス。CKになるが良い展開。
  • 後半30分まで
  • 16分福西に代え菊地を投入。そのままボランチに入る。前線から中山が激しくプレスそして服部が中盤でプレス。このエリアでほとんどのボールが奪えている。攻守のバランスも良くなっている。19分中山の折り返しから前田がゴール前に飛び込む。この時、前田が手でボールを止めたと判定されファール。2枚目のイエローとなり対場処分となる。前田は信じられない表情、そして悔しさから頭を抱えピッチを後にする。しかし前田の活躍にスタジアムからは拍手。21分からは中山のワントップという布陣となる。23分服部が小笠原へプレス。一度ボールは流れても最後まで追う。今日の服部は水を得た魚のように生き生きしている。ジュビロの生命線が戻った。中山のワントップのサポートには名波と藤田が飛び出す。その空いたスペースに菊地が押し上げる。26分成岡がユニフォームに着替える。鈴木監督の指示を受けタッチラインに立つ。鹿島の交代、深井が野沢に代わって入る。成岡は名波に代わり投入される。前線での運動量とポジショニングに気を遣う。29分ゴール前で服部が体を使いディフェンスしたところでファールの判定。アントラーズのPKとなる。この間にフェルナンドに代わりバロンが入る。PKのキッカーは鈴木隆行。佐藤の反応とは逆をついた冷静なゴールを決められ残り15分で2点差。
  • 後半45分まで
  • 32分左サイドから小笠原のFKに鈴木隆行が飛び込む。危ない場面。33分バロンの頭に合わせ折り返しを狙う作戦の鹿島に田中がカバーする。バロンの頭に合わせる攻撃パターン。そこで鹿島のCK。ニアで金古に頭で合わせられ。失点。1点差となる。36分中山がGK曽ヶ端と競り合いボールはゴールの方向へ。中山が前線から追いかけ続けるが徐々に体力が消耗していく。38分鹿島は両サイドからどんどんボールを上げてくる。CKからバロンが飛ぶがファールの判定。厳しい時間帯。鈴木隆行が突破すると鈴木秀人を切り替えしで交わしシュート!これが決まってしまう。残り5分で同点。40分成岡のクロスに中山がワントラップからシュートを放つがミートしない。ひとり少ないジュビロ、ここからが勝負。鹿島のCKも河村がニアで弾く。攻撃は中山が最後までボールを追うがその後が着いていけない。43分鈴木隆行を藤田が倒してしまいFK。ゴール右45度から小笠原が蹴る。中で中田が合わせシュートはゴールバー直撃。危な過ぎる場面。ロスタイムは3分。藤田が左サイドから強引にドリブル。右足でシュートを放つがGK正面。中山が前線でキープし、成岡が飛び出すがオフサイド。最後、藤田に代わり森下が入る。左から森下がセンタリング中山に合わせるがとどかない。ラスト、菊地がスライディングでカットすると前線へ。成岡がドリブルからシュートまで行くがゴールマウスを捕らえられない。ここで試合終了。形が見えたが結果は4-4のドロー。しかし確実にジュビロサッカーは戻りつつある。次節は勝ち点3を奪う!
選手、監督コメント
  • 鈴木 政一監督 
  • この1週間の中で、意識改革をしてスタートした。特に、両サイドと中盤の動きを徹底的にやってきたことが、うまく出た。特に、前半はボールがないところでのプレーの動き出しという点で、素晴らしくよくなって大量点がとれた。しかし、後半は、今季ここまでのマイナスの面、体力面も含めて、ディフェンス面で選手が浮き足立つという面が出てしまった。次は、勝ち切りたい。
    (前半終わって行けると思いましたか)
    体力的な部分で、どこまでやれるかとそれだけを考えていた。順調にいったら、中山をさげて西野を出す予定だったが、前田の退場で、チームとしてどう戦うかという部分で誤算がでてきてしまった。攻撃の組み立てや、展開、スペースをどうつくるかというのは、大分できている。福西は、後半動きが鈍くなっていて、(チェックに)いかないといけないところで服部や秀人(鈴木)に負担がかかっていたので交替したが、右足ふとももに違和感があったようだ。やはりそういうことだったのかと思った。中山は、最後までよくがんばってくれた。
  • トニーニョ セレーゾ監督 
  • 相手、この展開、アウェー。すべてを考えれば、素晴らしい勝利だったといえるだろう。こういう緊迫感のある戦いは、前半10分くらいでハイペースになって、1~2人息があがり、少しドタバタする時間があるものだが、今日は、一気に4~5人がバタバタしてしまった。足がとまってしまい、前半はああいう試合になってしまった。ジュビロは監督が交替して、非常に攻撃的だった。しかし、我々は前節は2点差を逆転し、今日は3点差を追いついた。この粘りを見てもらえばわかるように選手たちは能力の面では素晴らしいものを持っているけど、精神的なもの、意識的なものに問題がある。これは、神様からの忠告だ。このまま運だのみで何もしなければ、とんでもないことが起こるという忠告だ。このままだといけない。こんな奇跡的なことは2回起こっても3回は起こらない。気をひきしめなければいけない。
  • 福西 崇史 
  • 前半みたいなサッカーができれば大丈夫じゃないですか。
  • 河村 崇大 
  • 一点入れられたからといって、別に焦ることもなく、いい形はできていたのでいずれ点は取れるだろうという自信はありました。(最近)試合にでてなかったんですけど、バランスさえよければ上手くいくと思ってたので、そこだけを考えながらやった結果。みんなわかってるので、そこだけを気をつけてやればいいと思ってました。
  • 菊地 直哉 
  • (交代時の指示は?)プレッシャーが遅くなってきてたので、自分がアグレッシブにいって欲しいっていうのと、カワム(河村)さんをもっと動かせっていうのがありました。自分が入ってからリズムが少し崩れてきたので、まだまだ差があるなっていう気がしますし、それをどうこれから埋めていくのかということ。もう一度あった失敗を繰り返さないようにしたい。
    (入ったときに点差はありましたけど、守っていこうという感じでした?)
    いや、まだ退場する前なのでそんなことはありませんでしたけど、ちょっとづつボールへのプレッシャーが遅くなってきてたんで、自分がっていうのが監督に言われていたことだったので、どんどんもっといければ良かったですけど。
    (今日は結果はでませんでしたがチームは変わりました?)
    そうですね。チーム全体が少しづつ変わってると思うので、これを90分続けれるようにっていうのをやると思います。
  • 中山 雅史 
  • 混乱せずにどう戦うべきかというのが、1人1人が強い意識と状況判断ができないといけませんね。相手はかさになって攻めてきますし、放り込んできますし、それをいかに跳ね返すか。そこでいなすぐらいの落ち着きが必要だと思いますね。
  • 名波 浩 
  • 後半前田が退場するまでほぼパーフェクトなゲーム展開だったと思うし。やっぱりジュビロだなという勝ち方をしたいと思うし、これから10試合あるので、目指していきたいなと。正直11連勝狙ってたけど、それができなかったので、目標を軌道修正しなきゃいけない。4-1から守れないんだからまだまだだと思う。
  • 成岡 翔 
  • (入る時の指示は?)
    1人少なかったので、中だけは固めて外に追い込んでから寄せていこうという意図はありました。別に気がゆるんでいたわけではないんですけど、厳しいですね。僕は名波さんとちょっと違うし、捌くほうではなくて、裏にでて溜めてから捌いてという、走り込みが得意なんで、最後2本だけあったんですけど、ああいうのを増やして行ければ。でも1人少なかったのできつかったですけど。
    (チームの調子はあがってきている?)
    出来としてはすごいいいと思うんで、後は最後きっちり勝って終わるということだけだと思います。
  • 田中 誠 
  • 勝ち試合を落としたような感覚。4-1ということで、後半もこういうサッカーを続けて1,2点もう一回取って楽にしようという形ではいたんですけどね。10人になって、流れが変わってしまった。みんな動いてくれるし、ゴン(中山)さんと(前田)遼一が裏に抜ける動きが増えたので、そこをやっぱり狙って相手のラインを下げさせるというのが今日はほんと上手くいったと思います。