試合日程・結果2003年 試合日程・結果第83回天皇杯全日本サッカー選手権大会4回戦:ジュビロ磐田 vs アルビレックス新潟

試合日程・結果

   第83回天皇杯全日本サッカー選手権大会4回戦

試合日時:2003年12月20日(土)  13時00分キックオフ

得点ボード
ジュビロ磐田
4 2 前半 0
2 後半 0
 延長前半 
 延長後半 
0 アルビレックス新潟
  成 績  
18 シュート 6
6 ゴールキック 12
10 コーナーキック 1
20 直接FK 23
4 間接FK 5
3 オフサイド 5
0 PK 0
  • [試合時間]
  • [スタジアム]
  • [観 衆]
  • [気温 / 湿度]
  • [天候 / 風]
  • [ピッチ状態]
  • 90分延長30分PK
  • ジュビロ磐田スタジアム
  • 5,812人
  • 5℃ / 43%
  • 晴 / 強風
  • 全面良芝 / 乾燥
  • [コミッショナー]
  • [主 審]
  • [副 審]
  • [第4の審判]
  • [記 録]
  • [HOME/AWAY]
  • 玉井 朗
  • 長田 和久
  • 武田 進、二俣 敏明
  • 田尻 智計
  • 今村 洋一
  • HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
グラウ 前半7分[得点]
グラウ 前半21分[得点]
服部 年宏 前半26分[警告]
前半44分[警告] ファビーニョ
川口 信男 後半6分[得点]
後半10分[交代] 森田 浩史(in) ← 三田 光(out)
後半10分[交代] 船越 優蔵(in) ← 鈴木 健太郎(out)
後半19分[警告] 栗原 圭介
川口 信男 後半24分[得点]
名波 浩(out) → 成岡 翔(in) 後半24分[交代]
グラウ(out) → 中山 雅史(in) 後半28分[交代]
後半30分[交代] 末岡 龍二(in) ← 深澤 仁博(out)
前田 遼一(out) → 西野 泰正(in) 後半34分[交代]
後半41分[警告] 森田 浩史
メンバー表
累積警告 ポジション 番号 選手名
  GK 28 佐藤 洋平
  DF 2 鈴木 秀人
  DF 5 田中 誠
  DF 14 山西 尊裕
  MF 13 川口 信男
  MF 4 河村 崇大
  MF 6 服部 年宏
  MF 11 西 紀寛
  MF 7 名波 浩
  FW 18 前田 遼一
  FW 8 グラウ
スタメン
選手名 番号 ポジション 累積警告
野澤 洋輔 21 GK  
三田 光 19 DF  
高橋 直樹 14 DF  
丸山 良明 2 DF  
鈴木 健太郎 35 DF  
山口 素弘 8 MF  
秋葉 忠宏 6 MF  
栗原 圭介 7 MF  
ファビーニョ 9 MF  
深澤 仁博 23 FW  
上野 優作 11 FW  
  GK 12 山本 浩正
  DF 27 菊地 直哉
  MF 19 成岡 翔
  FW 26 西野 泰正
  FW 9 中山 雅史
       
       
控え選手
前田 信弘 20 GK  
新井 健二 13 DF  
末岡 龍二 16 MF  
森田 浩史 24 FW  
船越 優蔵 28 FW  
       
       
柳下 正明 監 督 反町 康治
中継レポート
  • みどころ
  • 天皇杯4回戦、ジュビロ磐田スタジアムで13:00キックオフされる。相手は来期からJ1昇格を決めたアルビレックス新潟。スタジアムには早くもオレンジのサポーターが詰め掛けている。応援バス25台以上で駆けつけたサポーターの迫力は凄まじい。しかし、ホームはジュビロ!ゴール裏そしてピッチサイド、メインスタジアムからジュビロコールが響く。今日の気候は晴れ、しかし気温が低い。今朝、磐田でも雪がチラチラと降ったほど冷たい風が吹いている。メンバーはFW西野のところグラウが入った他は前回3回戦と同じ。注目は新潟出身の川口の調子が上がっているところ!川口のセンタリングからグラウがゴール!そして最後は中山がゴールというシーンが見られれば不安はない。来期へ向けても新潟には絶対に負けられない。
  • 前半15分まで
  • 新潟ボールでキックオフ。ファーストシュートは新潟。そして、その直後グラウが飛び出す。2分名波のFK。中で前田が合わせようとするがシュートできず。2分服部が挨拶代わりのミドルシュート!強烈な弾道はゴール左隅に飛ぶがGKにセーブされる。6分西が前線から厳しいチェックに行く!7分前線で前田が粘り相手ボールを奪う、ワンフェイントで交わしグラウへパス。グラウが正確にシュートを決め、先制点。パフォーマンスはサックスブルーのサンタ帽子をかぶりおなじみのポーズ。9分河村のミドルシュートはゴール上を越える。11分フぁビーニョの基点から新潟がシュートまで行くがゴールマウスへは飛ばない。12分GK前に上野が入り込むが、佐藤が判断良い飛び出しでセーブ。13分河村→名波→前田→川口と繋ぎセンタリング。惜しくもシュートまで行かないが良い展開が続く。
  • 前半30分まで
  • 17分河村のスローから前田が落としセンタリングにグラウが飛び込む。ここまでジュビロは名波を中心に中盤でよくパスが回る。そして前田&グラウの動き出しが素早くリズムが良い。早い時間の追加点が欲しい展開。21分前田のセンタリングを相手DFが処理にてこずる、そこを逃さなかったグラウがゴール!貴重な2点目を奪う。こうなると3点目も前半のうちに欲しい!24分川口→名波→川口で崩しにかかる。25分ゴール正面30mのFKを山西が直接狙うが壁に当たってしまう。27分左の深澤からのセンタリングに上野が飛び込むが田中がしっかりマーク、フリーでは打たせない。今だジュビロペースは変わりない。
  • 前半45分まで
  • 32分河村の速いチェックから前田のミドルシュート!攻守の切り替えが速くジュビロはよいリズム。36分服部→前田→服部→グラウと速いパスが通る。37分鈴木がボールを奪うとそのまま前線の前田へ。オフサイドになるがよく見えている攻撃。38分川口がコーナーキックを奪う。右から西が蹴る。39分中盤で鈴木&西&河村でプレスをかけ速い切り替えで川口のドリブル突破。ペナルティーエリア内で倒されるがノーファール。44分またも川口がスピードで突破!新潟は思わずファール。前半はジュビロのペースでゲームが進む。
  • 後半15分まで
  • 交代なしで後半スタート。1分河村のロングフィードからグラウが突破。中央の前田に折り返すがシュート打てず。3分グラウと前田が2人で崩しに行くがシュートまで行かない。5分西がドリブルで上がり名波へパスそこから右の川口に展開される。折り返しに名波がミドルシュートを放つがゴール上を越える。6分名波→前田→そして川口が落ち着いたシュートでゴール!3点目は川口の右足。ここで新潟が動いた、船越&森田を投入!12分新潟FKいきなり船越の長身に合わせてきた。危険な高さ。
  • 後半30分まで
  • 19分新潟FK、ジュビロDFが体を張りマークにつく。20分相手DFのクリアーミスを前田が拾いグラウ→名波でシュート!しかしGK正面。西が右サイドでボールを持つと川口が縦に走り出す。センタリングにグラウが触り名波がタメを作ると西が飛び出す。シュートはゴール右に外れるがおもしろい展開。23分川口が長い距離走るとそこからセンタリング。ファーサイド、フリーでグラウがダイビングヘッドするがGKのファインセーブ。24分川口がミドルレンジから思い切って放ったシュートがDFに当たりコースが代わりゴール!貴重な追加点。24分名波に代えて成岡を投入。26分西→前田→成岡シュート!27分成岡から左の西にボールが出る。相手の股を通したラストパスでグラウがシュートを放つがGKのファインセーブ。28分ここでグラウに代え中山投入。
  • 後半45分まで
  • 33分前田に代え西野を投入。35分川口→成岡で右サイドを崩しコーナーキクを奪う。37分右からのセンタリングに西・西野・中山が飛び込む。39分成岡から西に、ドリブルから中山へクロスボールが入る。ダイレクトで西野に合わせるが通らない。40分中山がヘディングで流し西がコントロール再び中山に戻しシュートを打つがゴールならず。42分鈴木が相手FWと接触。顔と頭がぶつかり、そのままタンカで外に出される。心配な状態。全ての交代カードを使っているジュビロは10人で続行。44分ゴール左からFK、西が蹴る。惜しくもゴール左に外れる。ロスタイム2分。鈴木が頭にテーピングを巻きグランドに戻ってきた。ロスタイム中山が基点を作りフリーの西がシュート。ここで試合終了!しっかり勝ち23日の準々決勝進出を決める。
選手、監督コメント
  • 柳下 正明監督  
  • 前半の立ち上がりから切り替えも早く奪われてからも相手に対してプレスを厳しくいけて、奪ってからも動き出しが早く出て、非常にいいゲームをやってくれました。
    時間帯ももいいときに点数が獲れたんで、非常に自分たちのペースで今日はゲームを運べたと思います。
    90分間全員で集中してプレーしてくれたんで次にも繋がると思います。

    (今日の対戦相手に対して印象は?)
    今日は風もかなり強くて前半すごく難しかったと思います。
    早い時間帯にこちらが点数取ったんで、向こうからしたら早い段階で点数をとられたので、中々リズムが掴めなかったのだと思います。
    ただ、J2とか先日のゲームみる限りでは非常に全員が守備の意識が高く、奪ってから早い攻撃をするという印象はありました。

    (前半、早めにハイペースで入りましたけども、意図的に早めに勝負を決めようと思ったのですか?)
    早めにというよりはスタートから100パーセントのプレーをしようと思ってウォーミングアップを集中してやっていたので、シーズン中と同じ精神状態でやれた結果だと思います。
  • 反町 康治監督 
  • ちょっと早いんですけど、いいクリスマスプレゼントいただいたかなっと思っています。
    何がクリスマスプレゼントかというと、次のシーズンに向けて非常に考えさせられたゲームだなと感じました。
    狙いを持ってやったんですけども、ささいなミスでリズムを完全に壊してしまった。それは単なるひとつのシーンだったのですが、
    それ以外のところでもやっぱりはたから見ても判断の早さ、パスのスピード、玉際の争い、ボールを収めるときに収める力、そういうところがこの4点に大きく集約されてるかなと、失点したシーンだけ見ればポコポコって入ったりするシーンでシーン的にはそんなにやられたという印象はないんだけども、ただこの4点がその大きな差を示してるのかなと考えて、これから一ヶ月したらまた新しいシーズンを立ち上げるわけですけども、いい薬にできればいいかなと思いました。
    遠路はるばる新潟は雪みたいなんですけども、遠くから最後まで勝負が決まったなというのはわかっていながらも、でも最後まで声を出して、最後挨拶した時も来年もがんばれよと声をかけていただいたサポーターには深く感謝したいです。
    (ベテランそろいの新潟には伸びる余地はないといわれますが、それはどう思いますか?)
    J2でやってるがためにJ2の池にどっぷりはまってしまったというところで、それが普段の習慣にはまってしまったということで
    今度はJ1の池に飛び込むわけですからそこはやっぱり個人の課題としてまたトレーニングの課題として、例えば今やってるグリッドをもっと狭くしてもっと狭い中でボールのポジションのトレーニングをする等をして解決していくしかないと。ただ、それは選手が一番わかってるわけですよ。それは意識をもった中でやっていかなきゃいけないと感じました。
    スターティングメンバーを見て感じたのですが、チームの歴史を考えた場合に相手のメンバーの経歴をみると、高校卒業生が9人いるわけですよ。こういう中ですぐにプロのチームに入って代表クラスの人たちと練習することが、判断の早さとかそういう意識が高くなるじゃないかと感じました。つまり新潟はまだそういう環境じゃないのもあるが、J1、J2でチャンスがなかった選手が集まってやってる中ではベテランの選手が多くなるのは必然であって、チームとして会社としての捕らえ方っていうのはこれからの歴史ってことですよね。
    ジュビロはすごい安泰という感じがします。うちはまだまだ会社としての整備ができていない。
    これが将来どうなるかと考えると、チームとしてやらなきゃいけないことはあるかなというのは感じてます。
    徐々に何年かけてでもやっていかなきゃいけない新潟の課題だと思っています。
    うちのチームで一番すばらしいのはサポーターですから。
    まだまだチームとしての力をつけるところまでいってないというのが、この4点の差にも大きな歴然とした差として現れてるのではないかなと思います。
  • 前田 遼一 
  • 2点目は僕のパスがミスでしたし、相手のミスでもあった。後ろの人がすごい(相手に)プレッシャーかけていたんで、僕らもそれにのることができた。スタートから上手いこと押し込めて、点も入ってよかった。これで自分も点がとれたらよかったんですけど。
  • 鈴木 秀人 
  • (相手の頭があたった?)慣れてるっていったら変なんですけど、よくやってるんで全然問題ないんですけど。
    よくみんなで集中できてたので、高い選手が何人いても戻れていたし、今日みたいなああいう集中力でやれば勝ち進めると思うので、それを続けれるように頑張りたい。前半から2点取って、久しぶりに楽にゲームができました。
  • グラウ 
  • 全てのチームメイトにおめでとうと言いたい。チーム全体がいいプレーをして、勝ちにいくという強い気持ちでいけばいいプレーができると感じていた。ジュビロというチームはいつでもどんな大会でも、優勝を狙っていかなければいけない。どの選手もそれを胸に秘めて戦わなければいけない。(パフォーマンスは?)サンタクロースの帽子を被ったんですけど、ジュビロなので青いものにしました。
  • 服部 年宏 
  • プレスがいい形で今日はかかっていた。寒さに勝たなければいけないね。今日は寒かった。あまり風を意識しないようにしてたので、ボールも人もいい形で動けていた。向こうにボールを奪われた瞬間の切り替えが早かったので、前からプレスがいけてボールを拾えていたので、相手がどんどん疲れてきてパターン的にはよかった。(新潟の印象は?)風がなければまた違う戦い方してくると思うんだけど、相手をばたばたさせることができた。後半に1点先に向こうに入れられたら、全然どう転ぶかわからなかったので、後半立ち上がりは特に注意していたところでこちらに点が入ったので、こういう展開になったけど、あそこで1点入れられていたらどういう展開になっていたかわからない。
  • 山西 尊裕 
  • 前の方がボールを奪われても、すぐにプレッシャーにいって高い位置でボールを奪えていたので、みんなよく動いていた。これからJ1の相手になってくるので、なにをやるっていうわけではなく自分達のサッカーをこの短い期間でやっていければいい。
  • 川口 信男 
  • 早い時間帯でロドが点を取ってくれたので、チーム全体が落ち着けたというのもありますし、トーナメントなので勝たなくてはいけない試合で結果もでてよかった。(川口選手の2得点目は狙った?)シュートは打ったんですけど、ディフェンスにあたってコースが変わったので、シュートを打つとああいうこともあるので、シュートをどんどん打つようにと監督からも言われていたので、入ってよかったです。(前半シュートチャンスがありましたが?)やはり周りからも言われましたし、自分自身シュートを打たなければいけない場面だったんですけど、後半はそういうところが積極的にいけて得点につながったと思います。(新潟の印象は?)勢いもありますし、サポーターの声援が力になってると思うし、すごくいいチームだと思います。