試合日程・結果2003年 試合日程・結果2003 J1 2nd 第14節:ジュビロ磐田 vs ガンバ大阪

試合日程・結果

Jリーグ試合中継  2003 J1 2nd 第14節

試合日時:2003年11月22日(土)  14時04分キックオフ

得点ボード
ジュビロ磐田
2 0 前半 1
2 後半 0
1 ガンバ大阪
6勝5分2敗19得点14失点 勝点23順位1 成 績 5勝5分3敗18得点14失点 勝点20順位8
11 シュート 9
7 ゴールキック 7
6 コーナーキック 2
20 直接FK 16
4 間接FK 5
4 オフサイド 4
1 PK 0
  • [試合時間]
  • [スタジアム]
  • [観 衆]
  • [気温 / 湿度]
  • [天候 / 風]
  • [ピッチ状態]
  • 90分
  • ジュビロ磐田スタジアム
  • 16,215人
  • 15.3℃ / 36%
  • 晴 / 中風
  • 全面良芝 / 乾燥
  • [コミッショナー]
  • [主 審]
  • [副 審]
  • [第4の審判]
  • [記 録]
  • [HOME/AWAY]
  • 二村 昭雄
  • 柏原 丈二
  • 柴田丈二、五十川和也
  • 森 直之
  • 小林 春樹
  • HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半14分[得点] 吉原 宏太
前半38分[警告] マグロン
西 紀寛 前半40分[警告]
福西 崇史 前半44分[警告]
西 紀寛 後半3分[累積警告/退場]
山西 尊裕(out) → 河村 崇大(in) 後半10分[交代]
グラウ 後半15分[得点]
後半18分[交代] アリソン(in) ← 森岡 茂(out)
後半20分[交代] 中山 悟志(in) ← 吉原 宏太(out)
後半21分[警告] アリソン
河村 崇大 後半26分[得点]
後半28分[累積警告/退場] アリソン
後半35分[交代] 新井場 徹(in) ← 入江 徹(out)
前田 遼一(out) → 西野 泰正(in) 後半38分[交代]
グラウ(out) → 中山 雅史(in) 後半44分[交代]
メンバー表
累積警告 ポジション 番号 選手名
  GK 12 山本 浩正
DF 2 鈴木 秀人
DF 5 田中 誠
  DF 14 山西 尊裕
  MF 11 西 紀寛
MF 23 福西 崇史
  MF 6 服部 年宏
MF 15 ジヴコヴィッチ
MF 7 名波 浩
  FW 18 前田 遼一
FW 8 グラウ
スタメン
選手名 番号 ポジション 累積警告
松代 直樹 1 GK  
木場 昌雄 3 DF  
山口 智 6 DF
入江 徹 14 DF  
森岡 茂 13 MF  
橋本 英郎 27 MF  
遠藤 保仁 7 MF
大黒 将志 16 MF
二川 孝広 10 MF
マグロン 9 FW  
吉原 宏太 18 FW
  GK 28 佐藤 洋平
DF 4 河村 崇大
  MF 13 川口 信男
FW 26 西野 泰正
  FW 9 中山 雅史
       
       
控え選手
吉田 宗弘 22 GK  
アリソン 8 MF
新井場 徹 17 MF
松波 正信 11 FW  
中山 悟志 26 FW  
       
       
柳下 正明 監 督 西野 朗
中継レポート
  • みどころ
  • 2003年Jリーグ残り2節。大混戦の中、定位置の首位についたジュビロ磐田のホーム最終戦は14:04キックオフでガンバ大阪を迎え行われる。天気の良い土曜日、そして首位とあってチケットは完売。早くから多くのサポーターが詰めかけている。上空には少し強めの風も吹くがピッチはさほど強くない。最高の舞台で最高のジュビロサッカーが今日も見れそうだ。メンバーは前節まで出場停止だった服部・山西・西が帰ってきてベストな布陣。ベンチには中山雅史も入り完璧な体制をとっている。調子の上がっているガンバ大阪はキャプテン宮本が出場停止。大混戦で10チームに優勝の可能性があるためどの会場も白熱した試合が繰り広げられそうだが、ここまでくると経験が貴重な力になる。残り2節、最後まで気持ちの入った戦いで優勝を目指す!
  • 前半15分まで
  • コートチェンジをし、ジュビロボールでキックオフ。1分ガンバのコーナーキック。遠藤が蹴りニアで合わせられる。GK山本がしっかりセーブするが危ない場面。2分グラウと前田のコンビネーションで突破するがシュートまで行けない。スタジアムは立ち上がりから緊迫感がある。展開の速い試合。6分グラウが基点になり名波のミドルシュート!右隅に飛ぶがGK松代にセーブされる。8分ジヴコヴィッチにセンタリングをグラウが流し名波が飛び出す。しかし、シュートまでは行かない。9分ガンバの右からのコーナーキック。またしてもニア、これもしっかりクリアー。12分右で西がドリブルで仕掛けるがカバーリングにカットされる。14分中央を吉原の突破で切り裂かれる。いきなりの失点。
  • 前半30分まで
  • 18分ガンバの攻撃からジュビロの速攻。グラウと名波のワンツーも相手に奪われまた速攻。速い中盤からの切り替えの連続が続く。22分西からのセンタリングを前田が胸でコントロール。ゴールに向かうがシュートを打ち切れない。両チーム激しいプレスが続く。ボール支配率はジュビロだがしっかりガンバのディフェンスにはまっている。28分名波が中央で倒れゲームが止まる。決して良くない流れを一度リセットする。ボールは回っているがしっくりこない攻撃。展開も見ながら長いボールも多くなってきている。30分マグロンが競りその裏、吉原が落とし大黒が飛び出す。オフサイドになったが、ガンバの狙いはこれだろう。
  • 前半45分まで
  • 32分福西→西→グラウ→福西で左足のミドルシュートを放つがGK正面。中盤で服部がバランスをとりながら調整しているが突破口が見つからない。36分ガンバのロングボールにマグロンと田中が競る。空中戦も田中がしっかりケアしている。38分バックパスをマグロンと山本が奪い合い、山本が倒されマグロンにイエローカード。山本は落ち着いた対応。39分右からのコーナー。名波が蹴りファーサイド田中が頭で折り返す、福西が触りラスト前田がシュートを打つがGKに防がれる。こぼれを西が飛び込みGKに倒されるが、ファールは西。微妙な判定。44分右サイド、西と前田で崩す。オーバーラップした福西へラストパス。しかし、通らない。ロスタイム、中盤激しい競り合いでまたも微妙な判定。厳しい展開が続いた前半。後半切り替え逆転を!
  • ハーフタイムコメント
  • 柳下 正明監督:
    冷静に慌てずプレーしよう。両サイドはスピードで突破して、最後はシュートで終わろう。

    西野 朗監督:
    もう一回気持ちをリセットしよう。後半はもっとタフになる。中盤がリアクションサッカーになっているので、がんばって主導権を握れ。今日はマグロンが空中戦で勝てている。もっとしかけろ。
  • 後半15分まで
  • ガンバボールでキックオフ。両チーム交代はなし。4分名波が飛び出しファールを受ける。セットプレーでボールが止まっているとき、なぜか西にイエローカード!今日2枚目で退場処分になる。不思議な判定。そのFKは名波が蹴るがDFに当たりゴールならず。10人になったジュビロは前田が少し下がり右を埋めていたが10分、山西と河村を代えフォーメーションを変更。服部にDFに下がり河村が右へ、前田を再びトップに上げる。13分名波が下がりディフェンスをするとジヴコヴィッチからクロスボール。グラウがシュートまでもって行くがゴール上を越える。14分前田が左からドリブル突破するとペナルティーエリアで倒されPK。グラウがしっかり決め同点。
  • 後半30分まで
  • 17分グラウ→前田→福西でGKと1対1になるが、GKのファインセーブで得点にならない。20分ガンバの速攻から数的不利で攻め込まれる。しかし、落ち着いたディフェンスラインは最後の最後まで集中していた。ボールを奪うと前線につなげる。21分福西がドリブルでオーバーラップ、ファールを受けFK。スペースの開いた中盤を福西が動きまくる。名波が少し下がりバランスをとり河村が守備を助ける。24分前田が基点を作ると左のジヴコヴィッチへ。クロスボールにグラウが入るが合わない。25分グラウが粘りGKと競り合う、こぼれ球を名波が拾い、GKのいないゴールへ右足でシュート。しかし外れてしまう。26分ゴールキックから前田が名波へヒールパス、センタリングを河村がファーサイドで合わせ。逆転ゴール!スタジアムは大歓声に包まれる。28分ジュビロゴール前で激しいプレー、何とか鈴木がクリアーしたところでアリソンがファール。退場処分になりガンバも10人になる。
  • 後半45分まで
  • 河村が入り服部が下がったことでバランスが整った。マグロン・中山の頭に合わせるボールが増えてきた。田中そして福西も下がりながら対応する。交代で入ったガンバの新井場からセンタリングが入る、服部がチェックに行き、山本がカバーしっかりセーブする。38分ここでFW前田に代え西野を投入。39分ガンバの攻撃、大黒が飛び出すシーンはジュビロディフェンスの落ち着いた対応でオフサイド。41分速攻からガンバ中山にシュートまでもって行かれる。決定的な場面もGK山本が正面に入りセーブ。ロスタイムに入った、ここでグラウに代え中山雅史を投入。スタジアムはゴールが決まったような歓声が沸き上がる。ロスタイム3分。DFラインは大きくボール蹴る、そしてFWの中山・西野が追う。ここで試合終了。優勝へ向けて大きな大きな勝ち点3をとった。次節横浜で優勝が決まる。
選手、監督コメント
  • 柳下 正明監督 
  • 前半については失点の場面でマークの受け渡しができてなくてやられた。それ以降はジュビロのペースでゲームができたと思います。ただ、前半の終了間際に冷静さを失って、マークをずらしてピンチを招いた。ハーフタイムで冷静にやることを指示したのですが、西が退場になったことはどうしてなのかまだ分かりませんが残念です。10人になってから切り替えの早さと運動量を増やして自分達のリズムでゲームができるようになった。同点に追いついて逆転できたというのは、絶対に勝つんだという気持ちが相手よりも上回った結果だと思う。勝点3がとれたので非常にいいゲームだった。(中山選手の怪我の状態は?)昨日よりもよくなっている。多少張りはあったんですが、痛みはなくなっている。
  • 西野 朗監督 
  • 前半は狙いどおりの試合ができた。キーポイントは数的有利になった後の全体の意識が共通してとれなかった。ジュビロに対して数的有利が全体的に有利にたてるかというとそうではなく、展開がよりダイナミックになってくる。ショートパス主体からシンプルに前線にあててくる戦い方で、違うジュビロになってくることに対して少し対応がとれなかった。どれだけジュビロのディフェンスの意識を高めさせるか?というのが大きなポイントで、前にでていくという力が数的有利な状況になってからなかったと思います。ジュビロはどんな状況でも強いなという気がしますし、うちは力をだしきれない。
  • 山本 浩正 
  • 最初また失点してしまって、前回のような苦しい試合になるなと思ってたんですけど、今回は早めに前の人が点をとってくれたので、前回の試合よりは楽だった。同じことを2回繰り返しているので、次の試合は同じことを2回、3回と繰り返さないようにしたい。前のディフェンスラインの人もすごい体張ってくれて助けられたので、みんなで勝ち取った勝利なのでうれしいです。(山本選手自身のできは?)まだミスも多い。止めるだけがキーパーの仕事ではないので、フィードにしてもミスが目立ったので、あれで流れが変わったと言われてもしょうがないので、ミスをなるべくしないようにしていきたい。
  • 河村 崇大 
  • (ゴールシーンは?)ボールがよかったので、ラッキーだったかなと思います。思い切り打てば入ると思ったので、頭に当てようと思いました。他のプレーでミスが多いので反省する所がたくさんありますけど、勝ちたい気持ちが強いので、西が退場した後でも10人でも頑張ろうという気持ちがでた結果逆転したと思います。自力で勝てば優勝できるということでモチベーションも高いですし、かといってそんなに緊張することもなく、いつもどおりのプレーをすることを心がけてみんなでやってます。
  • 服部 年宏 
  • とにかく勝てば優勝っていうのがわかっているなら、当然全力を尽くしてあまり深いことを考えずにできることをやって勝ちたい。コイントス久々に負けたらあっさり逆(コートチェンジ)とられてしまって、逆に後半向こうも運動量落ちて、プレスも低くなったので楽になりましたけど。10人になって、(勝負を)投げずに冷静になってプレーできたのでよかった。風が嫌だというのはあって、戦い方としては難しいなっていうので、みんな動き出しが遅くてロングボールに頼ってしまうというのがあった。
  • 田中 誠 
  • マグロンの高さもあったし風でボールが戻ったりとか、そういった部分ではちょっとやりづらさはありましたね。スタジアムで風が舞っていたので、ボールが伸びたり止まったりして目測を誤る部分では。でもマグロンもやりづらかったと思いますね。(10人になってからも建て直しましたが?)優勝に向けて負けられない試合なので、みんなで集中して動き回って、ビハインドを撥ね返すことができたので自信につながりますね。(最終戦に向けて?)目の前で優勝して、次のチャンピオンシップに望みたいですね。横浜の試合で勝点3をとって終わりたい。
  • 中山 雅史 
  • 一人少ない中でのホームで大きな声援を受けてピッチでみんながんばれたと思います。(残り1試合ですが目標は?)この試合の前に痛めた所もありますし、そのケアに1週間しっかりと時間を費やしてなんとかいい状態、今よりもいい状態をつくれればいいなと思ってます。チームの中で自分がどういう役割であるかというものを考えながら、その中でやるべきことをまっとうしたいと思います。
  • グラウ 
  • 練習している成果だと思いますけど、監督やチームメイトとの信頼関係がゴールに結びついていると思います。勝つということが一番大事です。分かっていたことですが、ガンバはディフェンシブに来てカウンター狙いっていうことで、そのカウンターをもらってしまった。ただ、ゲーム全体ではジュビロがゲームを支配していた。一言で言ってこれがジュビロだという試合だったと思う。サポーターのみなさんも最後まで一生懸命応援していただいて力になりましたし、一人少なくても、不可解な審判の判定があっても全てを乗り越えてハートで勝って行く。自分の気持ちを込めて試合をしなければいい結果はでないわけですし、魂をもってこれからもやっていきたいと思います。(最終戦に向けて)Jリーグの締めくくりとして、勝てば優勝なので一番大事な試合になります。この瞬間からガンバ戦のことは忘れて、マリノス戦のことだけを考えて準備していきたい。
  • 名波 浩 
  • 逆転できる力があるんだから、まだまだ発展途上のチームだけど、頂点は近いんじゃないかな。もってる能力というのは、Jリーグでも上の方のレベルにいると思うし、相手同士が戦う試合になればなるほどそういう気持ちっていうのが大事。言葉で簡単に言うと気持ちっていうんだけど、玉際の強さとか、あと一歩足をだすところとか、ファールしてでも止めるとかそういうところに通づると思う。前半最初は(気持ちが)でてなかったけど、時間がたつにつれて徐々にチーム全員がそういう意識をもってやっていたんじゃないかと思います。ハーフタイムに外からセンタリングをあげるのもいいけど、もっと深く入ってコーナーボックス付近からあげないと相手はなかなか崩れないっていうことを言っていたので、あの時はすでに10人だったので体的にはきつかったけど、前田がいいボールをだしてくれたので形てきにはよかった。(右足シュートは?)ファールをアピールしてたら、ちょうど俺の前に(ボールが)こぼれてきて、切り返せた?どう?(名波から記者に聞いている:記者>切り返せない。)どうしようか迷ったんだけど、ブーイングだったなぁ、あれは。ゴールあいてたのは分かったんだけど、力んだなぁ。でもああいうところに入っていけたから次につながると思う。高い位置にいてあまりクサビとしてもらいに行くとつぶされるかなと思って、高い位置にいてロドや前田がクサビをもらった方がいいかと思ったんだけど、コーナー付近まで深く入っていけなかったのでなかなかセンタリングもでてこなかったのでその辺が課題。