試合日程・結果2002年 試合日程・結果Aグループ 第6節:ベガルタ仙台 vs ジュビロ磐田

試合日程・結果

ナビスコカップ試合中継  Aグループ 第6節

試合日時:2002年05月12日(日)  13時03分キックオフ

得点ボード
ベガルタ仙台
0 0 前半 0
0 後半 1
 延長前半 
 延長後半 
1 ジュビロ磐田
  成 績  
  シュート  
  ゴールキック  
  コーナーキック  
  直接FK  
  間接FK  
  オフサイド  
  PK  
  • [試合時間]
  • [スタジアム]
  • [観 衆]
  • [気温 / 湿度]
  • [天候 / 風]
  • [ピッチ状態]
  • 90分
  • 仙台スタジアム
  • 19,118人
  • 16.0℃ / 66%
  • 曇り / 弱風
  • 全面良芝 / 乾燥
  • [コミッショナー]
  • [主 審]
  • [副 審]
  • [第4の審判]
  • [記 録]
  • [HOME/AWAY]
  • 淀川 隆博
  • 太田 潔
  • 中込 均、小川 直仁
  • 伊藤 正悦
  • 平井 恵美子
  • AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半15分[警告] ジヴコヴィッチ
マルコス 前半44分[警告]
財前 宣之(out) → 山田 隆裕(in) 後半16分[交代]
シルビーニョ 後半19分[警告]
小村 徳男 後半20分[警告]
飯尾 和也(out) → 村田 達哉(in) 後半21分[交代]
シルビーニョ(out) → 村上 和弘(in) 後半30分[交代]
後半35分[得点] 河村 崇大
後半39分[交代] 清野 智秋(in) ← 川口 信男(out)
後半43分[交代] 上本 大海(in) ← 西 紀寛(out)
メンバー表
累積警告 ポジション 番号 選手名
  GK 1 高橋 範夫
  DF 17 飯尾 和也
  DF 2 渡邉 晋
  DF 4 小村 徳男
  DF 5 片野坂 知宏
  MF 27 森保 一
  MF 8 シルビーニョ
  MF 10 財前 宣之
  MF 14 岩本 輝雄
  FW 11 藤吉 信次
  FW 9 マルコス
スタメン
選手名 番号 ポジション 累積警告
ヴァンズワム 1 GK  
鈴木 秀人 2 DF  
大岩 剛 3 DF  
山西 尊裕 14 DF  
西 紀寛 11 MF  
河村 崇大 4 MF  
金沢 浄 20 MF  
ジヴコヴィッチ 15 MF  
藤田 俊哉 10 MF  
川口 信男 13 FW  
中山 雅史 9 FW  
  GK 16 小針 清允
  DF 30 村田 達哉
  MF 7 千葉 直樹
  MF 26 村上 和弘
  MF 32 山田 隆裕
       
       
控え選手
山本 浩正 12 GK  
上本 大海 25 DF  
熊林 親吾 28 MF  
グラウ 8 FW  
清野 智秋 27 FW  
       
       
清水 秀彦 監 督 鈴木 政一
中継レポート
  • 試合前の状況
  • 2002ヤマザキナビスコカップの予選Aグループ最終戦。現在、勝ち点9で首位のジュビロが勝ち点6で3位のベガルタ仙台と対戦する。この試合でジュビロが勝てば、文句なくトップで予選通過。引き分けでも予選通過は確定で、柏が6点差をつけて札幌に勝たなければ、2位になることはない。またジュビロがこの試合で敗れても、仙台との得失点差が9点あるので、5点以上の点差をつけられないかぎりは、2位以内で予選通過となる。つまり予選通過という意味では、ほぼ確定した状況での試合と言えるが、もちろん選手たちは「勝って締めくくる」つもりだ。ただ、会場はいまやJリーグでもっともアウェーらしい雰囲気を味わえる仙台スタジアムだけに、何が起こるかわからない。スタンドは早くから満席となり、ほんの一角だけジュビロ・サポーターが陣取り、あとは全体が黄色に染まっている。応援の声も、ゴール裏だけでなくスタンド全周から響いており、ほぼ全体が応援団という、これまでJリーグでは経験したことがない雰囲気だ。ジュビロの選手が入場したときも、大きなブーイングが起こったが、アジアの大会などを経験しているジュビロの選手たちには、それをものともしない余裕がある。また、アップ中に仙台サポーターからも「中山、ニッポン」のコールが起こり、中山がそれに手を上げて応え、大いに盛り上がる場面もあった。天気は晴れで、気温も暖かく、会場は素晴らしい雰囲気に包まれている。
  • みどころ
  • 今日のジュビロは、名波が連戦の疲れからか、今日は休みをとって遠征に参加しておらず、代わりにジヴコヴィッチがスタメンに入っており、その他は前節と同じメンバー。その中でも札幌戦で先制点を決めた金沢が好調で、攻守に活躍が期待できる。また、ワールドカップの最終メンバーに向けて最後のアピールにかける中山のゴールにも期待したい。本予選の初戦では5-1で快勝した仙台だが、そのとき欠場していたエースのマルコスも戻り、左サイドの岩本とのホットラインも復活。ホームでの絶大な後押しを受けて、大きな力を発揮するチームだけに、前回のようにはいかないはずだ。またジュビロのほうとしても、今の状況から考えれば、まず失点をしないという戦い方になると思われるが、その中でもカウンターからの中山、川口のスピードを生かした攻撃に注目したい。
  • 15分まで
  • 立ち上がりは、ジュビロは様子をみるような戦い方だが、スタンドの歓声がものすごく、ベガルタもそれに乗ってガンガン攻めてきており、やや気圧されているような展開。3分/大岩が相手に削られて倒れるが、スタンドからは早く立ち上がれという大ブーイング。7分/マルコスが右からのセンタリングをファーポストで折り返すが、GKヴァン ズワムがキャッチ。8分/仙台のCK→ジュビロの選手が見合ってしまいヴァン ズワムがあわててライン上で足を出してクリア。10分/マルコスに裏に抜け出され、GKと1対1になりかけたが、これはオフサイド。その直後、今度は中山が裏に抜け出したが、これもオフサイド。13分/ベガルタ右サイドの財前のセンタリング→ヴァン ズワムがかぶってしまい、マルコスがヘディングシュート→大岩がラインぎりぎりでクリア。大ピンチだったが、大岩のカバーリングがチームを救った。15分/金沢がこぼれ球からジュビロ初のシュート→しかし大きく枠を外れる。ここまでは、勢いに乗って攻めるベガルタの攻撃を、ジュビロが何とかしのいでいる状態。
  • 30分まで
  • 15分過ぎからはゲームが落ち着いてきた。今日は金沢と河村がボランチで、ジヴコヴィッチが2列目の左という中盤になっているが、ジュビロの攻撃の形も徐々にでき始めている。23分/中山の落としから河村がシュート→DFに当たったところをジヴコヴィッチが左に展開し、川口が左からえぐってセンタリング→DFとGKの間にボールが入ったが、詰めきれずファーに抜ける。惜しい。25分/川口のパスから西が右サイドを抜け出し低いセンタリング→中山が詰めたが、その前でDFにスライディングでカットされる。残念。27分/ジュビロの約25mのFK→藤田と山西がボールの前に立って、藤田が横に流し、山西が強烈なシュート→壁をかすめたボールがバーの上に外れる。残念。29分/今度は山西のファウルから仙台の約25mのFK→岩本がカーブをかけて壁を越える見事なシュートを打つが、ヴァン ズワムがファインセーブ。だが、その他の場面でも、岩本がセットプレーで良いキックを見せてマルコスらに合わせており、要注意。ジュビロのチャンスも増えて、一進一退の展開になっている。
  • 45分まで
  • 35分/川口がDFラインの裏に抜け出すが、カバーに戻ったDFに止められる。37分/左サイドの岩本から大きなサイドチェンジ→右の財前がダイレクトでセンタリング→危ない形だったが、ヴァン ズワムが前に出てキャッチ。40分/西が右サイドを抜け出してセンタリング→DFがカット。そのこぼれ球から川口が右からセンタリング→ファーの中山の頭に合い、中山が2人に挟まれながらもしっかりとヘディング・シュート→GKがライン上で弾き出す。惜しい! ジュビロの選手たちがラインを越えたのではないかと抗議するが、認められず。41分/ベガルタ岩本の左サイドからの縦パス→藤吉が左に流れてセンタリング→マルコスが中央で待ち、通っていたら1点という場面だったが、山西がよく足を伸ばしてカット。山西らしい気合の守り! 43分/ベガルタの約30mのFK→岩本が直接強いズドンと狙ったが、枠の外へ。44分/ベガルタのボランチのシルビーニョが中央突破で抜け出し、2対2の状況からマルコスにスルーパスを出されたが、大岩と鈴木がぎりぎりで挟み込んでストップ。マルコスが大げさに倒れたが、PKはなし。前半の最後は、行ったり来たりのあわただしい展開になったが、互いにゴールは奪えず0-0のまま前半が終了。ジュビロもかなり盛り返してきたが、まだ余裕はまったくない。
  • 60分まで
  • 後半の立ち上がりはジュビロ・ペース。1分/川口が左サイドを抜け出して、センタリング→逆サイドに流れて西がシュート→しかし、ボールは枠の外。3分/川口が左サイドからニアのジヴコヴィッチにパス→ジヴコヴィッチが1人かわしてシュート→GK正面。5分/財前が左に流れてセンタリング→DFが弾く。後半に入って岩本と財前が積極的にポジションチェンジしている。11分/西の右からのセンタリング→中山が詰めたが倒され、逆サイドに流れてジヴコヴィッチが折り返し→川口がダイレクト・シュート→バーの上。13分/河村が中央のドリブル突破から左足でロングシュート→良いシュートだがGK正面。14分/マルコスが中央のポストプレーから頭で落とし、藤好が右に流れてシュート→ドライブ気味のシュートだったが、バーの上。15分/裏に抜け出した中山がGKとぶつかりながらシュート→ボールがこぼれてチャンスになったが、その前にファウルの判定。ここまではジュビロが自分たちのペースを作って押し気味に試合を進め、仙台のほうはマルコスが中央でポストプレーに徹し、左の岩本からのボールでチャンスを狙うというパターンになっている。
  • 75分まで
  • 【交代】ベガルタ16分/財前→山田。ベガルタの選手に疲れが見え始め、中盤にスペースが空いて、藤田がフリーでボールを持てる場面が増えてきた。ベガルタDFの後ろからのタックルも増え、19分と20分に連続してシルビーニョと小村にイエローカードが出た。22分/ジュビロの約25mのFK→山西が蹴ったが、壁に当たったボールをGKがキャッチ。26分/藤田が中央のドリブル突破から裏に抜け出したジヴコヴィッチにスルーパス→しかしDFの足に当たってシュートは打てず。藤田から中山や川口への裏を狙うパスがどんどん出ているが、なかなか決定的な形にはならない。29分/マルコスがポストプレーから自ら反転して裏へ抜け出すが、大岩と鈴木がはさんでカット。マルコスはPKのアピールをするが、当然笛はなし。ジュビロが中盤を支配し、ベガルタにほとんどチャンスを与えないようになってきた。
  • 【先制点!】
  • 35分/右サイドのFK→ジヴコヴィッチが蹴り、ニアサイドに入った河村が鋭いダイビングヘッド→GKの手に当たったボールがゴールに転がり込み、待望の先制点。河村は、うれしい公式戦初ゴール。また、鈴木秀人の長男が生まれたばかりなので、そのお祝いに全員でブラジル式のゆりかごパフォーマンスを見せ、大いに盛り上がった。
  • 試合終了
  • 34分/速攻で河村が左から上がり、サイドチェンジ→川口が右からドリブルでつっかけ、ジヴコヴィッチが裏を回ってパスを受け、1人抜いてシュート→バーの上。38分/マルコスのポストプレーでバックヘッド→ベガルタの選手が詰めたがGKヴァン ズワムがキャッチ。40分/右サイドの藤吉からサイドチェンジ→左からの折り返しに、多くの選手が詰めるがDFがカット。【交代】39分/川口→清野。41分/ジヴコヴィッチのセンタリング→中山が飛び込んでシュート→DFの足に当たる。43分/藤田が右からドリブルで3人を抜いて、GKの直前で横に流すが、DFにクリアされる。残念。【交代】43分/西→上本。ロスタイム2分の表示。そして、大きな見せ場なくそのまま1-0で試合終了。最後もマルコスに合わせて反撃を試みた仙台だったが、ジュビロはゲームを支配したまま受け流し、無失点で90分を乗り切った。かつてないアウェーの大歓声の中でも、徐々に自分たちのペースを作り、貫禄の試合運びを見せたジュビロが勝ち点3を挙げ、余裕のトップで予選リーグ通過を決定した。
選手、監督コメント