試合日程・結果2001年 試合日程・結果2001 J1 1st 第3節:ジュビロ磐田 vs FC東京

試合日程・結果

Jリーグ試合中継  2001 J1 1st 第3節

試合日時:2001年03月31日(土)  15時33分キックオフ

得点ボード
ジュビロ磐田
1 1 前半 0
0 後半 0
 延長前半 
 延長後半 
0 FC東京
  成 績  
  シュート  
  ゴールキック  
  コーナーキック  
  直接FK  
  間接FK  
  オフサイド  
  PK  
  • [試合時間]
  • [スタジアム]
  • [観 衆]
  • [気温 / 湿度]
  • [天候 / 風]
  • [ピッチ状態]
  • 90分(延長30分)
  • ジュビロ磐田スタジアム
  • 13,753人
  • 12.6℃ / 42%
  • 晴れ / 弱風
  • 全面良芝 / 乾燥
  • [コミッショナー]
  • [主 審]
  • [副 審]
  • [第4の審判]
  • [記 録]
  • [HOME/AWAY]
  • 石崎 忠利
  • 松崎 康弘
  • 河野 暁、山城 大
  • 森 直之
  • 小林 春樹
  • HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半28分[警告] 土肥 洋一
服部 年宏 前半29分[得点]
前半40分[警告] 呂比須 ワグナー
前半44分[警告] 藤山 竜仁
後半18分[交代] 佐藤 由紀彦(in) ← 浅利 悟(out)
後半29分[交代] 喜名 哲裕(in) ← 下平 隆宏(out)
西 紀寛 後半30分[警告]
西 紀寛(out) → 山西 尊裕(in) 後半33分[交代]
後半38分[交代] 松田 正俊(in) ← 内藤 就行(out)
メンバー表
累積警告 ポジション 番号 選手名
  GK 1 ヴァンズワム
  DF 3 大岩 剛
  DF 5 田中 誠
  DF 6 服部 年宏
  MF 11 西 紀寛
  MF 23 福西 崇史
  MF 8 奥 大介
  MF 7 名波 浩
  MF 10 藤田 俊哉
  FW 19 高原 直泰
  FW 9 中山 雅史
スタメン
選手名 番号 ポジション 累積警告
土肥 洋一 1 GK  
内藤 就行 2 DF  
サンドロ 3 DF  
伊藤 哲也 15 DF  
藤山 竜仁 8 DF  
浅利 悟 7 MF  
下平 隆宏 5 MF  
増田 忠俊 18 MF  
三浦 文丈 10 MF  
ケリー 19 FW  
呂比須 ワグナー 9 FW  
  GK 12 大神 友明
  DF 14 山西 尊裕
  MF 4 佐伯 直哉
  MF 15 ジヴコヴィッチ
  FW 13 川口 信男
       
       
控え選手
小沢 英明 22 GK  
梅山 修 12 DF  
喜名 哲裕 23 MF  
佐藤 由紀彦 14 MF  
松田 正俊 27 FW  
       
       
鈴木 政一 監 督 大熊 清
中継レポート
  • 試合前の状況
  • 2週間ぶりのJリーグ・ファーストステージ第3節。開幕2連勝で首位のジュビロがホームの磐田スタジアムに迎えるのは、1勝1敗(11位)のFC東京。午前中の雨もすっかり上がって、快晴となった磐田の空、気温も上がって、ピッチもほぼ乾き、絶好のサッカー日和&観戦日和となっている。スタンドも自由席は早くから埋まり、開幕3連勝にへの期待に、スタジアムのボルテージは徐々に高まっている。
  • みどころ
  • アジアクラブ選手権のインドネシア遠征では、風邪をひいた選手が多数出て、コンディションの面が心配されたジュビロだが、持ち前の海外での勝負強さが出て実力通り3連勝。発熱の影響が残っている鈴木秀と金沢がメンバーから外れたが、それでも豊富なバックアップメンバーのおかげで大きな戦力的ロスはなく、どの選手も元気にウォームアップを続けている。あとは、遠征の疲労(代表組の3人はフランス遠征)が、唯一の不安材料だが、1週間のインターバルがあり、タフなジュビロの選手たちにとっては大きな問題とはならないだろう。対する東京は、昨年の対戦では1勝1敗。最初の対決ではトゥットに痛いめにあったが、そのトゥットが抜けて代わりにロペスが入り、中盤も元ジュビロの三浦文丈や下平(元レイソル)らの加入でグレードアップしている。また新加入のケリーも、スピードを補う存在として期待されており、要注意。また、守備が大崩れしないチームだけに過去2試合のような大量点は期待できないかもしれないが、引き締まった好勝負の中で、ジュビロが総合力の高さを見せつけるという展開に期待したい。
  • 15分まで
  • 試合前に高原選手から福祉協会へ100万円の寄付があり、定刻通りFC東京のキックオフで試合開始。ジュビロは、奥が左サイドに入り、右サイドに西、そして中盤のインサイドは、藤田、名波、福西。DFラインは、左から服部、田中、大岩で、2トップはもちろん、中山と高原。3分/ペナルティエリア前の素早いリスタートから高原が裏に抜け出すが、GK土肥の速い飛び出しに阻止される。最初の大きなチャンス。5分/右サイドで福西と西の華麗なパス交換から福西が抜け出そうとするが、寸前で阻止される。残念。カウンターから左ライン際を上がった名波がアーリークロス→猛スピードで飛び込んだ中山がヘッドでコースを変えるが、わずかにゴールポスト右に外れる。惜しい! FC東京では、昨年までジュビロにいた三浦が、2列目の左サイドに入って鋭い動きを見せている。10分を回ってジュビロがボールを支配しているが、FC東京のプレッシャーも厳しく、簡単には前線にボールを運べない。13分/FC東京の左サイド、ケリーのドリブルからロペスが右に展開して、増田がシュート→大きく上に外れるが、2トップを軸にした鋭い攻撃を見せた。15分/内藤の激しいタックルで藤田が足を痛めるが、問題ない様子。
  • 29分まで
  • 16分/名波の右CKを福西が後ろに戻し、藤田が左足ボレーシュート→足を痛めた影響が、大きく上にふかしてしまう。残念。17分/縦へのスルーパスからケリーが抜け出す→田中が冷静に対処するが、ややヒヤリ。15分以降は、FC東京のロペスだけを前線に残した全員守備にやや攻めあぐねている。FC東京は、ボールを奪った後、素早くサイドに展開して速い攻撃を仕掛けている。23分/名波が中盤でのドリブルから左足でロングシュート→GK正面。ここまでは、戦前の予想通りの展開。27分/左サイドで起点となった中山から藤田経由で中央に戻して奥がミドルシュート→ゴール左に外れる。この時間帯では、奥がボランチ的な位置に入り、名波が少し上がって、藤田が左に流れる形が多くなっている。
  • 【先制点】
  • 29分/FC東京のGKへのバックパスに中山が鋭く詰めていって、焦ったGKが近くにいた高原にパスしてしまう。高原がGKをかわしてシュートしようとしたところを、GKが手で引っかけて倒し、PK。このPKを、服部が余裕たっぷりにGKの動きを見てからゴール左に決め、ジュビロが今日も良い時間帯に先制点を決める。中山らしい頑張りが光った得点!
  • 45分まで
  • 30分/左サイドからのクロスがこぼれたところを高原がシュート→アウトにかかったボールがゴールパスと右に外れる。残念。ジュビロが先行したが、単純なミスによる失点だけに、FC東京の組織は乱れておらず、40分前後から積極的な反撃に出ている。42分/増田からの浮かせたスルーパスがゴール左に走りこんだケリーに通り、シュート→決定的なシーンだったが、シュートが弱く、GKヴァン ズワムがキャッチ。非常に危ない場面。ロスタイム2分の表示。後方からのロングパスを中山がつないで高原が抜け出し、GKと1対1→しかし、左を狙ったキックは、GK土肥のファインセーブに止められる。追加点の決定的なチャンスだったが、残念! そして、前半終了の笛。内容的に圧倒することはできなかったが、中山が相手のミスをうまくついて、ジュビロが抜けめなく先制点を決めた前半だった。
  • ハーフタイムコメント
  • 鈴木監督:ディフェンスは競り合いに負けないように。また、こぼれ球に集中するように。攻撃は前半のリズムを大切に。2トップは、良いタイミングでオープンに流れてボールを受けるように。

    大熊監督:悪いところはない。いつかチャンスは来るので、このまま続けよう。守りの意識を維持するように。焦って、攻めだけにならないように。ケリーに出した後、全体的にもうひとつ前に出ていこう。さぼらず、長い距離を走るように。セットプレーの集中を切らさないように。
  • 60分まで
  • ジュビロのボールで後半がキックオフ。このボールでいきなり中山が左サイドに抜け出し、センタリング→ファーに入った西がダイレクトシュート→ゴールのわずか左に外れる。立ち上がりから、ジュビロに大きなチャンス。両チームとも交代はなし。5分/藤田の左サイドからのセンタリングが中央の高原に通るが、処理をもたつきシュートできず。残念。7分/名波の中央から中山へ鋭いスルーパス→まさにキラーパスというボールだったが、わずかのところでDFに阻止される。8分/FC東京のバックパスがオフサイドポジションにいた中山に通る→しかし、中山の左足シュートは、GK正面。ピッチ上にスタンドの影が長く伸びる中、一進一退の攻防が続く。
  • 75分まで
  • 17分/名波の右CK→ファーを狙ったが、やや短くGKにキャッチされる。【交代】FC東京18分/浅利→佐藤。19分/奥のパスで中山が左サイド縦に抜け出し、中央の高原にセンタリング→GKにキャッチされる。20分/右からのボールをロペスが後ろ向きで受け、うまい反転で大岩を外して左足シュート→GK正面。ややヒヤリ。攻撃的な交代をしてきたFC東京に対し、ジュビロはカウンター攻撃でチャンスを作っているが、なかなかシュートまでいけない。27分/ペナルティエリア左角で後方からのパスを受けた高原が自力で突破して、中へ折り返す→中山飛び込んでこのボールに合わせたが、GKの好セーブに阻まれる。惜しい! その直後、名波からの左センタリングが相手のミスでファーの中山につながり、中山がフリーでシュート→わずかにポストの左に外れる。名波がっくり! 連続的な2度の決定的なチャンスを逃す。
  • 試合終了
  • 【交代】FC東京/下平→喜名。FC東京はボランチ2人を代えて、さらに攻撃的に。【交代】33分/西→山西。山西は左サイドに入って、佐藤由紀彦を警戒し、奥が右にポジションを変えた。37分/カウンターで、右の奥から左の中山に大きなサイドチェンジ→ペナルティエリア内でトラップした中山が、激しいチャージで倒されるが、PKはなし。【交代】38分/内藤→松田。大熊監督は、高さのあるFW松田を投入して、勝負に出る。勢いのあるFC東京の攻撃に、やや押され気味。なかなかボールをキープできない状況。43分/右後方からの名波のFK→ニアで高原が後ろにそらすが、ゴール左に外れる。44分/山西がいいタイミングで左サイドを抜け出し、クロス→ファーの中山が頭で折り返すが、中央の高原に合わず。惜しい! ロスタイムに入って、ジュビロはしっかりとボールをキープ。FC東京にチャンスを与えない。そしてロスタイム3分で試合終了。終盤は苦しむ場面もあったが、厳しいスケジュールの中、ジュビロが今季初の完封(1-0)で開幕3連勝を飾った。
選手、監督コメント
  • 鈴木政一監督 
  • チームとして、コンディション、コンビネーション的に厳しい状況の中、1-0で勝つことができたことは評価できるし、大きい。まだまだチャンスをものにできない部分があるが、それは試合を重ねるごとに改善していきたい。選手の疲れはそれほど感じていなかったが、ミスやバランスが崩れるのを見ると、やはり疲れていたのかなと思う。
  • 大熊 清監督 
  • あの失点以外は、チームとして、個人として、やることはやれていた。交代で入った選手には、もう少し具体的な仕事をしてほしかった。でも、これで落ち込まず、次の試合で出直したい。
  • 福西 崇史 
  • こういう試合もあるし、完封できて良かった。守備ラインもしっかりしていたし、自信になると思う。身体が重い選手もいたが、チームとしてはまとまってやれたと思う。
  • 服部 年宏 
  • PKは入れただけです。他にも取れるチャンスがあったんで、それを取っていかないといけないと思う。でも、とりあえず今日はコンディションが悪いなりに勝てたというのが大きな収穫だと思う。ちょっと慌ててバタバタした部分もあったし、コンディションを戻しながらチーム状態を上げて、勝っていきたい。
  • 高原 直泰 
  • (2トップは)去年のセカンドステージで2人で点を取ってた感じが戻ってきているので、そういうプレーを続けていきたい。(ハードスケジュールは)磐田でプレーするかぎり続くことなので、そこでも自分たちがきっちり勝てるという力を出していきたい。
  • 大岩 剛 
  • 今日は、ゴール前まで来ても簡単にシュートは打たせなかったし、アルノ(ヴァン ズワム)も今日は仕事がなかったと言っていたし、そういう意味では良かったと思う。こういう苦しい状況でも試合は続くんで、気持ちの面で維持していくことが大事だと思う。