試合日程・結果1999年 試合日程・結果第5回 アジアスーパーカップ1999:ジュビロ磐田 vs アルイテハド

試合日程・結果

     
第5回 アジアスーパーカップ1999 ジュビロ磐田 vs アルイテハド
試合日時:1999年11月18日(木) 19時45分キックオフ
試合時間 90分(延長30分) スタジアム ユースウェルフェアスタジアム 観 衆 25,000人
気温 / 湿度 26.0℃ 天候 / 風   ピッチ状態  
コミッショナー ファロウク・ボウゾ 主 審 アリ・ブ・グセアム 副 審 ヨウンス・ハッサン/アハマド・ヤコブ
第4の審判 アリ・サレ 記 録   HOME/AWAY  

得点ボード
ジュビロ磐田
1
0 前 半 0
1 後 半 2
  延長前半  
  延長後半  
2 アルイテハド
  成 績  
  シュート  
  ゴールキック  
  コーナーキック  
  直接FK  
  間接FK  
  オフサイド  
  PK  

試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
鈴木 秀人 16分[警告]
38分[警告] アハマド・H・K・エーサ
46分[交代] A.H.アルヤミ(in) ← ヤリ・アル・ガーニ(out)
中山 雅史 57分[得点]
60分[交代] M.ハイダール(in) ← バゼム・アルヤマニ(out)
68分[警告] ホッサン・アルハルビ
69分[交代] J.A.ヤブルティ(in) ← カミース・アル・ザラニ(out)
78分[得点] A.H.アルヤミ
奥 大介(out) → 西 紀寛(in) 80分[交代]
アジウソン 83分[警告]
高原 直泰(out) → 川口 信男(in) 87分[交代]
久藤 清一(out) → 喜多 靖(in) 89分[交代]
服部 年宏 92分[警告]
92分[得点] A.H.アルヤミ

メンバー表

累積警告

ポジション

番号

選手名
  GK 1 尾崎 勇史
  DF 2 鈴木 秀人
  DF 20 久藤 清一
  DF 4 アジウソン
  DF 14 山西 尊裕
  MF 6 服部 年宏
  MF 23 福西 崇史
  MF 22 奥 大介
  MF 10 藤田 俊哉
  FW 9 中山 雅史
  FW 19 高原 直泰
スタメン

選手名

番号

ポジション

累積警告
フセイン・アルサディグ 22 GK  
M.アルキライウィ 4 DF  
ホッサン・アルハルビ 14 DF  
バゼム・アルヤマニ 12 MF  
ファハド・H・カチーブ 8 DF  
アハマド・H・K・エーサ 3 DF  
カミース・アル・ザラニ 16 MF  
ヤリ・アル・ガーニ 6 MF  
M.M.S.ハサウィ 18 MF  
ハムザー・S.I.ファラタ 9 FW  
スライマン.アルヘダイティ 2 FW  
  GK 12 大神 友明
  DF 3 古賀 琢磨
  DF 17 前田 浩二
  MF 25 喜多 靖
  MF 18 清水 範久
  MF 11 西 紀寛
  FW 13 川口 信男
       
       
       
控え選手
ハッサン・カルファ 1 GK  
M.アルサハフィ 17 DF  
アリ・アル・ガーニ 7 MF  
A.H.アルヤミ 20 FW  
A.A.ハディ 15 FW  
J.A.ヤブルティ 21 FW  
M.ハイダール 10 FW  
       
       
       
桑原 隆 監 督 エヴァン・カタレンス
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中継リポート
試合前お詫び
大会勝者規定の解釈にあやまりがありました。『勝ち、または、引き分けでジュビロの勝利!  アルイテハドが1-0で90分終了した場合、勝ち点3で並ぶため、 ゴールデンゴール方式の延長戦。  アルイテハドが2-0以上で90分終了した場合、アルイテハドの勝 利。 ジュビロが1点以上得点した場合  もしジュビロが1点でも取った場合、その1点は第8条5項にうたわ れている「アウェイ試合でのゴール」ですので2点分とカウントさ れる。  この場合、アルイテハドが勝つためには、この試合で4得点以上して 総得点でジュビロを上回る必要があり、ジュビロが圧倒的に優位に なる。  つまり、ジュビロが得点すれば、アルイテハドは倍以上の得点をあげ なければならない。』上記としましたが、下記の通り訂正させていただきます。 優先される順番 1.勝ち点2.総得点 3.アウェーゴールカウント となります。 従ってジュビロが1点とればイテハドは3点以上取れば勝利。総得点で2点以上相手に差をつけられれば負けとなります。 ジュビロが勝利するためには、勝ちor引き分けでOK。1点差以内で負けた場合はアウェーゴールカウント適用でOK。 1-0で負けた場合のみ延長Vゴール(PK)が適用される。いずれにしても、今日のゲームに勝ってスッキリNO1になりましょう。 以上、訂正とお詫び申し上げます。
試合開始前状況
現地時間18時にジュビロ選手団がスタジアム到着、スタジアムも8分程度の入りであった。試合開始30分前で立ち見客も出ており収容観客数3万人を超えている。ジュビロの選手達はアウェーゲームといってもイラン戦の12万人を経験しているので、まったく落ち着いている様子。アル・イテハドは監督を替え必勝体制で臨んできている。戦術が良くわからないので、緒戦は相手の出方をうかがいながら慎重に展開されるであろう。先取点をどちらが取るかが、この試合の大きなポイントである。ジュビロの勝利を信じて速報を続けよう
キックオフ前
ジュビロ・イレブンはケガ人もなく、元気良くアウェーのピッチに登場。ピッチ状態は予想以上に良好で、芝は短めにカットされており、球足は速めのようだ。ジュビロは、スタメンもホームでの第1戦とまったく同じ。
15分まで
キックオフ。アルイテハドは、立ち上がりで第1戦ほど強いプレッシャーをかけてこず、逆にジュビロが効果的なプレスをかけてボールを支配。5分/ダイレクトパスから藤田がフリーになり、ゴール右からシュート→惜しくもGKに弾かれるが、ジュビロは早くも決定的なチャンスを作る。8分/ゴール前やや右からのアルイテハドのFK→壁に当たって相手FWのところにこぼれるが、トラップミスで助かる。14分/ロングスローのクリアが弱くなったところを強烈なミドルシュートを打たれ、ヒヤリ。15分/鈴木が後方からの激しいタックルでイエローカードを出される。
30分まで
アルイテハドのボールが徐々につながるようになり、ジュビロがやや劣勢に。19分/右サイドの裏に飛び出され、打たれたシュートがDFに当たってゴールに向かう→尾崎がからくも弾いてピンチを逃れる。24分/中盤で細かくつないで中山のポストから奥がミドルシュート→惜しくもゴール左。28分/ゴール前でDFの足に当たったボールが中山の前へ→相手に倒されるが、PKにはならず。
45分まで
展開はほぼ五分五分になり、緊迫した場面が続く。38分/右の遠めからの藤田のFK→GKがこぼして大きなチャンスとなるが、押し込めず。ジュビロは中盤でのパスは回るが、アルイテハド最終ラインの守備は堅い。ジュビロDFラインも、裏を狙ってくる相手FWと緊迫した駆け引きを展開している。ゴール近くでの相手のロングスローも恐い存在だ。ロスタイム/アルイテハドがいい位置からFK→鋭いシュートだったが、コースが甘く尾崎ががっちりキャッチ。
前半終了
0-0のまま前半終了。内容的にもほぼ互角だが、後半はさらにコンパクトなサッカーで何とか先制点をほしいところだ。
55分まで
後半開始2分/右サイドからの折り返しをニアに飛び込まれる→ゴール右に外れるが、ややヒヤリ。4分/ゴール前左からアルイテハドFKから強烈なシュート→尾崎がナイスセーブ。その後、右からのセンタリングがゴールに向かうが、尾崎が判断良くパンチング。立ち上がりからアルイテハドが怒濤の攻撃を見せ、ジュビロは防戦一方。7分/アルイテハドのMFがヘディングのこぼれ球を強烈なミドルシュート→ゴール左へ。9分/奥から攻め上がった福西にスルーパス→惜しくも届かず、残念。
【得点】
12分/久藤の右からミドルシュート→DFに当たったボールが中山の前にこぼれ、豪快に蹴り込む。待望の先制点がジュビロに入って、アルイテハドが優勝するためには3点取らなければならず、非常に有利な展開に。
75分まで
16分/相手の右サイドの選手に裏をとられ、GKと1対1に→決定的なピンチだが、シュートミスに救われる。16分/カウンターから福西→奥でシュート→ボールはバーの上。18分/クリアボールを拾った奥から高原→決定的なシュートを打つが、わずかにゴール左。先制点を決めた後、ジュビロは落ち着きを取り戻し、カウンターから効果的な攻撃を仕掛けている。25分/福西がドリブルでも右に攻め上がり、中央を経由して逆サイドのフリーの奥に→中へ折り返すが、DFの足に当たる。アルイテハドも懸命の攻撃を見せるが、アジウソンを初めとするジュビロDF陣は冷静な対応を見せている。
【失点】
32分/右CKから尾崎がパンチングを空振りして、相手にボールが渡り、フリーで蹴りこまれる。
89分まで
【交代】35分/奥→西。同点に追いつかれてジュビロの選手に疲れが見え始めたが、ここが踏ん張りどころ。【PK】36分/相手に右サイド裏に飛び出されピンチ→久藤がナイスクリアをしたように見えたが、PKを取られる。しかし、そのPKを尾崎が見事にコースを読んでスーパーセーブ。先ほどのミスを帳消しにした。40分/中山がくさびのボールから反転してシュート→GK正面。【交代】41分/高原→川口。ロスタイム4分/の表示。44分/ゴール正面、ペナルティエリアの1m外からFK→DFが素早く飛び出してクリア。
【失点】
ロスタイム/尾崎の不用意なミスからゴール前でボールを奪われ、一度は尾崎が弾いたが、こぼれ球を決められる。
優勝決定!
ロスタイムはもはや気力の戦い。激しいせめぎ合いの中、必死にしのいでついにタイムアップの笛。最後まで苦しめられたが、粘ったジュビロがついにアジア・スーパーカップに初優勝!!
マッチMVP
アル・ハッサン・アルヤミ(アルイテハド)
大会MVP
中山雅史(ジュビロ磐田)
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試合後のコメント
桑原監督 
スーパーカップを目標として準備してきたので、結果が出せてよかったと思う。今日の試合は負けはしたが、結果的にはスーパーカップを取ってジュビロが目指す「世界」への道筋ができたことに満足している。日本に帰ったらJリーグの残り試合、そしてチャンピオンシップに向って全力で戦っていきたい。
藤田選手 
確かにチャンピオンになれたのは嬉しいけど、勝ってチャンピオンになりたかった。個人的には前半最初のチャンスを外したのが痛かった。でも、今日のようなタフなゲームをこなしていけばチームは成長すると思うし、今大会はジュビロにとって貴重な経験になったと思う。残りの試合は、一つ一つ確実に勝っていきたい。
中山選手 
今日はスーパーカップが取れたことがすべて。得点に関しては、一瞬「オフサイドかな?」とも思ったが、思い切っていった。トラップも上手く決まったし、シュートも枠に飛んだし、流れとしてはOKだった。でもそれ以外にもっと点にからむ動きが必要だった。スーパーカップという目標は達成したが、これで満足せず、これからも自分達に足りないものを見つけて直していかなくてはいけないと思う。
服部選手 
個人的にはパスの調子が悪かったので、ディフェンス面で頑張ろうと思っていた。アルイテハドは、強いし速いし良いチームだった。相手サポーターも凄く、アウェイ独特の雰囲気もあり、かなり勢いがあった。結果が出せたことは嬉しいが、まだまだ課題もたくさんある。早く意識を切り替えて次からの戦いに備えていきたい。
アルイテハド監督 
ジュビロは日本での試合よりもいいプレーをしたし、特に前半がよかった。選手達は100%以上の力を出したし、ゲームを通じて戦い続けていたと思う。我々は多くのチャンスがありながら、PKも外してしまった。皆が我々が勝つことを期待していたのは分かっていたが、それは非常に難しかった。我々には運がなかった。日本人は中盤で非常にいいプレーをしたし、彼らはとてもすばやかった。コーチ達や(クラブの)社長には話したのだが、私は就任してまだ5日しかたっていないので、私の選手達の身体的可能性に関しては実はまだあまりよく知らなかったのだ。
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