試合日程・結果1999年 試合日程・結果1999 J1 2nd 第11節:ヴェルディ川崎 vs ジュビロ磐田

試合日程・結果

Jリーグ試合中継   Jリーグ
1999 J1 2nd 第11節 ヴェルディ川崎 vs ジュビロ磐田
試合日時:1999年10月30日(土) 13時03分キックオフ
試合時間 90分(延長30分) スタジアム 国立霞ヶ丘競技場 観 衆 15,293人
気温 / 湿度 25.0℃/43% 天候 / 風 晴/弱風 ピッチ状態 全面良/乾燥
コミッショナー 西 旬一 主 審 太田 潔 副 審 恩氏 孝夫・金田 英司
第4の審判 蒲澤 淳一 記 録 大高 常勝 HOME/AWAY AWAY

得点ボード
ヴェルディ川崎
1
1 前 半 0
0 後 半 0
  延長前半  
  延長後半  
0 ジュビロ磐田
  成 績  
9 シュート 12
13 ゴールキック 8
1 コーナーキック 13
15 直接FK 20
7 間接FK 4
5 オフサイド 4
0 PK 0

試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
桜井 直人 16分[得点]
桜井 直人 51分[警告]
55分[警告] アジウソン
56分[退場] アジウソン
エンリケ 56分[退場]
58分[交代] 前田 浩二(in) ← 奥 大介(out)
ジェフェルソン(out) → 廣長 優志(in) 62分[交代]
75分[交代] 西 紀寛(in) ← 藤田 俊哉(out)
桜井 直人(out) → 山田 隆裕(in) 88分[交代]

メンバー表

累積警告

ポジション

番号

選手名
  GK 21 本並 健治
  MF 17 小林 慶行
  DF 22 中澤 佑二
  DF 5 米山 篤志
  DF 15 杉山 弘一
  MF 4 林 健太郎
  DF 2 山田 卓也
  MF 8 北澤 豪
  MF 11 ジェフェルソン
  FW 32 桜井 直人
  FW 14 エンリケ
スタメン

選手名

番号

ポジション

累積警告
尾﨑 勇史 1 GK  
安藤 正裕 34 DF  
鈴木 秀人 2 DF  
アジウソン 4 DF  
服部 年宏 6 DF  
藤田 俊哉 10 MF  
福西 崇史 23 MF  
三浦 文丈 35 MF  
奥 大介 8 MF  
高原 直泰 19 FW  
中山 雅史 9 FW  
  GK 1 菊池 新吉
  MF 3 ジュリオ
  MF 7 山田 隆裕
  FW 6 廣長 優志
  FW 25 石塚 啓次
控え選手
大神 友明 12 GK  
前田 浩二 17 DF  
喜多 靖 25 DF  
山西 尊裕 14 DF  
西 紀寛 26 FW  
松永 英機 監 督 桑原 隆
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中継リポート
試合前の状況
さわやかな秋晴れの国立競技場、気温はやや高めだが、まさに絶好のサッカー日和だ。スタンドは、アウェーながら青いユニフォームが緑のユニフォームを圧倒的に上回り、声援もホームさながらの状況。そうした力強いサポートの中でジュビロ・イレブンの奮起が期待される。
みどころ
新加入の三浦と安藤が初スタメンでさっそくサポーターの期待のコールを受けている。中山、福西も今日は元気にスタメン出場で、まさに今日はジュビロの新型布陣でのリスタート。奥と三浦のどちらがボランチに入るかどうかは微妙なところだが、いずれにしても中盤を活性化してくれる存在であることは間違いない。アジアスーパーカップでは良いサッカーを見せ、水曜のレイソル戦ではサポーターの期待を裏切った形のジュビロだが、今日こそはサポーターの信頼を取り戻すサッカーができるかどうか、ぜひ注目してほしい。
5分まで
キャプテンマークをつけた服部を先頭にジュビロ・イレブンが緑のピッチに入場。ヴェルディも元気に入場するが、サポーター席には「東京移転断固反対」の大横断幕が掲げられている。キックオフ。三浦がボランチに入り、奥が左の2列目、そして服部が左SB、安藤が右SBという布陣でスタート。立ち上がりから両者激しい中盤でのボールの奪い合いを見せる。ジュビロは、中山の復帰が効いて前節よりも前線でタメやスペースを作れるようになり、攻撃がスムーズ。三浦の精力的な動きもさっそく効果を発揮している。ファーストシュートは5分、ヴェルディ小林のロングシュート。
15分まで
8分/右サイドからの連続パスから中山がDFの裏でシュートを狙うが、惜しくもDFに阻まれる。14分/ペナルティエリア前でのダイレクトのつなぎから中山が左遠めからシュート→ゴールに左に外れる。ここまではサポーターも納得のジュビロ・ペース。慣れない4バックの右サイドに入った安藤も安定したプレーを見せている。
【失点】
17分/右サイド、エンリケのセンタリングに対してジュビロDFがお見合いをしてしまったところに桜井に飛び込まれてゴール右ぎりぎりに決められる。いい流れで来ていただけに、非常に残念な失点だ。
35分まで
失点後はヴェルディに勢いが出て、たびたび速攻でジュビロDF陣をヒヤリとさせる攻撃を見せる。対してジュビロは攻撃のポイントをうまく作れず苦戦。29分/右サイド安藤のクロスをファーの奥が胸でトラップするが、シュートできず。33分/攻め上がった福西がミドルシュートを打つがDFに当たる。
45分まで
39分/福西のフィードから安藤が完全にフリーになってセンタリングを折り返すが、飛び込んだ藤田に合わず。惜しい! ジュビロは中盤でのボール奪取から速攻をしかける回数が増えてきた。42分/高原が見事な反転からDF2人をかわし、フリーになって右からシュート→惜しくもDFに止められる。44分/ペナルティエリア外やや右のいい位置からFK→アジウソンのシュートはきれいなカーブを描いたが、ゴール右ポストに当たって外へ。惜しい!! ジュビロは最後にペースを取り戻したが、無得点のまま0-1で前半終了。
ハーフタイムのコメント/桑原監督
好守にわたってメリハリのある動きをすること。積極的に相手ボールを奪いにいくこと。
ハーフタイムのコメント/松永監督
ドリブルからパスのゲームになっている。パスからドリブルのゲームにしよう。トップの2人はもっとボールを受ける動きをしよう。2列目、3列目の距離感を保って、バランス良く守ろう。
55分まで
3分/高原→奥で左サイドをきれいに破ってセンタリング→福西が飛び込むがGKにキャッチされる。9分/CKのカウンターから安藤が長い距離を走ってゴール前まで飛び込む。シュートは打てなかったが、らしさを見せた。
【退場】
10分/ぶつかり合ったときに小競り合いになり、アジウソンとエンリケの両者が同時に退場
70分まで
桑原監督は、アジウソンが抜けたCBの位置に、奥に代えて前田を投入。後半16分/左からのセンタリングに福西が遠めからボレーシュート→やや当たりが弱く、GK正面。ヴェルディはジェフェルソンに代えて広長を入れ、1トップに据える。18分/ヴェルディにペナルティエリア内でハンドがあったが、レフェリーには認められず。23分/安藤の右FKを福西が落とし、藤田がループシュート→惜しくもGKにはじき出される。続くCKでは中山がヘディングするが、ボールはバーの上。25分/ゴール正面30mからのFK→前田のパワフルなシュートが炸裂し、惜しくもバーの上に外れるが、サポーターは大喜び。ジュビロの決定的な場面が増えてきた。
90分まで
27分/ヴェルディ北沢がドリブルで持ち込んでシュートするが、力無くGK尾崎が余裕を持ってキャッチ。ジュビロは福西が前に上がって攻撃の起点をつくる。【交代】藤田→西。後半30分を過ぎて、さらにお互いの闘志が激しくぶつかり合うが、攻撃の主導権を握っているのはジュビロ。37分/高原とのきれいなワンツーから西がシュート→DFに当たる。39分/ゴール前で高原→福西→西とつないで決定的なシュートを打つが、コースが甘くGKがキャッチ。41分/中山が右に飛び出しセンタリング→ファーの西がフリーで胸で受けるが、トラップが大きくシュートできず。44分/ロングボールに高原と中山がものすごいガッツで競るが、中山の折り返しはGKにキャッチされる。ロスタイム/福西のドリブルから中山が左足シュート→DFに当たってCK→安藤のキックを高原がヘディングするが、惜しくも入らず。終了直前、右からの西のCKに前田が執念のオーバーヘッドキックを見せるが、ゴール上に外れ、直後にタイムアップ。<BR> 終盤に猛攻を見せたジュビロだが、最後まで得点が奪えず、0-1のまま試合終了。相手よりも多くのチャンスを作りながらも、相手にワンチャンスで決められ、自分たちはなかなかゴールを割れないという最近のパターンで、セカンドステージ9敗目を喫した。
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試合後のコメント
桑原監督 
前半はリアクションサッカーで、スプリントしている選手がいないし、動きにメリハリがなくて最低の試合だった。後半は、もっとガンガンとスペースに走るように指示して、選手もよくやってくれたが、1点が取れなかった。最後のあと1本が取れないのは、やはり何かが足りないと思うので、次の試合に向けて、シュート練習などやれることをやって修整したい。
松永監督 
ポイントとなったのは、ボールを奪った後の切りかえで、そこからのスピードアップができなかった。1得点は、攻めきろうという点でタイミングが合った。守備は身体を張ってよくやってくれた。全体としてリズムに乗れていないが、苦しい戦いをものにしたことがプラスである。
服部 年宏 
点を取りたいという気持ちは出ていたと思うけど、その気持ちが空回りしている部分があったし、ラストパスの精度も低かった。
鈴木 秀人 
大事にいきすぎて、足下でボールを回しすぎてしまった。1点をとって何とかきっかけをつかみたかったけど……
三浦 文丈 
今は、自分たちのリズムを出せるかどうかというよりも、結果がすべて。今日は負けたことが非常にくやしい。どんな形のゴールでも、それで勝つことができれば、だんだんきっかけがつかめてくると思う。今日の敗戦は忘れて、前向きな気持ちで積極的にやるしかない。
安藤 正裕 
前半はみんな走っていなくて、後手後手にまわっていたけど、後半は少しは良くなった。まだ(自分自身の)手応えは十分ではないけど、あと3試合あるし、12月にベストの状態に持っていきたい。
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