2020新体制発表記者会見

2020 1/11
チーム

1月11日(土)、ヤマハスタジアムの記者会見室で「2020新体制発表記者会見」を行いました。

  • ※ルリーニャ選手につきましては、ビザ取得の都合上、本日の新体制発表記者会見は欠席しております。


新体制発表会

代表取締役社長 小野勝

小野勝

 皆様、明けましておめでとうございます。本日はジュビロ磐田の新体制発表記者会見にお越し頂き、ありがとうございます。

 まずは、昨年我々は不甲斐ない結果に終わりまして、サポーターの皆様、スポンサーの皆様、ジュビロを愛する全ての皆様に対して、非常に申し訳なく思っております。今年はこういうことが無いように、もう一度しっかり体制を立て直して、1年を過ごしていきたいと考えております。

 まず始めに、我々のスローガンについて説明をさせて頂きたいと思います。『Júbilo PRIDE 覚悟』というスローガンを今年掲げました。我々としましては、J1に1年で絶対に戻るんだという覚悟を明確にしながら、ロゴの背景にはブルーのダイヤモンドをひいております。ダイヤモンドに負けないくらい一丸になった強さを表しております。また、チーム、スタッフ、会社、もちろんスポンサー、サポーターの皆さんが一丸となってJ1にもう一度復帰するという覚悟を表しております。そして、Júbiloの『J』、PRIDEの『I』を白抜きにしていますが、これは『J1』を表しております。「必ず今年J1に戻る」と。そういう覚悟を表しております。

 それでは次に、今回の体制の中で一番にお伝えしたいのは強化本部です。昨年末にプレスリリースでもお伝えしているように、本部長に鈴木政一さんをお迎えしました。政一さんはご存知の通り、ジュビロの黄金時代を監督として支えて頂いた方です。そのあと日本代表ユースの監督や大学で総監督をされたり、色々な形でサッカーに携わっていらっしゃいます。そして、何よりジュビロを愛して頂いている。それから、非常に広い知見をお持ちです。それと、深いジュビロに対する愛情とともに色々な経験をお持ちです。そういう鈴木さんにジュビロのサッカー軸全体を見て頂きます。これは、トップチームだけではないということです。もちろんトップチームも見て頂くのですが、鈴木政一さんにはそれ以上に、今後どういうふうにしていくのかという意味で、育成、普及、全てのジュビロのサッカー軸を、中期的な視点、それから長期的な視点に基づいて、もう一度立て直して頂くという、非常に重い使命を担って頂いています。

 次に、強化部長として鈴木秀人さんに来て頂いています。鈴木秀人さんは皆さんもご存知の通り、プレーヤーとしてスタートしジュビロで長い間色々な仕事をやって頂いています。非常に深い知見をお持ちの上で、もちろんジュビロを愛してもらっています。そういう色々な知見を持って、今回は強化部長として編成のところでも非常に力を発揮して頂きました。そういう意味では、非常に強い強化が強化本部に出来たと私としては自負しております。

 次にフベロ監督ですが、フベロ監督は昨年の8月に来て頂いて、非常に厳しい中、チームを指導して頂きました。今回はフベロ監督と非常に深いディスカッションを強化本部ともした上で、J2を戦う上でどういった編成が必要なのかと考えてきました。J2で戦うということは、リーグ戦で42試合、そしてまだ決定はしておりませんが、ルヴァンカップを戦う場合は我々が目標としているところまで戦えば10試合以上、それと天皇杯。全て足しますと、50試合以上を年間戦わなくてはいけません。移動も含めますと、ハードな戦いが要求されます。今回強化の中では、ベテラン・中堅・若手をバランス良く、非常に有能な10人の選手に加わって頂きました。もちろん全てフベロ監督と話し合いながらチーム編成をしてまいりました。3人の高卒選手も含めて、10人の新しいジュビロの体制にふさわしいメンバーです。J1に必ず上がるんだという覚悟を持ったメンバーが集まってくれたと確信しています。今年1年間非常に厳しい戦いが続きますが、皆様の熱い、あたたかいご声援、この後押しを持って必ずJ1に戻る覚悟で戦ってまいります。これからもご声援をよろしくお願いいたします。

鈴木政一 強化本部長

鈴木政一

 今紹介に預かりました、鈴木と申します。過去、私自身ジュビロ磐田で色々なことを経験させて頂き、色々な知識を植え付けた中で、他のチーム、あるいは大学など、先ほどおっしゃって頂いたのですが、そういったところで良い経験をさせてもらいました。そういった中、今回こういう形でJ2を戦っていく上で、私自身しっかりと現場スタッフも含めたところでコミュニケーションと視察をしていきたいと思います。その中で、より良い判断で的確に改善していかなくてはいけませんし、あるいは改革という場面も出てくるかもしれません。そういう中で、今社長がおっしゃった強いチーム作り、長期に渡って強いチームを維持するためには、やはり育成年代の強化というのが絶対に不可欠だと僕は思っています。そういう部分でジュビロのために一生懸命頑張りたいと思います。これからもよろしくお願いします。

鈴木秀人 強化部長

鈴木秀人

 強化部長の鈴木です。今までと180度違う立場でチームを支えられることに、非常にやりがいを感じています。鈴木政一強化本部長とともに、監督を全力でサポートして、クラブの目標を達成出来るように全力で頑張ります。今後ともよろしくお願いします。

フェルナンド・フベロ 監督

フェルナンド・フベロ

 皆さんこんにちは。まず横にいらっしゃる3人の皆さん、小野社長、政一さん、秀人さんにお礼を申し上げたいと思います。というのは、自分のことを信じてくれて100%の信頼を持って頂いて、今年もこうやって任せて頂いたからです。今自分は本当に「今年やるんだ」という気持ちでいっぱいです。我々の目標はただ一つで明らかです。J1に戻る、ジュビロがいるべき場所に戻ると、ただそれだけです。J2で戦うわけですが、本当に長いシーズンになります。それを乗り切るためにはハードワークをするということ、そして必ずJ1に戻るという自信を持ってシーズンを戦うことが大切です。我々は素晴らしいサポーターの皆さんに借りがあります。我々は、そのサポーターの皆さんに喜びを与えなければいけない、借りを返さなければいけない、そのためには精一杯やって、目標であるJ1復帰を果たすこと、そしてそれは通過点であって、来年からの我々の目標を達成するための、まずは第一段階としての目標を達成したいと思っています。もちろん、今年のミッションは難しいものになります。決して簡単だとは思っていません。ただ、我々のフロント、後ろにいる選手、そして今日ここにはいない選手たち、それからコーチングスタッフ、今ここにいる皆さん、それからサポーターの皆さん、全員で一つになって必ずJ1に上がる、そのことだけを考えて戦っていきたいです。

DF/6 フォルリン 選手

フォルリン

 皆さんこんにちは。まず、このチャンスを頂いたクラブに感謝したいと思います。自分の仕事を100%して、頂いたチャンスに恩返ししていきたいと思います。そして、難しい戦いになるとは思いますが、監督たちとともに一緒に戦っていきたいと思います。

DF/44 大武峻 選手

大武峻

 皆さんこんにちは。チームの目標である、1年でのJ1復帰に向けて全力でピッチでプレーすることはもちろん、ピッチ外でも若手とベテランの橋渡し役になって、しっかりチームが一つになれるようにやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

MF/8 大森晃太郎 選手

大森晃太郎

 こんにちは。FC東京から加入しました、大森晃太郎です。1年でJ1に昇格出来るように全力で頑張ります。よろしくお願いします。

GK/21 杉本大地 選手

杉本大地

 こんにちは。横浜F・マリノスから来ました杉本大地です。中学時代、ジュビロのジュニアユースでお世話になって、またプロになってこうやって帰ってくることが出来て本当に幸せです。1年でのJ1復帰と、このチームがこれから強いチームになっていく力になれたらと思います。よろしくお願いします。

DF/29 舩木翔 選手

舩木翔

 皆さんこんにちは。セレッソ大阪から加入しました舩木翔です。J1昇格に向けて、自分の特徴である左足のキックを活かしてチームを勝利に導けるように頑張ります。よろしくお願いします。

DF/22 中川創 選手

中川創

 こんにちは。柏レイソルから加入しました中川創です。J2で優勝して、1年でのJ1昇格が出来るように、そのために全力でチームに貢献出来るように頑張ります。よろしくお願いします。

FW/19 三木直土 選手

三木直土

 こんにちは。ジュビロ磐田U-18からトップチームに加入することになりました三木直土です。伝統あるこのクラブでプロ選手になれることを、大変嬉しく思います。1試合でも早く試合に出場して、活躍出来るように頑張ります。よろしくお願いします。

FW/27 吉長真優 選手

吉長真優

 皆さんこんにちは。東京の成立学園から来ました吉長真優です。自分たち若手がルーキーらしく一番走って、チームに貢献出来るようにしたいです。応援よろしくお願いします。

MF/30 清田奈央弥 選手

清田奈央弥

 ジュビロ磐田U-18から昇格した清田奈央弥です。伝統あるクラブでプロサッカー選手になれることを大変嬉しく思います。早くジュビロがJ1に上がれるように頑張っていくので、応援よろしくお願いします。

質疑応答

――フベロ監督に質問です。J2を戦うことになりますが、どのようなサッカースタイルで臨みたいですか?

フベロ監督:
 J1からJ2になったと言っても、自分のサッカーを変えることは無く、昨年やってきたことを継続していきたいと思っています。まずはオフェンシブ、攻撃的なスタイルを作っていきたいと思います。やはり、ボールをポゼッションして相手の陣内に入ってプレーするという、そういうサッカーを目指したいです。そしてポゼッションしていても、当然失う時はあります。そのときは即座にプレッシャーをかけて奪い返すと。そういうサッカーを目指したいと思っています。J2になったからと言って自分のスタイルを変えるつもりは無く、今までのアグレッシブなサッカーを貫いていくと。そう思っています。

――フベロ監督に質問です。今シーズンの選手編成のポイントは?

フベロ監督:
 自分が就任してからは、戦いながらチームのどこが弱点か、どこが強いかということを分析してきました。その中で、どのポジションが今不足しているかということを考えて、どういう特徴が必要かを考えてやってきました。チームの人数を増やすということを考えたのではなく、質の良い選手を獲得しようと、そこを考えながら今回の編成をしてきました。一つひとつのポジションを吟味した中で、どの選手に声をかけようか、獲得しようかと話し合いながら、今いる選手たちに来てもらうことになりました。経験のある選手、若さ溢れる選手といったバランスも考えて獲得しました。とてもバランスの良いチームが出来たと思っています。もちろん、今いる選手たちの中で、全員が試合に出場することは出来ません。プレーする選手もいれば出来ない選手もいます。つまりそこには健全な競争が生まれると。そこを大切に考えて今回のチーム作りをしてきました。

――選手の皆さんに質問です。それぞれの特徴とジュビロにどう貢献していきたいか教えて下さい。

フォルリン:
 試合も練習もともに100%を出し切ることがモットーです。それを自分の持ち味と思っています。

大武:
 僕は自分の体格を活かしたヘディングもそうですし、守備だけではなくセットプレーの攻撃の時にもゴールはどんどん狙っていきたいと思います。監督が後ろからしっかり繋いでいくサッカーというのを目指していると聞いたので、後ろからのビルドアップであったり、後ろからのサイドチェンジ、ロングフィードというのは自分の持ち味でもあるので、攻撃の面でもどんどん貢献していきたいなと思っています。

大森:
 僕の特徴は気持ちです。監督の戦術を1日でも早く理解して、試合で出せたら良いなと思っています。

杉本:
 僕の持ち味はセットプレーの時などの空中戦の強さだと思っています。チームが後ろから繋ぐサッカーというのは聞いています。前所属のチームでも繋ぎのところはやっていた部分でもあるので、そこもしっかり出していけたら良いなと思います。

舩木:
 自分の特徴は左足のキックで局面を変えるプレーという部分を武器としているので、まずは目に見える結果にこだわってやっていきたいと思います。

中川:
 僕はビルドアップです。以上です!

三木:
 自分の特徴はゴールを取ることです。ゴールに関わる仕事というのをこだわってやっていきたいと思います。

吉長:
 ラストパスの精度や最後のフィニッシュのところの精度など、そういったところが得意なので、日々練習から意識してやっていきたいと思っています。

清田:
 サイドチェンジで局面を変えるところが得意なので、そういったところを見てもらえると嬉しいです。相手を潰してボールを取ることも得意なので、そういう部分でチームに貢献出来れば良いなと思います。