鈴木秀人監督 就任発表記者会見

2019 7/2
チーム

7月2日(火)、ヤマハスタジアムの記者会見室で「鈴木秀人監督 就任発表記者会見」を行いました。


新体制発表会



新体制発表会

株式会社ジュビロ 代表取締役社長 小野勝

代表取締役社長

 皆さんこんにちは。今日はお集まりいただきありがとうございます。ジュビロ磐田の小野でございます。7月1日をもちまして、ジュビロ磐田は鈴木秀人さんと、監督に就任していただく契約を結びました。まずはそれをお伝えした上で、皆さんのご質問をお受けしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

鈴木秀人 監督

監督

 こんにちは、鈴木です。精いっぱい頑張ります。
 今後もよろしくお願いいたします。

質疑応答

――就任にいたる経緯を

服部年宏強化本部長:
 名波前監督の辞任を受けたところで、クラブとして強化部の私の方からとにかく次の監督をというところで、その中では色々な話もあるというか、候補もいくつか頭の中にはあったのですが、一番クラブに必要というか、とにかく早い段階でチームをもう一度立て直すことが出来るということで、鈴木秀人監督にまずは「やってくれるか」というような話をして、二人で色々な話をした最後に、「じゃあやります」ということを受けました。

 ただ、その時点では名波前監督がこの試合を最後にとは言っていたのですが、一試合でも多くやらせようという想いは2人ともありました。結果的には(6月)30日に彼の言った通り辞任したこともあり、「秀人監督、よろしくお願いします」という形になりました。

――内諾をしたタイミングは?

服部:
 内諾というか、「もし本当にそうなったらやってくれるか?」というところで、返事をしてくれたのは…日にちはやめておきますね。ただ、名波監督がこのタイミングで辞めるよと言った後であることはもちろんです。

――現在リーグ戦が半分終わった時点で最下位という状況、決定力不足と言われている中で、どういったところにまずは取り組んでいきたいか

鈴木秀人監督:
 昨日選手にも話をしたのですが、最下位なのは今の現実なので、もう上に這い上がるしかないと。その中で、課題は得点力不足で点を取らないと勝利には絶対に結びつかないので、まずはその点を取るところ、今決定力不足と言われている中で、いかにその回数を増やしていくかというところをみんなに伝えて、そこを強く意識しながら取り組もうとやっています。

――フォーメーションやシステムの変更など、ご自身の色をどう出していくのか

鈴木:
 システム変更などはまだそこまで考えていないですし、いきなり今のこのタイミングで多くのことを変えても選手が混乱するだけなので、前監督の名波さんが積み上げてきたものに対して、自分は少し足りなかった部分というものに着手しているところです。

――這い上がっていくという言葉がありましたが、鈴木監督もテスト生から日本代表まで這い上がってきたというところで、そのあたりは監督として強い想いがあると思うのですが、クラブの生え抜きとしてはいかがですか?

鈴木:
 そうですね。元々そういうタイプの人間だったので、逆にこういうタイミングで自分がやるのも運命なのかなと思いながら、そういう経験もしてきたので、上手く選手に伝えたり、この雑草魂をしっかり選手に植え付けたり、自分でもそれを上手く生かして、残留に向けて頑張っていきたいという想いがあります。

――「監督をやってくれないか」と言われたときの正直な気持ちと、またその決断はすぐに出来たのか

鈴木:
 もうやるという決意をして覚悟を決めてこの場にいるので、そういう想いで今います。

――今、「覚悟を決めて」とおっしゃいましたが、どれくらいの強い覚悟なのかを

鈴木:
 僕はこのジュビロの前身のヤマハ発動機時代から、もう25、6年在籍しているのですが、その恩返しという意味もありますし、この26年間ここで成長させてもらったことを全て捧げるし、自分の身を削る思いでやろうとしているので、そういうところの決意は変わらずに、最後まで諦めずにやっていきたいと思います。

――ユースの監督時代の熱血指導もありましたし、大久保グラウンドでも選手たちとじっくり話をしたり、そういう姿が見られますが、監督としてどういう姿勢で選手と接していきたいか

鈴木:
 選手たちと接するという部分では、昨日のことなのですが、ミーティングの前に選手は多分なんとなく雰囲気を感じて、すごくよそよそしく僕に接してきて。ちょっと寂しかったので、その後に「いつも通り、普段通りでいいから」と。選手とはなるべく、近い距離と言うとおかしいですけど、なるべく身近に話し合える距離感でやっていきたいという想いはあります。あとは、今の残留争い、最下位という中で、厳しくやっていかないと勝負ごとというのは勝てないというのが多々あると思うので、そういう厳しさの部分は徹底的に求めていきたいという想いはあります。

――残りの試合を含めて、勝点であったり具体的な数字の目標は?

鈴木:
 昨日も選手に伝えたのですが、とにかく目の前の試合、一つひとつに向かって勝利に向かっていくという話をしたので、本当に目の前の一試合で勝点3を取ることしか考えていません。