第21期決算発表について

2013 6/26
チーム

株式会社ヤマハフットボールクラブは、昨日6月25日、「第21期(平成24年4月1日から平成25年3月31日)定時株主総会」を行いましたので、その内容についてお知らせします。

決算報告

 2012年の日本サッカー界は、7月下旬から始まったロンドンオリンピックで男女代表とも大いに沸いた年でした。男子代表(U-23)の結果は、準決勝まで進み惜しくも韓国に敗れ4位でしたが、1968年メキシコ大会以来のメダルが期待された大会でした。また、女子の代表は、前年のワールドカップの決勝戦と同じアメリカとの対戦となり、連覇をかけて戦うも銀メダルの結果となりました。ザッケローニ監督率いる日本代表の「2014FIFAワールドカップ・ブラジル大会」のアジア最終予選B組の3月末時点での成績ですが、6試合(残り2試合)を終えて勝点13の首位にあり、連続5回目の本大会出場を目指しています。

 一方、国内のJ1リーグでは、1993年のリーグ発足から参加しているサンフレッチェ広島が創設20年の節目の年に初優勝を果たしました。ジュビロ磐田は、スタートダッシュに成功し5月末ではACL出場の目標圏内3位の成績でしたが、9月以降の連敗で残念ながら12位の結果となりました。また、ヤマザキナビスコカップは予選敗退、天皇杯はベスト16という結果でした。チーム目標としては達成できませんでしたが、「必死さ」「諦めない姿勢」など今後のジュビロにつながる土台造りができたと考えております。

 さて、昨年から取り組んだ事業にお客様満足度の向上とクラブライセンスの施設基準を充たすための大規模なスタジアム改修があり、2012年末から工事に入り、現在、急ピッチで工事が進み快適なスタジアムになって、8月3日の杮落としを迎える予定になっております。

 当期の経営状況ですが、大きな変化要因として2012年4月にヤマハ発動機(株)からのスクール移管がありました。影響額としては、売上高で2億20百万円、一般管理費で2億12百万円でした。売上高では、上記スクール売上高の増加の他に移籍金収入の増加等があり、前期比7.6%増の33億91百万円となりました。営業外収支を含む総経費は、上記スクール経費の増加の他に選手の移籍に伴う一括償却による減価償却費の増加等で、前期比8.9%増の31億55百万円となりました。この結果、税引前当期純利益は2億35百万円となり、税金を払った税引後の当期純利益は、前期比9.0%減の1億69百万円の計上となりました。
これにより、累積損失は一掃され、中期計画よりも1年前倒しでクラブ創設以来初めて利益剰余金がプラス(+13百万円)となりました。

皆様におかれましては、今後とも相変わらぬご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。