木下高彰選手の加入内定について

この度、浜松開誠館高校の木下高彰選手(DF)が、来季(2012シーズン)からジュビロ磐田へ加入内定しましたのでお知らせ致します。

木下 高彰(きのした たかあき)選手プロフィール
- 生年月日
1993年6月11日(18歳)
- 出身地
静岡県浜松市
- ポジション
DF
- 身長/体重
182cm/72kg
- サッカー歴
浜松白脇SSS→浜松JFC→浜松開誠館中学校→浜松開誠館高校(現在3年生)
- 主な経歴
年度所属所属2006U-14ナショナルトレセン2007U-14ナショナルトレセン2008U-16ナショナルトレセン2009U-16日本代表・国体静岡県選抜2010U-17日本代表・静岡県選抜2011U-18日本代表候補・静岡県選抜
- プレーの特徴
空中戦・地上戦ともに1対1の守備が強いセンターバック。リーダーシップを発揮し、最終ラインを統率する。相手からボールを奪った後のつなぐ意識が非常に高く、攻撃の一歩目を担う。現在は、浜松開誠館高校のキャプテンとしてチームをまとめ、全国大会出場を目指す。
浜松開誠館高校3年 木下 高彰


(来季は)もちろん一日でも早く試合に出ることも目標ですし、その他にも1年目となる来季は様々な意味でいい経験になると思いますので、様々なことを吸収し、一日一日を大事にプロ生活を送りたいと思っています。
自分のセールスポイントとしては1対1の守備にはかなりこだわっているので、それはこれからもこだわりたいですし、ビルドアップ面でもジュビロの攻撃の起点となれるような選手になりたいと思います。
■質疑応答
――他のクラブからもオファーが来ていたと思いますが、最終的にジュビロを選んだ理由を教えてください。
木下:小さい頃からの憧れのクラブでしたし、ジュビロさんからお話をいただいた時は行きたいという思いが大きなものになりました。
――目標とする選手を教えてください。
木下:ジュビロの藤田義明選手は僕のプレースタイルに似ている部分があると思いますし、プレーを見ていても共感する部分があります。いいお手本となる選手がいるのでいいものをどんどん盗んでいきたいと思います。
――この一年でミスも少なくなり大きく成長したと思いますが、そのあたりは自分自身の内面の変化なのか、それともフィジカル的な変化なのか、そのあたりはいかがですか?
木下:やはり自分自身が最上級となり、責任感が出てきたことがミスを減らすことにつながっていると思います。
――青嶋文明監督に伺います。プロの心構えとして木下選手に伝えたことは?
青嶋監督:特にはありませんが、一つは人間的にしっかりしている生徒ですから、むしろ今日の挨拶を見て、もう少し人前で話せるようにしっかり教えていきたいと思います(苦笑)。
――彼の性格は?
青嶋監督:よく言えば非常に真面目です。逆の見方をすれば神経質なところもありますが、最終ラインに入る選手としては非常にいい性格ではないかと見ています。
浜松開誠館高等学校長 三浦 宏之
本日は本校サッカー部の木下高彰君の進路内定会見ということで、ジュビロ磐田強化部の尾畑様、服部様、中馬様をはじめ多数の関係者の皆様、誠にありがとうございます。契約につきましては先ほど無事に済んだとの報告がありました。追って説明があると思います。
本校にとってこのような会見をできることは本当に意義あることですし、大変嬉しく思っております。本校では3人目のJリーガーとなりますが、木下くんがこれからますます頑張ってくれると思っています。
人柄や能力については追って関係者から説明があると思いますが、学校の代表として彼に伝えたいことは初心を忘れないこと、胸を張り自信を持って自分はジュビロの選手だと言えるようになること、それから多くの人々に夢を与えること。そういったことをぜひ彼には実行してほしいと思っています。
ジュビロ磐田強化部長兼育成部長 尾畑 正人
先ほど木下選手と仮契約を結ぶことができ、無事内定ということになりましたので、ご報告いたします。
まずは木下選手を獲得した経緯ですが、ジュビロ磐田としてやはり地元の選手を入れたいということで、一昨シーズンから動き始めました。そこで今回木下選手というDFを獲得することになりました。私たちの評価として、木下選手のストロングポイントはやはりリーダーシップを取れることです。それから1対1に強く、フィジカル的にも強いと。マーク、球際にも強いと。それからビルドアップのパスの意識も高いものがあります。
そういったストロングポイントを見出し、全国的に見ても各クラブで必ず補強ポイントとして挙がるDFというポジションにおいて、木下選手に白羽の矢を立てて補強しました。そういったストロングポイントを踏まえつつ、プロの世界でパワー、フィジカル的な強さ、判断の速さ、パスの精度など様々な部分でまだまだ成長してもらわなければならないと思います。
そのあたり、現状のジュビロ磐田の中では様々なことを勉強でき、吸収できる環境が整っていると思います。その中で精一杯頑張っていただき、将来ジュビロのレギュラーとして、またこの静岡県の西部地域の星となり、その先はやはり日本代表という目標を持っていただいて頑張ってもらいたいと思います。
浜松開誠館高校サッカー部監督 青嶋 文明
彼と出会ったのは小学5年生のつま恋での大会でした。その時、彼は中盤の選手でしたが、私の中で一つの大きな目標がありました。それは浜松の地区の選手を育成し、地元のビッグクラブであるジュビロ磐田さんに何とか選手として送り込みたいという目標でした。
その目標の中で彼と出会い、この6年間様々なトレーニングを課して彼を育成して参りました。
今回身に余る思いでして、同じ西部地区の指導者の一人として夢が叶ったという思いが非常に強いのですが、さらに努力して彼が地元のスターになれるようになってほしいと思っています。