2019年 試合速報

明治安田J1 第5節 vs. 鹿島アントラーズ

試合ハイライト
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

3 分
2 敗
3 得点
5 失点
勝点 3

1
  • 0
  • 0

  • 1
  • 1

1
antlers
antlers

2 勝
2 分
1 敗
7 得点
5 失点
勝点 8

前半
高橋 祥平
33分
34分
レオ シルバ
ハーフタイム 後半
松本 昌也
1分
13分
内田 篤人
三竿 健斗
26分
レアンドロ
安部 裕葵
大久保 嘉人
荒木 大吾
35分
森谷 賢太郎
ムサエフ
39分
レオ シルバ
小川 大貴
アダイウトン
小川 航基
49分
21
カミンスキー
4
新里 亮
24
小川 大貴
25
大南 拓磨
41
高橋 祥平
7
田口 泰士
14
松本 昌也
15
アダイウトン
17
森谷 賢太郎
19
山田 大記
22
大久保 嘉人
SUB
36
三浦 龍輝
6
エレン
35
森下 俊
8
ムサエフ
10
中村 俊輔
27
荒木 大吾
18
小川 航基
監督
名波 浩
1
クォン スンテ
2
内田 篤人
22
安西 幸輝
28
町田 浩樹
39
犬飼 智也
4
レオ シルバ
6
永木 亮太
8
土居 聖真
11
レアンドロ
15
伊藤 翔
18
セルジーニョ
SUB
21
曽ヶ端 準
33
関川 郁万
10
安部 裕葵
17
平戸 太貴
20
三竿 健斗
25
遠藤 康
14
金森 健志
監督
大岩 剛

13,111
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハ 3/30(土) 15:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、水含み 新藤 一晴 福島 孝一郎
天候 試合時間 副審 副審
晴れ一時雨 90分 西橋 勲 木川田 博信
気温 湿度 第4の審判員 記録員
19.1度 43% 谷本 涼 花澤 秀登
6 シュート 13
17 ゴールキック 8
3 コーナーキック 8
11 直接FK 8
5 間接FK 3
5 オフサイド 3
0 PK 0

2週間の中断期間を挟み、J1リーグが再開。ジュビロは鹿島アントラーズをホームに迎え、大勢のサポーターの前で今シーズンリーグ戦初勝利を目指す。

この中断期間、チームが特に力を注いできたのは、攻撃面の課題克服。ビルドアップも含めて、選手同士がコミュニケーションをしっかりと図りながら準備を進めてきた。今日は3バックでのスタートが予想される中、積み上げてきたものをしっかりとピッチで示したい。大久保嘉人も、「練習してきたことをピッチで結果として残して、成功体験を増やしていくことが大切。そのためにも、勇気を持ってミスを恐れずにトライしていきたい」と意気込みを語った。また、怪我で出遅れていた森谷賢太郎が復帰。今日がジュビロでのデビュー戦となる。正確で多彩なパスの持ち主が、攻撃にどのようなアクセントをもたらしてくれるのか注目だ。

対する鹿島は現在リーグ戦2連勝中と、調子を上げてきている。中でも伊藤翔は4試合で4得点をマークしており、ジュビロとしては十分警戒したい選手の一人。最終ラインを担う高橋祥平、新里亮、大南拓磨を中心に、相手の攻撃をしっかりと封じてくれるはずだ。

キックオフはこのあと15時。ヤマハスタジアム周辺は小雨が降っている。「何としてでも勝利が欲しい一戦」と監督、選手が口を揃える鹿島とのマッチアップ。ここからのシーズンを戦っていく上で、自信となるような勝利をチーム一丸となって手にしたい。

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名波 浩 監督

ジュビロ磐田 名波浩監督
――試合の総括
良い守備が良い攻撃に繋がるという、典型的なゲームだったのではないかと思います。前半押し込まれる回数が多かったかも知れないですが、非常に良いブロックが構築されていて、危険なシーンも少なかったと思います。レアンドロ選手がボックスに入ってきての切り返し2回くらいで、後は怖いシーンも無かったと思いますし、選手が個々で、それから同じエリアの選手たちでよくコミュニケーションを取っていたと思います。奪った後のファーストプレーがもう少し良ければ、自分たちに時間が出来たのではないかという前半だったと思います。
後半立ち上がりに先制することが出来て、「下がることなく守備をしよう」と言った中で、相手が負けている状況なので両ワイドに張り出して、そこに人が引っ張られてしまったのと、3バックの高橋、大南が、(相手が)ワイドに張っていることに対して、ウイングバックを戻し過ぎて自分たちが浮いているシーンが多くて、そこで縦ズレが起こせなかったのが前向きに守備出来なかった一番のポイントだったのではと思っています。
ともあれ、大南も(代表から)帰ってきて間もなく、現状のコンディションとしては精一杯やったと思いますし、アジアチャンピオン、そして調子の上がってきたチームに対してよく最少失点で乗り切ってくれたと思います。
今日は選手たちに二つミッションを与えたのですが、ひとつは「先制しよう」と。それから「攻撃の時のボックス脇の使い方でもう少し連動しよう」と。二つ目はそれほどクオリティは高く無かったのですが、一つ目は一応ミッションクリアをしたので、そこは良かったと思います。それからもう一つ言ったのは、2失点目を与えないこと。我々の今のチーム状況でいくと2点取られたら3ポイントを取るのはなかなか難しいので、2点取られないようにしようと。そこは選手たちも最後のところで身体を張ってくれたのではと思っています。あれだけクオリティの高いボール回しと、個の突破を見せたアントラーズに対して粘り強く守れたので、下を向かずに次節以降も頑張っていきたいです。

――大岩監督の戦い方は分かっていたのか? 
大岩監督云々ではなく、アントラーズはこういうサッカーをやってくるというのは頭に入れながらやりましたし、選手たちもやってくれたと思います。

松本 昌也 選手

松本 昌也 ――今日の試合を振り返って
勝ちたかったというのが一番の気持ちで、ここまでリーグ戦に勝てていなかったので、どうしても勝ちたかったのですが、引き分けという結果に終わってしまい悔しい気持ちです。

――先制点のシーンを振り返って
(大久保)嘉人さんからオーバーヘッドで良いボールの折り返しが来ましたが、ふかさないように落ち着いて決められたので良かったです。

――ボールがこぼれてきたのは、いつもチームのために献身的に走っているプレゼントかなと
自分の中ではチームのためにプレーするのは、常に毎試合心がけてやっています。それが結果となって、ゴールという形でチームの力になれたのは嬉しいです。

――先制した後の戦い方について
先制してからもう1点取りに行く姿勢を見せることによって、押し込まれないようにしたかったという反省点もありますし、押し込まれた中で失点してしまったという課題は残ったので、しっかり反省して次節以降に繋げていきたいと思います。

――前半の良い守備や後半の先制点など、次に繋がるものもあったのでは?
奪った後の攻撃で良い形を何回か作ることが出来ていたので、その回数を1試合通して増やしていきたいと思います。

――ここからの戦いに向けて
5節を終えて勝てていないので、しっかり切り替えて、良い準備をして、次はアウェイですが勝点3を取れるよう、チーム一丸となって頑張りたいです。

森谷 賢太郎 選手

森谷 賢太郎 ――ジュビロ加入後初出場となりました
移籍をしてきてすぐにキャンプで怪我をしてしまい、不甲斐ない想いでいましたし、みんながピッチで戦っている中、自分はスタンドで見ることしか出来なかったので、試合に出たらやってやろうという気持ちでいました。雰囲気もすごく良くて、たくさんのファン、サポーターの方も応援してくれていたので、勝利を届けたかったというのが本心ですが、試合はまだまだ続くのでもっと頑張っていきたいと思います。

――チームとしての手応え、森谷選手自身の手応えは?
リーグ戦での勝利がない中で、チームとしても絶対に勝ちたいという気持ちがありましたが、結果がついてこなかったことが全てだと思います。けれど、ジュビロは新しいことにチャレンジしていると思いますし、そこで諦めないでみんなで一つになってやることが大事だと思うので、辛坊強く戦っていきたいと思います。

――自身の役割について意識していたことは?
チームを勝利に導けるようにという想いでプレーしていましたし、例えばそれが守備でハードワークすることならば、それをしっかりやろうという覚悟を持ってやっていました。ただ、その中で結果がついてこなかったのが全てかなと思います。

――勝利のために必要なことは?
勝ちたいという執着心をどれだけ持てるかというところだと思いますし、そうした想いを持って今日の試合もみんなが臨んでいたと思います。それを切らさないで次の試合もやるべきですし、そのために1週間しっかり準備をして、次の試合に勝てるようにやるだけだと思います。

大久保 嘉人 選手

大久保 嘉人 ――試合を振り返って
相手が鹿島ということで、サイドで起点を作ることは分かっていました。前半なんとか耐えたところは良かった部分かなと。ただ、先制点を取ったにも関わらずやられてしまうというのが本当に残念です。もったいなかったですし、こういった勝てる試合を落としてしまうというのは、反省しなければいけません。自分たちが先制したからこそ、どうにかしてでも粘って、絶対に勝たなければいけませんでした。

――先制してからの戦い方について
相手に攻め込まれるのは分かっていましたが、後ろ体重にならずに慌てることなくやっていこうと。ただ、そこで無理やり蹴ってしまって、またディフェンスからスタートするという場面が多くなってしまいました。もちろん2週間準備してきた中で、良いところも非常にあったと思いますが、まだまだ焦ってしまうことが多いので、そこを個々がしっかりと意識して、何とか変えていくことが必要だと感じています。

小川 大貴 選手

小川 大貴 ――今日の試合を終えて
なかなか勝てていない中で、もちろん勝点が欲しかったですし、今日のゲームに関して言えば、もったいない、残念な勝点1になってしまいました。相手がペナ角のエリアを使ってくるので、そこを使わせないように意識しながら、みんなで焦れずに失点しないでいこうと試合前から言っていました。そうした部分で、特に前半は多少押し込まれる部分もありましたが、出来ていたと思います。相手のストロングを消していく中で、良い守備が良い攻撃に繋がり、それが良い形で出た場面もありました。ただ、後半失点するまでの時間帯や押し込まれた時間帯は、どうしても少し引いてしまったので、そこは今後改善していかなくてはいけないと思います。あれだけ、かなりディフェンシブに守っていた中での失点だったので、もったいなかったですし、ああいった小さな綻びから失点してしまったので、まだまだ甘さがあるのかなと。ただ、決して下を向くゲームではないと思うので、まだまだ勝てていないですが、次に向けて切り替えてやっていければと思います。

――先制した後の戦い方について
自分たちが先制点を取った後、引き気味になってしまって押し込まれるパターンは良くないと思っていました。今日だと先制してから45分間守るのかと。そうではなくて、前に行く気持ちは常に持っていましたし、隙を窺って行けた部分もあったと思います。ただ、まだまだだと思いますし、全体的に引いてしまうのではなく、もっとアグレッシブな守備で前から仕掛けていくことが出来れば良かったと思います。

――2週間準備してきたことを示すことが出来た部分は?
攻撃のところを中心的にやってきた中で、今日は相手がペナ角を取って来ていましたが、僕たちも同じようにペナ角を取りに行って、そこからのクロスに対して今まではなかなか中に枚数が入って行けなかったのが、今日は3枚4枚と入っていくシーンもあったと思うので、そこは2週間やってきたことが出た部分かなと。あとは、ミスを恐れず前に前に行こうと。そこはみんな出来ていたと思います。

鹿島アントラーズ 大岩剛監督
 

――試合の総括
後半立ち上がりの失点が、自分たちの戦いを苦しくしてしまったというところが反省点です。その後の自分たちのアクションは非常に良いものがありましたし、攻撃のところ、リスクマネジメントのところは、しっかりやりたいことが出来ていたと。前半もしっかりしたプランで戦っていたのですが、そうしたところも含めもっとブラッシュアップが必要ですし、改善するところ、特に失点のところを次の試合に向けて修正していきたいと思っています。