2016年 試合速報

J1 2ndステージ第10節 vs.アビスパ福岡

abispa
abispa

1 勝
2 分
7 敗
9 得点
19 失点
勝点 5
順位 16

2
  • 1
  • 1

  • 1
  • 2

3
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

1 勝
5 分
4 敗
10 得点
16 失点
勝点 8
順位 15

前半
9分
アダイウトン
城後 寿
16分
ハーフタイム 後半
5分
藤田 義明
13分
宮崎 智彦
為田 大貴
15分
16分
宮崎 智彦
山本 康裕
18分
アダイウトン
24分
パパドプーロス
金森 健志
坂田 大輔
25分
ダニルソン
邦本 宜裕
32分
34分
パパドプーロス
櫻内 渚
為田 大貴
中原 秀人
40分
43分
アダイウトン
松浦 拓弥
1
神山 竜一
2
濱田 水輝
18
亀川 諒史
20
キム ヒョヌン
24
駒野 友一
4
三門 雄大
6
ダニルソン
10
城後 寿
13
為田 大貴
21
冨安 健洋
7
金森 健志
SUB
23
イ ボムヨン
19
堤 俊輔
22
中村 北斗
8
中原 秀人
15
末吉 隼也
11
坂田 大輔
27
邦本 宜裕
監督
井原 正巳
21
カミンスキー
2
中村 太亮
33
藤田 義明
35
森下 俊
44
パパドプーロス
7
上田 康太
9
太田 吉彰
13
宮崎 智彦
15
アダイウトン
40
川辺 駿
8
ジェイ
SUB
1
八田 直樹
5
櫻内 渚
28
石田 崚真
11
松浦 拓弥
23
山本 康裕
18
小川 航基
20
森島 康仁
監督
名波 浩

10059
スタジアム名 試合日 キックオフ
レベスタ 8/24(水) 19:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、乾燥 高橋 信光 荒木 友輔
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 中井 恒 穴井 千雅
気温 湿度 第4の審判員 記録員
31.3度 68% 田島 宏則 道下 亨
8 シュート 10
8 ゴールキック 7
5 コーナーキック 2
10 直接FK 10
1 間接FK 2
1 オフサイド 2
0 PK 0

前節のサガン鳥栖戦、後半アディショナルタイムに得たPKをジェイが決め、土壇場で同点に追いつき連敗を3で止めた。今日、レベルファイブスタジアムで目指すは勝利のみ。試合の前々日から福岡入りしたチームは、万全の調整を行い、アビスパ福岡との一戦に臨む。

ジュビロの予想フォーメーションは【3-5-2】。GKにカミンスキー。最終ラインは、藤田義明、森下俊、パパドプーロス。ダブルボランチは、上田康太と宮崎智彦。右ワイドに太田吉彰、左に中村太亮。トップ下に川辺駿。2トップに、アダイウトンとジェイという並びか。
ここまでリーグ戦フルタイム出場を続けていた大井が前節左足を痛め、大事をとって今回の遠征には帯同していない。ディフェンス陣を牽引してきた頼れるリーダーは不在となるが、最終ラインの3選手と、前節リーグ戦15試合ぶりに復帰し、安定したパフォーマンスをみせたカミンスキーを中心に、身体を張ったプレーでジュビロのゴールを守り抜いてくれるはずだ。攻撃陣も、前節トップ下で出場した川辺や、リーグ戦10ゴールをマークしているジェイを筆頭に、息の合ったプレーが増えてきている。今日も、積極的に攻める姿勢を貫き、福岡ゴールをこじ開けてくれるはずだ。

対するアビスパ福岡の予想フォーメーションは【3-4-2-1】。GKに神山竜一。最終ラインは右から、キム ヒョヌン、濱田水輝、冨安健洋。ダブルボランチに、ダニルソンと三門雄大。右ワイドに駒野友一、左ワイドに亀川諒史。2列目の右に城後寿、左に為田
大貴。1トップに金森健志という並びが予想される。
注意すべきは、1stステージの対戦でも失点につながってしまったセットプレーだ。現在は昨シーズンまでジュビロの一員として戦ってきた駒野がキッカーを務めることが多い。2ndステージ第8節ではFKを直接決めており、駒野のキックには充分警戒が必要だ。

キックオフはこのあと19時。レベルファイブスタジアムの天候はくもり。徐々に雲が厚くなり、雨が降り出しそうな天気だ。気温は高く、ピッチ上はまだ蒸し暑さが残っている。

前半1分、アウェイのジュビロボールで前半キックオフ。天候は曇り。太陽が雲に隠れているが、暑さが残る。
前半1分、ジュビロ、高い位置でボールを奪うと、右サイド太田吉彰に展開。太田吉彰が右足で中央に待ち構えていたジェイにクロス。しかしこれは福岡守備陣にブロック。大きくクリアをされる。
前半3分、ジュビロ、左サイドで中村太亮がボールを受けると、オーバーラップしたアダイウトンにスルーパス。アダイウトンが得意のドリブルで福岡ゴールに迫るが、ボールが長く、タッチラインを割ってしまい、福岡ボールに。
前半7分、ジュビロ、藤田が前線にロングパスを出すと、これを受けたジェイが川辺駿とのワンツーで中央に切れ込み、ミドルレンジからミドルを放つ。これは精度を欠き、ゴール上にそれる。
前半8分、ジュビロ、川辺駿が福岡守備陣の裏を突く、ループパスを出すと、これを福岡守備陣がクリアミス。そこを見逃さずアダイウトンが詰め込み、ゴールに押し込む。ジュビロ先制。0-1
前半12分、福岡、亀川諒史から左サイドの為田大貴にスルーパスが出ると、これをワンタッチで中央の城後寿にパス。城後寿が抜け出し、シュートを放つがこれはポストに防がれる。
前半15分、福岡、三門雄大から左サイド為田大貴を狙った長いスルーパスが出るとこれを為田大貴が中央の城後寿にパス。城後寿がこれを落ち着いて、ゴール右に決め、福岡同点に追いつく。1-1
前半19分、ジュビロ、左サイドの中村太亮から福岡守備陣の裏を突く絶妙なループパスが出ると、これをジェイがワンタッチで福岡守備陣をかわし、GKと一対一に。これは神山竜一の絶妙な飛び出しで防がれる。
前半19分、福岡、前線への長いパスが出るとこれを金森健志が拾い、ワンタッチで、ジュビロ守備陣をかわし、GKと一対一に。右足を振りぬきシュートを放つが、これをカミンスキーがスーパーセーブでブロック。
前半24分、ジュビロ、自陣からパパドプーロスが福岡守備陣の裏を突くロングパスを出すと、これに反応したのはアダイウトン。冨安健洋をかわし、GKと一対一かと思われたが、惜しくもタッチラインを割ってしまい、福岡ボールに。
前半27分、福岡、素早いスローインからカウンターを狙い、前線の金森健志にパス。これを上田康太が最終ラインまで戻り、ディフェンス。相手のファールを誘い、ピンチを防ぐ。
前半34分、ジュビロ、この時間は全員自陣まで守備に戻っている福岡のディフェンスに攻めあぐねている。
前半39分、福岡、素早いカウンターから左サイドの為田大貴がボールを受けると、オーバーラップした亀川諒史にスルーパス。亀川諒史が中央の城後寿に絶妙なクロスを上げるが、これは森下俊が何とかヘディングでクリア。
前半43分、ジュビロ、高い位置で中村太亮がボールを奪うと、すぐさまジェイにパス。ジェイが福岡守備陣の裏を突く、ループパスを入れるが福岡守備陣にクリアをされる。セカンドボールを再度ジェイが拾うとミドルレンジからミドルを放つ。これは神山竜一に防がれる。
前半45分、ジュビロが攻撃を立て直そうとしたところで前半終了のホイッスル。
後半1分、ホーム福岡ボールで後半キックオフ。両チームともに選手交代はなし。
後半1分、福岡、ダニルソンから前線の金森健志にパスが出ると、これを金森健志が右サイドの駒野友一に展開。駒野友一から前線にスルーパスが出るがこれはパスが長く、カミンスキーががっちりキャッチ。
後半3分、福岡、最終ラインの濱田水輝から一気に右サイドの駒野友一にロングパス。駒野友一から前線の城後寿にパス。城後寿が反転し、ジュビロ守備陣をかわすと、オーバーラップした為田大貴にパス。為田大貴が切り返してシュートを狙うがこれパパドプーロスが落ち着いてブロック。
後半5分、福岡、右サイドからのFKを獲得。キッカーは駒野友一。ゴール右上を直接狙ったシュートを放つが、これをカミンスキーがブロック。
後半9分、ハーフタイムコメント
福岡 井原監督
「慌てずに落ち着いて自信を持ってプレーしよう。スペースあるのでそこを積極的に狙っていこう。セットプレーを大事に思い切って入っていこう」

ジュビロ 名波監督
「リズムを変える為のロングボールを上手く活用すること。帰陣のスピードを上げること」
後半10分、ジュビロ、右サイドでFKを獲得。キッカーは上田康太。中央に柔らかいパスを出したが、福岡守備陣にブロック、大きくクリアをされる。
後半13分、福岡、高い位置でボールを奪うとすぐさま左サイド亀川諒史に展開。亀川諒史から為田大貴にパスが出ると、為田大貴が中央に切れ込む。上がってきた三門雄大にパスをすると、三門雄大がミドルを放つ。一度はカミンスキーが防ぐが、セカンドボールを為田大貴が押し込み、福岡追加点。2-1
後半18分、ジュビロ、前線で川辺駿がボールを受けると福岡守備陣を引き付け、右サイドにひらいていたジェイに展開。ジェイが左足でシュートを放つが、神山竜一にブロックされるが、浮いたボールにアダイウトンが詰め込み、ジュビロ同点に追いつく。2-2
後半23分、ジュビロ、川辺駿が倒されFKを獲得。中央だが長い距離。キッカーは上田康太。右サイドのジェイにパスを出すとジェイが頭で合わし、中央のパパドプーロスに折り返す。パパドプーロスが頭でコースを変え、ゴール左隅に決める。ジュビロ逆転。2-3
後半27分、ジェイが自陣まで戻り、ディフェンス。
後半30分、福岡、亀川諒史が左サイドでボールを受けると、オーバーラップした為田大貴にスルーパス。為田大貴が中に切れ込もうとしたところを森下俊がスライディングでボールを奪う。
後半33分、ジュビロ、中央で川辺駿がボールをもらうと、右サイド太田吉彰に展開。太田吉彰がボールを持って上がるとそのままミドルを放つ。これは力がなく、神山竜一がキャッチ。
後半36分、福岡、三門雄大がボールを持つと、右サイドの駒野友一に展開。駒野友一がジュビロ守備陣の裏を突く、ループパスを出すと、邦本宜裕が反応。そのままシュート性のボールを中央に入れるがこれは誰にも合わず、ボールはタッチラインを割って、ジュビロボールに。
後半41分、福岡、右サイドCKを獲得。キッカーは駒野友一。右足で速いボールを切り込むと、中央でフリーだった濱田水輝がヘディングシュート。これはわずかにゴール右にそれる。
後半45分、アディショナルタイムは4分。
後半46分、ジュビロ、ハーフウェーラインでジェイがボールを持つと、そこからロングシュートを放つ。これは神山竜一の正面に飛び、難なくキャッチ。
後半49分、カミンスキーが大きく蹴りだしたところで試合終了のホイッスル。
名波 浩 監督

――試合の総括
タイミング良く立ち上がりに点が取れて、自分たちの時間を理解した中で、前への推進力とショートパスで相手を動かすという、ふたつの作業が同時に進行出来て非常に良い入りをしたなと。ただ『これでゲームが落ち着く、コントロールできるかな』というところで、ブラインドサイドのケアに関しては、試合前にも選手たちには言いましたが、結果そこをやられてしまって、選手たちは「監督に言われていたのに」という気持ちになって下を向いてしまったというところもあり、そこは残念だったなと。
ハーフタイムにそこを口酸っぱく言ったのと、(森下)俊と藤田のポジションを変えて、それから球際を行きすぎないで、スピードを上げすぎないで、コースを限定して遅らせることも考えろと言いました。その結果守備はだいぶ落ち着いた、ゴールに直結する動きもだいぶケア出来たかなとは思います。そんな中、逆転ゴールを許し苦しい展開にはなりましたが、山本康裕の投入によって、彼にはボールの距離をまずは変えることと、それからタッチ数、テンポを上げろと、この二つを伝えたのですが、非常にシンプルにやってくれたと思いますし、それが同点ゴールに繋がり、逆転ゴールの流れを作ったのではないかと思います。最後は総力戦でしたけど、全選手が全身全霊を持ってやってくれたと思います。選手たちに感謝します。

――2カ月間勝利がなく苦しかったと思いますが
相手あってのことですし、もちろん毎試合3ポイントが欲しいですけど、しぶとく勝ち点を拾っていたゲームもありますし、負けゲームの中でも自分たちが学ぶべきところは多々あったので、この9試合勝てなかったゲームを自分たちの良い経験だと捉えたいと思います。残留争いをする中では、我々は、僕自身もそうですし、選手もそうですけど、幹の部分は一切ぶれていないと思っているクラブなので、そういうチームが残留するべきだと個人的には思いますし、そういうチームこそが周りに後押しされて、どんどん浮上のきっかけを掴んで良い流れになっていくのではないかと、自分に言い聞かせてきたので、変な自問自答もなくやれてきたと思います。今日は1ゲームしかないという中での3ポイントは、他のチームに相当プレシャーをかけられたと思いますので、気持ちよく磐田に帰れると思います。

――大井選手の欠場の中でのゲームでした
みんなが、自分の力を誇示したいとか、チームのために全てを注ぎたいとか、クラブ愛を持った選手が沢山いる、もしくは帰ってきた中で、彼の置かれている立場というのは非常に大きなものですし、オンザピッチ、オフザピッチ、両方合わせての立ち振る舞いが、ここまで100点満点で来て、フルタイム、フル出場を続けてきた中では、本人も相当出たがっていていました。軽傷なので連れてくるというという考えもあったのですが、残留争いをしている中では、ここで傷んで2カ月出られないよりもここを休んで次節に出られればいいと彼には伝えましたし、彼も自分の気持ちを他の選手に伝えたと思います。今日連れてきた高木和道も元日本代表という立場の中で、ベンチ外というこれ以上ないという屈辱の中でも、そんなことを微塵も感じさせない、ボール拾いをしたり、みんなにタオルを渡したりと本当に頭が下がる思いの中でやってくれています。見えない部分ですけど、そういうところが3ポイントに繋がったと思います。

――350勝と2ndステージ初勝利はどちらが嬉しいですか?
勝ったことが全てだと思いますし、内容も我々が主導権を握っていたと自負していますし、ゴールに向かっていく姿勢、守る姿勢というものも良かったなと。ただ、僕にとってはアントラーズが目標ですし、彼らとは100勝差がついているので、何十年後かに追いつけるように、その土台作りをしたいなと。

――パパドプ―ロス選手が初得点でしたが
クリアのヘディングは全く問題ないのですけど、シュートのヘディングは見ての通りヘタな部類なので(笑)、パパが取ったのもチームにとって非常に大きいのではないかと。このゴールでさらに自信が出てきてくれればいいなと思います。

――2トップに関しては
アダはファーストステージ最終節から点が取れていなくて、強い想いがあって、責任も感じていたと思いますし、監督室をノックする20年に一人のブラジル人なので(笑)大切に扱っていますけど、今日は躍動感もあって、よく声も出ていたので、その辺りもゴールにつながった要因だったと思います。ジェイに関しては、昨シーズンここでやったゲームで、まあ無気力で、僕と口げんかするくらいでしたけど、それを彼は覚えていたと思います。それと前々泊がまた勝利に繋がって、それもクラブに感謝しています。

上田 康太 選手

上田 康太 ――今日の試合を振り返って
前半は相手も引いてしっかり守っていたこともあり、あまり効果的なパスを出せなかったのですが、後半は広く使えましたし、縦にもいいタイミングで入れることができました。今日は何より、みんな勝ちたいという気持ちが全面に出ていたので、それが良い結果に繋がったのだと思います。健太郎君の悔しさもみんな分かっているし、だからこそ僕たちがチームとしてまとまってやらなくてはということを、みんなが感じていたと思います。やっぱり勝ちは嬉しいです。自分自身チームの勝利に貢献できず、ゲームにもなかなか出ることが出来ていなくて、チームとしてはもちろんですが、個人としても結果がすごく欲しかったので、これでまたチームも自信を持って次に臨めると思います。自分もチームも、もっともっと上を目指してまた頑張っていきます。

アダイウトン 選手

アダイウトン ――2ゴールの活躍でした
今日はどんな形であれ、勝たなくてはいけないゲームでした。今日の勝利で、他の残留争いをしているチームにプレッシャーを与えることが出来たと思います。自分だけではなく、全員が絶対に勝ちたいという気持ちを持っていました。自分たちは1週間明るく、雰囲気良く練習に取り組むことが出来ていましたし、前だけを見据えてきた成果が今日出たのかなと思います。ゴールについては、名波監督は練習後に自分にポジショニングについて色々と指導してくれたり、自主練にもいつも付き合ってくれました。監督の期待にこたえられて嬉しいですし、これからも結果を残して監督を助けたいと思います。

――前線の選手との連携に手ごたえはありますか?
コミュニケーションを密にとってきた成果が出たのかなと思います。ジェイも駿も本当にクオリティの高い選手です。少し話をするだけで、すぐに理解してくれますし、あとは3人のコンビネーションから良いプレーをしようという話をしていました。この先も結果を残せるように、さらに連携を深めていきたいです。

藤田 義明 選手

藤田 義明 ――今日の試合を振り返って
久しぶりに勝利することができ、良かったです。自分自身のプレーにはそんなに納得がいってないのですが、とにかくチームの勝利のためにという想いでプレーし続けました。健太郎を含めて、磐田に残っている選手たちの分まで頑張ろうと、みんなで話していました。後半からは、3バックの真ん中に入ったのですが、パパと俊のカバーリング、後ろのカバーリングを意識していて。ただ、ラインを高く保てなかったというのは、今後に向けての課題だと思います。失点の場面は今まで言われてきたことをやってしまったので、そこは反省しないといけないし、今日一番納得がいっていないところです。

――これからの戦いに向けて
天皇杯もしっかり結果を出して、次のリーグ戦が重要だと思うので、そこに向かってもう一度しっかり練習を重ねていきたいです。今日の勝ちは、最後までみんなが諦めずにできた結果です。それが勝利に結びついたことは、自信になると思うので、この勝利を次に生かせるように頑張ります。

パパドプーロス 選手

パパドプーロス ――素晴らしい逆転ゴールでした
しっかりジャンプをしてボールを叩いたのですが、ゴールの隅にとんでくれて、上手く入ってくれて良かったです。ゴールはもちろん嬉しいのですが、何より今日は3ポイントをとれたことが嬉しいです。サポーターの皆さんが、自分たちの近くでジュビロのことを愛してくれたおかげです。前節は自分のミスから失点して引分に終わってしまったのに、それでもファンの皆さんは応援してくれました。本当にありがとうと、皆さんには伝えたいです。

――ジュビロは今日の勝利でリーグ戦通算350勝を達成しました
チームとしてとても良い節目だと思います。ただ、来年はもっと高い順位にいるべきだと思います。2ndステージは決して良くないスタートになってしまいましたが、今日の勝利を生かして、ここからはもっと勝てるように頑張っていきたいです。まずは天皇杯があるので、そこを全力で戦うことが大事です。そして、次のリーグ戦もとても大事です。また全員でしっかり練習してきたいです。

アビスパ福岡 井原正巳監督
 

――試合の総括
今日は夏休み最後ということで、多くのサポーターが来てくれた中、何とか勝点3をもぎ取ってカップ戦の中断に入りたいという思いがあったのですが、2対3で敗戦してしまい、サポーターの皆さんには申し訳ない気持ちでいっぱいです。ゲームの方は、ジュビロさん相手に今日はシステムを変えてやろうとしたサッカーは出来たと思いますし、結果がついてこないというのが残念ですし、それが今の我々のチーム力、そして私の力なのかなと思っています。内容的には非常に良いゲームだったと思います。それを結果に繋げられなかった、我々がJ1で勝つための力が今日はなかったのかなと思っています。やはり失点の場面はミスが重なり、ジュビロさんには決めるべき選手がいるという中での差になってしまったという反省があります。ただ、残り7戦、まだ終わっていないですし、我々はやるしかないですし、サッカーというのは何が起こるか分からないといつも言っていますが、可能性がある限りファイティングポーズをとってやっていきたいと思います。