2015年 試合速報

2015 J2リーグ 8節 vs.東京ヴェルディ

ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

5 勝
1 分
1 敗
14 得点
6 失点
勝点 16
順位 2

2
  • 0
  • 0

  • 2
  • 0

0
verdy
verdy

3 勝
3 分
1 敗
11 得点
9 失点
勝点 12
順位 7

前半
松井 大輔
3分
17分
コ ギョンジュン
ジェイ
25分
小林 祐希
38分
ハーフタイム 後半
アダイウトン
10分
ジェイ
14分
15分
三竿 健斗
アラン ピニェイロ
アダイウトン
20分
松井 大輔
太田 吉彰
24分
南 秀仁
安田 晃大
ジェイ
森島 康仁
31分
アダイウトン
アダイウトン
35分
36分
澤井 直人
杉本 竜士
川辺 駿
田中 裕人
38分
42分
平本 一樹
44分
佐藤 優也
太田 吉彰
47分
21
カミンスキー
5
駒野 友一
14
坪内 秀介
25
櫻内 渚
33
藤田 義明
4
小林 祐希
13
宮崎 智彦
15
アダイウトン
22
松井 大輔
40
川辺 駿
8
ジェイ
SUB
1
八田 直樹
24
小川 大貴
6
田中 裕人
9
太田 吉彰
11
松浦 拓弥
20
森島 康仁
34
中村 祐輝
監督
名波 浩
1
佐藤 優也
2
安西 幸輝
3
井林 章
5
福井 諒司
37
コ ギョンジュン
8
中後 雅喜
10
ブルーノ コウチーニョ
11
南 秀仁
14
澤井 直人
20
三竿 健斗
25
平本 一樹
SUB
26
柴崎 貴広
6
安在 和樹
23
田村 直也
22
安田 晃大
45
永井 秀樹
7
杉本 竜士
9
アラン ピニェイロ
監督
冨樫 剛一

8,173
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハスタジアム 4/19(日) 13:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、水含み 久保田 水男 池内 明彦
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 青山 健太 鈴木 規志
気温 湿度 第4の審判員 記録員
20.8度 38% 岩田 浩義 花澤 秀登
12 シュート 8
6 ゴールキック 6
3 コーナーキック 7
18 直接FK 18
5 間接FK 3
5 オフサイド 3
1 PK 0

名波 浩監督はこの試合について、「ゴールデンウィーク前の重要な一戦」と語る。今月下旬より今季2度目の連戦が始まる。前節・ファジアーノ岡山戦(4月11日)で連勝は止まったが、ここで弾みをつけ、再び連勝街道を突き進みたい――。

スタメン発表を踏まえ、ジュビロ磐田の予想フォーメーションは[4-2-3-1]。GKはカミンスキー。最終ライン右から櫻内 渚、藤田義明、坪内秀介、駒野友一。ダブルボランチに宮崎智彦と川辺 駿。中盤2列目右から松井大輔、小林祐希、アダイウトン。1トップにジェイという並びか。
前節のファジアーノ岡山戦よりスタメン4選手を入れ替えてきた。松井大輔、坪内秀介、川辺 駿はいずれも今季初先発。川辺 駿は加入後初スタメンとなる。また、ジェイは第3節・カマタマーレ讃岐戦(3月21日)以来の先発となる。

東京ヴェルディの予想フォーメーションは[4-2-3-1]。GKは佐藤優也。最終ライン右から安西幸輝、井林 章、コ ギョンジュン、福井諒司。ダブルボランチに中後雅喜と三竿健斗。中盤2列目右から南 秀仁、ブルーノ コウチーニョ、澤井直人。1トップに平本一樹という並びか。

東京ヴェルディは今季ここまで3勝3分1敗。前節はホームでFC岐阜と対戦。前半だけで3失点したものの、終盤に4連続ゴールで逆転。劇的な形で勝ち点3を獲得し、波に乗っている。

試合の舞台はヤマハスタジアム。
天候はくもり。
キックオフは13時。

前半1分、東京Vボールで前半キックオフ。天候はくもり。
前半1分、ジュビロの布陣は[4-2-3-1]。GKはカミンスキー。最終ライン右から櫻内 渚、坪内秀介、藤田義明、駒野友一(キャプテン)。ダブルボランチに宮崎智彦と川辺 駿。中盤2列目右から松井大輔、小林祐希、アダイウトン。1トップにジェイ。フィールドプレーヤーのユニフォームカラーはサックスブルー。
前半1分、東京V、敵陣右サイドから攻撃。澤井直人のパスを受けた安西幸輝が右足でクロス。これはファーサイドの松井大輔がカットした。
前半3分、ジュビロ、敵陣右サイドの高い位置でジェイがキープするが、東京Vにカットされ、東京Vのカウンターに。中盤の左サイドでドリブルを仕掛けた平本一樹を松井大輔が倒し、松井大輔にイエローカード。
前半5分、ジュビロ、敵陣右サイドの高い位置で櫻内 渚がドリブルを仕掛け、FKを獲得。小林祐希が素早くリスタートし、クロスを入れるが、東京Vにクリアされた。
前半6分、ジュビロ、東京Vのゴール前で小林祐希が猛然と相手にプレッシャーをかけ、ボール奪取。最後は相手ゴール正面のジェイが左足でミドルシュート。これは佐藤優也にキャッチされた。
前半8分、ジュビロにチャンス。松井大輔のシュートからCKを獲得。バックスタンド側から駒野友一が右足でキック。一度は東京Vにクリアされたが、こぼれ球をつなぎ、最後はゴール右の藤田義明が右足でミドルシュート。これはゴール横に外れた。
前半9分、ジュビロ、敵陣左サイドから攻撃。アダイウトンがドリブルで縦に仕掛け、パス。最後は小林祐希がクロスを上げるが、これは東京Vにカットされた。
前半10分、東京Vの布陣は[4-2-3-1]。GKは佐藤優也。最終ライン右から安西幸輝、コ ギョンジュン、井林 章(キャプテン)、福井諒司。ダブルボランチに中後雅喜と三竿健斗。中盤2列目右から澤井直人、ブルーノ コウチーニョ、南 雄太。1トップに平本一樹。フィールドプレーヤーのユニフォームカラーは緑。
前半13分、ジュビロ、DFラインの藤田義明が右足で右サイドへ大きく展開。これを櫻内 渚が頭で折り返すが、東京Vにカットされた。
前半13分、東京V、中盤の三竿健斗が横パス。ブルーノ コウチーニョを狙うが、これは川辺 駿がカット。その後、川辺 駿がブルーノ コウチーニョのアフターチャージを受け、ジュビロのFKに。スタンドからは大きな『川辺コール』。
前半15分、東京V、自陣ゴール前の佐藤優也が右足で前線にロングキック。平本一樹を狙うが、これは藤田義明が頭でクリアした。
前半16分、ジュビロ、自陣左サイドでボールを奪い、一気にカウンター。駒野友一がドリブルで前線に運び、最後はパスを受けたジェイがゴール正面から左足でミドルシュート。強烈なシュートだったが、これはゴール横に外れた。
前半17分、東京V、自陣右サイド、コ ギョンジュンがアダイウトンとコンタクトし、イエローカード。ジュビロのFKに。
前半17分、ジュビロ、敵陣左サイドからFK、駒野友一がキック、ファーサイドを狙う。これにジェイが反応するが、コンタクトプレーで東京VのFKに。
前半18分、ピッチ上空はくもりだが、気温は高め。風は弱く、ピッチ上空を巻くような風が吹いている。
前半19分、東京V、DFラインのコ ギョンジュンがロングフィード。右サイドの安西幸輝を走らせるが、長く、ジュビロのゴールキックに。
前半20分、ジュビロにチャンス。敵陣左サイドでボールを受けたアダイウトンがジェイとのワンツーで縦に突破し、クロス。ニアサイドを狙うが、これは佐藤優也にキャッチされた。
前半23分、東京V、中盤右サイドでFKを獲得。コ ギョンジュンが右足でロングフィード。前線を狙うが、長く、カミンスキーが直接キャッチした。
前半23分、ジュビロ、敵陣左サイドの深い位置でジェイの仕掛けからFKを獲得。駒野友一が右足でゴール前に合わせるが、ジュビロにオフサイドの判定。東京VのFKに。
前半25分、ジュビロ、中盤右サイドでのコンタクトプレーでジェイにイエローカード。
前半26分、東京V、中盤左サイドからFK、中後雅喜が右足でキック。これをファーサイドの平本一樹が頭で折り返すが、カミンスキーがキャッチ。
前半28分、東京V、自陣からFK、コ ギョンジュンが右足でロングフィード。これは坪内秀介がヘディングでクリアした。
前半29分、東京V、バックスタンド側からCK、中後雅喜が右足でキック。ニアサイドへ。これはジュビロがクリアし、再び東京VのCKに。
前半29分、東京V、CK、バックスタンド側から中後雅喜が右足でキック。これは藤田義明がヘディングでクリア。
前半30分、ピッチ上空がやや晴れてきた。
前半31分、ジュビロ、敵陣右サイドから攻撃。最後は川辺 駿が粘ってクロス。ニアサイドへ。これに松井大輔が飛び込むが、東京Vにブロックされた。
前半32分、東京V、敵陣右サイドの高い位置でFKを獲得。中後雅喜が右足でゴール前に合わせようとするが、ミスキックとなり、ジュビロのゴールキックに。
前半34分、ピッチ上空が晴れてきたことで、気温も上昇してきた。
前半35分、ジュビロに決定機。川辺 駿がアダイウトンとのワンツーで中央を突破し、佐藤優也と1対1に。しかし、シュートは佐藤優也にブロックされた。
前半35分、ジュビロ、先のプレーでアダイウトンがファウルを受けており、ジュビロにFKの判定(※主審がアドバンテージを採用していた)。ゴール正面の好位置。これを駒野友一が右足で直接狙うが、東京Vの壁にブロックされた。
前半38分、ジュビロ、主審への異議で小林祐希にイエローカード。
前半39分、東京V、ジュビロゴール前の好位置でFKを獲得。これをブルーノ コウチーニョが左足で直接狙うが、カミンスキーがブロック。
前半40分、東京V、メインスタンド側からのCKを中後雅喜が右足でキック。これはファーサイドの小林祐希が頭でクリアした。
前半41分、東京V、CK、メインスタンド側から中後雅喜が右足でキック。2本連続するが、いずれもジュビロがクリアした。
前半43分、ジュビロ、自陣で駒野友一がブルーノ コウチーニョのドリブルをカットし、一気にカウンター。川辺 駿がドリブルで持ち上がり、左サイドへ展開。その後、小林祐希、ジェイとつなぎ、最後はジェイが敵陣左サイドから左足でクロス。ライナー性のボールに松井大輔が飛び込むが、惜しくもタッチできず、東京Vボールに。ジュビロとすれば、惜しいシーンだった。
前半45分、前半のアディショナルタイムは2分。
前半アディショナルタイム2分、ジュビロ、敵陣右サイドのジェイがドリブルからクロス。これをファーサイドの小林祐希が頭で折り返すが、東京Vにクリアされた。
前半アディショナルタイム3分、ジュビロ、中盤中央の川辺 駿が右足で右サイドへ展開。櫻内 渚を狙うが、これはオフサイドの判定。その後、前半終了のホイッスル。【0-0】
後半1分、ジュビロボールで後半キックオフ。
後半1分、ジュビロにチャンス。敵陣左サイドの高い位置の小林祐希が縦パス。これを松井大輔がおとし、最後はジェイがゴール左から左足でミドルシュート。ジュビロのCKに。
後半2分、ジュビロ、CK、メインスタンド側から駒野友一が右足でキック。ファーサイドを狙うが、これは東京Vにクリアされた。
後半4分、東京V、敵陣右サイドで縦パスを受けた平本一樹がブルーノ コウチーニョとのワンツーを狙うが、合わず、カミンスキーがキャッチ。
後半5分、東京V、前線へのロングボールのこぼれ球を平本一樹、澤井直人、ブルーノ コウチーニョとつなぎ、最後は平本一樹がゴール前に走り込むが、カミンスキーが飛び出し、キャッチした。
後半7分、東京V、相手ゴール正面の中後雅喜が左足でミドルシュート。これは坪内秀介が体を張ってブロックした。
後半9分、ハーフタイムコメント。ジュビロ、名波 浩監督、「プレースピードを上げていこう」、「状況判断よく、よりシンプルにいこう」、「シュートをもっと打っていこう」。

東京V、冨樫剛一監督、「後半の入り15分が大事。集中してアグレッシブに」、「もっとしっかりつないで動き続けよう」、「サイドを上手く使って一瞬のスキを逃すな!」。
後半10分、ジュビロに先制点。敵陣右サイドの深い位置の櫻内 渚が右足でクロス。これをゴール前のアダイウトンが頭で豪快に叩き込んだ。【1-0】
後半12分、ジュビロ、エリア内でパスを受けたジェイがファウルを受け、ジュビロのPKに。
後半14分、ジュビロ、PK、キッカーはジェイ。左足でゴール右に決めた。【2-0】
後半15分、東京V、選手交代、三竿健斗に代わりアラン ピニェイロを投入。
後半18分、ジュビロに決定機。相手ゴール前、東京VのGKへのバックパスに反応した小林祐希がそのまま左足でシュート。しかし、ゴール横に外れ、佐藤優也にキャッチされた。
後半20分、ジュビロにチャンス。中盤中央からショートカウンター。最後は松井大輔の縦パスにアダイウトンが走り込むが、オフサイドの判定。主審のホイッスル後もプレーを続けたとみなされたアダイウトンにイエローカード。
後半21分、東京Vにチャンス。ジュビロゴール前で澤井直人のラストパスを受けた南 秀仁が右足でシュート。これは櫻内 渚が体を張ってブロックした。
後半24分、ジュビロ、選手交代、松井大輔に代わり太田吉彰を投入。東京V、選手交代、南 秀仁に代わり安田晃大を投入。
後半26分、ジュビロにチャンス。相手ゴール前・右でFKを獲得。これを小林祐希が左足で直接狙うが、枠の上に外れた。
後半28分、東京V、ジュビロゴール前でパスをつなぎ、最後はブルーノ コウチーニョがシュート。これは太田吉彰、坪内秀介が体を張ってブロック。
後半29分、ジュビロ、途中出場の太田吉彰は中盤の右サイドでプレーしている。
後半31分、ジュビロ、選手交代、ジェイに代わり森島康仁を投入。
後半32分、東京V、安田晃大がエリア内へドリブルで切れ込み、シュート。これはカミンスキーがキャッチした。
後半32分、ジュビロ、途中出場の森島康仁はそのまま1トップに入った。
後半35分、東京V、アラン ピニェイロの惜しいシュートからCKを獲得。メインスタンド側から中後雅喜がキック。これは藤田義明がクリア。
後半35分、ジュビロ、カウンターからチャンス。アダイウトンがドリブルで持ち上がり、森島康仁とのパス交換からエリア内へ進入。しかし、東京Vにブロックされ、シュートは打てず。このプレーで倒れたアダイウトンが主審にシュミレーションと見なされ、この試合2枚目のイエローカード。退場となった。
後半36分、東京V、選手交代、澤井直人に代わり杉本竜士を投入。
後半38分、ジュビロ、川辺 駿に代わり田中裕人を投入。そのままボランチに入った。
後半41分、東京Vにチャンス。ジュビロゴール前で福井諒司の横パスを受けた杉本竜士が左足でシュート。これは枠の上に外れた。
後半42分、東京V、中盤でのコンタクトプレーで平本一樹にイエローカード。
後半44分、東京V、自陣ゴール前でボールを持った佐藤優也に森島康仁がプレッシャーをかける。コンタクトプレーで東京VのFKに。この後、森島康仁を小突いた佐藤優也にイエローカード。
後半45分、後半のアディショナルタイムは3分。
後半アディショナルタイム1分、ジュビロ、太田吉彰のミドルからCKを獲得。バックスタンド側から小林祐希がキック。森島康仁へ短いパスを出し、森島康仁がキープ。ジュビロボールのスローインに。
後半アディショナルタイム2分、ジュビロ、ラフプレーで太田吉彰にイエローカード。
後半アディショナルタイム3分、東京V、ゴール正面の安田晃大がミドルシュート。ゴール前にこぼれるが、カミンスキーがキャッチ。
後半アディショナルタイム4分、東京Vにチャンス。敵陣右サイドからクロス。このこぼれ球をつなぎ、最後は中後雅喜が右足でシュート。これがゴール横に外れたところで、試合終了のホイッスル。【2-0】
名波 浩 監督

――感想
試合としては前半の15分、非常にシンプルに、前に前に、シュートの意識、我々のやろうとしていることができていました。ちょっとミドルレンジが多かったですが、それでもゴールに向かって行くということを考えると、相手の最終ラインを下げる一つの要因になれたかなと。ただ、向こうが我々のプレースピードに慣れてきて、我々のシンプルさがなくなって、ちょっと難しいことをやろうとしたり、上手いことをやってやろうと思っているプレーもあり、そこからのミスを上手くつけ込んだ感じで残り30分戦われたかなという感じでした。
後半はよりプレースピードを上げることと、状況判断、難しいプレーをするなということと、よりシュートの意識を高く持たせてピッチに送り出しました。後半の立ち上がりも前半の立ち上がりと同じようにゴールへ向かっていく姿勢があった中で先週か、先々週から(櫻内)渚がクロスの練習をずっとやり出していて、その成果が出たことと、アダイウトンのゴールへの嗅覚と言うか、相変わらず鋭い突っ込みからゴールが生まれて非常に楽になれたなと思います。
今日、開幕して8節ですが、8節にして初めてホワイトボードに『PK⑧』(※ジェイ)と書きました。22クラブ中、ちょっと定かではありませんが、16クラブぐらいがPKを獲得していると。ただ、我々は(PK獲得がまだない)残りの6クラブぐらいなので、それはちょっと残念だと。もう少しボックスの中で仕掛けろということを選手に伝えたいがために『PK⑧』と書きました。その通り、PKを獲得できて、ゲーム展開としては楽になったかなと思います。
あとは、一人少なくなってからは粘り強く、頑張ってくれたなと思います。選手を大いに褒めていいゲームだったと思います。

――坪内選手の評価をお願いします。
やはり気持ちは非常に強いものがあったと思いますし、期するものがパフォーマンスとして表れていたと思います。それからボールを奪うとか、人にぶつかるとか、周りを動かすとか全てに気持ちが入っていたので、見ていて安心しました。ずっと出続けている藤田が引っ張られている感があって、相乗効果が出たと思います。ともあれ、完封できたことは坪内を含めた最終ラインとGKの活躍が大きかったと思います。

――守備面でよかった部分は?
ボールアプローチは行けていたと思いますし、シュートブロックのところで最後に体を投げ出す時も2、3人と連続性があったと思います。ちょっと気温が高くなったので、体力的に厳しかったと思いますが、相手の推進力よりも我々のアプローチ・密集の方が速いし、自信もあったのではないかと思います。そこはずっと言い続けていることが実を結びつつあると思います。

――次節は千葉との大一番ですが?
今日のゲームもそうですが、キャンプ前からずっと言っているように、誰が出ても困らないように、誰が抜けても困らないようなチーム作りをしてきました。そんなに深くは考えていませんが、一つ選手に伝えたことは、チャレンジャーとしてやっていく以上、このゲームに勝って次の試合を迎えたかったので、その意味でも挑戦権というチケットを握り締め、アウェイに乗り込むことができるという素晴らしい形を選手たちが作ってくれたと思います。

――川辺選手の評価をお願いします。
リズムを変えるという意味ではやはりショートパスで、しかも縦への出し入れで変えてくれました。ちょっと突っ込み過ぎている時はあっさりバックパスして、良い方のリズムチェンジをしてくれたと思います。残り20分くらいから宮崎と徐々に間が空いてきて、スライドができなくなってきてということがありました。そこはやはりゲームに続けて出ていないとか、途中からではないので、攻守ともに反応しなければいけないところとか、そういったちょっとした重りがあったと思いますが、今できる全てを出してくれたと思います。

――松井選手の評価をお願いします。
やはり彼には縦横無尽とか、自由とかという言葉がぴったりだと思います。ただ、昨シーズン日本に帰ってきて、しかもJ2という難しいリーグで、自分のプレーがなかなか上手くいかなかったということは、やはりシンプルさという単純なことだったと思います。今日のゲームは非常にシンプルでしたし、紅白戦でよくなかった、入り過ぎるというポジション修正もできていました。あとは攻守の切り替えで独力で2回くらいボールを奪えていました。シュートも打っていますし、評価としては素晴らしかったと思います。

ジェイ 選手

ジェイ タフな試合でしたし、相手がフィジカル的なゲームを挑んでくることはわかっていましたが、なんとか自分たちのゲームができて、本当によかったです。自分自身、長く先発として出ていない後に先発として出る試合というのは難しい部分もありますし、実際にそういうものもありましたが、シュートを5本打つことができました。そのうち2本が枠内に行き、そして、1本がゴールにつながったということで、結果としてはとてもハッピーです。
コンディションはとてもいいです。試合に出られなかった時はフラストレーションが溜まっていて、出たいという気持ちがたくさんありました。今日戻って来れて嬉しいという気持ちと、あとはやはり今日は何と言ってもディフェンスがよかったと思います。坪内選手の活躍もさることながら、自分も含めて、いい連係ができたというところで、チームとして勝利できたことがよかったです。

――PKを獲得したシーンについて
自分がパスを受けようと思い、正しいポジションを取りました。そこにパスが来た時に相手選手も来ましたが、上手く反転することができました。

――次節・ジェフユナイテッド千葉戦について
ジェフユナイテッド千葉もとてもいいスタートを切ったと思いますし、J2の中でも屈指のチームだと思います。ただ、我々もトップクラスのチームの1つだと思っています。J2で優勝するためにも、J1昇格を果たすためにも戦わなくてはいけない相手です。アウェイに乗り込むわけですが、しっかり集中して、いい試合をして勝ちたいです。

川辺 駿 選手

川辺 駿 このチームで初めてスタメンで出て、上手くいった部分と上手くいかなかった部分がありました。ただ、選手として最初から出て、80分以上出るということはとても幸せなことですし、このチームに来てよかったと思います。
チームとして入りのところで失点している部分もありましたし、自分自身としても入りがよければ、あとはスムーズに行くと思っていましたし、入りを集中していました。

――縦への推進力について
そこが自分の持ち味だと思っています。ただ、今日はちょっとバタバタしてしまった部分もありますし、上手くボールを動かす時間が少なかったと思います。もっと自分が落ち着かせて、そこからワンタッチで縦パスをさらに入れることができればと思います。

アダイウトン 選手

アダイウトン ――ゴールシーンについて
ベストな判断をすることができたと思います。(櫻内)渚から必ずいいボールが来ると信じていました。なぜかと言うと、常々チームとしてただ漠然と練習しているわけではなくて、味方の特長を理解しながら練習しているからです。(櫻内)渚もいいクロスを上げられたと感じていると思いますし、自分自身としてもいい動きができたと思います。自分はヘディングが得意ではないので、日頃から練習しています。その成果が出てきていると感じています。
これからも今まで通り練習をしっかりと取り込み、今まで通り仲間を信じてやっていくだけだと思っています。

櫻内 渚 選手

櫻内 渚 ――アシストにつながったクロスについて
相手選手が戻りながらの対応でしたし、自分は前向きだったので、あの体勢だとスピードでは自分の方が速い、有利だなと思っていました。スペースも空いていましたし、ファーストタッチでいいところに置くことができました。中をちらっと見たら、アダ(アダイウトン)の前にスペースが空いていましたし、そこに流し込めれば、アダが飛び込んでくれると思っていました。イメージがアダと一致しました。
岡山戦(第7節)のゴールシーンでもアダが1枚で飛び込んでいたので、1枚でも決めることができる力があるというイメージがありました。試合前からクロスの精度、入り方ということは名波さんからも言われていましたし、そこも意識して上げました。

坪内 秀介 選手

坪内 秀介 自分自身、今季初スタメンという中で、失点ゼロで終えることができてよかったです。使ってくれた名波さんの期待に応えたいという思いでした。それと、あとは大分戦(第4節)の最後の場面での失敗を取り返したいという思いが強かったです。
ただ、僕の場合はまだまだ(先発としては)1試合出ただけですし、『成し遂げた』という部分では全くないと思っています。またいつ出番が来てもいいように準備というか、毎日やっていきたいなという思いです。気を引き締めて、前向きにやっていくと。

――藤田選手との連係について
ヨシくん(藤田義明)と前向きになるような声をかけ合い、励まし合ってプレーできていたと思います。感謝したいと思います。

――マン・オブ・ザ・マッチについて
人生で初めてでしたし、正直、冗談かなと思いました(笑)

東京ヴェルディ ■冨樫剛一監督
 

――感想
アウェイに乗り込んできて、(ジュビロが)強いのはわかっていましたし、実際に対峙してみて、しっかり攻守があって、改めて強いチームだと思いました。ただ、自分たちが前半、少し、スタートを[4-1-4-1]のような形にして、選手たちに少し求めたことが、逆に守備のところで重りになってしまい、少し反応が遅れてしまったかなというところで言えば、選手たちは一生懸命やってくれましたが、自分の采配のところで少しまた考えなければいけないかなと。
ただ、選手交代によって、残り20分のところでチャンスを構築していったところで言えば、自分たちのやりたいような形は何度か出ていたと思います。クロスからの失点というのは想定の中にありました。ただ、PKのところで、自分たちはPKを取られる回数がちょっと多いので、そこはもう一度見直して、正しいタックルに行けているのか、そこまで深いタックルが必要になってくるのかというところで、自分たちが失点しなければもっと勝ち試合にできるチャンスがこれから来るのではないかと思います。
アウェイでこういうゲームの中で、自分たちがここからまたしっかり戦い、勝ち点を積み重ねて、ホームゲームを迎えた時にはもっと成長したチーム、強さを見せることができるという期待感もあります。ここからしっかりとまたトレーニングして、ここから連戦になるので、チーム全体の力がすごく必要になってきますし、いいトレーニングをして、いい一体感を持ってここから臨んでいきたいと思います。