2014年 試合速報
2014 J2リーグ 31節 vs.V・ファーレン長崎
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佐藤 洸一
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宮崎 智彦
山崎 亮平
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松井 大輔
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山崎 亮平
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スティッヘ
小松 塁
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石神 直哉
深井 正樹
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松井 大輔
ポポ
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東 浩史
前田 悠佑
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チンガ
阿部 吉朗
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
長崎県立 | 9/14(日) | 18:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 中村 祐 | 井上 知大 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
くもり | 90分 | 西尾 英朗 | 藤沢 達也 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
25.7度 | 59% | 亀川 哲弘 | 山崎 陽介 |
12 | シュート | 5 |
8 | ゴールキック | 14 |
3 | コーナーキック | 3 |
15 | 直接FK | 18 |
1 | 間接FK | 3 |
0 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
9月10日(水)の天皇杯4回戦ではアウェイでセレッソ大阪と対戦し、0-2で敗戦。カップ戦のタイトル獲得はならなかった。しかし、次の試合はすぐにやってくる。悔しさをばねに、フィジカル面・メンタル面をしっかりと調整してきた。ペリクレス シャムスカ監督の「チームは成長している」という言葉を胸に、この試合もアグレッシブに戦う。
ジュビロ磐田の予想フォーメーションは[3-4-2-1]。GKに八田直樹。3バック右から坪内秀介、藤田義明、森下 俊。ダブルボランチに小林祐希とフェルジナンド。中盤右アウトサイドに櫻内 渚、同左に宮崎智彦。中盤2列目に松井大輔とチンガ。1トップに前田遼一という並びか。
天皇杯で先発を外れた松井大輔と前田遼一が戦線復帰。経験豊富な両選手が攻守両面でチームを牽引する。カップ戦から中3日の連戦となるが、シャムスカ監督は「しっかり回復できている」と前向き。「相手は我々と似たフォーメーション。相手よりも動かなければいけない」とこの一戦を見据える。
そのV・ファーレン長崎の予想フォーメーションは[3-4-2-1]。GKに植草裕樹。3バック右から髙杉亮太、山口貴弘、野田紘史。ダブルボランチに三原雅俊と奥埜博亮。中盤右アウトサイドに古部健太、同左に石神直哉。中盤2列目に佐藤洸一と東 浩史。1トップにスティッペという並びか。
V・ファーレン長崎は第30節終了時点で勝ち点36の15位。とりわけ後半戦では思うように勝ち点を伸ばすことができていない。それでも力を持ったチームであることは間違いない。それは前回の対戦(第11節)で証明されている。結果的に前田遼一のゴールで1-0と競り勝ったが、ジュビロ磐田のシュート数は相手の10本を大きく下回る、5本。献身的な守備とスピーディーな攻撃に手を焼いている。今季2度目の対戦はどんな展開となるか。
V・ファーレン長崎もカップ戦から中3日で迎えるゲームとなる。天皇杯4回戦ではアウェイでジェフユナイテッド千葉と対戦。前半に小松 塁のゴールで先制したが、後半の立ち上がりに失点。その後、1-1のまま延長戦にもつれたが、延長後半に決勝点を奪われ、1-2で敗れている。120分を戦っているだけに、「相手は我々よりも消耗していると思う」とシャムスカ監督。チームとしてボールを上手く支配し、相手の体力をさらに奪うことができれば、自ずと優位な展開に持ち込めるはずだ。
試合会場は長崎県立総合運動公園陸上競技場。天候はくもり。風はピッチレベルではほぼ吹いていない。試合開始は18時。
何としても勝って帰るぞ!
ご声援よろしくお願いします!
長崎、高木琢也監督、「セカンドボールを厳しく行こう」、「立ち上がりをしっかり行こう」。
――感想
コンバンハ。前半と後半で対照的なゲームになったと思っています。前半は[3-4-3]でしたが、私が間違っていなければ1本もシュートを打てませんでした。守備は安定しましたが、セカンドボールを拾うことができませんでした。そのあたり、攻撃に転じることができず、後半はシステム自体を変えました。変えたのは中盤にもっと人数を増やすこと。そして、セカンドボールを拾うことと選手たちに伝えました。前半、パスミスが目立ったということで、もっと距離感を取ろうということで、この布陣にしました。そして、ボディーコンタクトで負けていたので、もう少し激しくアグレッシブに戦おうという指示を出しました。後半に見せた姿をそのまま見せることができていれば、勝ちに相応しかったと思いますが、全体的なところを見ると引き分けが妥当かなと。前半は長崎さんの方が上手くいき、後半は我々の方が上手くいったと。
――引き分けということでリーグ4戦未勝利ということになりましたが、その点はどう見ていますか?
我々の最終目標はどこかという話になります。目標達成のためにはしっかりとバランスの取れたサッカーが必要です。我々は後半戦に失点が多く、布陣を変えましたが、攻撃のところでクオリティーを使うことができませんでした。効率よく攻撃ができていなかったと。そのあたりをもっとしっかりとバランスを取っていけば、この先にさらによくなると思います。
――バランスを取る上で大事になってくることは?
今日の試合では、しっかりと選手たちに見合ったサッカーを見せるためには、やはり4バックが攻守において一番バランスが取れることが明らかになったと思います。我々には攻撃のところで優れた選手がいますから、攻守のところでバランスを取るためには4バックが必要だと。3バックに変える前、(櫻内)渚と坪内を使った4バックの時に非常にバランスよく攻撃できていましたし、いい試合を見せることができました。そこにさらに守備のところに安定感をもたらすことができればといいと思っています。
――4バックになってよくなったと思いますが、3バックの成熟度も踏まえ、今後へ向けて“決断”ができたということでしょうか?
そうですね。リーグのラストスパートになるわけですが、おっしゃる通り、今日の試合で我々の“未来”が明らかになったのではないかと思います。暑さが少し影響した部分もありましたが、我々の将来を見据えた時、今日の試合によって一つの大きな“決断”を取ることができました。
前半は難しい戦いだったと思います。
(後半に意識したことは?)ある程度、守備はツボさん(坪内秀介)に任せ、それをツボさんが受け持ってくれました。
(ゴールシーンについて)上手くダイさん(松井大輔)を見ることができました。ダイさんがいいボールをくれました。GKの股を上手く狙うことができました。相手がさらに寄せてくれば左足で打つことも考えましたが、スペースもありましたし、右足の方が得意なので右足で打ちました。結果的に入ってよかったです。
(後半の布陣変更について)守備から攻撃に移りやすくなったと思います。ただ、まだまだ自分たちのミスもありますし、そのあたりは課題です。
(試合を振り返って)非常にタフな試合でした。後半に同点にすることができ、最低限として1ポイントを取ることができました。後半は距離感がいつも以上によくなりましたし、コンパクトにできたと思います。4バックは以前にもやっていますし、3バックと4バックの2つに加え、さらにバリエーションがありますし、監督の指示に応じて臨機応変に変えることができればと思います。我々には質の高い選手がいますから。
(上位との勝ち点差について)まだ可能性がありますし、チャンスがある勝ち点差だと考えています。最後まで諦めずにプレーするのみです。
厳しい戦いが続くと思いますが、自分たちは残された試合に勝つしかありません。
(試合を振り返って)前半上手くいかず、後ろとの距離が遠くなってしまった場面がありました。セカンドボールも相手に拾われることが多くなってしまいました。後半システムを変えて上手く押し込むことができたと思います。全体のバランスがよくなったと思います。ただ、セットプレーでやられてしまいました。自分も含めもっと(相手に)体を当てなければいけません。
――感想
天皇杯があってそんなに時間がない中、今日ジュビロを迎えた中で選手たちがパフォーマンス的にも運動量としてもそうですが、自分たちの力を出し切ってくれたと思います。それにたくさんのサポーター、ファンの方々も足を運んでくださって、本当にありがとうございました。勝ち試合にすることはできませんでしたが、最後まで我々らしい試合・サッカーはお見せすることができたと思っています。
そこにはもちろん満足はないですし、今日の試合を振り返ると前半はパーフェクトでした。特に修正するところはありませんでしたし、逆に後半、前半のプレーをもっともっとギアを入れながらやってほしかったという印象はあります。
後半ですが、ジュビロさんがシステムを変え、ポイントになったのは山崎選手ですが、途中で入ってくる選手としては手強く、やや打開策を取ることが遅かったと自分の中で反省はあります。ただ、ああいう後半、失点シーンで言うと、ジュビロさんが点を決める時にその前で言えば、そこまでチャンスはなかったと思いますが、やはりあそこを決めてくるということが我々には足りないところだと反省をさせられた試合でもありました。あとは、わずかの差で同点という形ですが、選手たちは自信を持ってやってくれたと思いますし、プラス材料はありました。
最後に、今日の11人は初めての顔ぶれだったので、そういった中で違和感が全くなかったこともプラス材料として次の試合に臨んでいきたいと思っています。