2013年 試合速報

2013 J1リーグ 34節 vs.大分トリニータ

ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

3 勝
11 分
19 敗
37 得点
55 失点
勝点 20
順位 17

3
  • 1
  • 1

  • 2
  • 0

1
trinita
trinita

2 勝
8 分
23 敗
30 得点
64 失点
勝点 14
順位 18

前半
18分
木村 祐志
山崎 亮平
28分
金園 英学
阿部 吉朗
39分
山崎 亮平
50分
ハーフタイム 後半
山崎 亮平
12分
13分
高松 大樹
森島 康仁
林 丈統
安川 有
山本 康裕
30分
36分
チェ ジョンハン
村井 慎二
山本 康裕
松岡 亮輔
44分
山崎 亮平
松浦 拓弥
47分
1
川口 能活
2
菅沼 駿哉
5
駒野 友一
20
山本 脩斗
33
藤田 義明
6
田中 裕人
7
小林 裕紀
10
山田 大記
23
山本 康裕
9
山崎 亮平
17
金園 英学
SUB
21
八田 直樹
24
チョ ビョングク
25
櫻内 渚
8
ペク ソンドン
11
松浦 拓弥
26
松岡 亮輔
30
阿部 吉朗
監督
関塚 隆
1
清水 圭介
3
阪田 章裕
5
若狭 大志
18
高木 和道
10
チェ ジョンハン
28
為田 大貴
30
ロドリゴ マンシャ
32
宮沢 正史
7
木村 祐志
13
高松 大樹
16
林 丈統
SUB
31
上福元 直人
23
安川 有
11
村井 慎二
33
丸谷 拓也
8
西 弘則
20
森島 康仁
26
後藤 優介
監督
田坂 和昭

8,534
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハスタジアム 12/7(土) 15:30
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、乾燥 高橋 信光 廣瀬 格
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 高橋 佳久 川崎 秋仁
気温 湿度 第4の審判員 記録員
10.9度 40% 上村 篤史 花澤 秀登
18 シュート 10
5 ゴールキック 15
7 コーナーキック 3
12 直接FK 11
3 間接FK 2
3 オフサイド 2
0 PK 0

『ROAD TO 2015』。
J2降格決定後初のホームゲームとなった第32節・横浜F・マリノス戦(11月23日)。ゴール裏のサックスブルーサポーターは大きな横断幕を掲げ、選手たちを熱く鼓舞した。J2で迎える2014シーズン、そして、2015シーズンへ向けた戦いはすでに始まっている。今季ホーム最終戦であり、2013シーズンのラストマッチとなるが、サックスブルーの挑戦がこれで終わるわけではない。チーム再建へ――。慣れ親しんだホームグラウンドで、“未来”へつながる戦いを見せたい。

前節はアウェイで大宮アルディージャと対戦。前半からアグレッシブに仕掛け、決定機も作ったものの無得点。相手にワンチャンスを生かされ0-1で前半を折り返すと、後半も失点を重ね、合計スコア0-3で敗れた。試合後、「決めるところで決めなければいけない」と唇をかみ締めたのは1トップを務めた金園英学。チームとして4試合連続で得点を奪うことができていない。それでも「積み重ねが大事」と語る関塚 隆監督の下、今週もゴール前の精度を磨いてきた。一つの“きっかけ”でゴールは必ず生まれる――。苦しみ抜いた2013シーズンではあったが、やはり最後は複数のゴールを奪い、勝利したい。
対する大分トリニータは勝点14の18位。昨季J2プレーオフを勝ち抜き、J1昇格を果たしたが、1年でのJ2降格がすでに決まっている。前節はホームで川崎フロンターレと対戦。相手にボールを保持される展開となったが、粘り強い試合運びを見せ、終盤まで0-0。しかし、後半アディショナルタイムに大久保 嘉人にゴールを奪われ、0-1と惜敗した。第33節終了時点で総得点、総失点ともにJ1ワーストと苦戦を強いられたが、今季リーグ戦を勝って締め括りたいという思いは大分トリニータも同じ。また、天皇杯では柏レイソルを破り、12月下旬の準々決勝へ駒を進めている。カップ戦へつなげる意味でも重要な一戦となる。

前回の対戦は第13節(5月25日)。アウェイ・大分銀行ドームでの一戦は均衡した展開となり、前半は0-0。後半、相手のエース・高松大樹に先制ゴールを許したが、終盤に山田大記のゴールで同点。そのまま1-1のドローに終わった。来季はJ2で対戦することになる。その意味でも絶対に負けられない相手だ。ホーム・ヤマハスタジアムの大歓声に応えるためにも、ここで意地を見せたい。

前半1分、ジュビロボールで前半キックオフ。
前半1分、ジュビロ、布陣は[4-4-2]。GKに川口能活。最終ライン右から駒野友一(キャプテン)、菅沼駿哉、藤田義明、山本脩斗。ダブルボランチに小林裕紀と田中裕人。中盤右に山本康裕、同左に山田大記。2トップに金園英学と山崎亮平。フィールドプレーヤーのユニフォームカラーはサックスブルー。
前半2分、ジュビロ、敵陣左サイドで金園英学がキープし、パス。これを受けた山田大記がクロス。これは大分にクリアされた。
前半3分、ジュビロ、CK、バックスタンド側から駒野友一がキック。ファーサイドへ。これは大分にクリアされた。
前半4分、大分、布陣は[4-4-2]。GKは清水圭介。最終ライン右からチェ ジョンハン、阪田章裕、高木和道、若狭大志。ダブルボランチにロドリゴ マンシャと宮沢正史(キャプテン)。右MFに為田大貴、左MFに木村祐志。2トップに高松大樹と林 丈統。フィールドプレーヤーのユニフォームカラーはホワイト。
前半6分、大分、敵陣右サイドで高松大樹のスルーパスを受けた為田大貴が右足でクロス。ニアサイドへ。これは川口能活がキャッチ。
前半6分、ジュビロ、敵陣左サイドから山本脩斗が左足でクロス。このこぼれ球を拾った山田大記が右サイドへ展開。駒野友一が敵陣右サイドから右足でクロス。これは大分にクリアされた。
前半7分、ジュビロ、エリア内でこぼれ球に反応した金園英学が強引な突破を試みるが、大分にブロックされ、最後は清水圭介にキャッチされた。
前半9分、大分、中盤でボールをつなぎ、最後はロドリゴ マンシャが縦にスルーパス。これは菅沼駿哉が左足でクリア。
前半9分、ジュビロにチャンス。敵陣右サイドから山本康裕が右足でクロス。ファーサイドへ。これにゴール前でフリーとなった金園英学が体ごと飛び込み、左足を出すが、シュートはゴール横に外れた。
前半12分、ジュビロに再びチャンス。敵陣左サイドでボールをキープし、最後は田中裕人がインサイドへ横パス。これを受けた山本脩斗が縦に浮きパス。これに金園英学が反応。しかし、左足のトラップが大きくなり、清水圭介にキャッチされた。
前半13分、ピッチ上空にはやや強い風が吹く。メインスタンド側からバックスタンド側へ、さらにはアウェイゴール裏からホームゴール裏へ向かって巻くような風が吹いている。
前半15分、ここまでは膠着した展開。ややジュビロが優勢か。ボールを保持することはできている。
前半17分、ジュビロ、山崎亮平が中盤で起点となり、右サイドへ展開。駒野友一が敵陣右サイドから右足でスルーパス。これに反応した金園英学がゴール右から右足でシュート。これはゴール横に外れた。
前半18分、大分に先制ゴール。中盤の中央でボールを持った木村祐志が反転し、ドリブル。そのまま左足でミドルシュート。強烈なシュートがゴールに突き刺さった…。【0-1】
前半22分、ジュビロ、左サイドから攻撃。敵陣左サイドで山崎亮平がキープし、横パス。エリア内でパスを受けた山本脩斗がドリブルで仕掛けるが、相手にカットされた。
前半24分、ジュビロ、中盤の左サイドで山本脩斗がボール奪取し、縦にパス。これを受けた山崎亮平が上手く反転し、相手2人を置き去りに。そのままドリブルでボールを運び、右足でシュート。しかし、これはゴール横に外れた。
前半25分、ジュビロ、CK、バックスタンド側から駒野友一がキック。ファーサイドで山本脩斗が競り、こぼれ球を山本康裕が拾う。最後は山本康裕のパスを受けた山田大記が左足でミドルを打つが、これはゴール上に外れた。
前半26分、ジュビロ、中盤中央の小林裕紀が縦に浮きパス。これに金園英学が走り込むが、オフサイドの判定。
前半28分、大分、自陣右サイドでボールを持った阪田章裕に山崎亮平が猛然とアプローチ。激しいスライディングでイエローカード。
前半29分、大分・阪田章裕はメディカルスタッフにサポーターされ、一度ピッチの外へ。しばらく様子を見てからピッチの中に戻った。
前半30分、ジュビロ、中盤の中央でボールを持った山田大記が縦にパス。これに金園英学が反応するが、高木和道に上手くブロックされ、大分ボールに。
前半32分、ジュビロ、中盤の小林裕紀が右サイドへ展開。これを受けた駒野友一が敵陣右サイドから左足でクロス。これは清水圭介にキャッチされた。
前半33分、ジュビロ、中盤でボールを持った小林裕紀が敵陣左サイドへスルーパス。これに山本康裕が反応し、エリア内でクロスを上げるが、大分にカットされた。
前半34分、ジュビロ、敵陣右サイドでボールを持った駒野友一が右足でマイナスのクロス(グラウンダー)。これに反応し、ゴール前でフリーとなった山田大記が右足でシュートを打つが、ゴール横に外れた。
前半35分、ジュビロ、自陣でバックパスを受けた菅沼駿哉が右足で前線へ大きくキック。高めに設定していた大分最終ラインの背後に山田大記が走り込むが、阪田章裕にクリアされた。
前半36分、ジュビロ、金園英学が相手ゴール前に倒れ込み、一時プレーが中断。接触プレーで右腕を痛めたか。ホームゴール裏からは『金園コール』。
前半38分、ジュビロ、金園英学は担架でピッチの外へ運び出された。大分ボールでプレー再開。
前半39分、ジュビロ、選手交代、金園英学に代わり阿部吉朗を投入。そのまま前線へ。
前半41分、ジュビロ、敵陣中央で山本康裕、山本脩斗とつなぎ、最後は小林裕紀が左足でクロス。ファーサイドへ。これに阿部吉朗が反応し、右足で強引にシュートを打つが、ゴール上に外れた。
前半42分、ジュビロ、相手ゴール前で駒野友一、田中裕人、山崎亮平とつなぎ、最後は敵陣左サイドから山本脩斗が左足でクロス。これは大分にクリアされた。
前半43分、ジュビロ、小林裕紀の縦パスを受けた山田大記が反転し、左足でスルーパス。これにエリア内で反応したのは阿部吉朗。しかし、一歩前で大分にカットされ、シュートは打てず。
前半45分、前半アディショナルタイムは4分。
前半アディショナルタイム2分、ジュビロ、中盤でボールを持った山田大記が縦にスルーパス。阿部吉朗を狙うが、大分にクリアされた。
前半アディショナルタイム3分、ジュビロ、駒野友一が敵陣右サイドからドリブルで切れ込み、左足でミドル。これはゴール上に外れた。
前半アディショナルタイム5分、ジュビロ、CK、バックスタンド側から駒野友一がキック。これをゴール前の山本脩斗がヘディングシュート。最後は山崎亮平の頭に当たりゴールイン!その直後に前半終了のホイッスル【1-1】
後半1分、大分ボールで後半キックオフ。
後半2分、大分、CK、バックスタンド側から木村祐志が右足でキック。ニアサイドへ。このこぼれ球に反応した高松大樹が右足で強引にボレーを打つが、これは川口能活がキャッチ。
後半2分、ジュビロ、大分のCKからカウンター。川口能活のスローを右サイドで受けた山崎亮平がドリブルで一気に大分ゴール前へ。そのまま左足でシュート。これは清水圭介にキャッチされた。
後半5分、ジュビロに決定機。敵陣左サイドからクロス。これを大分がクリアミスし、ボールはゴール前でフリーとなった山崎亮平の下へ。左足でシュートを打つが、これはゴール横に外れた…。
後半6分、大分、中盤中央の宮沢正史が左足でミドルシュート。これは川口能活がキャッチ。
後半7分、後半からナイター照明が点灯している。
後半9分、ジュビロ、CK、バックスタンド側から駒野友一がキック。これは清水圭介にパンチングでクリアされた。
後半10分、ジュビロ、相手を押し込み、ゴール前でボールを動かす。最後は敵陣左サイドから山本脩斗がクロス。これはそのままラインを割り、大分のゴールキックに。
後半12分、大分、左サイドでボールを奪ったロドリゴ マンシャがクロス。ゴール前の高松大樹がボールにタッチするが、強いシュートは打てず、川口能活がキャッチ。
後半12分、ジュビロに勝ち越しゴール。敵陣右サイドから山田大記が右足でクロス。一度は清水圭介にパンチングされたが、こぼれ球を山崎亮平が右足で押し込んだ!【2-1】
後半13分、大分、選手交代、2枚同時。高松大樹に代わり森島康仁、林 丈統に代わり安川 有を投入。
後半15分、ハーフタイムコメント、ジュビロ・関塚 隆監督、「センターバック、ボランチを中心に相手のスピードを止める守備をすること」、「足元への縦のボールを相手に取られているので、動き出している選手を上手く使って攻撃すること」。
大分・田坂和昭監督、「守備は全員でしっかりスライドすること」、「攻撃はサイドで起点ができている。続けていこう」、「まだ半分、もう1度みんなでしっかり戦おう」。
後半23分、ジュビロに決定機。中盤の山本康裕が縦に浮きパス。これを相手最終ラインの背後で受けた山崎亮平がドリブル、右足でシュート。決定的な場面だったが、これはゴール横に外れた。
後半24分、大分、左サイドから木村祐志が浮きパス。これを前線の森島康仁が頭でおとすが、周りと合わず、ジュビロのスローインに。
後半25分、大分、後半途中から布陣を[4-1-4-1]へシフトしている。最終ライン右から若狭大志、阪田章裕、高木和道、安川 有。アンカーに宮沢正史。2列目右からチェ ジョンハン、ロドリゴ マンシャ、為田大貴、木村祐志。ワントップに森島康仁。
後半28分、大分、チェ ジョンハンのミドルからCKを獲得。メインスタンド側から木村祐志が右足でキック。これはジュビロがクリア。
後半29分、ジュビロ、山崎亮平のドリブルからCKを獲得。バックスタンド側から山本康裕がキック。これはニアサイドで大分にクリアされた。
後半30分、ジュビロに3点目。敵陣左サイドを駆け上がった山本脩斗が左足でクロス。これをニアサイドの山本康裕が頭で押し込んだ!【3-1】
後半35分、ジュビロ、敵陣右サイドの高い位置でボールを受けた駒野友一がインサイドへ切れ込み、左足でシュート。これは清水圭介の正面。
後半36分、大分、選手交代、チェ ジョンハンに代わり村井慎二を投入。
後半37分、ジュビロ、CK、メインスタンド側から駒野友一がキック。ニアサイドへ。これを阿部吉朗が頭で合わせるが、ゴール横に外れた…。
後半39分、大分に決定機。スルーパスをゴール前で受けた森島康仁が川口能活と1対1に。左足でシュートを打つが、川口能活がブロック!大分のCKに。
後半39分、大分、CK、ゴール前の高木和道が頭で合わせるが、シュートはゴール上に外れた。
後半41分、大分、敵陣右サイドの若狭大志が右足で強烈なミドル。これはゴール横に外れた。
後半42分、ジュビロ、相手ゴール正面でFKを獲得。駒野友一がキック。ミドルレンジから右足で直接狙うが、これは清水圭介の正面。
後半44分、ジュビロ、選手交代、山本康裕に代わり松岡亮輔を投入。そのままボランチに入った。
後半45分、大分、村井慎二が左足でミドル。これは川口能活の正面。後半アディショナルタイムは3分。
後半アディショナルタイム1分、ジュビロ、敵陣左サイドを突破した山田大記が左足でクロス。これを山崎亮平がニアサイドで合わせるが、ゴール横に外れた。
後半アディショナルタイム2分、ジュビロ、選手交代、山崎亮平に代わり松浦拓弥を投入。
後半アディショナルタイム4分、ジュビロ、大分の攻撃をしのぎ、大きくクリアしたところで試合終了のホイッスル。【3-1】
関塚 隆 監督

――感想
リニューアルされたヤマハスタジアムでサポーターのみなさんに勝利をプレゼントできたということで、少しほっとした気持ちになりました。
内容的にも狙っていた内容でした。攻撃ではボールを動かしながらサイドから攻めて行くという形ができ、守備でも田中裕人が上手く機能し、相手の攻撃の芽を摘んでいたと思います。後半いい内容になり、逆転勝ちできたと思っています。
しかし、私が就任し、残留という目標を達成できず、非常に残念な気持ちでいっぱいです。それと共に責任を強く感じています。
――シーズン途中に就任され、結果的に目標を達成することはできませんでしたが、来季のチームにここが必要だと提言していただけませんか?
今日の試合は3点取ることができましたが、ハーフタイムに伝えたことがあって、もう少し走っている、動いているプレーヤーを使った攻撃を仕掛けなければいけないと。それがどうして足が止まっているプレーヤーを使っていくと“各駅停車”になってしまうと。そういう攻撃の部分でもう少し汗をかきながら攻撃を仕掛けていくと。それと、守備は全体で組織するものだと。この部分をもう一度チームとして、攻守のバランスと言いますか、私自身それを掲げていたので、ぜひそういったところを引き続き成長させていってもらいたいと思います。
――川口選手を先発起用し、前田選手をベンチから外した理由は?
やはり8試合勝てていないということで、流れを変えたいというところで決断しました。前田に関しては、今週のところで、今日の試合に勝つために必要な選手ということで18人を選んだということです。
――磐田の監督に就任し、選手たちから学んだもの、感じたものは?
学んだものと言いますか、僕自身、どこまで選手たちに伝えられたかと。そこが結果に結びつかなかったので、学んだものと言いますか、僕自身、振り返ってみたいという気持ちでいっぱいです。
――前田選手がいない中、フレッシュな先発ラインナップで3点を取ったわけですが、若い選手たちの可能性はどう感じますか?
これは前田選手も含め、若手、ベテラン関係なく、チームが勝つために必要なパフォーマンスは現代サッカーでやはり必要なんだなと。ここのところでしっかりとトレーニングし、そして、試合で結果を求めていくということが非常に大事な姿勢だと感じます。このジュビロというチームは非常に高いポテンシャルがあると思います。それを私自身が選手たちの力、このチームの力をどれだけ発揮させられたかなと思うところです。今日のような戦いを数ヶ月前にできていればという気持ちです。
ただ、誤解していただきたくないのですが、ぎりぎりのところでしたが、勝てるところまでの“きっかけ”が数試合ありました。それが今日のように転がり込んでこなかったと。それは気持ちの面が大きかったのかなと思います。そのあたり、今日のようにのびのびとプレーさせてあげたかったなという気持ちでいっぱいです。

駒野 友一 選手

駒野 友一 どうしても勝ちたいという気持ちで試合に入りました。ただ、先制され、嫌な流れになりましたが、逆転で勝てたことはよかったと思います。得点を取りに行くために『前に前に』という気持ちを出させましたし、チームとしてプレッシャーに行くところと行かないところがはっきりしていましたし、そういうところを90分間通じて出せたと思います。
(リニューアルされたヤマハスタジアムで初勝利となったが?)サポーターのみなさんを待たしてしまった1勝です。この1勝をこれからのスタートにしなければいけません。大事な1勝になると思います。
(今季を振り返って)1年を通じて自分たちのサッカーを安定して発揮することができず、4勝ということで不甲斐ない結果です。反省しなければいけません。この1勝の意味を自分たちでしっかりと考えていきたいです。

山田 大記 選手

山田 大記 失うものはありませんし、前節と同じですが、積極的にプレーしようということをみんなで確認していました。意図的にという意味では、(前節の)大宮戦の方がボールは回っていたと思います。ただ、個のところで勝てていた部分もあったので、それが大きかったと思います。
(サポーターへ向けて)降格が決まった状況の中でもサポーターのみなさんが会場に足を運んでくれましたし、そういった方々の気持ちが結果に出たと思います。少しでも恩返しできたと思うので、よかったです。

山崎 亮平 選手

山崎 亮平 個人的にシュートを外しすぎたので、勝ててよかったですが、複雑です。得点よりも外したことの方が自分の中では大きいです。焦った感じはなかったのですが、上手く当たりませんでした。
(57分のゴールについて)大宮戦もああいった場面がありましたし、何となくボールが来そうな予感はありました。今度は上手く入ってよかったです。

山本 康裕 選手

山本 康裕 (今季を振り返って)今はちょっとまだ考えられない部分もありますが、申し訳ないという気持ちです。せめて最後に勝てればと思っていました。この1勝で何かが報われるわけではありませんが、最後勝ててよかったです。
(リニューアルされたヤマハスタジアムで初勝利となったが?)サポーターのみなさんに開幕から変わらぬ声援をいただき、その中で期待に応えることができませんでした。僕自身、選手、スタッフ、フロント、みなさんに申し訳ない気持ちでしたが、ピッチで勝つことでしか恩返しできないと思っていました。こういう結果になり、とても悔しいです。

山本 脩斗 選手

山本 脩斗 勝てない試合が続いていましたし、どんな状況でも『前に前に』という気持ちを出したかったので、勝ててよかったです。
(75分のアシストについて)ヤマちゃん(山崎)が上手くためてくれ、ボールをくれました。ニアに(山本)康裕が上手く入ってくれましたし、決まってよかったです。左足のクロスは練習でもやっていましたし、練習試合でも何本もあったので、結果につながってよかったと思います。

川口 能活 選手

川口 能活 (逆転勝利の要因は?)前半終了間際に追いつけたことが大きかったと思います。失点した後もみんな一体となって攻め続けることができましたし、点を取られた後にまた取り返すという気持ちを持てました。
(久々のスタメンとなったが?)試合に出ていない状況もありましたが、辛抱強く練習を重ね、最後にチャンスを掴むことができました。やはりここで勝ちたいという気持ちがありましたし、そこで勝ててよかったです。コンディションも上がっていましたし、準備はできていました。

阿部 吉朗 選手

阿部 吉朗 0-1の時はちょっと難しい試合になるかと思いましたが、勝ててよかったです。
(突然の途中出場となったが?)ちょっとびっくりましたが、すぐに準備して入っていくことができました。サイドに流れて、他の選手が持ち味を発揮できるようにと心がけていました。
(サポーターへ向けて)今日もそうですが、苦しい試合が多くて不安にさせてしまった部分もあったと思います。ただ、逆転勝利ということで選手の気持ちを見せることができたと思います。それを後押ししてくれたのはサポーターのみなさんです。一年間支えていただきましたし、降格は決まっていましたが、今季最後の試合で勝利をプレゼントできてよかったです。

大分トリニータ ■田坂和昭監督
 

――感想
まず、1年間応援し続けてくださったサポーターに感謝したいです。結果が出ず最下位となり、潔く1年にしてJ1の舞台から立ち去らなくてはなりません。ただ、この1年間で得たものはチームとしても大きかったし、個人としても伸びた選手がいます。この経験をまた来年生かしてもらえればと思います。
今日の試合に関しては、個の力量差が如実に出ました。蹴る、止める、マークを外すといった基本的なところで相手の方が1枚も2枚も上手でした。組織として何とかしのごうと思いましたが、押し戻すことができませんでした。この悔しさを天皇杯にぶつけたいです。