2013年 試合速報
2013 J1リーグ 21節 vs.湘南ベルマーレ
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伊野波 雅彦
チョン ウヨン
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アレックス サンターナ
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亀川 諒史
安藤 駿介
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駒野 友一
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菊池 大介
大竹 洋平
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ハン グギョン
梶川 諒太
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金園 英学
松浦 拓弥
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ウェリントン
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小林 裕紀
山本 康裕
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松浦 拓弥
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
平塚 | 8/17(土) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 平山 博光 | 井上 知大 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 相樂 亨 | 山際 将史 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
28.1度 | 74% | 塚田 健太 | 亀井 信也 |
10 | シュート | 7 |
3 | ゴールキック | 10 |
7 | コーナーキック | 4 |
18 | 直接FK | 13 |
1 | 間接FK | 0 |
1 | オフサイド | 0 |
0 | PK | 0 |
16位・湘南ベルマーレとの“直接対決”。「この先を考えれば、一つのポイントになるゲーム」。前節山田大記に代わりキャプテンマークを巻いた駒野友一はこの試合の“意味”をそう語った。
湘南ベルマーレはエースストライカーのキリノ、さらに中盤の岩上祐三が期限付き移籍でチームを離れた一方、ブラジル人GKアレックス サンターナ、ブラジルFW・ウェリントンと2人の新外国人選手を獲得。さらにFC東京より大竹洋平、さらに韓国・水原三星ブルーウィングスより長身FWステボを獲得し、選手層に厚みをもたせた。さらに今節は出場停止明けの永木亮太が中盤に戻る。前節は清水エスパルスにアウェイで1-3と敗れているが、ここから巻き返す準備は整っていると言える。関塚 隆監督も相手を「新戦力を補強し、後半戦に向けてしっかりと備えているチーム。1試合、1試合全力でプレーしているし、チーム一丸となって戦っている印象がある」と警戒する。曺 貴裁監督の下、若い選手が献身的に動き回るチームである。ホームゲームであることを加味しても、この試合、攻守で躍動感溢れるプレーを見せてくるに違いない。だが、指揮官は一歩も引くつもりはない。「彼らと同じ戦い方をすれば、上回れるかと言われれば、そうではないと思う。そうならず、自分たちのよさを出すことが大事。それは広島戦、名古屋戦、浦和戦でも同じだった。我々のよさが出た時にはいい戦いができている。それをいかに出すかという戦いになる。相手というよりも自分たちがどうか、というところだと思う」。
ジュビロ磐田の予想布陣は[4-4-2]。GKは八田直樹、最終ライン右から駒野友一、菅沼駿哉、伊野波雅彦、宮崎智彦。ダブルボランチに藤田義明と小林裕紀。中盤右サイドにカルリーニョス、同左に山田大記。2トップに前田遼一、金園英学という並びか。
対する湘南ベルマーレの予想布陣は[3-4-2-1]。GKはアレックス サンターナ、3バック右から島村 毅、遠藤 航、大野和成。ダブルボランチに永木亮太とハン グギョン。中盤右ワイドに古林将太、同左に亀川諒史。2列目に高山 薫と菊池大介。1トップにウェリントンという並びか。
今季、湘南ベルマーレとは公式戦ですでに2度対戦している。今季最初の対戦はヤマハスタジアムで行われた4月のヤマザキナビスコカップ。接戦となったものの、前半に前田遼一のゴールで先制し、そのまま1-0で勝利した。4月下旬のリーグ戦においてもヤマハスタジアムで対戦。試合開始直後に山田大記のゴールで先制。さらに松浦拓弥、山本脩斗、山崎亮平にゴールが生まれ。4-0と大勝。今季初勝利をマークしている。
試合の舞台は『Shonan BMWスタジアム平塚』。ジュビロ磐田にとってアウェイでの勝利は昨年より遠ざかっているが、臆することはない!!!この試合もチーム一丸となって勝利を奪いに行くぞっ!!!ご声援よろしくお願いします!!!
湘南・曺 貴裁監督、「味方との距離感を大切に」、「ラインを下げずにコンパクトに」、「湘南のスタイルを信じて勝とう」。
――感想
本当に多くのサポーターに勝利をプレゼントできず、非常に残念な気持ちです。ゲーム内容としては今日特に前半は僕が就任してから一番悪い出来だったかなという印象です。湘南さんも非常にアグレッシブに戦ってきたなと。そのあたり、後半はしっかりと相手の動きをマッチアップした形にして戦い、我々の勢いを少し取り戻せたのではないかと思います。その中で相手を少なくさせる状況ができたと。その後しっかりとバランスを取りながら追加点を狙い、さらにリスク管理もしながらということでやりました。我々の追加点を取れるチャンスもありましたし、逆に相手もカウンターからの形がストロングなところはあったと。湘南さんも今日の試合やはり相手に勝点3を与えたら、という必死さもありましたし、我々が勝ちきれていないと言うか、そういった心理的なもの、ゴール前の落ち着きだったり、ゲームでの落ち着きだったり、そのあたりをチーム全体で乗り越えていかなければいけないと感じました。けして内容的に後半のところでも持ち返せる力がないわけではないので、やはりもう一度一つにして、次節へ向けてやり続けていきたいですし、しっかりとやっていきたいと思います。
――追加点を取れなかったことがこの試合のポイントでしょうか?
チャンスはありました。湘南さんとやる時の分析のところの狙いもありましたが、どうしてもそこを見れないと言うか、そういったケースがあり、単純に外から上げてしまうというところがあったので、そのあたりは落ち着きです。中盤が空いているので、もう少ししっかりと厚みのある攻撃をしていいところで縦に速く入れて相手ボールにしてしまうとか。後半も目立つなと。これだけのこの暑さの中で相手は必死になって走っていますから、そこを我々がしっかりとやりきると。それを今やれるようにはなっているので、精神的な部分を一度落ち着かせることが大事だなと感じました。
――前線を前田選手、金園選手の2トップにした意図は?
前節広島戦の後半、2人の関係が非常に上手く取れていたというところです。前半の前半は非常に上手く取れていたと思いますが、そこから2トップ気味になってから、相手のボランチのところの6番、7番、10番、8番あたりの4枚の出入りがルーズとなり、前と後ろのボランチ、センターバックの関係がスムーズではなかったので、そこをしっかりと後半のところでは当てはめていこうという形にしました。
――加入後初出場となったカルリーニョス選手の評価は?
前半、2列目の右サイドはあの角度で持って山田へ出したパスとか、やはり角度のところです。それから攻撃面ではボールがしっかりと回っていればいい面が出たと思いますが、まだやはり時間が経ち、相手のリズムになった時に消えてしまったなと。逆に小林裕紀と共にボランチをしてからはボールを上手く動かしながら長短(のパス)が出ていたという印象です。
みんなが今こそチーム一丸となり、次の試合に向けてやっていかければいけません。
(自身のゴールについて)ゴールまで近かったのと、直感ですが、GKが壁の上を越えてくると(思っていると)感じたので。コースは甘かったのですが、先制できたことはよかったと思います。GKも先に動いていましたし、時間帯としてもよかったと思います。
こういう状況でしたし、やはり出ていなかった選手の底力と言うか、今ジュビロが試されている時期だと思いますし、こういう時こそ出ていなかった選手がどれだけ力を出せるかだと思っていたのですが・・・。最後ああいう失点をしてしまいましたし、次へつなげていくと言っている状況ではないのですが、残り13試合全て勝つつもりで、改めてチームとして話し合ってやっていきたいと思います。
2列目での出場でしたが、関塚監督が自由にプレーさせてくれましたし、特に難しさはなく、自分の思うプレーはできました。
(中央でパスを受けるシーンが多かったが?)中に入っていったら浮き球で味方に合わせることを狙っていました。自分で打つことも含めて。ただ、ラストパスのところで何度もチャレンジしましたが、ちょっとしたところで合わないところもあり、そのあたりは少し残念です。
(チームへのフィット感は?)とにかく練習を重ねていく中で合わせていくということです。選手の特長があるので、その特長を早く掴み、息の合ったプレーをしてチャンス、ゴールを生み出していくことをさらにしていきたいです。
すごくふがいない形、内容でした。やはり今日勝負をかけてきたので、みんな本当に悔しい気持ちでいると思いますが、結果は覆せないものです。下を向いても変わりませんし、自分たちがピッチに立っている以上はやはり責任があるので、自分たちが前を向いて、サポーター、支えてくださる方をもっと喜ばせていかなければいければいけません。
(失点場面について)相手に嫌なことをされた、という印象です。ドリブルであの位置まで行かれ、絶対に潰さなければいけないところではありましたが、全体が下がってしまった部分もあったかもしれません。不運な形で失点してしまいましたが、そのあたり、まだまだ自分たちの気持ちが足りないと思いますし、僕たちもシュートは打ちましたが、湘南の気迫が上回っていたと感じさせられる部分もありました。
――感想
おつかれさまでした。僕が監督をやらせてもらってから6分のアディショナルタイムはおそらく最長なんじゃないかなと思います。6分間、点を取るのか取られるのかというところですごく最後まで見応えのあるゲームになり、本当に疲れました(笑)。
この前の清水戦の前半がちょっと情けない戦いになってしまったので、それを今週ずっと言ってきました。清水戦は後半がよかったので、サポーターのみなさんもブーイングしている人とよくやったよという人が半々の試合でしたが、今日は引き分けで勝点は1でしたが、順位のことも踏まえ、サポーターのみなさんにも僕らの頑張りを称えてもらい、その意味では選手も勇気が出たと思いますし、次につながる試合ができたかなと思います。
ジュビロさんは本当に、みなさんもおわかりだと思いますが、代表選手や質の高い選手がたくさんいて、ボールを大事にしながら相手のバイタルエリアを崩していくサッカーを終始一貫してやられている。プラス、例えばファウルされても倒れないとか、そういうタフな戦いも彼らはずっとやっていて、結果が出ないのが本当に不思議ですし、今日やらせてもらって本当に強いチームだなと思いました。ただ、前期0-4でやられた試合は最初から勢いに飲まれて何もできないまま終わってしまいましたが、その時よりは少しは一つひとつのボールへの執着心とか、相手より走力で上回るとか、今日の試合に関しては見せられたかなと思います。アレックスが退場してしまい、次のFKで嫌な感じで失点してしまい、あのFKはやっぱり止めなければいけないとは思いますが、そこで出た3人の交代選手、また今日亀川を代えたのも逆にむしろ一番よかったくらいの出来でしたが、代えざるを得ないような状況にもなりました。ただ、そこで10人の選手が足を止めず、ゴールに向かって行ってくれたことはJ1でプレーしたいという意欲が僕にもサポーターのみなさんにも伝わったと思います。そこは本当に今日プレーした選手たちを称えたいと思います。