2013年 試合速報

2013 J1リーグ 14節 vs.セレッソ大阪

ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

1 勝
4 分
8 敗
16 得点
22 失点
勝点 7
順位 17

2
  • 0
  • 0

  • 2
  • 2

2
seresso
seresso

6 勝
5 分
2 敗
19 得点
12 失点
勝点 23
順位 6

前半
20分
扇原 貴宏
43分
酒本 憲幸
ハーフタイム 後半
13分
南野 拓実
前田 遼一
15分
山田 大記
16分
24分
扇原 貴宏
横山 知伸
シンプリシオ
楠神 順平
26分
エジノ
前田 遼一
金園 英学
松浦 拓弥
山崎 亮平
31分
小林 裕紀
ペク ソンドン
41分
南野 拓実
杉本 健勇
1
川口 能活
5
駒野 友一
13
宮崎 智彦
19
伊野波 雅彦
24
チョ ビョングク
7
小林 裕紀
10
山田 大記
11
松浦 拓弥
22
チョン ウヨン
33
藤田 義明
18
前田 遼一
SUB
21
八田 直樹
25
櫻内 渚
6
田中 裕人
20
山本 脩斗
8
ペク ソンドン
9
山崎 亮平
17
金園 英学
監督
関塚 隆
21
キム ジンヒョン
4
藤本 康太
14
丸橋 祐介
17
酒本 憲幸
23
山下 達也
2
扇原 貴宏
6
山口 螢
13
南野 拓実
30
シンプリシオ
8
柿谷 曜一朗
9
エジノ
SUB
1
武田 洋平
7
新井場 徹
33
椋原 健太
10
楠神 順平
16
枝村 匠馬
18
横山 知伸
20
杉本 健勇
監督
レヴィー クルピ

12,206
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハスタジアム 7/6(土) 19:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、水含み 田中 賢二 佐藤 隆治
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 田尻 智計 山際 将史
気温 湿度 第4の審判員 記録員
25.9度 92% 数原 武志 花澤 秀登
15 シュート 10
5 ゴールキック 14
7 コーナーキック 6
13 直接FK 11
1 間接FK 0
1 オフサイド 0
0 PK 0

“関塚・ジュビロ”の初陣。リーグ再開戦となるホームゲームで何としても勝利が欲しい。

関塚隆新監督は若いサックスブルーを冷静に分析し、長所を見極めながらチーム作りを進めてきた。6月上旬には和歌山で1週間に渡るキャンプを実施し、6月13日には新体制初の対外試合としてヤマハ大久保グラウンドで静岡産業大学と対戦。さらに6月15日にはアウェイで大宮アルディージャ、6月19日には練習場で藤枝MYFCと常葉大学浜松、6月22日にはヤマハスタジアムで湘南ベルマーレとそれぞれ対戦。収穫と課題を吟味しながら一歩ずつチームのベースを固めていった。また、6月14日には玉川大学で「玉川アドベンチャープログラム」にトライ。チームの団結をさらに強いものとするために、ピッチ外の面からもアプローチをかけた。

日本代表メンバーとして「2014 FIFAワールドカップブラジルアジア最終予選 対イラク代表戦」、「FIFAコンフェデレーションズカップ ブラジル2013」を戦った前田遼一、伊野波雅彦は7月2日より全体練習に合流。短期間でチームにフィットすることは容易ではないが、彼らの能力をもってすれば不可能なことではない。

対するセレッソ大阪は勝点23の6位でリーグ再開を迎える。ただし、公式戦という意味ではナマザキナビスコカップ・準々決勝(ホーム&アウェイ方式)で浦和レッズと対戦し、一足早くリスタートを切っている。6月23日の第1戦ではホームで0-2と敗れ、6月30日の第2戦ではアウェイで1-1。期待の高卒ルーキー・南野拓実のゴールで一矢報いるも、合計スコアで敗退となった。ただし、実戦感覚という部分ではこの2試合は間違いなくプラス。カップ戦からさらにギアを上げてヤマハスタジアムに乗り込んでくるに違いない。

相手の注目選手はやはり山口螢、扇原貴宏、杉本健勇の“ロンドンオリンピック組”。当時U-23日本代表の指揮官を務めていた関塚隆監督との“師弟対決”はこの試合の大きなみどころとなる。その他にも突破力に優れた柿谷曜一朗、正確な左足を持つブラジル人FWエジノら警戒すべき選手は多い。相手攻撃陣をしっかりとケアしつつ、その背後を上手く突く展開に持っていけるか。この中断期間で整理した“攻守のバランス”を早速問われることになる。

リーグ再開へ向け、「どんなチームであっても勝っていくしかない」と闘志を燃やすのは伊野波雅彦。勝点7、17位からのリスタート。現状を打破する戦いが始まる――。

前半1分、C大阪ボールで前半キックオフ!!!
前半1分、ジュビロ、早速攻撃を仕掛ける。前線で駒野友一、前田遼一、松浦拓弥とつなぎ、最後は右サイドから小林裕紀がクロス。これはC大阪にクリアされた。
前半2分、ジュビロ、布陣は【4-2-3-1】、GKに川口能活、最終ライン右から駒野友一、チョ ビョングク、伊野波雅彦、宮崎智彦。ダブルボランチに藤田義明とチョン ウヨン。2列目右から小林裕紀、松浦拓弥、山田大記。ワントップに前田遼一。フィールドプレーヤーのユニフォームカラーはサックスブルー。やはり注目は藤田義明のボランチ起用!
前半3分、ジュビロ、前線右サイドで駒野友一、小林裕紀、駒野友一とワンツー。最後は駒野友一が右足でクロス。これはキム ジンヒョンにキャッチされた。
前半5分、C大阪、左サイドを駆け上がった丸橋祐介が左足でクロス。ニアサイドに柿谷 曜一朗が飛び込むが、これは川口能活がキャッチ!
前半5分、ジュビロ、駒野友一のFKからCK獲得。バックスタンド側から駒野友一がキック。ゴール前で前田遼一、チョ ビョングクらがキム ジンヒョンと激しく競り合い、ジュビロのファウルに・・・。
前半7分、ジュビロにこの試合最初の決定機!中盤から持ち上がった藤田義明が左へ展開。これを受けた山田大記が左足でクロス。これにゴール前でフリーとなった前田遼一が飛び込むが、惜しくもボールに触れず、C大阪のゴールキックに・・・。
前半9分、ジュビロ、山田大記のドリブル突破で相手ゴール前左でFK獲得。駒野友一がキック。角度のないところから右足で直接狙ったが、惜しくもキム ジンヒョンにパンチングで防がれた・・・。
前半10分、C大阪、布陣は【4-2-3-1】、GKにキム ジンヒョン、最終ライン右から酒本憲幸、山下達也、藤本康太、丸橋祐介。ダブルボランチに扇原貴宏、山口 螢。2列目右からエジノ、シンプリシオ、南野拓実。ワントップに柿谷 曜一朗。ユニフォームカラーはピンク/紺。
前半11分、ジュビロ、敵陣右サイドから駒野友一がドリブルで切れ込み、左足でミドル。これはゴール上に外れた。
前半12分、試合開始から10分。互いにハイペースで試合に入り、かなり白熱したが、ようやく落ち着いてきた。
前半14分、ジュビロ、敵陣で一度ボールを失うが、相手の縦パスを宮崎智彦が鋭くインターセプト。そのままゴール前へ迫り、松浦拓弥へ横パス。ゴール前で混戦となるが、C大阪に防がれてしまった・・・。
前半15分、C大阪、敵陣左サイドからドリブルで切れ込んだエジノが左足でミドル。これは川口能活の正面。
前半16分、C大阪、シンプリシオ、南野拓実とつなぎ、中央から左へ展開。敵陣左から丸橋祐介がクロス。ゴール前で混戦となるが、最後はチョン ウヨンが大きくクリア!
前半17分、C大阪、ゴール前でボールを持ったエジノが左足でシュート。これは伊野波雅彦が体を張ってブロック!C大阪も徐々に攻撃の時間を増やしてきた。
前半19分、ピッチ上空はくもり、弱風。かなりむしむしとしている。
前半20分、C大阪、敵陣左でのコンタクトプレーで扇原貴宏にイエローカード。
前半21分、ジュビロ、CK、メインスタンド側から駒野友一がキック。これはキム ジンヒョンにキャッチされた。
前半23分、ジュビロ、川口能活のパントキックから敵陣右サイドの高い位置でスローイン獲得。その後、松浦拓弥のドリブルでCKに。バックスタンド側から駒野友一がキック、ニアサイドのチョン ウヨンが頭で合わせるが、これはゴール横に外れた・・・。
前半26分、ジュビロ、CK、バックスタンド側から今度は宮崎智彦がキック。これはキム ジンヒョンにパンチングで防がれた・・・。
前半26分、ジュビロ、関塚 隆監督は黒いスーツパンツに白シャツ。序盤はベンチ前に立っていたが、この時間帯はベンチに座っている。
前半28分、ジュビロ、山田大記が相手ゴール前右でドリブルを仕掛け、右足でシュート。これはゴール横に外れた。
前半30分、C大阪、ショートカウンターから攻撃。南野拓実が敵陣左から切れ込み、シュート。しかし、これはチョ ビョングクがブロック!!!
前半31分、試合開始から30分が経過。ここまではジュビロがやや優勢か。
前半32分、ジュビロ、クリアボールを拾ったC大阪・右サイドバックの酒本憲幸に山田大記が猛然とプレス。ボールを奪い、すぐに中央の松浦拓弥へスルーパスを狙うが、これは相手にカットされた。
前半33分、C大阪、パスをつなぎ、最後は敵陣右サイドから酒本憲幸がクロス。これは川口能活がキャッチ!
前半35分、ジュビロに決定機!!!敵陣左サイドで松浦拓弥、山田大記の2人がタメを作り、最後は山田大記が右足でアーリークロス。ゴール前でフリーとなった前田遼一が胸でコントロールし、左足でシュートを打つが、枠内に飛ばすことはできなかった・・・。
前半37分、C大阪、敵陣左サイドでボールを拾った丸橋祐介が右足でミドル。CK。メインスタンド側から丸橋祐介がキック。これはニアサイドで宮崎智彦がヘディングでクリア!!!
前半40分、ジュビロ、敵陣右サイドからスローイン。駒野友一、松浦拓弥、駒野友一とワンツー。最後は駒野友一が左足でミドル。これは大きく枠の外。
前半41分、ジュビロ、中盤中央の藤田義明から横パスを受けた小林裕紀が右足でロングシュート。これはゴール横に外れた。
前半42分、C大阪、メインスタンド側からCK、丸橋祐介がキック。ニアサイドでクリア。その後のこぼれ球もクリアし、すぐさまカウンター!前田遼一が前線でキープし、松浦拓弥へ横パス。松浦拓弥が相手と競り合い、ゴール前でFK獲得。
前半43分、C大阪、松浦拓弥を倒した酒本憲幸にイエローカード。
前半45分、ジュビロ、FK、ゴール正面から駒野友一が右足で直接狙うが、これはゴール横に外れた。前半アディショナルタイムは1分。
前半アディショナルタイム1分、ジュビロ、敵陣左サイドで宮崎智彦、松浦拓弥と短いパスがつながり、最後は山田大記が右足でミドル。これはゴール横に外れた。キム ジンヒョンがゴールキックを蹴ったところで前半終了のホイッスル。
後半1分、ジュビロボールで後半キックオフ!!!
後半1分、ハーフタイム中の交代は両チームなし。
後半3分、後半立ち上がりのボール保持はジュビロ。短いパスでリズムを作り、最後は中盤の藤田義明の横パスを受けた駒野友一がクロス。CKに。
後半4分、ジュビロ、CK、メインスタンド側から駒野友一がショートコーナー。しかし、エリア内でボールを受けた山田大記がボールロスト。C大阪のカウンターに。南野拓実がドリブルで持ち上がり、左サイドへパス。これを受けた丸橋祐介が左足でクロス。ゴール前でフリーとなった柿谷 曜一朗が右足で合わせるが、枠の外。危ない場面だった・・・。
後半7分、ジュビロ、敵陣左サイドの松浦拓弥が山田大記とのワンツーで突破。クロス。CKへ。しかし、これは相手にクリアされた。
後半12分、ジュビロ、この時間帯ボールを支配しているが、なかなかシュートまで持っていけない・・・。
後半13分、C大阪に先制点・・・。敵陣左サイドでボールを持った南野拓実がドリブルで切れ込み、右足でミドル。これが駒野友一に当たってシュートコースが変わり、ゴールイン・・・。【0-1】
後半15分、ジュビロ、同点ゴール!!!!!!!!!!!!!!!!敵陣右サイドで駒野友一のパスを受けた小林裕紀が右足でゴール前へクロス。これを山田大記がヒールで流し、前田遼一が左足で押し込んだ!!!!!!!!!!!!!!【1-1】
後半16分、ジュビロに勝ち越しゴール!!!!!!!!!!!!敵陣右サイドでボールを持った松浦拓弥がゴール前へグラウンダーパス。藤田義明らが絡み、ゴール前で混戦となったところを最後は山田大記が右足で押し込んだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!【2-1】
後半24分、C大阪、選手交代、2枚同時、扇原貴宏に代わり横山知伸。シンプリシオに代わり楠神順平を投入。
後半26分、C大阪に同点ゴール。敵陣右サイドからのクロスをファーサイドの柿谷 曜一朗が頭で折り返し、ゴール前のエジノが左足で押し込んだ・・・・・・・・・。【2-2】
後半27分、ハーフタイムコメント、ジュビロ・関塚隆監督、「全体的によくできている」、「相手を焦らしていけばチャンスは必ずくる」、「セカンドボールを拾い、最後のところを決めよう!」。
C大阪・レヴィー クルピ監督、「相手のモチベーションは高いが、うちの方がいいものを持っているのだから、それをどんどん出していこう」、「最初はボールに触れていなかったが、前半最後にやっと互角になった。後半は立ち上がりからしっかり集中して入ろう」、「スピード勝負!判断を早くそしてシンプルにやろう」。
後半31分、ジュビロ、選手交代、2枚同時。前田遼一に代わり金園英学、松浦拓弥に代わり山崎亮平を投入。
後半32分、ジュビロ、金園英学、山崎亮平は共に前線でプレー。山崎亮平がワントップ、金園英学が2列目左サイドに入った。
後半35分、C大阪、横山知伸はそのままボランチへ。2列目の並びは右からエジノ、南野拓実、楠神順平となった。
後半41分、両チーム、選手交代、ジュビロ、小林裕紀に代わりペク ソンドンを投入。C大阪、南野拓実に代わり杉本健勇を投入。
後半42分、ジュビロ・ペク ソンドンは2列目右に、C大阪・杉本健勇はトップ下へ。
後半45分、C大阪、敵陣左サイドの深い位置でFKを獲得。しかし、これはゴールならず。後半アディショナルタイムは4分。
後半アディショナルタイム1分、ジュビロ、ロングパスを敵陣右サイドで受けた山崎亮平が一気にドリブルで切れ込む!キム ジンヒョンと1対1となり、左足でシュートを打つが、惜しくもゴール上に外れた・・・・・。
後半アディショナルタイム4分、ジュビロ、自陣からFK、川口能活がロングキック、前線の金園英学が競るが、C大阪に跳ね返された・・・。
後半アディショナルタイム5分、ジュビロ、CK、バックスタンド側からチョン ウヨンがキック、ニアサイドで混戦となるが、C大阪にクリアされてしまった・・・。ここで試合終了のホイッスル。【2-2】
関塚 隆 監督

――感想
中断後のホーム初戦に多くのサポーター・ファンの方にお集まりいただき、我々本当に感謝しています。注目された中で、勝点3を奪いにチーム一丸となって戦いました。
前半、一進一退の戦いで、セレッソさんは一つ引いた中からの速い攻撃が脅威でした。ただ、我々もそれを何とかこじ開けようと3、4本でしょうか、サイドから崩したところが最後のところで点にならず、後半になりました。後半もいい入りをしていたと思いますが、不運な形から1点先取されましたが、その後、臆病にならずに攻撃を仕掛け、逆転できました。そういうところで選手たちは本当に前向きにやってくれたと思います。
ただ、後半の中盤からどうしてもラインが引き過ぎ、どうしてもボールホルダーに行けずにというところから2失点目をしてしまったという形だったと思います。非常に残念でしたが、これは今後の課題としてやっていきたいです。ただ、後半途中から入った選手たちも自分たちの役割を理解して戦ってくれたと思います。勝点1になってしまいましたが、最後まで勝点3を取る姿勢をお見せできたのではないかと思います。次の試合、何としても勝利を実現したいと思います。
――久々に監督としてベンチに座った感触は?
勝点3というはやはり大変だなという気持ちが強いですね(苦笑)
――この1か月、1つずつ課題を修正されてきたと思いますが、実際に公式戦を戦って浮き彫りになった課題は?
課題と言うか、もっと一つ一つの底上げと言うか、レベルアップを上げていかなければいけないところだと思います。やはりセレッソさんも非常に強力なチームですし、一人一人の技術、馬力といった部分は持っています。それに対応するためにも戦術だけではなく、個々のところでの勝負所で戦わないといけないですし、戦術だけではなくマッチアップする相手を上回っていくと。それを個として、あるいはグループとして、そこがチーム全体としても成り立っていくと思います。ただ戦術的なところだけにフォーカスせず、グループとしても同時にレベルアップしていくべきだと思っています。
――逆に、この1か月の中で積み上げることができたと実感できたことは?
掲げていたチームでの攻守の距離感、切り替えの部分、それから連動した攻撃・守備です。そのあたりは組織と言うか、選手たちが一つになって戦える時間が非常に多くなったのかなと。ただ、その中でも組織にならない部分はありますよね?個の勝負で仕掛けてくるとか、我々が仕掛けるとか。それをどれだけ上回れるかと。90分の中ではやはりそういった戦いが大事になってきますし、それを両方トレーニングの中でやっていくべきだと思っています。
――藤田選手をボランチで起用しましたが、試合を通じて中盤のバランスはどう見ていますか?
やはりずっと後ろでやっていて、あるいは3バックで戦っていたと思いますし、やはり中盤の仕事として瞬発的、スピードのある動きというのは少ないですが、トータル的に走る距離はボランチだと多くなるので、最後はやはり“ガス”が切れたかなと。ちょっと交代も考えたのですが、彼は持っているものを出してくれたと思いますし、やはり僕自身2-2で終わりたくなかったですし、3人目のカードを前線で決断しました。その意味では中盤の構成は上手くできていたかなと思います。ただ、最後の方、どうしても枚数がそこまでいないのに下がり過ぎていた部分は、出ようと言ってもやはり出きれなかったというところはあります。
――選手のパフォーマンスは戦前に予想されていたものと比べていかがでしたか?また、今後への意気込みは?
正直、伊野波と前田がどれだけフィットするかというところは一つどうかとも思いましたが、予想以上にフィットしてくれたと思います。ただ、この4連戦を考えた時に彼らを控えから行って計算が立たないようだとちょっと困るので、行けるところまで彼ら2人を前から使い、そうすれば選手の中に厚みが出ますから。そういう意味では時間は短かったのですが、彼らは上手く順応してくれました。選手としてのポテンシャルのある2人だと思います。
――後半、2枚同時に交代した狙いは?
相手との兼ね合いがあるのでなかなか戦術的なところは話せないところもあります。ただ、セレッソさんもセットプレーの高さがありますし、1枚というよりも2枚同時に代えることで、高さ、強さ、スピードといったところを同じレベルでパワーアップできるような形で交代しました。
――アタッキングサードの部分は中断期間で積み上げてきたことの一つだと思いますが、ゴールシーンについてどう見ていますか?
2点とも素晴らしいゴールでした。一つのボールに数人が絡んでいくところが2点とも上手く得点に結びついたので、そういう意味では選手たちがこれからもその方向でと言うか、アタッキングサードでアイディアを出したプレーを思いきりやってほしいと思います。

前田 遼一 選手

前田 遼一 僕自身、前半にかなりチャンスがありましたし、そういったところで決めていれば試合も変わっていたと思うので、やはり残念な気持ちはあります。(自身のゴールシーンについて)(山田)大記がいいパスを出してくれたおかげです。いい時間帯に得点できました。ただ、僕自身としては、外したシーンを修正していきたいです。ずっと一緒にやってきた選手ですし、連係もぜんぜん問題なくできました。ただ、いい試合をしても勝ちきらないと意味がないと思うので、次こそはしっかり勝てるように頑張ります。

山田 大記 選手

山田 大記 勝ち越した後に追いつかれてしまったので悔しさの方が大きいです。チームの勝利が一番ですし、ゴール、アシストは目指しているところではありますが、もう1点取れるチャンスはあったので、そこは力不足かなと思います。(自身の得点シーンについて)あれはラッキーなゴールでした(苦笑)。パスミス気味でボールがこぼれてきたので。ボールを置く位置としても(相手の)股の下しかなかったので入ってよかったです。
――中断期間前と変わった部分は?
ゲームの中で自分たちでコミュニケーションを取って、ゲームをコントロールできるようになった部分もあります。今日の相手に対しては特に前にすごく能力の高い選手が多いですし、前からプレスをかけてという部分をゲームでできましたし、いい意味で自分たちから主体的にやるということはできたと思います。
――前田選手へのアシストの場面について
連係はずっとやっているので問題ありませんでした。ゴールの場面は動いてくれるかわからずに出しましたが、(パスを)感じて動いてくれたので、さすがです。
――次節へ向けて
たくさんのサポーターのみなさんが来てくれた中で勝てずに残念でしたが、次もホームですし、ここでしっかりと勝ちたいです。

松浦 拓弥 選手

松浦 拓弥 ある程度、自分たちの思っていた通りに進んだと思いますし、相手のやりたいことはあまりさせていなかったと思います。ただ、あれだけ押し込んだ中、もうちょっと自分たちの攻撃に余裕を持てればさらに変化をつけることができたと思いますし、そこは課題だと思います。ただ、チームとしてやっていること、サポートの距離感といった部分は今日はある程度いい感じでできたと思います。もっと欲を言えば、もう少し後ろでつなぎつつ、相手のブロックを引き出してもいいのかなと思います。あとは最後の精度のところで、もっと確実に仕留めるべきところで仕留めることができればと思います。

藤田 義明 選手

藤田 義明 注意していたところで2点ともやられてしまったので、反省しなければいけませんし、もっと意識していかないといけないと思います。(ボランチとして意識したことは?)センターバックの前のスペースをしっかり埋めて、そこを自由にやらせないことです。まだまだですね。(チームの攻撃について)縦に速い攻めを意識していますし、前線の選手もそれを意識していると思います。あとはさらにゴール前の人数を増やしたり、ゴール前の精度をさらに上げていければと思います。

伊野波 雅彦 選手

伊野波 雅彦 (2失点目のシーンについて)クロスの対応のところで、あの形があるとトレーニングからずっとやってきましたし、もったいないと言うか、人数はいたと思うのですが・・・。(チームとしての攻撃について)ボールタッチ数を少なくして、取りどころを限定させないと。そこから先が課題かなと思います。ボールは持てるけど、どうゴールに向かっていくかと。ただ、今までよりはいい形で攻めることができたと思います。

チョ ビョングク 選手

チョ ビョングク 新しい出発という気持ちで試合に臨みました。最後の部分でまだ上げていけるところもあるし、もっともっと合わせていけるところもあります。そのあたりを修正していければと思います。守備のところで迅速に体勢を整えるということは続けていきたいですし、変えていかなければいけないところは失点です。やはりより少なくしていかないと。ホームでしたし、勝点2を失ったという気持ちの方が強いですが、そのあたりを見つめ直して次の試合に準備していきたいです。

セレッソ大阪 ■レヴィー クルピ監督
 

――感想
ミナサン、コンバンハ。結果としては妥当なものだと思います。両チームともフィジカル的に最後まで非常にタフに戦ったと思います。ジュビロさんは中断前に低迷されていたこと、そして、監督を代えて臨まれた初戦ということで、非常にモチベーションが高かったと思います。それは我々も最初からわかっていたことでしたし、立ち上がり少し押し込まれるところもありましたが、途中から互角に持ち込むことができました。繰り返しになりますが、両チームともフィジカル的に最後まで非常にタフに戦ったと思います。