2012年 試合速報

2012 J1リーグ公式戦 32節 vs.名古屋グランパス

ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

12 勝
7 分
12 敗
55 得点
48 失点
勝点 43
順位 10

0
  • 0
  • 1

  • 0
  • 1

2
grampus
grampus

14 勝
7 分
10 敗
43 得点
43 失点
勝点 49
順位 4

前半
35分
三都主 アレサンドロ
46分
田中 マルクス闘莉王
ハーフタイム 後半
小林 裕紀
山崎 亮平
23分
25分
藤本 淳吾
永井 謙佑
駒野 友一
小林 祐希
32分
33分
三都主 アレサンドロ
石櫃 洋祐
35分
田中 隼磨
金園 英学
ハン サンウン
39分
46分
玉田 圭司
金崎 夢生
48分
永井 謙佑
21
八田 直樹
5
駒野 友一
20
山本 脩斗
24
チョ ビョングク
33
藤田 義明
6
ロドリゴ ソウト
7
小林 裕紀
10
山田 大記
23
山本 康裕
17
金園 英学
18
前田 遼一
SUB
31
竹重 安希彦
4
千代反田 充
16
金沢 浄
11
松浦 拓弥
50
小林 祐希
9
山崎 亮平
44
ハン サンウン
監督
森下 仁志
1
楢崎 正剛
4
田中 マルクス闘莉王
5
増川 隆洋
22
ダニエル
8
藤本 淳吾
20
ダニルソン
28
田口 泰士
32
田中 隼磨
38
三都主 アレサンドロ
10
小川 佳純
11
玉田 圭司
SUB
50
高木 義成
23
石櫃 洋祐
13
磯村 亮太
14
吉村 圭司
25
金崎 夢生
18
永井 謙佑
35
田中 輝希
監督
ストイコビッチ

8,978
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハスタジアム 11/17(土) 14:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 川上 信夫 西村 雄一
天候 試合時間 副審 副審
90分 戸田 東吾 穴井 千雅
気温 湿度 第4の審判員 記録員
18.1度 98% 小椋 剛 花澤 秀登
9 シュート 11
7 ゴールキック 16
7 コーナーキック 1
7 直接FK 11
4 間接FK 3
4 オフサイド 3
0 PK 0

巻き返しの一戦だ――。
前節の敗戦で優勝の可能性がなりなり、来季ACL出場権を獲得できる3位以内も予断を許さない状況となった。リーグ戦ではここ6試合勝利がなく、12勝7分12敗の五分となり前半戦に積み上げた“貯金”も底を突いた。今季リーグ戦は残り3試合。3位以内へ滑り込むためには3戦3勝が最低条件である。けして楽なハードルではないが、今節を含め残り2試合をホームで戦えることを踏まえれば、実現不可能な目標ではない。まずは今節。追い込まれた状況でこそ今季ここまで積み上げてきた“スタイル”が問われることになる。
「最後の15分、20分のように相手を圧倒できるようなサッカーをシーズン当初から目指していましたし、それを最後まで貫きたい」。前節・サガン鳥栖戦の会見で森下仁志監督は唇を噛みしめながらも、力強く言いきった。しばらく白星から見放されていることは事実だが、前節3点ビハインドから1点差まで追い上げるなど粘り強さは見せた。あとは勝利という結果のみだ。長期離脱から復帰し、前節今季公式戦初ゴールをマークした金園英学は「チームとして来年のACLを目指すことに変わりはありません。また頑張ります」と前を向いた。今季目標の一つだった“リーグ頂点への道”は途絶えたが、サックスブルーの闘争心はまだ消えていない。

今節ホームに迎えるのは名古屋グランパス。前節はホームでFC東京に1-0で勝利している。リーグ戦ではここ4試合で2勝2分。前節首位・サンフレッチェ広島も勝利したことで優勝は厳しい状況となったが、3位・浦和レッズに勝点で並び、得失点差の4位に浮上。エース・ケネディ、中盤の要・中村直志を負傷で欠く状況ではあるが、来季ACL出場権獲得へ向けて状態を上げてきていることは間違いない。
キープレーヤーとなるのはここ3試合ワントップを務めている田中 マルクス闘莉王だ。前節はCKから決勝ゴールをマーク。第29節のサガン鳥栖戦でも得点を決めており、本職はセンターバックながら得点能力は非常に高い。空中戦の強さもリーグ屈指と言っていいだろう。優れた攻撃センスを持つレフティー・玉田圭司、ロンドンオリンピック日本代表・永井謙佑らタレントは豊富だが、まずは最前線の“長身FW”に仕事をさせてはならない。

名古屋グランパスとは今季2度目の対戦。前回対戦(6月23日・瑞穂陸)ではチャンスを作りながらも最後までゴールを奪えず、逆に前半終了間際、後半開始直後にゴールを許している。前後半の立ち上がりはこの試合も間違いなく勝負のポイントとなる。ホームの大歓声を力に変え、強い気持ちと高い集中力を持ってゲームに入りたい。

巻き返しの一戦――。
チーム一丸となって戦い抜いてきたリーグ戦をこのまま終えるわけにはいかない。

前半1分、ジュビロ、CK、バックスタンド側から駒野友一がキック、ファーサイドの山田大記へ合わせるも相手にカットされる。その後、こぼれ球を拾い、ゴール前の金園英学へ縦パスを入るが、これはオフサイドの判定。
前半2分、ジュビロ、布陣は[4-4-2]。最終ライン右から駒野友一、チョ ビョングク、藤田義明、山本脩斗。ボランチにロドリゴソウトと小林裕紀。中盤右に山田大記、左に山本康裕。前線に前田遼一と金園英学。
前半3分、名古屋、布陣は[4-2-3-1]。最終ライン右から田中隼磨、ダニエル、増川隆洋、三都主 アレサンドロ。ダブルボランチに田口泰士とダニルソン。中盤2列目は右から藤本淳吾、玉田圭司、小川佳純。ワントップに田中 マルクス闘莉王。
前半6分、ジュビロ、敵陣で細かいパスがつながる。最後は金園英学がロドリゴソウトとのワンツーでゴールへ迫る。このこぼれ球を拾った山田大記が左足でシュートを打つが、相手にブロックされた。
前半8分、ジュビロ、CK、メインスタンド側から駒野友一がキック、これはゴール正面の増川隆洋に頭でクリアされた。
前半10分、名古屋、小川佳純と三都主 アレサンドロが左サイドを突き、FK獲得。キッカーは小川佳純。これはニアサイドの小林裕紀がカット!
前半11分、ジュビロ、カウンターから名古屋ゴールに迫る。最後は前田遼一のパスをゴール右で受けた山本康裕が右足でシュート!これはゴール横に外れた。
前半12分、ジュビロ、敵陣中央でボールを持った山田大記が右サイドへ展開。パスを受けた駒野友一がドリブルでインサイドへ切れ込むが、相手に囲まれボールロスト。
前半14分、名古屋、自陣から増川隆洋がロングフィード。これを敵陣右サイドの小川佳純がコントロールするが、山本脩斗がタイトなマークを見せ、ボールカット!
前半15分、名古屋に決定機、ゴール前で田口泰士、玉田圭司とつなぎ、最後は小川佳純が八田直樹と1対1に。右足でシュートを打つが、これは八田直樹がファインセーブブ!!!
前半19分、ジュビロ、左サイドから攻撃を仕掛ける。山本脩斗、小林裕紀とつなぎ、小林裕紀が右足で低いクロスを入れるが、これはゴール前の増川隆洋に大きくクリアされた。
前半20分、ジュビロ、再び左サイドから攻撃。藤田義明、山本脩斗、山本康裕とパスがつながり、最後は山本康裕が右足でクロスを入れるが、ゴール前で名古屋に大きくクリアされた・・・。
前半20分、試合開始から20分が経過。雨は弱く、ピッチ上空の風も弱い。
前半22分、名古屋、ゴール右でFK獲得、ボールサイドには小川佳純と藤本淳吾。ジュビロの壁は5枚、キッカーを務めたのは藤本淳吾。左足のキックはゴール横に外れた。
前半23分、名古屋、山田大記との接触で三都主 アレサンドロがピッチに倒れ込む。一時プレーが止まるが、しばらくして三都主 アレサンドロが立ち上がり、プレー再開。
前半24分、名古屋、ゴール右でFK獲得、キッカーを務めたのは玉田圭司。左足でファーサイドを狙うが、これは八田直樹がブロック!!!
前半25分、ジュビロ、短いパスをつないで相手ゴールを目指す。小林裕紀が起点となってボールを左右に動かす。最後は右サイドで駒野友一、山田大記とパスがつながり、山田大記がクロスを上げるが、相手にカットされた。
前半26分、ジュビロ、敵陣中央の小林裕紀が左足でミドルシュートを狙うが、これはゴール横に外れた。
前半26分、この時間帯、雨、風が強くなってきた。
前半27分、名古屋、縦パスに反応した藤本淳吾がジュビロ最終ラインの背後へ飛び出すが、これはオフサイドの判定。
前半28分、ジュビロ、敵陣左サイドで横パスを受けた山本康裕が左足でミドルシュート。これは大きく枠を外れた。
前半29分、名古屋、CK、メインスタンド側から三都主 アレサンドロがキック、これを奪ったジュビロがカウンター。駒野友一、小林裕紀とパスがつながり、最後は小林裕紀が金園英学へラストパスを出すが、これは惜しくも相手にカットされた・・・。
前半33分、この時間帯、雨、風が強くなっている。
前半33分、ジュビロ、敵陣で前田遼一、駒野友一とつなぎ、最後は右サイドの駒野友一が切り返し、左足でクロス。ファーサイドの山本脩斗が頭で折り返すが、これは楢﨑正剛にキャッチされた。
前半35分、名古屋、中盤で山田大記を倒した三都主 アレサンドロにイエローカード。
前半37分、名古屋、中盤の田口泰士が右サイドへ展開。これを受けた田中隼磨がドリブルで持ち上がり、藤本淳吾へ横パス。これはプレスバックしたロドリゴソウトがカットした!
前半37分、名古屋、ダニルソンが遠目から左足でロングシュートを狙うが、チョ ビョングクが体を張ってブロック!
前半40分、名古屋、相手ゴール前で田中 マルクス闘莉王が横パス、ゴール前の玉田圭司が左足を振り抜くが、これはジュビロがクリア!!!
前半43分、ジュビロ、相手を押し込みボールを動かす。小林裕紀、ロドリゴソウトとパスがつながり、最後は駒野友一が右サイドの高い位置からクロス。しかし、ボールはそのままゴールラインを割り、相手ボールのゴールキックに。
前半44分、ジュビロ、左サイドの高い位置へ侵入した山本脩斗がミドルシュートを狙うが、
これはゴール横に外れた。
前半45分、前半アディショナルタイムは1分。
前半アディショナルタイム1分、名古屋に先制点。セカンドを拾って2次攻撃。最後は敵陣右サイド・田口泰士のクロスをファーサイドの田中 マルクス闘莉王に頭で押し込まれた・・・。1点ビハインドで前半終了。【0-1】
後半0分、名古屋ボールで後半キックオフ。【0-1】
後半2分、この時間帯、ピッチ上空にやや風があるが、雨は弱い。
後半4分、名古屋、敵陣中央で田口泰士からパスを受けた藤本淳吾が左足でミドル。ボールは枠内に飛ぶが、八田直樹がパンチングで防いだ!
後半5分、ジュビロ、CK、バックスタンド側から駒野友一がキック、ファーサイドの金園英学が競るが、ダニエルに頭でクリアされた。
後半7分、名古屋、相手を押し込みボールを左右に動かしながら攻撃。最後は左サイドの三都主 アレサンドロがクロス、これはジュビロがクリア。
後半8分、名古屋、再び左サイドから攻撃。最後は藤本淳吾が左足でゴールを狙うが、これは八田直樹が余裕を持ってキャッチ。
後半10分、ジュビロ、ロドリゴソウトのパスを受けた駒野友一が敵陣右サイドでドリブルを仕掛けるが、ボールロスト。そのまま名古屋のカウンターを受けるが、ダニルソンのパスを藤田義明がカットし、その流れを断ち切った!
後半11分、名古屋、ロングボールから藤本淳吾が敵陣のスペースへ抜け出し、左足でシュート。これは大きく枠を外れた。
後半12分、ジュビロに決定機、右サイドの深い位置まで侵入した山田大記が右足でクロス、これを受けた前田遼一が右足でシュート!しかし、これは相手にブロックされた。
後半13分、ジュビロ、CK、バックスタンド側から駒野友一がキック、これをゴール前のチョ ビョングクが頭で合わせるが、これはゴールの上に外れた。
後半19分、ジュビロ、山田大記が敵陣右サイドから右足でミドルシュート。これは楢﨑正剛にキャッチされた。
後半20分、両チームハーフタイムコメント。
磐田、「サイドを起点に方向を変えて攻撃しよう」、「サイドの数的不利に対してスライドを速く守備をすること」、「バランスを崩さず戦っていこう」。
名古屋、「後ろからの組み立てのスピードをもう少し上げていこう」、「サイドの空いているスペースを使っていこう」、「相手のカウンターには気をつけていこう」。
後半21分、ジュビロ、ベンチサイドで山崎亮平が準備を進めている。
後半23分、ジュビロ、選手交代、小林裕紀に代わり山崎亮平を投入。
後半25分、名古屋、選手交代、藤本淳吾に代わり永井謙佑を投入。
後半27分、ジュビロ、山本康裕がボランチへスライド。山崎亮平は2列目右、山田大記が2列目左に入った。
後半28分、風が強くなってきた。ジュビロにとっては追い風。
後半29分、ジュビロ、前田遼一、山田大記がゴール前で起点を作り、最後は駒野友一が右サイドの深い位置からクロスを入れるが、そのままゴールラインを割ってしまった・・・。
後半29分、名古屋、永井謙佑は前線の右サイドへ入った。
後半32分、ジュビロ、選手交代、駒野友一に代わり小林祐希を投入。
後半33分、名古屋、選手交代、三都主 アレサンドロに代わり石櫃洋祐を投入。
後半35分、名古屋、中盤の接触プレーで田中隼磨にイエローカード。
後半36分、ジュビロ、右サイドを突き、最後は山崎亮平のクロスに前田遼一が飛び込むが、前田遼一のわずかに手前で田中隼磨に頭でクリアされた。
後半37分、ジュビロ、金園英学がスルーパスに抜け出し、左サイドの高い位置でキープ。パスを受けた山田大記がクロスを入れるが、これは増川隆洋に頭でクリアされた・・・。
後半39分、ジュビロ、金園英学に代わりハン サンウンを投入。
後半39分、ジュビロは試合途中から右サイドバックに山本康裕、ボランチにロドリゴソウトと小林祐希という並びにシフトしている。ハン サンウンはそのまま前線に入った。
後半41分、名古屋、中盤でボールを奪ったダニルソンがそのままドリブルで持ち上がり、スルーパス。玉田圭司がジュビロ最終ラインの背後へ抜け出すが、これはオフサイドの判定。名古屋は田中 マルクス闘莉王をセンターバックへ置く布陣へシフトしている。
後半43分、ジュビロ、CK、バックスタンド側からハン サンウンがキック、ファーサイドへボールが飛ぶがだれも触ることができず、名古屋ボールのゴールキックに。
後半44分、ジュビロ、敵陣右サイドでFK獲得、キッカーはハン サンウン、ゴール前に前田遼一ら飛び込むが、だれも触ることができず、名古屋ボールのゴールキックに・・・。
後半45分、後半アディショナルタイムは4分。
後半アディショナルタイム1分、名古屋、選手交代、玉田圭司に代わり金崎夢生を投入。
後半アディショナルタイム3分、名古屋に追加点・・・。金崎夢生に左サイドを突破され、クロスを上げられる。最後はゴール前の永井謙佑に押し込まれた・・・。【0-2】
後半アディショナルタイム5分、名古屋、楢﨑正剛がゴールキックを大きく蹴ったところでホイッスル。2点ビハインドのまま試合終了・・・。【0-2】
森下 仁志 監督

――感想
この寒い雨の中、たくさんの方に声援を送っていただき、本当に感謝しています。
ゲームに関しては、選手は立ち上がりからこういう状況にかかわらず前向きにプレーしてくれましたし、今の自分たちの状況、それからここ最近の名古屋さんの守備の堅さからすればやはり前半アディショナルタイムの1点が少し重くのしかかったのかなと思います。それにしても選手たちは最後まで自分たちがやろうとしていることをやり続けてくれましたし、僕が打開策を与えれてやれればもう少し違った展開になったかなと思いますが、そのあたりはゲーム、チーム状況をさらに分析して、残り2試合ですし、チームを、そして選手をもう一度自信をつけさせていい終わり方をしたいと思います。
――やはり前半のいい時間帯で点を取りたかったというゲームでしたか?それと金園選手が先発しましたが、前田選手との呼吸はどうでしたか?
前半のいい時間帯に先取点を取れれば今のチーム状況からすればまた違った展開になったと思いますし、選手はより自信を持ってやれたと思います。
ゾノ(金園英学)に関しては久々の先発ということでやや力が入っていた部分もあったと思います。ただ、ゾノだけではなく、やはりこういう状況になると選手の肩に力が入り過ぎてしまうところもあると思いますし、僕がもう少しリラックスさせてやれればと思いました。
――リーグ戦においてACL圏内への可能性がなくなりましたが、そのことに関してはどう受け止めていますか?
可能性がなくなったということは目標を切り替えていかなければいけません。やはり一番の目標は今の状況をみんなで打開し、選手一人一人、それからチームとしても自信を持ってこれからのリーグ2試合、そして天皇杯がありますし、最後までやり続けてみんながいい状態で今シーズンを終えることができるように日々努力するしかないと思います。
――ここしばらく勝利がない中で試合中、選手たちがややナーバスになっている印象も受けますが、こうした状況で踏ん張るために必要なことは?
まずは僕自身が試合を含め様々なことを分析していかなければいけませんし、日々のトレーニングに関してもそうです。ただ、今までやり続けてきて全く結果が出ていないわけではありません。今難しい状況になっていますが、『困難は成功の母』という言葉もありますし、より大きな成功につなげるためにみんなで前を向いてやっていきたいと思います。
――背番号50の小林選手が上手くゴール前へ入り込むなど光明もあったと思いますが、収穫があるとすれば?
前半も悪くなかったですし、後半も(小林)祐希が入ってより前向きになりました。そういう意味では最後カウンターから2点目を取られましたが、前節の鳥栖とは違い、もっと早い時間帯に自分たちから崩れるということはなかったですし、僕自身、そういったところも光明だと思います。もっともっと粘り強さを出し、0-1の状況を作らないことがまずは一番ですが、そういう状況でも諦めずにやってくれた選手のスタイル、スタンスを大事に次の試合につなげていきたいと思います。
――駒野選手はやはり腰が万全ではなかったのでしょうか?
そうですね。それに加えて向こう(代表遠征)でトレーニングをほとんど積めていなかったということもあると思います。やはり彼自身からすれば本来のパフォーマンスではなかったと思いますが、よくあそこまで踏ん張ってやってくれましたし、コンディションの問題で交代させました。

金園 英学 選手

金園 英学 サイドにボールをやられてなかなかいい攻撃ができませんでした。
(ホームでの先発に)気持ちがたかぶっていましたが、上手くプレーすることができませんでした。

駒野 友一 選手

駒野 友一 真ん中に高さがありましたし、相手の方が上手だったと思います。しっかりと練習して、いい時のサッカーをやっていくことだと思います。残り2試合、チームとしてまとまり、天皇杯もありますし、それにつながるサッカーをしていきたいと思います。
――腰の状態は?
やれるかなと思いましたが、やはり、腰が上手くいきませんでした。

藤田 義明 選手

藤田 義明 今日に関しては1点取られても焦らず、粘っていくという話をしていましたが、全体的に点に結びつく効果的なプレーをなかなかできませんでした。
相手のセンターバックは高いですし、単純にクロスを上げても跳ね返されてしまいますし、その背後やギャップにどんどん入っていければと話していました。後半何度かそういったプレーがありましたが、もう少しそういったプレーを増やせればと思います。シュートの精度もさらに上げることができればと思います。

山本 康裕 選手

山本 康裕 前半ある程度押し込めましたが最後のところで高い壁を崩すことができませんでした。僕自身、シュートを外してしまいましたし、もっと練習したいです。単純に放り込んでも跳ね返されてしまいますし、相手を焦らすぐらいボールを回したかったのですが、連動の部分で上手くいかず、ロングボールになってしまった部分もありました。名古屋さんはロングボールが多く、その後のセカンドボールの戦いがありましたが、そこで拾えず、徐々に距離感が遠くなってしまいました。
このままずるずるいくのはよくありません。サポーターのみなさんも応援してくれていますし、残り2つ、死にものぐるいでやっていきたいです。

山田 大記 選手

山田 大記 ゴール前のところで崩しきれなかったことが一番です。それがゲーム全体のリズムを作りきれなかったことにつながってしまったと思います。相手の守りもありましたが、0-1というビハインドでボールは持てている中でなかなか決定的なところを突けませんでした。様々なことを学習してさらに強くなれるようにやっていきたいです。

名古屋 ■ストイコビッチ監督
 

――感想
まずは楢崎が500試合出場ということで、本当に素晴らしい偉業だと思います。彼はチームのためにプレーすることでこの記録を達成しました。本当に偉業だと思います。磐田との試合はいつも難しいものになりますし、面白い試合にもなります。もちろん今日は2-0に値する試合を我々はしたと思います。戦術的に上手くいった試合でしたし、監督冥利に尽きるものでした。全ての選手が私の思う通りに動いてくれました。そして最後に、3位以内に入れる位置を維持していることを嬉しく思っています。