2011年Jリーグ第11節が間もなくキックオフされる。
今日の対戦相手は、ベガルタ仙台。
東日本大震災の影響を一番受けたJ1のチームである。
今節は、その被災地である、仙台のユアテックスタジアムにて試合が行われる。
街頭募金や、風評被害をなくすため、東北野菜を提供したりと、これまでも積極的に支援活動を行ってきたジュビロ磐田。
今回は実際に被災地でプレーし、被災者を勇気付けたいところ。
ここまでの仙台は3勝をあげ、3位と好調をキープ。
何よりも、負けが未だに0と、負けない戦いを披露している。
その原動力といえるのが、仙台守備陣の粘り強い守備。
最後まで諦めない、決してゴールを割らさないという意気込みがひしひしと伝わり、被災者を勇気つけている。
今節は、その粘り強い守備を攻撃陣がどう崩すのかが、みどころとなってくる。
試合開始は13:03
熱いご声援宜しく御願いいたします。
前半0分、仙台ボールで前半キックオフ!今日のフィールドプレーヤーのユニフォームはホワイト。風が少し強いようにも感じる。
前半1分、ジュビロ、左サイドで赤嶺真吾にキープされたが加賀健一と駒野友一が挟みこみ、マイボールに。
前半2分、仙台、右サイドから関口訓充がクロスボール。ボールはゴール前に赤嶺真吾に渡らす、ファーサイドに流れ、ゴールキックに。
前半4分、仙台、左サイドの朴 柱成からのクロスボールを菅井直樹が頭で合わされ、仙台が先制。【0-1】
前半6分、ジュビロ、ロングロールのこぼれ球を左サイドに展開、山崎亮平にボールが渡るが、相手にカットされた。
前半7分、ジュビロ、パク チュホが自陣左サイドから縦のスペースにフィールドするも、前線と合わず、相手ボールに。
前半8分、ジュビロ、右サイドで駒野友一が高い位置でボールを受け、小林裕紀にパス。小林裕紀がアーリークロスを上げるがファーサイドに流れ、ゴールキックに。
前半10分、仙台、梁 勇基が右サイドからクロス、ファーサイドで曹 秉局が頭で折り返し、ゴール前に詰めた赤嶺真吾が押し込み、仙台が追加点。【0-2】
前半12分、ジュビロ、敵陣左サイドでパスをつなぎ、最後は前田遼一がクロスボールを上げるが、相手GKにキャッチされた。
前半13分、仙台、ボールを受けた太田吉彰が左サイドから右サイドへ展開。その後、得点にはつながらなかったが、前線でリズムを作っている。
前半15分、仙台、自陣右サイドでボールを奪い、パスを受けた太田吉彰が一気にドリブルで持ち上がる。ファーサイドにクロスボールを上げられるも加賀健一がクリア。
前半16分、仙台、梁 勇基のCK。ファーサイドで角田誠が頭で合わせるが、枠には飛ばず・・・。
前半17分、ジュビロ、中央から右サイドへ展開し、パスを受けた駒野友一がクロス。これを前田遼一が頭で合わせるが、枠の外に外れた。
前半19分、ジュビロ、敵陣右サイドでパスをつなぐもクロスを上げられず。逆に相手に奪われカウンターになりかけたが、加賀健一がクリアし、流れを断ち切った。
前半20分、ジュビロ、敵陣左サイドでパスをつなぎ、最後は山田大記が右足でクロスを上げたが、相手DFにクリアされた。
前半21分、ジュビロ、自陣、駒野友一のクリアボールが相手最終ラインの背後に。これに山崎亮平が全速力で詰めるが、相手DFがクリア。
前半24分、ジュビロ、加賀健一が自陣でクリア。これを前線の前田遼一が頭ですらし、山崎亮平がパスを送るが、相手DFに大きくクリアされた。上空は雲が多くなり、日光を遮る時間帯も出てきた。
前半25分、ジュビロ、ゴールキックを前田遼一が競り合うが、角田誠に跳ね返されてしまう。このこぼれ球が赤嶺真吾に渡るも、加賀健一が厳しいマークで潰した。
前半26分、仙台、右サイドから梁 勇基がアーリークロス。ファーサイドに飛んだクロスを川口能活がキャッチ。
前半28分、仙台、右サイドからアーリークロスを赤嶺真吾がキープし、シュートまで持ち込むが、上手くミートできず川口能活が正面でキャッチ。
前半29分、仙台、FK、梁 勇基が左サイドからファーサイドにキック。曹 秉局が頭で触ったが、ゴールキックに。
前半32分、ジュビロ、自陣からビルドアップするも相手のブロックを崩せず。逆に左サイドでボールを失いカウンターとなり、赤嶺真吾にスペースに入り込まれたが、シュートまでには至らず。
前半33分、ジュビロ、駒野友一が足を痛め、ピッチに座り込み、一時プレーが中断。しばらくして立ち上がりプレーを再開させた。
前半35分、ジュビロ、敵陣中央で山本康裕→山田大記と細かくつなぐも、小林裕紀へのパスを相手にカットされた。
前半37分、ジュビロ、敵陣左サイドでショートパスをつなぎ、最後は那須大亮が逆サイドの駒野友一へ展開するが、ややパスが長く、相手のスローインに。
前半39分、ジュビロ、敵陣左サイドでFK、駒野友一のキックは相手GKにパンチングされた。さらにこぼれ球を右サイドから藤田義明がアーリークロスを上げ、前田遼一が頭で触ったが、枠を大きく外れ、相手ゴールキックに
前半41分、ジュビロ、山田大記、自陣左サイドでボールを奪い、低い位置でパスを受けた前田遼一がドリブル突破し、右サイドへ展開。パスを受けた駒野友一がクロスを上げたが、ファーサイドに流れた・・・。
前半44分、ジュビロ、敵陣右サイドで山田大記が相手のクリアボールをカットし、山崎亮平にパス。パスを受けた山崎亮平がドリブルで持ち込み、角度のないところからシュートを放つが、枠を外れた・・・。
前半45分、ジュビロ、敵陣右サイドで小林裕紀、山本康裕とつなぎ、最後は駒野友一がクロスを上げたが、相手DFにクリアされた。
前半アディショナルタイム2分、ジュビロ、駒野友一のクロスがファーサイドに流れたところで前半終了のホイッスル。
後半0分、ジュビロで後半キックオフ!まずは早い時間帯に1点返したい!
後半1分、両チームに交代はない。
後半3分、仙台、左サイドから赤嶺真吾、太田吉彰とつなぎ、最後は関口訓充がミドルシュート。これは枠を外れた。
後半4分、後半開始から那須大亮がCBの位置にいる。その右に加賀健一、左に藤田義明。3バック気味となり、その前に小林裕紀、山本康裕のダブルボランチ。右に駒野友一、左にパク チュホという布陣だ。
後半5分、ジュビロ、駒野友一のCK。ゴール前で前田遼一がフリーとなったが、上手く合わせることができず、得点ならず。
後半7分、仙台、関口訓充が敵陣右サイドでキープし、中央へパス。パスを太田吉彰がファーサイドに展開。これを菅井直樹が頭で折り返すが、ジュビロがクリア。
後半9分、仙台、敵陣左サイドで関口訓充がキープし、展開。パスを受けた太田吉彰がドリブルで持ち上がり、シュート。これがジュビロDFに当たり、CK。梁 勇基のCKはジュビロがクリア。
後半11分、ジュビロ、自陣でビルドアップ。中央から那大大亮が右サイドに展開。サイドでパスを受けた駒野友一がクロスを上げるも、相手DFにクリアされた・・・。
後半13分、ジュビロ、右サイドから加賀健一がクロス。ファーサイドに流れたところをパク チュホが折り返し、山田大記が押し込み、ジュビロが1点を返した!【1-2】
後半15分、ジュビロ、右サイドからクロスボールのこぼれ球を山崎亮平が拾う。右足で切り返し、相手のタイミングを上手く外してシュート。コントロールされたボールがゴールネットに突き刺さった!【2-2】
後半17分、ジュビロ、ロングボールのこぼれ球を拾い、自陣でビルドアップ。那須大亮が右サイドへ展開するが、少し長く、相手スローインに。
後半19分、仙台、菅井直樹がピッチに倒れ込み、一時プレー中断。担架でピッチ外に運ばれた。
後半20分、ジュビロボールでプレー再開。ジュビロサポーターの声援は途絶えることがない。
後半22分、ジュビロ、ロングボールのこぼれ球を前田遼一、山崎亮平とつなぎ、マイボールに。ジュビロのボールポゼッション率が上がってきている。
仙台に交代。太田吉彰に代わり、富田晋伍が投入された
後半24分、仙台、前線のくさびのパスを起点として赤嶺真吾がシュート。これを川口能活がファインセーブで防いだ。
後半25分、仙台に交代。菅井直樹を下げ、田村直也を投入。そのまま左サイドバックに入った。
後半27分、ジュビロ、左サイドからパク チュホがクロスボール。これは相手DFにクリアされたが再びジュビロがボールポゼッション。仙台は11人全員が下がって守備をしている。
後半29分、ジュビロ、駒野友一→山田大記とつなぎ、山田大記が右サイドからクロス。これは相手DFが胸でコントロールし、相手GKがキャッチ。
後半30分、仙台、高橋義希がピッチに座り込み、担架でピッチ外に運び出された。
また、その後、別のプレーで相手の突破を止めた山田大記に警告。
後半31分、仙台に交代。高橋義希を下げ、中島裕希を投入。赤嶺真吾と2トップを組んだ。
後半33分、ジュビロ、中島裕希の背後への飛び出しを加賀健一がブロック。そのままジュビロゴールキックに。
また、その後、別のプレーで相手の突破を止めた山田大記に警告。
後半35分、仙台、右サイドの高い位置からFK。梁 勇基のキックはファーサイドに流れた。
後半36分、ジュビロ、長いボールのこぼれ球をつなぎ、最後は駒野友一がクロス。これは相手GKにキャッチされた。
後半38分、ジュビロ、前線に前田遼一と金園英学の2トップ、そのやや下がった位置に山崎亮平という布陣となっている。
後半39分、仙台、梁 勇基が左サイドに抜け出し、シュート。これを川口能活がファインセーブ!続けてあった仙台CKもジュビロがクリアした。
後半40分、ジュビロ、川口能活のゴールキックをつなぐことができず。相手に奪われ、中島裕希が背後に飛び出す。これを加賀健一がクリア。梁 勇基のCKも川口能活がパンチングで防いだ。
後半42分、ジュビロ、駒野友一が敵陣右サイドでドリブルを仕掛けるが、相手DFにブロックされ、相手ゴールキックに。山崎亮平を下げ、菅沼実が投入された。
後半43分、仙台、敵陣左サイドイからのクロスを角田誠が頭で押し込み、仙台が勝ち越し・・・。【2-3】
後半45分、ジュビロ、金園英学が左サイドから突破し、シュート!これは間一髪のところで相手DFにブロックされた。
後半アディショナルタイム1分、山本康裕を下げ、ジウシーニョを投入。
後半アディショナルタイム2分、川口能活のパントキックのこぼれ球を金園英学が相手DFと競り合う。最後まで粘って追い駆け、ぎりぎりのところで足を伸ばしてゴールに押し込んだ!!!ジュビロが同点!!!【3-3】
後半アディショナルタイム3分、仙台、ジウシーニョのファウルでゴール前で仙台にFK。梁 勇基のFKは駒野友一がクリア!
後半アディショナルタイム4分、仙台にCK。梁 勇基のキックはジュビロDFがクリア
後半アディショナルタイム5分、ジュビロ、仙台にアーリークロスをファーサイドで折り返されたが、藤田義明が大きくクリア。ここで試合終了。
柳下 正明 監督
前半の早い時間帯に失点し、前半45分経過しても選手達の落ち着きが戻らず非常に苦しい前半でした。ただ、後半に入って非常に落ち着きも出ましたし、ゴールを奪うという気持ちがプレーに表れ、2-2に追いついたと。後半に関しては非常に自分達のリズムでサッカーができたのではないかと思います。最後の最後に入れられ、また最後に入れ返したというところは、選手達の諦めることなく最後までゴールを目指す、という気持ちがこういう結果につながったのではないかと思っています。非常に厳しい戦いでしたが、勝ち点1取れてよかったのではないかと思っています。
――3バックは後半からの指示ですか?
前半の途中から少し言っていましたがなかなか全体に伝わらなかったので、ハーフタイムに言って、後半からはそういった形にしました。
――新卒選手が得点に絡みましたが、彼らが加入したことでチームに変化は?
新卒の選手が入ったことによって、チームとしてやろうとすることが非常にスムーズにできるようになっていると。一人一人のアイディアが全体のチームメイトに伝わっていると。ですから、プレーしていてお互いに何をしようとしているかが、ゲームを追うごとにわかりつつあると。ですから、非常にリズムが良い時にはボールも人も動いて非常にいいプレーが出ているのではないかと思っています。
――[3-5-2]の狙いは?
一つは我々の強みであるサイドバックの(パク)チュホと駒野を高い位置でプレーさせたいと。それと多少クロスに対しての不安定さが相手に見られるので、こちらも前田がいるので、クロスを上げたいということ。それと組み立てのところで後ろが3対2の数的優位となって落ち着いてボールを動かす、ということが前半も多少見えたので、後半からはスタートから[3-5-2]にしました。
那須 大亮 選手
前半、相手の勢いに押されないことを意識していましたが、立ち上がりに2失点してしまいました。ただ、2失点した後に落ち着いてゲームを進めることができたと思います。(3バックは)監督の指示です。特別違和感なくできたと思います。
山崎 亮平 選手
0-2となり、もう点を取るしかない状況でしたし、ゴールを意識していました。(後半途中に)ゾノ(金園)が前線に入りましたが、自分自身としては違和感なくできました。
金園 英学 選手
いつも通りプレーすることを意識していましたし、少ない時間ですがゴールに向かうことを意識していました。(得点場面について)あそこは技術とかではなく、気持ちです。周りの選手に相手が引きつけられると思っていたので、それを利用できればと思っていました。得点できましたが、個人というより、チームとして取れた得点だと思っています。
山田 大記 選手
立ち上がりに失点しましたが、これ以上相手に追加点を与えないことを意識していました。
――前半途中からトップ下に入りましたが?
とにかく走って相手が嫌がることをすることを意識していました。
――得点場面を振り返ると?
常にゴールすることを意識していましたし、(パク)チュホがよく折り返してくれました。得点を取れたことはよかったです。ただ、他のところでもっと質を上げていかなければと思っています。
川口 能活 選手
立ち上がりに2失点しましたが、よく追いついてくれました。ただ、やはり入りが悪いゲームだったなと。みんな悔しさがあると思います。勝ち点を取ることができましたが、反省するところは反省しないと。
――3点目の得点場面について(自身のパントキックがそのまま金園に得点に)
少し(キックが)長いと思いましたが、ゾノがよく粘ってくれました。このまま負けるわけにはいかなかったですし、とにかく前線に放り込むことを意識していました。
ベガルタ仙台・手倉森 誠監督
まず、今日は厳しいタフな戦いになるだろうという話をしました。前回に山形に勝ち、勢いを持って試合に入ってくるジュビロとの戦いは厳しい戦いになると。結果を見れば勝ち点1同士を分け合ったような状況で、今の我々との力関係を見れば、妥当な結果だっただろうと思います。
ゲームの流れとして、最初に我々の方がポンポンと2点を取れました。それでも決して楽なゲームにならないだろうということは予測していました。相手も力がありますから。そうなったときの、まず1失点目はちょっとディフェンディングサードでのアプローチが緩くて、ゴール前でも先に相手に触られました。それがまた次に相手に触られてしまいと。3つ続けばやはり失点の可能性も高くなるし、そういったところのぬるくなったポイントが悔やまれますね。その後の2失点目までは非常に時間が短くて、それに手を加える前に同点にされてしまいました。
それでも一進一退を覚悟して挑んだ我々としては2-2から勝ち点3を狙っていけました。角田の得点でこのゲームを終わらせたかったのですが、最後に時間を作るところでの お見合い は非常に残念なシーンでした。ただし、チームに今、「前回同様、今回もそういったかたちで勝ち点を逃している。これも我々にとっての糧にしないといけないものだ」と話してきました。
2つ続けて勿体ない悔しい思いをしていますが、これも今我々にとって必要なことだろうなと。シーズンを通してそういったところでしたたかに逃げ切れるようなチームになっていければいいなと思います。
クラブとして今は6戦負けなしというところと、久しぶりに複数のゴールを決めることができたということを前向きにとらえ、次のみちのくダービーには勝ち点3を取りにいきたいと思います。