2010年 試合速報

2010 J1リーグ 18節 VS.大宮アルディージャ

ardija
ardija

4 勝
5 分
8 敗
15 得点
19 失点
勝点 17
順位 14

0
  • 0
  • 0

  • 0
  • 0

0
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

4 勝
5 分
8 敗
17 得点
25 失点
勝点 17
順位 15

前半 ハーフタイム 後半
鈴木 規郎
石原 直樹
10分
13分
那須 大亮
18分
西 紀寛
菅沼 実
21分
パク チュホ
25分
イ ガンジン
古賀 正紘
32分
船谷 圭祐
山本 康裕
村上 和弘
李 浩
37分
市川 雅彦
杉山 新
39分
1
北野 貴之
4
深谷 友基
14
坪内 秀介
26
村上 和弘
30
渡部 大輔
6
青木 拓矢
11
藤本 主税
23
金澤 慎
24
鈴木 規郎
16
李 天秀
19
市川 雅彦
SUB
21
江角 浩司
3
マト
22
金久保 順
32
杉山 新
9
石原 直樹
13
藤田 祥史
18
李 浩
監督
鈴木 淳
1
川口 能活
4
大井 健太郎
5
駒野 友一
13
イ ガンジン
14
パク チュホ
6
那須 大亮
11
西 紀寛
27
上田 康太
28
船谷 圭祐
10
成岡 翔
18
前田 遼一
SUB
21
八田 直樹
16
金沢 浄
50
古賀 正紘
8
ジウシーニョ
15
菅沼 実
23
山本 康裕
25
山崎 亮平
監督
柳下 正明

9,742
スタジアム名 試合日 キックオフ
NACK 8/15(日) 18:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、乾燥 福村 吉正 吉田 寿光
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 手塚 洋 入部 進也
気温 湿度 第4の審判員 記録員
32.5度 62% 中込 均 善村 勝矢
10 シュート 8
9 ゴールキック 8
3 コーナーキック 6
20 直接FK 12
4 間接FK 3
4 オフサイド 3
0 PK 0

Jリーグ Division 1第18節がまもなく始まる。

対戦相手も一巡し、いよいよ後半戦に突入する2010年のJリーグ。
ジュビロ磐田の後半最初の戦いはアウェイでの大宮アルディージャ戦から始まる。

早くワールドカップ後の初勝利を手にしたいジュビロ磐田は、またもや補強を行い、J2の柏レイソルからDFの古賀正紘をチームに加え、ここのところ若干不安定であったDFラインの充実を図ることに成功した。
後ろが安定することにより、守備に追われていた攻撃陣やボランチも攻撃に目を向けることができ、チームにとっては効果的な補強といえるだろう。

一方の対戦相手である大宮も韓国代表経験もあるイ チョンスを補強。前線に厚みがまし、もともと評価の高かった守備陣に得点力が増せば上位進出も見えてくるチームなだけに適材適所の補強と言える。

両チーム共に補強に成功したが、順位は大宮が14位でジュビロが15位と下位に低迷してしまっている。この補強により、どちらが低迷を打開できるのか、この試合が運命を握っていることは間違いない。ジュビロにとってはアウェイでの試合ではあるが、上位を目指す上で負けられない相手、負けられない試合となってくるだろう。

さきほども述べたように、大宮の守備は強固なものをもっている。
これをどう切り開いていくか、これがこの試合の課題と言えるかもしれない。
重要になってくるのはサイドからの攻撃だろう。
相手のセンターバックには高さのある深谷友基、マト、坪内秀介らが揃っているだけに、サイドから早いボールを送り込み、相手DFを惑わしたいところである。

試合開始は18:00
みなさんの熱い声援よろしくお願いします!

前半0分、ジュビロボールで前半キックオフ!
前半1分、夏休みということもあり、たくさんのサポーターが詰め掛けている。
スタジアムは水色とオレンジ色に染まっている。
前半3分、大宮、新加入の李天秀を狙ったスルーパス。
これはジュビロDFが通させなかったものの、李天秀の裏に抜けるスピードには気をつけたい。
前半5分、大宮、左サイドの鈴木規郎からのクロス。
中央の李天秀に合わせるがボールに届かず、チャンスにはならない。
前半7分、ジュビロ、左サイドバックのパク チュホからのクロス。
ゴールに向かっていくボールを蹴りこむが、北野貴之が下がりながら落ち着いてキャッチ。
しかし、サイドからのクロスは有効になる。
前半9分、ジュビロ、ボールをバックラインで繋ぎ前線へのパスコースを探すが、大井健太郎のパスがミスとなってしまい、相手ボールのスローインに…
前半11分、ジュビロ、右サイドの駒野友一からのクロス。
前田遼一へ合わせるも、シュートまで持ち込むことが出来ない。
前半12分、ジュビロ、ボランチの上田康太がラインを下げてボールを受け、積極的にサイドに散らしている。
前半13分、ジュビロ相手陣地でボールを受けた那須大亮。
そのまま思い切りよく右足でゴールを狙うが惜しくも枠の上。
前半14分、ジュビロ、再びサイド攻撃。
右サイドバックの駒野友一がクロスを上げるも北野貴之にキャッチされてしまう。
前半16分、ジュビロ、左サイドでボールを持った船谷圭祐。
上田康太を経由して駒野友一へ。
駒野友一が相手を一人交わして左足でゴールを狙うが相手のDFがブロック。
前半18分、ジュビロ、右サイドでボールを持った西紀寛。
走りこんできた上田康太へマイナスのボール。
上田康太がダイレクトでゴールを狙うが、相手DFがブロック。
前半20分、ジュビロ、ボールを下がって受けた前田遼一。
サイドに張っていた西紀寛へ渡し、前田遼一のスペースに走り込んだ船谷圭祐へ繋ぐが、惜しくもオフサイドの判定。
連動した動きが出来ている。
前半23分、ジュビロ、上田康太のクロス。
前田遼一に合わせるボールが多くなるが、ことごとく跳ね返されてしまう。
やはり大宮のDFラインが固いだけに、サイドから早いボールを放り込みたい。
前半26分、大宮。右サイドから李天秀の突破。
素早いドリブルから折り返しのクロスを上げるが、大井健太郎が何とか足に当てピンチを防ぐ!
前半28分、ジュビロ、駒野友一からファーサイドの前田遼一へのボール。
頭で飛び込むが、少しボールが長くなってしまいミートすることができない。
前半30分、大宮の攻撃。
ボールを細かく繋ぎ、右サイドへのスルーパスを送るがパク チュホがこれをカット!
前半32分、ジュビロ、左サイドからのコーナーキック。
船谷圭祐がファーサイドのイ ガンジンに当て、イ ガンジンが大井健太郎へ。
大井健太郎の落としに那須大亮がシュートを放つが、ボールは枠の上。
前半36分、ジュビロ、右サイドからのコーナー。
駒野友一がニアサイドに早いボールを蹴りこむが成岡翔には合わない。
前半37分、ジュビロ、ボールを細かく繋ぎ、上田康太と前田遼一のワンツーから前田遼一が左サイドに流れると、そのまま左足でシュート!
しかしこれは北野貴之にファインセーブされてしまう。
今日の上田康太の動きは素晴らしい。
前半39分、前半はジュビロペースで試合が進んではいるが、中々ゴールを奪うことが出来ない。前半の内に点を奪いたいところ。
前半42分、大宮、エリアの外でボールを受けた李天秀。
フェイントをしながらエリア内に入ると、左足でシュートを放つがジュビロDFが頭でクリア!
前半44分、ジュビロ、那須大亮のドリブルから左サイドをフリーランしていた船谷圭祐へ。
船谷圭祐がダイレクトでクロスを入れるが、ボールが長くなってしまい相手ボールのゴールキック…

ロスタイムは1分。
前半アディショナルタイム1分、大宮、ゴール前のこぼれ球をシュートするが枠に入らず。
ゴールキックとなったところで前半終了のホイッスル。
後半0分、大宮ボールで後半キックオフ!
後半1分、大宮、後半も李天秀にボールを集めてきている。
しっかりとマークし、裏を取らせないようにしたい。
後半3分、大宮、右サイドの藤本主税から市川雅彦を狙った浮き球のスルーパス。
しかし大井健太郎が体を入れてしっかり対応。
後半5分、ジュビロ、西紀寛のボールをカットされ速攻を仕掛けられるが、パク チュホが全速力で戻り体を張って対応。
後半9分、ジュビロ、右サイドの駒野友一からのクロスを前田遼一が頭で落とすが合わせる選手がいない。
後半10分、大宮、鈴木規郎に代わり石原直樹を投入。
後半11分、ジュビロ、左サイドの西紀寛からクロスが上がり、それに成岡翔が合わせるがゴールならず。
後半13分、ジュビロ、相手を倒してしまった那須大亮に対してイエローカード。
後半16分、大宮、ファウルを受けて得たFK。
ボールを少し前に出し、村上和弘が右足で狙うが、川口能活がしっかり対応!
後半18分、ジュビロ、西紀寛に代わり菅沼実を投入!
後半21分、ジュビロ、右サイドを藤本主税に仕掛けられると、対応にいったパク チュホが手で相手を制してしまい、パク チュホに対してイエローカード。
後半23分、大宮、李天秀がイ ガンジンを正面にしながら青木拓矢へスルーパス。
青木拓矢がそのまま持ち込みシュートを放つが、わずかに右に外れ事なきを得る。
後半25分、ジュビロ、イ ガンジンに代わり古賀正紘を投入!
イ ガンジンは少し体調が悪そうに見え、心配される。
後半27分、大宮、右サイドでボールを奪うと藤本主税へ。
藤本主税が右足でシュートを放つがジュビロDFがしっかり対応!
後半30分、ジュビロ、右サイドの駒野友一からアーリークロス。
しかしボールは前田遼一に届かず。
後半31分、大宮、速攻からドリブルで持ち込み、李天秀へマイナスのラストパス。角度の無いところから李天秀が右足でシュートを放つが、左に外れジュビロボールのゴールキック!
後半32分、ジュビロ船谷圭祐に代わり山本康裕を投入!
後半34分、ジュビロ、右サイドからのコーナーキック。
駒野友一がファーサイドの大井健太郎へ。
しかし大井健太郎は折り返すことが出来ない。
後半35分、大宮、エリア手前でのFK。
藤本主税が直接狙ったボールはゴール右を捉えるが、川口能活がパンチングでナイスセーブ!
後半37分、大宮、村上和弘に代わり李浩を投入。
後半39分、大宮、市川雅彦に代わり杉山新を投入。
後半40分、ジュビロ、左サイドから菅沼実のクロス。
中央で待っていた成岡翔がヘディングシュートを放つも、枠には入らず。
後半44分、後半ロスタイムは3分。
後半アディショナルタイム1分、大宮、やや遠目の位置から藤本主税のFK。
浮き球をゴール前に送るが、ジュビロDFがヘディングクリア!
後半アディショナルタイム2分、大宮、パワープレイで李天秀を狙うが、ボールが長くなり川口能活ががっちりキャッチ!
後半アディショナルタイム3分、大宮がゴール前でボールを持ち、ファウルを受けたかと思われたが、その時点で試合終了のホイッスル。
0-0の引き分けに終わった。
柳下 正明 監督

――感想
前半に関してはボールの動きも非常に良く、サイドチェンジしながらサイドから崩すなど我々の方がボールを保持してゲームの主導権を握れていたと思います。ただ、クロスが何本も入っていましたが、そのあたりの精度を上げていかなければいけないのと、アタッキングサードのところでクロスだけではなく、もう少しペナルティエリアの角を使い、そのあたりで工夫したりもう少しコンビネーションを出せればさらに崩して良いチャンスが作れたと思います。後半に関してはアクシデントで多少メンバーが代わったこともあり、少しボールの動きが悪くなりました。逆に大宮アルディージャの方がサイドを使いながら崩してきました。前半はジュビロ磐田、後半は大宮アルディージャというようなペースだったと思います。ジュビロ磐田の現状を考えると勝ち点3が欲しい試合でしたが、アウェイですし勝ち点1でよしとして、次のゲームにつなげたいと思います。

――3試合連続で無得点ですが攻撃の修正点は?
アタッキングサードでの工夫です。ペナルティエリアの角の攻略ということでずっとやっていますが、そのあたりのコンビネーションというのはもっともっと上げていきたいと思っています。

――ここ数試合無得点の前田遼一選手のパフォーマンスについて。
多少プレッシャーのきつい中でミスもありますが、運動量も多いですしチームを助ける動きをずっと続けてくれていると思います。

――今週取り組んでいたセットプレーについて。
1週間でできればそれほど簡単なことはありません。やはり、やり続けていき、キッカーと中の選手のタイミングを合わせていければチャンスを作れると思います。

――川口能活選手を含め、無失点に抑えた守備面について。
後半サイドを崩されたり、長いボールから背後を取られる場面もありましたが、中の選手がしっかりマークしたり、クリアしたり防いだり危ない場面を防いでいたと思います。ここ数試合、後半の立ち上がりに失点しているので、ハーフタイムにそのあたり集中していこうと伝えて送り出しましたが、後半45分もまずまず集中してやってくれたと思います。川口能活についてはやはり落ち着いてどっしり構えて危なげなくやってくれたので、ディフェンスラインを含めて周りの選手達が非常に安定感を持ってプレーしていたのではないかと思います。川口能活はトレーニングでもセービングやクロスボールに対するキャッチングなども全く問題ありませんでした。あとは、最終ラインとのコミュニケーションのところでした。ディフェンスラインの背後に出たボールに対して、どちらが処理するのか、というコミュニケーションをしっかり取れるかどうかというところでしたが、今日の試合を見るとスムーズにやっていると思います。

川口 能活 選手

川口 能活 熱い中みんなで頑張ってたが、結果に出なくて残念。
個人的には誕生日ということもあり勝利したかったのは当然。
しかし、守備陣としては無失点に抑えられたことはよかった。
35歳になったので年相応な振る舞いができるようここからまた頑張ります。
次はホームでの試合、ジュビロサポーターの前で必ず勝利したい。
自分のパフォーマンスとしてはもっともっと上を目指したい。課題も多くある。
チーム全体での連携を深め、必ず次節は勝ち点3を取りたい。サポーターの皆さん、熱い中アウェイの地で最後まで応援してくれありがとうございました。

古賀 正紘 選手

古賀 正紘 勝ち点1は良い部分も悪い部分も両方があったと思います。アウェイですがやはり勝ち点3がほしかったです。連戦になりますが、個人的には問題ありませんし、どのチームも同じことですからチームとしても言い訳できません。しっかり頑張りたいです。

菅沼 実 選手

菅沼 実 やはり、もっと決定的な仕事をしたかったです。互いに攻め合う展開でしたが、その中で得点を決めたかったです。あとはフィニッシュの部分だと思います。すぐに次の試合があるので切り替えていきたいです。

山本 康裕 選手

山本 康裕 やはり勝ち切りたかった試合でした。ここ数試合勝てていないので、やはり姿勢で示していきたいですし、どんな形でも勝ち点3をとりたいです。

大井 健太郎 選手

大井 健太郎 フリーキックでピンチもありましたが、能活(川口)さんが防いでくれましたし、みんなで体を張って守れました。失点0で抑えてことはよかったと思います。
相手の2トップの李天秀選手と市川雅彦選手が一度引いてから飛び出してくるタイプの選手だったので、そのあたりを意識して対応することができました。チャンスはありますし、ディフェンスはしっかり失点を0に抑えていきたいです。セットプレーでは自分も積極的に絡んでいきたいです。

駒野 友一 選手

駒野 友一 しっかりボールをつなぐことができ、前半は良い形でボールの支配率を高くすることができましたが、最後のところで得点につなげることはできませんでした。失点を0に抑えることができたことはよかったのですが、次につなげることが大事だと思っています。内容よりも勝ちにこだわりたいです。連戦になるのでコンディションをしっかりと整えていきたいです。

イ ガンジン 選手

イ ガンジン 前半、非常に良い戦いができたと思いますし、チャンスもありました。やはり、そこで決め切ることだと思います。勝ちたい試合でしたが、アウェイで勝ち点1は大きいと思います。大宮アルディージャとは順位も近いので、負ければ差が広がってしまいますし、負けないことも大事になってきます。次のヴィッセル神戸戦ではホームゲームですし、勝つという強い気持ちを持って臨みたいです。

大宮アルディージャ 鈴木淳監督
 

非常に暑い中で選手も非常によく頑張ってくれました。それからサポーターも暑い中たくさん駆け付けてくれ後押ししてくれました。勝つことはできませんでしたが、前半非常に苦しい展開の中でよくしのぎ、後半少し選手を入れ替えたりして、だいぶゴール前に迫ることができたと思います。決定的な場面も何度か作ることができましたが、全体的なゲームの展開などを考えると勝ち点1で満足しなくてはいけない内容だったかなと思います。連戦で選手も大変ですが、常に勝ち点3を追求してまた次のゲームを戦っていきたいと思います。