2009年 試合速報

天皇杯 2回戦

ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

0 勝
0 分
0 敗
0 得点
0 失点
勝点 0
順位 0

2
  • 1
  • 0

  • 1
  • 0

0
kouchi
kouchi

0 勝
0 分
0 敗
0 得点
0 失点
勝点 0
順位 0

前半
那須 大亮
14分
岡田 隆
35分
42分
ハーフタイム 後半
萬代 宏樹
松浦 拓弥
11分
金沢 浄
船谷 圭祐
18分
24分
竹内 宏次郎
永瀬 覚
布施 祐典
大西 徹
36分
芝野 創太
太田 博
西 紀寛
中山 雅史
40分
31
八田 直樹
3
茶野 隆行
6
那須 大亮
16
金沢 浄
17
犬塚 友輔
10
成岡 翔
11
西 紀寛
19
岡田 隆
23
山本 康裕
13
萬代 宏樹
22
カレン ロバート
SUB
21
吉原 慎也
4
大井 健太郎
24
松浦 拓弥
27
上田 康太
28
船谷 圭祐
9
中山 雅史
25
山崎 亮平
監督
柳下 正明
1
片山 裕登
3
實藤 友紀
6
山岡 正和
22
山部 晃
4
中野 圭
5
西山 巧真
7
香川 大樹
14
芝野 創太
9
布施 祐典
10
高木 恭兵
20
竹内 宏次郎
SUB
21
正岡 直也
2
矢田 翔太
15
竹中 陽祐
8
酒井 貴政
12
永瀬 覚
11
太田 博
17
大西 徹
監督
野地 照樹

2,355
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハスタジアム 10/11(日) 13:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、乾燥 難波 邦雄 高山 啓義
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 入部 進也 前田 敦
気温 湿度 第4の審判員 記録員
21.6度 51% 竹田 明弘 大石 裕樹
16 シュート 10
5 ゴールキック 14
10 コーナーキック 0
3 直接FK 15
4 間接FK 4
4 オフサイド 4
0 PK 0

天皇杯2回戦高知大学戦がヤマハスタジアムにて13:00キックオフ。
去年まで3回戦からの登場だったJ1のチームが、今年からは2回戦からの登場となった。
代表戦が行われているため、日本代表の前田遼一、駒野友一、韓国代表のイグノと主力の選手が3人抜けての戦いとなる。
3人の代わりに出場する選手が気負いせずに自分らしいプレーをすることが重要になってくる。
もちろん上記の3選手以外のレギュラー陣の活躍が必要なのは言うまでもないが、
3人の代わりに出場選手する選手の動きがチームの浮沈を左右すると言っても過言ではないだろう。
怪我明けの上田康太や、松浦拓弥らの出場にも注目してみたい。

対戦相手は、高知大学。
7年連続14回目の天皇杯出場となる大学生チームだが、1回戦では愛媛FCしまなみ相手に4-0で快勝。過去の最高成績は3回戦止まりと、明らかにジュビロが格上ではあるが、今大会を見てみると、J2の水戸が福岡大学に5-0、湘南が明治大学に1-0と敗れている。
それだけに、ジュビロが足元をすくわれる可能性が無いわけではない。
高知大学としても、打倒Jのチームを目指してがむしゃらに挑んでくることだろう。
しかし、冷静な試合運びで、早い時間帯にジュビロがペースを握ればほぼ勝利は見えてくる。

シーズンも終盤を向かえ、疲労がたまってくる時期に差し掛かってはいるが、残りのシーズンを充実したものにするために、この試合に勝利し弾みをつけたいところ。

トーナメント方式なだけに勝利目指して全員が集中して試合に臨みたい。

前半0分、ジュビロボールでキックオフ。カレン ロバートと萬代宏樹でボールを転がす。一度下げて、相手の動きを見る。右サイドDFの犬塚友輔からロングボール、裏に走った萬代宏樹が相手DFと衝突。萬代宏樹は問題ないが相手は頭を押さえ倒れこむ。
前半3分、守備はゲームキャプテン茶野隆行と那須大亮で引き締める。GK八田直樹も落ち着いたプレーでスタートから集中している。萬代宏樹&カレン ロバートがまずはDFラインの裏へ飛び出す動きを繰り返す。
前半5分、萬代宏樹がポストとなり西紀寛から縦パスを受けるがその後が繋がらない。那須大亮が声を出しラインコントロールしながら相手の動きを見る。
前半7分、カレン ロバートが起点となり左へ展開、成岡翔→金沢浄と繋ぎ縦に勝負するが突破はできない。相手の縦パスに那須大亮が対応、相手FWがヒールでトリッキーなプレーを見せるがGK八田直樹がカバー。
前半10分、金沢浄→成岡翔→西紀寛→犬塚友輔からアーリークロスを上げるがカレンロバートには合わない。DFラインから縦一本の縦パスが出る。萬代宏樹が相手DFと競り合いながら突破するが、ファールを取られシュートは打てない。
前半13分、萬代宏樹がGKへプレスに行く。キックミスを誘いカレンロバートがロングシュートを狙うがゴールマウスを捕らえられない。徐々にプレスがかかり相手のミスも多くなってくる。
前半14分、相手のロングボールを那須大亮がトラップミス、相手FWに取られ遅れてプレスに行ったところでファールとなり那須大亮にイエローカード。ゴール正面30mからのFKは八田直樹が正面でキャッチ。
前半17分、右サイドで岡田隆のバックパスを取られると速攻を受ける。クロスボールを山本康裕と八田直樹がお見合いしてしまうがピンチとはならなかった。簡単にやりたいところ、身体を張る場面、チャレンジしなくてはいけないところの判断がまだ遅れている。
前半21分、カレン ロバートが左サイドをドリブルで突破、マイナスボールを萬代宏樹がスルーし成岡翔がフリーでシュート!しかしゴール右に外してしまう。
前半22分、GK八田直樹からのロングボールを萬代宏樹が競る。こぼれ球を再び萬代宏樹がロングシュート、ゴール左に外れる。山本康裕からのロングパスに萬代宏樹が裏で勝負。こぼれ球を西紀寛がシュートするがGK正面。
前半25分、西紀寛がボールを持つとカレンロバートと萬代宏樹が動き出しチャンスが作れている。右からのCKを西紀寛が蹴り、萬代宏樹・那須大亮らが飛び込むが触れない。
前半30分、CKからの流れでクロスボールに那須大亮が反応する。GKがファンブルしたところを詰めるがDFにブロックされる。この時間になりゲームが動いてくる、縦パスが多くなりゴール前での勝負が増えてくる。
前半35分、左からのクロスボールにカレンロバート反応できず。中盤で速攻を阻止しようとした岡田隆がファールを取られイエローカード。
前半37分、萬代宏樹のポストプレー、ファーサイドでの頭、サイドから起点を作り勝負を繰り返すが高知大学の4バックをなかなか崩せない。高知大学は4バックとダブルボランチのポジションをほとんど変えずに組織として守っている。
前半42分、カレン ロバートが左サイドからドリブルで勝負、DFの間をすり抜けペナルティエリアに入るが自らで倒れてしまった。続けてカレンロバートが左サイドから起点を作るがフィニッシュできない。左から西紀寛のCKをショートで山本康裕へ繋ぐ。ニアサイトで犬塚友輔が頭に合わせゴール。先制点は犬塚友輔のバックヘッド。【1-0】
前半44分、ロスタイム1分、前半最後、高知大学もミドルレンジからシュートを打ってくる。コース限定はしているものの、打たせることで何かが起こってしまうため気をつけたい。まずは前半、先制点を取ったことは大きい。しかし、まだまだ満足できる内容ではない。
後半1分、ジュビロは選手交代なし、システムもそのままで後半へ挑む。開始早々、右コーナーへロングボール。カレンロバートが走りニアへボールを入れる。成岡翔が足を伸ばすが相手DFに当たりゴールならず。最初からアグレッシブに勝負できている。早い時間帯での追加点がほしい。
後半3分、前半同様、高知大学は守備ラインを下げて守り続けている。ジュビロは押し込んではいるものの早い時間帯でゴールを決めたい。左サイドから山本康裕のクロスに萬代宏樹が高い打点で飛び込む。こぼれ球を犬塚友輔が強烈シュート!しかしゴール上を超えてしまう。
後半7分、左サイドから金沢浄と山本康裕で起点を作りクロスを入れるが萬代宏樹には合わず。高知大学が堅実な守備を続ける。
後半11分、松浦拓弥を投入。萬代宏樹に代わりそのままFWに入る。後半スタートから中盤の成岡翔をボランチに山本康裕を左に置き、少し変化をつけているようだ。
後半13分、松浦拓弥がドリブルで相手の股を抜きゴールへ向かう。最後の最後でDFのブロックに引っかかるが相手DFが慌てている。クロスだけでなく、ドリブルも使い崩していきたい。
後半17分、金沢浄が足を痛めタンカで運ばれる。ドクターからは×の合図、岡田隆が左サイドバックへ入り対応する。ベンチでは船谷圭祐が準備。
後半18分、船谷圭祐が入りそのまま左サイドの中盤へ入る。岡田隆が左サイドバック、山本康裕と成岡翔がボランチに入る。成岡翔がGK八田直樹へバックパス。この時間、バックパスが多いのが気になる。
後半21分、西紀寛→船谷圭祐→犬塚友輔からクロスボール。カレンロバートと松浦拓弥が競り相手のクリアがゴールラインを割る。右から船谷圭祐のCK、一度クリアされるが再びクロス。那須大亮がファーサイドでヘディングシュートするがゴール左に外れる。今日の観衆は2,355と発表。
後半24分、船谷圭祐・西紀寛が両サイドからドリブルで勝負する。最後はクロスという形だが中で跳ね返される。ここで高知大学が選手交代。12番と17番が20番と9番に代わり投入される。二人とも前線へ残り、高知大学の攻撃陣が動き出す。
後半27分、高知大学、12番が左サイド・17番と10番がセンターに14番が右サイドという4人が前線に残り攻撃に力を入れる。相手が前にようやく出てきたところでジュビロがどうコントロールできるか!?ここからが見どころとなる。
後半30分、高知大学が中盤をコンパクトに上げてくる。その隙を見て最終ラインから縦にロングボールを入れる。松浦拓弥がフリーでGKと1対1となるが切り返したところにDFのカバーが入りシュートを打てない。続けてカレンロバートも裏を狙っていく。
後半33分、右からのCKを船谷圭祐が蹴りファーサイドで那須大亮が頭に合わせるがゴール左へ外れる。犬塚友輔からサイドチェンジで岡田隆へ、広く使い相手を揺さぶろうとするがタッチラインを割る。
後半36分、高知大学14番に代わり11番が投入される。3枚目を使い、攻撃に全力を注ぐ。ジュビロは中盤を厚くしボールを動かし勝負する。左サイドで西紀寛が起点となり2列目の船谷圭祐へパス。右にボールを持ち相手が飛び込んできたところを切り返し左足でゴール右へシュート!貴重な2点目が決まる。【2-0】
後半40分、ベンチでは中山雅史が準備。サポーター席から大歓声が上がる。中山雅史が胸を叩きタッチラインへ出て行く。代わるのは西紀寛、相手サポーターからも大歓声でピッチへ。
中山雅史が右へ飛び出したところ、相手DFに引き付けられると山本康裕が自らシュート。自陣からのロングボール、タッチを割ったが最後までボールを追う中山雅史へ拍手が沸き起こる。スタンドからは「ナカヤマ」コール。
後半43分、右サイド、コーナーへ動き出した中山雅史を起点に中央へ船谷圭祐が入っていく。ワントラップから左足シュート!ゴール右に外れるが会場が沸く。縦へ動く中山雅史、オフサイドになるが動き出しの早さと粘りで相手ラインを下げさせる。ロスタイム3分と表示。
後半44分、ラストプレー、船谷圭祐・カレンロバートが動きなんとか中山雅史へ繋ごうと必死になる。松浦拓弥からのスルーパスにカレンロバートが抜け中央で中山雅史が待つが繋がらない。ここで試合終了。しっかり勝利し3回戦へ進出。
柳下 正明 監督

やり辛いところのある難しいゲームだったんですけど、最後まで集中を切らさずに、失点0で勝ったのは、よかったと思います。一番気をつけていたのはケガ人なんですけど、ケガ人が出てしまったというのは残念です。こういうト-ナメント方式の大会は、一試合目が一番難しいゲームなので、そこを勝ち抜けたのはよかったと思います。
Q.前半の終盤から成岡翔選手と山本康裕選手のポジションを替えた意図は?
相手が前から来ているなかで、ボランチにボ-ルが入っていないし、そこでボ-ルをさばくということができていなかった。それと翔が左サイドであまり機能していなかったので、ポジションを替えて、リズムを変えようと思いました。その後は、ボールも落ち着いたし、翔もいい感じでプレ-していたと思います。
Q.今日、一番収穫があった選手、ポイントは?
最初に言ったように、全員が、難しくなるだろうという試合で、集中を切らさずにやれたということです。全員よかったと思います。

成岡 翔 選手

成岡 翔 もう少し前線で活発に動ければと思います。途中からできたけど、前線の動きが加わってくると相手もつかまえ辛いし、いろいろな展開ができるので、前の選手がもう少し運動量を増やさないといけないと思います。途中ボランチに入ったけど、ずっとボランチやっていたので違和感はありませんでした。最近は、常にゴ-ルを狙っているので、前に行けたら行って、シュートを打ちたかったです。あと、どこかで効果的な崩しの縦パスを、精度を上げて入れていきたかった。そうしたら、もっとチャンスも広がるし、そこは意識していたんですけど。こぼれ球に対しても、拾えないときがあったので、バランスとかポジショニングで、修正する部分があると思います。難しい試合でしたけど、勝ってよかったです。
Q.中山選手にボ-ルを集めようと意識しましたか。
康裕とか近い選手にはどんどん入れようとは言っていました。でも、ディフェンスラインからもどんどん入って早過ぎてしまった。もっと僕らから入れればよかった。中山さんのことは、何というか、見ちゃいますね。絶対にいい動きをしているだろうという感覚で。まず最初に中山さんを見るし、いたら出したいと思う動きをしています。でも、ボ-ルの精度がよくなかったと思います。

カレン ロバート 選手

カレン ロバート 急ぎすぎた部分があります。早く点がほしいと思い過ぎてしまって、それで全体的にプレ-が急ぎがちになってしまいました。相手は前から来ていたし、後ろもやり辛そうだった。パスコ-スもかなり限定されていて、あれを90分やられたらキツかったけど、こちらが動く量が勝っていったと思います。
Q.松浦選手、船谷選手が入って、変化は?
2人が入って距離感がだいぶよくなったし、中盤でボ-ルが落ち着くようになったし、ゆっくり上がるようになったと思います。それまでは走り合いみたいで疲れたけど、試合がだいぶ落ち着いたと思います。

犬塚 友輔 選手

犬塚 友輔 ゴ-ルは、ペナルティエリアのスポットから動き出して、斜めにニアに入っていきました。ボ-ルがきて、サイドですらして逆サイドに。ちょっと狙ったコ-スとは違ったと思いますけど、決まってよかったです。

松浦 拓弥 選手

松浦 拓弥 出たときはFWで、ゴ-ルに近いところでプレ-できるということだったので、もっとシュ-トを打っていくイメ-ジだったんですけど、打ち切れなかったのがすごく残念です。裏に抜けたシーンは、ちょっと丁寧にいき過ぎたというか、考え過ぎてしまいました。ピッチに入る前までは、FWとの連携が少し足りないと感じていたので、もっと近い距離でプレ-したいと思っていました。自分のコンディションは、すごくいい方向にきています。あとは、もっと状況判断とかプレ-の精度をあげていきたい。出るチャンスがあったら、今日よりもっともいいプレ-をして、ゴ-ルをとれるように頑張りたいです。

船谷 圭祐 選手

船谷 圭祐 前半は相手が前から来ていてやり辛そうでした。でも、自分が入ったときには、けっこうあいていたので、スペ-スをうまく使っていこうと思っていました。中山さんが入ってからは、中山さんに出していこうという意識はありましたね。あと、サポートを早くしていこうという意識でした。ゴ-ルは西選手が(自分を)見てくれていて、走り込んだタイミングがあいました。右でトラップして迷わず左で打ちました。ゴ-ルはバッチリです。嬉しかったです。

中山 雅史 選手

中山 雅史 ピッチに入ったときは、2-0は最低守らないといけないし、隙あらば得点を狙えればと。あの時間帯だし、自分の特長はやはり裏を狙うことだと思うし、相手もだいぶ疲れていてル-ズボ-ルの対応も遅れるので、そういう部分も狙っていこうと思っていました。周りのみんなも僕のことをすごく意識してくれていて、目が合うたび、走るたびにボールをくれるのはありがたかったんですけど、いかんせん、展開が早過ぎた部分がありました。
自分で抑えたところもあるんですけど、出るのが早過ぎてオフサイドになってしまったところもあるし、ちょっと遅れると今度は追いつけなかった部分もあって、すべてのボールがもうちょっとのところだったんです。そう考えると、もう少し僕の工夫も必要だったし、中盤でもうひとつ横パス1本をつないでくれたら、そこにうまく合わせられたかなという気がします。みんなが僕を見てくれていたので、どんどん裏を狙っていたんですけど、展開を早くさせてしまったかなと。それが自分に跳ね返ってきて、すごく疲れました(笑)。すごく走ったと思います。
大学チ-ムと実力差はあるかもしれないけど、それはお互い100の力を出して比べた場合のこと。それを出さない限りは差はないんですから、球際も、プレスも、裏へ抜ける速さも攻守の切り替えの速さも、しっかり出していかないと楽には勝たせてはくれないと思います。
Q.アップのときから中山コ-ルが起きました。
非常に僕のプレ-に期待をしてくれていると思ったし、それが僕の中で力になってくれれば、と思いながらピッチに立ちました。自分のやれることを精一杯やろう、少しでもみなさんが喜んでくれるプレ-ができればいいと思っていましたけど、なかなか得点までは遠かったです。
Q.試合後、高知大学の応援席に挨拶に行ったときの思いは?
試合前からジュビロのコ-ルをしてくれて、非常にさわやかな大学だな思いました。僕のコ-ルをしてくれていたので、行かなきゃと。挨拶したら喜んでくれたんで、行ったかいがあったなと思います。試合前のアップのときも、コ-ルをしてくれていたと思うんですよ。で、手を挙げたんですけど、あとでメンバ-表を見たら、高知大学のGKが片山選手だったんです。もしかしたらカタヤマとコ-ルしていたのに、僕は勘違いをして手を上げてしまったのかなと思っていたんですけど、試合後に行ったら喜んでくれたので、それはそれでいいだろうと(笑)。
Q.試合に出たことで、次の抱負は?
自分自身のプレ-の精度やレベルを上げる努力をかさねて、少しでも多くグラウンドに立てればいいと思います。やはり、グラウンドでのアップも、ボ-ルまわしも、気持ちいいですしね。また、そこに立ちたい、プレ-したいという気持ちにさせてくれるので、やめられないですね(笑)。

高知大学/野地監督
 

今日の試合は、どこまで頑張れるかということで、前々泊して、ちょっと勝負をしてみようということで、かなり準備をしてきました。よくやったな、というのが僕のひとつの感想です。ジュビロさんは主力選手が何人かいないということで、もう少しメンバ-を変えてくるのかなという変な期待も少ししていたんですけど、スキをみせないメンバ-で臨まれたと思います。
前半のもったいない時間に点をとられたことが残念でした。こちらが先制したら、もしかしたら、ということが起きるのでは、という思いもあったのですが。点もとれずに残念ですけど、精一杯なのかなという感じもします。ですから、ト-タルでいうと、よく頑張ったのではないかと。一番差があるのはフィジカルなのではないかなという印象でした。
選手たちは、一生懸命やりました。もったいないという気持ちもあるでしょうけど、こういうスタジアムで、J1のチームと公式戦で戦えたのは幸せなことです。選手たちには、「90分間楽しめ」と言いましたが、そういう部分では、満足したというか、負けて満足というのはおかしいかもしれませんが、そういう気持ちがあると思います。
Q.左サイドバックでキャプテンの中野選手は山形にいくそうだが、J1チ-ムと戦っている彼の印象は?
彼は非常に落ち着いていてクレバ-な選手。ある意味、対等に戦っていたのではないかと思います。あとはいかにフィジカルを強くしていくか。また、スピ-ドアップとか判断の速さなどを上げていけば、Jリ-グでやれる。彼も手応えを感じたのではないかと思います
Q.試合後に中山選手と話しをしていたが。
彼は、筑波大学の後輩です。サッカ-選手としての目標というか、すごい選手だと思います。彼と話をしたのは、今シ-ズンあまり試合に出ていないみたいなので気になっていて、ちょっと彼には失礼な質問だったのですが、今シ-ズンで終わりなのか、と。そうしたら「とんでもないですよ。まだまだやりますよ」とこたえてくれました。「もっと頑張る、強い気持ちでやりたい」と。学生にとっても、中山選手は、すごく尊敬している選手でしょうし、彼と今日やれたというのは学生にとって非常にいい思い出になったと思います。