2009年 試合速報

2009 J1リーグ 29節 VS.鹿島アントラーズ

ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

11 勝
5 分
12 敗
44 得点
50 失点
勝点 38
順位 10

0
  • 0
  • 0

  • 0
  • 0

0
antlers
antlers

15 勝
5 分
8 敗
39 得点
29 失点
勝点 50
順位 2

前半
西 紀寛
12分
茶野 隆行
23分
ハーフタイム
大迫 勇也
田代 有三
後半
犬塚 友輔
12分
19分
野沢 拓也
ダニーロ
青木 剛
増田 誓志
犬塚 友輔
船谷 圭祐
20分
村井 慎二
上田 康太
29分
西 紀寛
松浦 拓弥
33分
44分
内田 篤人
31
八田 直樹
3
茶野 隆行
5
駒野 友一
6
那須 大亮
17
犬塚 友輔
10
成岡 翔
11
西 紀寛
14
村井 慎二
19
岡田 隆
18
前田 遼一
33
イ グノ
SUB
21
吉原 慎也
4
大井 健太郎
24
松浦 拓弥
27
上田 康太
28
船谷 圭祐
13
萬代 宏樹
22
カレン ロバート
監督
柳下 正明
21
曽ヶ端 準
2
内田 篤人
3
岩政 大樹
7
新井場 徹
19
伊野波 雅彦
6
中田 浩二
8
野沢 拓也
15
青木 剛
40
小笠原 満男
18
マルキーニョス
34
大迫 勇也
SUB
1
小澤 英明
10
本山 雅志
11
ダニーロ
14
増田 誓志
35
パク チュホ
9
田代 有三
17
佐々木 竜太
監督
オズワルド オリヴェイラ

14,126
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハスタジアム 10/17(土) 19:03
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、水含み 澤田 嘉男 村上 伸次
天候 試合時間 副審 副審
90分 八木 あかね 間島 宗一
気温 湿度 第4の審判員 記録員
17度 84% 小椋 剛 小林 春樹
20 シュート 10
12 ゴールキック 12
7 コーナーキック 3
13 直接FK 19
7 間接FK 3
7 オフサイド 3
0 PK 0

Jリーグ Division 1第29節が間もなく始まる。
対戦相手は、前年度のチャンピオンであり、今シーズンもここまで2位につけている宿敵鹿島アントラーズ。
前節、柏相手にアウェイでの貴重な勝ち点3を奪い、天皇杯も見事に2回戦突破を果たしたジュビロ磐田。
調子の良さも手伝って、練習でも全選手が気合の入った内容のものとなった。
日本代表から戻った駒野友一、前田遼一の両選手、さらには韓国代表から帰ってきたイグノも早速練習に参加し、汗を流した。
前田遼一にいたっては居残りでボールを蹴り続け、試合への集中力を高めていた。
当然この3選手が鹿島戦でもカギを握っていることは間違いないが、重要となってくるのはこの3選手の周りの選手だろう。
天皇杯2回戦の高知大学戦でゴールを決めた犬塚友輔、船谷圭祐。
先日怪我から復帰し、徐々に調子を上げてきている松浦拓弥。
中盤に定着しつつある岡田隆らの力が必要となってくる。

しかし、ここにきて体力的に厳しくなっているのも確か。
高知大学戦では左サイドバックの金沢浄が怪我をし途中交代、村井慎二も左膝に痛みがあり、山本脩斗も復帰できずと、満身創痍である。
だが、ここを乗り切ることによりチームが成長することも確かである。
控えに甘んじていた選手達もこれがチャンスだと思い、試合に臨めばレギュラー定着に繋がることもあるだけに、全力で試合に臨んでもらいたい。

対する鹿島は、前々節まで首位を走っていた前年度のチャンピオンであるが、ここに来て5連敗を喫してしまい、まさかの首位陥落。
3節~19節まで17試合負けなしだったのが嘘のように、調子を落としてしまっている。
ジュビロとしては、言ってしまえばこれはチャンス。
上位のチームを撃破し、少しでも順位を上げたいところである。
また、残り3ゴールに迫っているJリーグ通算1000ゴールも誰が1000ゴールを決めるのかという楽しみも忘れてはならない。
残り6節、全力で勝負に挑みたい。

試合会場は、ヤマハスタジアム。
キックオフは午後7時

サポーターの皆さんには是非最後まで熱い熱い声援をお願いします!

前半0分、鹿島ボールで前半キックオフ!
前半1分、鹿島、右サイドを中田浩二がえぐってくるが、茶野隆行がしっかりケアし、エリア内に進入させず!
前半3分、鹿島、マルキーニョスが、駒野友一と接触し、一旦ピッチの外へ。
マルキーニョスは肩をいためた様子。
前半4分、鹿島、左サイドからのFK。小笠原満男が蹴ったボールに、先日代表デビューを果たした岩政大樹が飛び込むが、ミートせずにゴールキック!マルキーニョスはピッチに戻る。
前半6分、ジュビロ、ボールを前線まで運び左サイドからしかけるが、犬塚友輔へのパスがオフサイドとなってしまい、鹿島ボールのFK。
前半8分、試合開始前から降っていた雨がやや強くなりだしている。
スタジアムにはたくさんのサポーターが駆けつけている。
前半9分、ジュビロ、右サイドの駒野友一から早いクロスボールが上がるが、イグノには合わず…
前半10分、ジュビロ、エリア手前でボールを受けた前田遼一が中央で待っていた成岡翔へラストパス。成岡翔が右足アウトでゴール狙うが、枠を捉えることができず、鹿島ボールのゴールキック。
前半12分、ジュビロ、左サイドで相手の選手を引っ掛けてしまった西紀寛に対してイエローカード。西紀寛の累積は2枚目。
前半14分、鹿島、右サイドからのコーナーキック。野沢拓也がニアサイドに蹴りこみ、大迫勇也が飛び込むが、最後はラインを割りゴールキック。
前半15分、ジュビロ、前田遼一のヘディングからの落としを西紀寛がキープしシュートを放つが、曽ケ端準にキャッチされる。
前半18分、鹿島、右サイドからの攻撃。内田篤人がゴール前に蹴りこむが、ダイレクトでラインを割りジュビロボールのゴールキック。
前半21分、ジュビロ、犬塚友輔が左サイドを切れ込み、グラウンダーのクロスボール。ボールを受けたイグノがポストとなり村井慎二へラストパス。村井慎二が強烈なシュートを放つが、右に外れてしまう…
前半23分、ジュビロ、マルキーニョスを後ろから倒してしまった茶野隆行に対してイエローカード。
前半25分、ジュビロ、鹿島のクリアミスを西紀寛がダイレクトでシュートを放つが、曽ケ端準の正面。
前半26分、ジュビロ、今日の試合では、いつも見られていた横へのパスや、後ろへのパスが無く、攻めの姿勢を見せている。
前半28分、ジュビロ、中央でボールを受けた犬塚友輔が、ワントラップから思い切ったシュート!枠に入らなかったものの、いい動きを見せている。
前半29分、スルーパスに抜け出したイグノがシュートを放つが、曽ケ端準にセーブされてしまう。
前半30分、ジュビロ、セカンドボールを拾った駒野友一が右足で強烈なシュートを放つが、曽ケ端準にセーブされてしまう…
前半32分、ジュビロ、左サイドから村井慎二がエリア内に進入し、左足で強烈なシュートを放つが、曽ケ端準にファインセーブされてしまう。
前半35分、ジュビロ、右サイドから駒野友一が仕掛けを見せ抜きにかかるが、相手にボールを奪われてしまう。そこを再びチャージにいった駒野友一がファウルを取られてしまう。
全体的にペースを握っているのはジュビロ。この勢いのままに先制点を奪いたい。
前半40分、ジュビロ、村井慎二のスルーパスに反応した西紀寛がドリブルで持ち込みシュート!ボールは曽ケ端準に当たりコーナーキック。
前半42分、ジュビロ、イグノ→村井慎二→前田遼一と繋ぎ右足でシュートを放つが、相手に当たってしまう…
前半44分、ロスタイムは1分。
前半アディショナルタイム1分、鹿島、左サイドからのクロスに内田篤人が飛び込むも、ジュビロDFに当たり八田直樹が直接キャッチ!

ジュビロボールのスローインをピッチに入れたところで前半終了のホイッスル。
後半0分、ジュビロボールで後半キックオフ。

鹿島、大迫勇也に代わり田代有三が投入される。
ジュビロは選手交代なし。
後半2分、ジュビロ、左サイドから犬塚友輔がクロスを上げるが、中で合わせる選手がいない・・・
後半3分、ジュビロ、角度の無いところからのFK。駒野友一が蹴ったボールが、ファーサイドの前田遼一まで流れ、前田遼一が落ち着いたトラップからシュートを放つもサイドネット…
後半5分、鹿島、右サイドでボールをキープしたマルキーニョスから、外を周り込んだ内田篤人へ。内田篤人からすばらしいボールが入り、田代有三が飛び込むが、那須大亮がしっかりカバー!
後半7分、ジュビロ、村井慎二のスルーパスに抜け出した犬塚友輔が、曽ケ端準を1対1となり角度の無いところからシュートを放つが、ゴール前で相手DFにクリアされてしまう…
惜しい形だったが、今日の犬塚友輔は天皇杯からの好調をキープしている。
後半10分、ジュビロ、犬塚友輔が左サイドから切れ込み、中央で待っていたイグノへラストパス。そのまま反転しシュートを放つが曽ケ端準の正面。
後半12分、ジュビロ、チャージを仕掛けた犬塚友輔に対してイエローカード。
後半15分、ジュビロ、西紀寛がドリブルで持ち込み、イグノへ。イグノがクロスを上げるが、誰も合わせることができず、小笠原満男にクリアされてしまう。そのこぼれ球に反応した西紀寛が再びクロスを上げるが、村井慎二がボールに触れず…
後半16分、ジュビロ、右サイドから駒野友一がクロス!イグノが合わせるがミートすることができず。
後半17分、鹿島、新井場徹が小笠原満男とのワンツーからエリア内に進入するが、茶野隆行がしっかり対応!
後半19分、鹿島、野沢拓也に代わりダニーロ。
青木剛に代わり増田誓志を投入。
後半20分、ジュビロ、犬塚友輔に代わり船谷圭祐を投入!
後半25分、ジュビロ、右サイドからのコーナーキック。
船谷圭祐の蹴ったボールにイグノが合わせるが、枠に入らず。
後半26分、鹿島、曽ケ端準からのボールに田代有三が反応しマルキーニョスへ。
マルキーニョスがそのままシュートを放つがボールはスタンドへ。
後半26分、ジュビロ、再び右サイドからのコーナーキック。
船谷圭祐のボールに前田遼一が合わせるが、タイミングが合わず。
後半27分、鹿島、左サイドからマルキーニョスがグラウンダーのクロス。中央で待っていた田代有三がキープしながらシュートを放つが、八田直樹が落ち着いてキャッチ。
後半29分、ジュビロ、村井慎二に代わり上田康太を投入!
後半29分、鹿島、左からのクロスに田代有三がトラップからオーバーヘッド。しかし、ミスキックとなり、それに増田誓志が詰めるも判定はオフサイド。
後半33分、ジュビロ、西紀寛に代わり松浦拓弥が投入!
後半34分、鹿島、右サイドから増田誓志がグラウンダーのクロス。ファーサイドでマルキーニョスが詰めるも枠に入らず。
後半39分、両チーム共に、何度かチャンスを作るがモノにすることができず。
ここからは精神力の戦いか。
後半40分、ジュビロ、相手のボールをカットした成岡翔から前田遼一へ繋ぎ、一人かわし、シュート!相手に当たってキャッチされてしまうが、形は良かった。
後半42分、ジュビロボールのFK。駒野友一が蹴ったボールのこぼれ球に松浦拓弥が反応し、ふわっとしたボールを上げるが、そのままラインを割ってしまう。
ロスタイムは3分。
後半44分、鹿島、途中出場のダニーロがミドルシュート。グラウンダーの強烈なシュートが八田直樹を襲うが、倒れ込みながらなんとかセービング!
後半アディショナルタイム2分、鹿島、左サイドから出たスルーパスに新井場徹が反応するが、駒野友一がしっかり対応。
後半アディショナルタイム3分、ジュビロ、速攻からイグノがドリブル突破!しかしエリア手前で内田篤人に足をかけられてしまう。
このプレーで内田篤人に対してイエローカード。

このFKを駒野友一が右足で狙うが、壁に跳ね返されてしまう。
ここで試合終了のホイッスル。
柳下 正明 監督

スタ-トから非常にアグレッシブにプレ-をしていたし、攻守の切り替えも速く、ボ-ル際もかなり厳しくいっていて、非常にいいゲ-ムだったと思います。いままでですと、前半は良くても後半少し落ちるというゲ-ムが続いていたんですけど、後半も、多少アントラ-ズさんのリズムになる時間もありましたけど、かなり長い時間、ジュビロのリズムでやれたゲ-ムだったと思います。それについては非常によかったと思います。
ただ、ゴ-ルを奪うことができずに、勝ち点3をとれなかったのは非常に残念です。次のゲ-ムで勝ち点を3とれるようにやりたいと思います。
Q.今日アグレッシブにできたのは、どういう部分で、それができたのでしょうか?
一番はメンタル的な部分ではないでしょうか。アントラ-ズを相手に勝ち点3をとりたいという気持ちがグラウンド上に表れたと思います。
Q.犬塚友輔選手を交代させた意図は?
足が吊ってしまっていたので、代えました。

犬塚 友輔 選手

犬塚 友輔 けっこう優勢に試合を進めていたので、点をとって勝ちたかったです。自分としては、攻撃にどんどん絡んで、左からセンタリングなどを上げて、前田さんやグノをアシストしたいと思っていました。前半からスペ-スがあったので、どんどん前にいこうと意識してプレ-しました。鹿島が相手でも、うまく試合ができたし、残り5試合、自信を持っていい形で終れるように1試合1試合やっていきたいです。
Q.今日、自分がアピ-ルできた点は?
攻撃面で積極的に上がっていけて崩せた部分もあるので、そういうところと、守備面で点をとられなかったことが、アピ-ルになったと思います。
Q.相手守備の裏に抜けたチャンスがあったが、キックはシュ-トか?
シュ-トでもセンタリングでもないボ-ルになってしまいました。迷いました。あそこは、少し悔いが残ります。
Q.マッチアップした内田選手には完勝だったのでは?
完勝という感じはないですけど、内田選手は代表選手なので、1対1を楽しみにしていたし、そういう場面がたくさんあったので、そこは楽しくプレ-できました。手応えは少しありますけど、まだこうした方がいいなということが自分の中にあるので、直していきたい。1対1のときに縦だけではなく、中にいったり、抜かずに上げたり、いろいろバリエ-ションを増やして、前にボ-ルを運びたいと思います。

西 紀寛 選手

西 紀寛 今日は僕を含め、オフェンスの選手がもっとシュ-トの精度を上げないといけないという感想しかないですね。ホ-ムだし、相手がどうのこうのより、前からチャレンジしていければと、みんな思ってやっていたと思うし、監督もそう言っていたんで、それは表現できたかなと思うんですけど、結果が出なかったので残念です。
Q.全員でチェックにいってボ-ルを奪ってチャンスを作れていた。
そうですね。いい体勢で蹴られるのではなく、相手をどんどん悪い体勢にしていこうと。そういう小さいことから始めていく段階です。
Q.シュ-トチャンスを作った手応えは?
手応えはありますけど、あそこで入らないのが、やはり鹿島が持っているものというか、僕らのヘボさというか。でも、ちょっとしたズレみたいなものが最後の最後まであったかもしれないですね。
Q.後半に入るときの指示は?
継続です。それとゴ-ルを入れて来いという指示でしたけど、とれなかった。遼一やグノにもっとしっかりボ-ルを集めて、数多く打ってもらえればと思います。
Q.今日の試合の収穫は?
いい感じで攻めたということです。こういうサッカ-を、みんなでしっかり続けていければ、次につながっていくと思います。点をとりたいですね、みんなで。順位的にも、1コ1コ上を狙っていかなければいけないので、がんばります。

駒野 友一 選手

駒野 友一 いい闘いができましたけど、ホ-ムだったし、チャンスはウチの方が沢山あったので、決めて勝ちたかったです。鹿島は自由にさせると怖いチ-ムなので、それをさせないためにチ-ム全員で、しっかりプレッシャ-をかけることができたし、ボ-ルにいく人、カバ-する人というのも今日ははっきりしていました。集中して球際にいけていたし、下がるのではなくて、とられたところからプレッシャ-にいけて、それで2次攻撃ができたことで自分たちのペ-スで試合を続けることができたと思います。全員がとられたあとに取り返すという意識があって、相手のカウンタ-を消すことができました。シ-ズン最後まで今日のようなサッカ-を続けていけるようにしたいと思います。
Q.小笠原選手が対峙するサイドに入りましたが
小笠原選手が一枚前に上がったポジションにいて、そこから決定的なパスを出したりゲ-ムコントロ-ルをしてくると思っていました。小笠原選手は中に入ったりいろんな動きをしてきたけど、そこにもプレッシャ-をかけてチ-ム全体でおさえることができたと思います。
Q.サイドで完全に主導権を握れたのでは?
ボ-ルを失わずに試合を運んでいたので、両サイドが上がる時間もできたと思います。

成岡 翔 選手

成岡 翔 点が入らなかったのが、残念です。みんながハ-ドワ-クをしていたと思うし、前後の動きが前よりも多くなっていると思います。下がらずにプレッシャ-にいくことを、ここ何試合か続けてやれているし、プレイスバックしてル-ズボ-ルが拾えていてだいぶ楽に展開できたし、奪った後に前にあずけることができていました。攻撃について、みんな前の意識が強くて、追い越す動きも多かった。そこが良かったと思います。やりたいことはできているので、あとは結果がほしいです。
Q.岡田選手とのコンビネ-ションは?
基本的に俺が前にいくということでした。隆は後ろでカバ-をしてくれるし、そこがズレたときには、自分がスペ-スを埋めるようなカバ-を意識してやっていました。今日は、周りの選手もいいカバ-があったし、チ-ム全体がよかったと思います。
Q.DFラインとの関係は?
大分戦のときにずっと下げてやられていたので、それからはなるべく高い位置を保つことだけを考えてやっています。茶野さんや那須さんも「下がって来なくていい、前から行け」と言っていて、それができてDFラインも高くできたと思います。
Q.相手の真ん中の守備は強くクロスは跳ね返されていたが、どう攻略しようと?
ミドルシュ-トでひっぱり出そうという意識はありました。実際、ミドルシュ-トも打てていたし、今日はいろんな方向からシュ-トまでいっていたので、あとは、決めるだけという感じだったんですけど・・・。それが一番大事なことなんですけどね。フィニッシュの精度を上げないといけないと思います。

那須 大亮 選手

那須 大亮 鹿島がどうこうというより、自分たちのやるべきことが見えてきて、前からいく形かできてきている。前からいって、切り替えも速くできて高い位置でとれて、ボランチもうまくコ-ス限定をしてくれたので、守りやすかったですね。
相手2トップに関しては、いままでとやり方を変えずに、ラインを上げることと、あまり飛び込まないことを意識してやろうと思っていました。マルキ-ニョスはサイドに流れることが多かったけど、コマとうまく受け渡しできて、1対1になっても慌てず飛び込まず、最終的にバックパスをさせることができた。そういう部分ではよかったと思います。
前の試合で、この予兆というか、自分たちのいい形ができて、今日も迷わずに試合に入った結果、こういうサッカ-ができた。90分間通じてラインを下げずにやれると、いい形で守れるということを実証できた。それが0という結果に結びついたと思います。

八田 直樹 選手

八田 直樹 だいぶ、自信がつきました。できれば勝ちたかったですけど、チ-ムとしても、0におさえられたことはすごくいいことなので、自信を持って次の名古屋戦を闘いたいです。
田代選手が入ってからちょっと起点をつくれられましたけど、でも、那須さんや茶野さんがしっかり体をあてていたし、そのこぼれ球を翔くんとか隆くんがすごく頑張って拾ってくれていたので大丈夫だと思っていました。ただ、マルキ-ニョスが持ったときは、ミドルシュ-トの怖さがあるので、しっかり準備をしてやっていました。
Q.最後の鹿島のCKも落ち着いていましたね。
どうしてもマイナスのことが頭をよぎってしまいそうになったんですけど(苦笑)。岩政選手にやられた去年のことがあるので。でも時間がなかったので、自分が出ていってファウルをもらって蹴って終れればいいかなと思っていたんですけど、みんな体を張って自分たちのチャンスに持っていったので、すごくありがたかったです。

村井 慎二 選手

村井 慎二 やりたいことができたし、こぼれ球、セカンドボ-ル、フィフティなボ-ルを全部とれていました。でも、最後の一押しができなかったですね。
自分も前に前にいけていたし、ワンちゃん(犬塚選手)との連携もできていました。内田選手は、とにかく上がらせないようにプレッシャ-をかけて、後ろへ後ろへということを考えていたんですけど、向こうのプレッシャ-が少なかったので、攻撃することで下げることができたと思います。
攻撃は、相手のセンタ-バック2枚に最後は跳ね返されていたので、そこを崩せるアイデアと発想がなかったですね。それと最後のシュ-トを決めるところを決められなかったので、前の選手として悔やまれます。高い位置での守備は、やりがいもあるし、続けていきたいと思います。

岡田 隆 選手

岡田 隆 今日は厚みのある攻撃ができたし、シュ-トまでいけていたのがよかったです。最後の悪い時間帯も、自分たちの時間にしたかったけど、最初から飛ばした分仕方がないところもあるかなと思います。でも、危ない場面はあったけど、そこでもしっかり0でおさえられたのはよかったと思います。
後半の途中からテンポが速くなって、前に急ぎすぎて前が反応できなくなっている部分があったので、少しボランチのところで時間をつくってゆっくり攻めるところは攻めようという話を翔としました。
今日は前に(ボ-ルが)入ったら押し上げようというイメ-ジがあったし、セカンドに対する反応もみんなが意識したし、お互いが見合いながらやれていたと思います。本当に勝てなかったことだけが、悔しいです。常に勝ち点3を目指してやっているし、今日はそれを奪うチャンスが何回も何回もあって、勝ちを落としたという気持ちが強いです。

鹿島/オリヴェイラ監督
 

Q.今日の試合の感想と、小笠原選手を攻撃的なポジション(左2列目)に上げて、中田選手をボランチに起用した狙いは?
どうしても相手が引いて、まずはら2トップを抑えてくるので、そうすると機動性というものをうまく活用しなければいけない。どちらかのFWがサイドに流れることが多くなるが、そうするとサイドは崩せるが、中に詰める選手がいないというところで、小笠原がボランチでありながら何度も攻撃参加し、得点も決めているので、その利点をうまく活用できればと。また、中田を入れることによって、中盤のビルドアップや安定性というものを求めることができるし、そういう意味での狙いがありました。
Q.小笠原選手と田代選手の実際の出来、後半に田代選手を入れた意図は?
田代の投入は、どうしても大迫が空中戦で競り勝ちきれない、ボールを収めることができない、そこで起点を作るということがまったくできていなかったところが、とくに空中戦においてはあったので、田代を入れて、そこでハイボールに対する対応がうまく前のほうでできればと思いました。後半の早い時間にいきなりチャンスがあったと思いますし、それ以外でもチャンスを作ってくれたのではないかと思います。
Q.今日の試合内容について、次につながる手応えを感じているか。
負けなかったということは非常に……選手には勝敗は大きな影響を与えるので、やはり負けなかったということは、何かの効果や何かを得られたというように選手が感じていればいいと思います。