2015年 試合速報

2015 J2リーグ 10節 vs.アビスパ福岡

ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

7 勝
1 分
1 敗
18 得点
6 失点
勝点 22
順位 1

0
  • 0
  • 0

  • 0
  • 1

1
abispa
abispa

4 勝
2 分
3 敗
12 得点
12 失点
勝点 14
順位 11

前半 ハーフタイム 後半
6分
酒井 宣福
松井 大輔
上田 康太
12分
太田 吉彰
清水 貴文
24分
25分
中原 貴之
坂田 大輔
田中 裕人
31分
田中 裕人
松浦 拓弥
33分
42分
酒井 宣福
金森 健志
50分
城後 寿
平井 将生
21
カミンスキー
14
坪内 秀介
19
伊野波 雅彦
24
小川 大貴
25
櫻内 渚
6
田中 裕人
9
太田 吉彰
15
アダイウトン
22
松井 大輔
40
川辺 駿
20
森島 康仁
SUB
1
八田 直樹
4
小林 祐希
7
上田 康太
11
松浦 拓弥
17
清水 貴文
36
井波 靖奈
34
中村 祐輝
監督
名波 浩
23
中村 航輔
2
濱田 水輝
4
イ グァンソン
19
堤 俊輔
3
阿部 巧
10
城後 寿
15
末吉 隼也
18
亀川 諒史
33
鈴木 惇
9
中原 貴之
20
酒井 宣福
SUB
1
神山 竜一
16
三島 勇太
21
高 准翼
8
中原 秀人
7
金森 健志
11
坂田 大輔
14
平井 将生
監督
井原 正巳

10,382
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハスタジアム 4/29(水) 13:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、水含み 入江 勉 山本 雄大
天候 試合時間 副審 副審
くもり 90分 五十嵐 泰之 山際 将史
気温 湿度 第4の審判員 記録員
20.2度 65% 小椋 剛 花澤 秀登
14 シュート 6
8 ゴールキック 17
11 コーナーキック 1
15 直接FK 10
2 間接FK 4
2 オフサイド 4
0 PK 0

今季2度目の3連勝となるか。

スタメン発表を踏まえ、ジュビロ磐田の予想フォーメーションは[4-2-3-1]。GKはカミンスキー。最終ライン右から櫻内 渚、伊野波雅彦、坪内秀介、小川大貴。ダブルボランチに川辺 駿と田中裕人。中盤2列目右から太田吉彰、松井大輔、アダイウトン。1トップに森島康仁という並びか。

前節のアウェイ・ジェフユナイテッド千葉戦(4月26日)から大きくメンバーを入れ替えることになった。小川大貴は今季初先発となる。サブにはジェフユナイテッド千葉戦でプロデビューを果たした清水貴文、さらに井波靖奈が加入後初のベンチ入りとなる。

対するアビスパ福岡の予想フォーメーションは[3-4-2-1]。GKは中村航輔。3バックは右からイ グァンソン、濱田水輝、堤 俊輔。ダブルボランチに末吉隼也と鈴木 惇。中盤の右アウトサイドに亀川諒史、同左に阿部 巧。2列目に城後 寿と酒井宣福。1トップに中原貴之という並びか。

アビスパ福岡は今季ここまで4勝2分3敗。前節はホームでFC岐阜と対戦し、2-2のドロー。中原貴之、城後 寿と攻撃陣がゴールを決めている。開幕から3連敗となったが、ここ6試合は負けなしと調子を上げてきた。

試合の舞台はヤマハスタジアム。
天候はくもり。
キックオフは13時。

前半1分、ジュビロボールで前半キックオフ。天候はくもり。風はホームゴール裏側からアウェイゴール裏側へ向かって吹く。
前半1分、ジュビロの布陣は[4-2-3-1]。GKはカミンスキー。最終ライン右から櫻内 渚、伊野波雅彦、坪内秀介、小川大貴。ダブルボランチに川辺 駿と田中裕人。中盤2列目右から太田吉彰、松井大輔(キャプテン)、アダイウトン。1トップに森島康仁。フィールドプレーヤーのユニフォームカラーはサックスブルー。
前半1分、この試合最初のシュートはジュビロ。敵陣左サイドの高い位置から松井大輔がスローイン。これをアダイウトンがつなぎ、最後は左サイドから松井大輔が右足でシュート。これは中村航輔の正面。
前半2分、福岡、敵陣左サイドの高い位置でFKを獲得。これを末吉隼也が右足で直接狙うが、ゴール前の味方に当たり、その後ジュビロがクリア。
前半4分、ジュビロ、アダイウトンのスルーパスを受けた太田吉彰がキープし、CKを獲得。メインスタンド側から太田吉彰が右足でキック。これは福岡にクリアされた。
前半4分、福岡の布陣は[3-4-2-1]。GKは中村航輔。3バックは右からイ グァンソン、濱田水輝、堤 俊輔。ダブルボランチに末吉隼也と鈴木 惇。中盤の右アウトサイドに亀川諒史、同左に阿部 巧。2列目に城後 寿(キャプテン)と酒井宣福。1トップに中原貴之。フィールドプレーヤーのユニフォームカラーはグレー/銀。
前半6分、ジュビロ、自陣ゴール前で田中裕人のバックパスを受けたカミンスキーが右足でロングキック。これを前線の森島康仁が競るが、福岡ボールに。
前半7分、ジュビロ、自陣の伊野波雅彦が右足でロングキック。これを前線の森島康仁が競るが、福岡にクリアされた。
前半8分、福岡、中盤右サイドに上がってきたイ グァンソンが縦パス。亀川諒史を狙うが、合わず、ジュビロのスローインに。
前半8分、ジュビロ、敵陣右サイドから攻撃。最後は太田吉彰がマッチアップした阿部 巧をドリブルで振り切るが、コンタクトプレーでファウルの判定。福岡のFKに。
前半9分、福岡、敵陣左サイドから攻撃。最後は縦パスに中原貴之が走り込むが、オフサイドの判定。
前半11分、ジュビロ、自陣ゴール前のカミンスキーが右足でロングキック。これを森島康仁が頭で流し、その背後に松井大輔が走り込むが、飛び出した中村航輔にキャッチされた。
前半11分、ジュビロ・名波 浩監督、福岡・井原正巳監督はともにスーツ姿。ベンチ前に立ち、戦況を見つめる。
前半13分、福岡、中村航輔がゴールキック。これを前線の中原貴之が競るが、坪内秀介が体を張り、ジュビロボールのFKに。ジュビロサポーターから大きな『坪内コール』。
前半14分、ジュビロ、中盤でボールを失うが、すぐさまプレスバック。松井大輔が自陣右サイドの深い位置まで戻ってマイボールとした。ジュビロサポーターから大きな拍手。
前半15分、福岡、自陣右サイドのイ グァンソンが右足でロングキック。前線の中原貴之を狙うが、合わず、ジュビロボールに。
前半17分、ジュビロ、櫻内 渚のクロスからCKを獲得。メインスタンド側から太田吉彰が右足でキック。これは福岡にクリアされた。
前半19分、ジュビロ、敵陣右サイドの高い位置でFKを獲得。太田吉彰が右足でキック。ファーサイドを狙う。これを櫻内 渚が頭で合わせるが、ゴールは大きく枠の横。
前半20分、ジュビロ、相手ゴール前で田中裕人の縦パスを受けた森島康仁が反転し、左足でシュート。これは中村航輔にブロックされ、ジュビロのCKに。
前半20分、ジュビロ、CK、バックスタンド側から太田吉彰が右足でキック。これは福岡にクリアされた。
前半22分、福岡、ロングボールをつなぎ、最後は前線の酒井宣福が右足で反転シュート。これは枠の横に外れた。
前半24分、ジュビロにチャンス。ゴール前で田中裕人の縦パスを受けた太田吉彰が右足でシュート。これは中村航輔にキャッチされた。
前半26分、福岡、中盤の右サイドでFKを獲得。鈴木 惇が浮きパス。ファーサイドを狙うが、これはカミンスキーが直接キャッチ。
前半27分、ジュビロ、ゴール正面のミドルレンジでFKを獲得。これを太田吉彰が右足で直接狙うが、枠の上に外れた。
前半29分、福岡、敵陣右サイドの鈴木 惇が左足でクロス。これはゴール前の田中裕人がクリア。
前半30分、ジュビロ、相手ゴール前で松井大輔、川辺 駿、田中裕人とつなぎ、最後はアダイウトンが縦パス。これはゴール前の太田吉彰と合わず、福岡ボールに。
前半33分、福岡、攻撃参加してきたイ グァンソンが敵陣右サイドからクロス。これはファーサイドの櫻内 渚がヘディングでクリアした。
前半34分、ジュビロにチャンス。敵陣右サイドの太田吉彰がドリブルからクロス。これをゴール前のアダイウトンが右足でシュート。これは枠の上に外れた。
前半36分、ジュビロにチャンス。相手ゴール前で田中裕人、川辺 駿、松井大輔、アダイウトンと短いパスをつなぎ、最後は川辺 駿が右足でシュート。これは中村航輔にブロックされた。
前半38分、ここまでボール支配はジュビロ。しかし、福岡は時折5バックになり、しっかり守っている。
前半41分、ジュビロ、敵陣左サイドで松井大輔の横パスを受けたアダイウトンが右足でミドルシュート。これは枠の横に外れた。
前半アディショナルタイム1分、ジュビロにチャンス。敵陣中央の松井大輔のボールカットからショートカウンター。最後は森島康仁が右足でシュート。これは中村航輔にブロックされた。ジュビロのCKに。
前半アディショナルタイム1分、ジュビロ、CK、バックスタンド側から太田吉彰が右足でキック。これは福岡にクリアされた。その後、前半終了のホイッスル。【0-0】
後半1分、福岡ボールで後半キックオフ。
後半1分、両チーム、ハーフタイムでの選手交代はなし。
後半2分、後半も天候はくもり。風はホームゴール裏側からアウェイゴール裏側へ向かって吹く。
後半3分、福岡、酒井宣福のシュートからCKを獲得。メインスタンド側から鈴木 惇が左足でキック。これはニアサイドの田中裕人がヘディングでクリアした。
後半4分、ジュビロにチャンス。中盤で森島康仁が鈴木 惇からボールを奪い、カウンター。最後はアダイウトンが右サイドからクロス。これは福岡にクリアされた。
後半6分、福岡に先制点。敵陣右サイドからロングスロー。このこぼれ球に反応した阿部 巧がゴール正面から左足でミドルシュート。これをカミンスキーがブロックし、そのこぼれ球を酒井宣福が右足で押し込んだ。【0-1】
後半9分、ジュビロにチャンス。敵陣右サイドで川辺 駿のスルーパスを受けた太田吉彰がインサイドへ切れ込み、左足でシュート。これは枠の横に外れた。
後半11分、ジュビロ、CK、太田吉彰が2本連続で蹴るが、いずれも福岡にクリアされた。
後半12分、ジュビロ、選手交代、松井大輔に代わり上田康太を投入。
後半13分、ジュビロ、上田康太と田中裕人のダブルボランチに。川辺 駿がトップ下にスライドした。キャンプマークは上田康太が巻く。
後半15分、ジュビロ、川辺 駿の仕掛けからCKを獲得。メインスタンド側から太田吉彰が右足でキック。ニアサイドへ。これは福岡にクリアされた。
後半15分、ジュビロ、右サイドで太田吉彰が粘り、CKを獲得。メインスタンド側から太田吉彰がキック。一度は福岡にクリアされるが、こぼれ球をつなぎ、最後は森島康仁の折り返しを川辺 駿が押し込むが、オフサイドの判定。
後半17分、ジュビロに決定機。敵陣左サイドの小川大貴がドリブル突破。鋭い切り返しから右足でクロス。これをゴール前でフリーとなったアダイウトンが頭で合わせるが、枠の横に外れた。
後半21分、福岡、中盤で濱田水輝がボール奪取。その後、左サイドへ展開。最後は酒井宣福のパスを受けた鈴木 惇が左サイドからミドルシュート。これは大きく枠の上に外れた。
後半22分、福岡、敵陣左サイドの酒井宣福がアーリークロス。これはカバーに入った坪内秀介がヘディングでクリア。
後半23分、福岡、敵陣左サイドから縦に浮きパス。これを酒井宣福が頭で流し、その背後に中原貴之が走り込むが、これはオフサイドの判定。
後半24分、ジュビロ、選手交代、太田吉彰に代わり清水貴文を投入。
後半24分、ジュビロ、途中出場の清水貴文は中盤の左サイドに入った。
後半25分、ジュビロ、中盤中央の上田康太が左足で縦に浮きパス。前線の森島康仁を狙うが、これは福岡にクリアされた。
後半25分、福岡、選手交代、中原貴之に代わり坂田大輔を投入。
後半25分、ハーフタイムコメント。ジュビロ、名波 浩監督、「サイドは怖がらず、仕掛けていこう」、「パスは普段通り、シンプルに出そう」。

福岡、井原正巳監督、「守備をしっかり」、「サイドしっかり上がって確実にセンタリング」。
後半30分、ジュビロ、敵陣で短いパスがつながり、最後は川辺 駿がクロス。福岡にクリアされ、ジュビロのCKに。バックスタンド側から上田康太が左足でキック。これは福岡にクリアされた。
後半31分、ジュビロ、敵陣右サイドでのコンタクトプレーで田中裕人にイエローカード。
後半33分、ジュビロ、CK、バックスタンド側から上田康太がキック。ニアサイドへ。これは福岡にクリアされた。ジュビロは松浦拓弥がスタンバイ。
後半33分、ジュビロ、選手交代、田中裕人に代わり松浦拓弥を投入。
後半34分、福岡、自陣ゴール前で堤 俊輔が味方と激しくコンタクト。しばらくピッチに倒れ込み、その後、プレーを再開させた。
後半35分、ジュビロ、上田康太と川辺 駿のダブルボランチに。松浦拓弥はトップ下に入った。
後半36分、ジュビロ、敵陣左サイドの小川大貴がドリブルからクロス。ニアサイドを狙うが、これは福岡にクリアされた。
後半38分、ジュビロ、敵陣右サイドで川辺 駿のロングフィードを受けた櫻内 渚が右足でクロス。これは福岡にクリアされた。
後半40分、ジュビロ、敵陣左サイドの小川大貴がインサイドへ横パス。これを受けた川辺 駿が縦パス。最後はアダイウトンが反転から突破を狙うが、福岡にカットされた。
後半41分、ジュビロ、FK、敵陣右サイドの深い位置から上田康太がキック。ニアサイドに合わせるが、これは福岡にクリアされた。
後半42分、ジュビロに決定機。敵陣左サイドの清水貴文がドリブルからパス。これを受けた松浦拓弥がクロス。際どいボールだったが、ゴール前で押し込むことはできず、ファーサイドへ抜けた。
後半42分、福岡、選手交代、酒井宣福に代わり金森健志を投入。
後半43分、ジュビロ、CK、メインスタンド側から上田康太がキック。これをゴール前の伊野波雅彦が頭で合わせるが、枠の上に外れた。
後半45分、後半アディショナルタイムは4分。
後半アディショナルタイム3分、ジュビロ、敵陣右サイドで伊野波 雅彦のパスを受けた櫻内 渚がクロス。これは福岡にクリアされた。
後半アディショナルタイム3分、ジュビロ、敵陣右サイドの深い位置でFKを獲得。上田康太が左足でゴール前に合わせるが、これは福岡にクリアされた。
後半アディショナルタイム5分、福岡、選手交代、城後 寿に代わり平井将生を投入。
後半アディショナルタイム5分、ジュビロ、敵陣右サイドの高い位置からロングスロー。これを福岡にクリアされたところで、試合終了のホイッスル。【0-1】
名波 浩 監督

――感想
立ち上がり、ちょっとした連係のミスとか、ボールがちょっと足につかない選手が何人かいたりして、バラバラ感がありましたが、福岡さんがあまり出てこなかったので、そこまで大きな問題にならなかったと。時間と共にボールも収まり出して、前線にボールが入り出したと思います。フィニッシュの精度という意味では中距離シュートが多くなってきて、徐々に相手がシュートブロックに出てくるかなというタイミングで、後半シュートの意識が薄れていたことと、ちょっと前に入り過ぎて、空けなければいけなかったスペースを空けられなかったことが攻撃としての問題だったかなと思います。
失点のシーンはその前の30秒、1分前ぐらいのプレーが『もういいだろう』とか、『戻らなくても誰かが戻ってくれる』といったちょっとした気の緩みが出てしまい、それを正す人間がいなかったことが失点につながってしまったのかなと思います。
全体的には非常にいい内容で、このメンバーでも十分戦えるという確信を持ちました。1年間で1番しんどいこのゴールデンウィークの時期にこうしたメンバーでやれたことも収穫だと思います。これをまた次につなげていければいいなと思います。

――長いシーズンを見据えた上で、この試合で見えてきたものは?
やはり立ち返るところでいくとスターティングポジションの徹底とか、コンパクトフィールドの徹底という部分がどのメンバーでもできるようになったということが大きな収穫だと思います。ボールアプローチのところで密集が相手のサポートよりも圧倒的に速かったことは今後自分たちの大きな自信になる要素だと思います。第9節までと同様に非常にいい守備のブロックができていたと思います。
それに伴い、多少前半怖がって前に出れないとか、前にボールをつけることができないという時間帯が20分、30分ぐらいまであったので、そこはメンバーうんぬんではなく、自分たちのメンタリティーだと思いますし、1つの課題だと思います。

――中盤の交代カードの狙いは?
攻撃的に行かなければいけない状況でした。その中で(上田)康太の30分ということは戦前から決めたことで、状況的に負けていたということで、誰を代えるかという時に川辺の前への推進力を少し利用できるかなと思ったのですが、若干プレースピードが落ちていたので、もう1度ちゃんと前を向けるエリアに戻したということです。

――川辺選手と清水選手のプレーの評価は?
川辺は中2日で非常に厳しい状況だったと思いますし、“らしくない”ミスが何個かありましたが、それでもボールの距離を変えたり、サポートのアングルはいつも正しかったと思います。前への判断・選択肢という部分でもいつも通りやってくれていたと思います。シュートを打たなければいけないところをパスしてミスパスになりましたが、そこだけは本人にも話しますが、毎週のようにシュート練習をやっている意味がないと思うので、そこはプロとしてゴールを目指さなければいけないところだと思います。
清水に関しては、前回よりも時間が長かったと思いますし、自分の良さが出るだけの自由なエリアで動いていいと。とにかく仕掛けて、点を取ってこいと言いました。仕掛けるという意味では左サイドでも右サイドでも非常にアグレッシブにやってくれたと思いますが、バイタルに入った時に相手のプレッシャーがやはり紅白戦とか練習試合よりも速いですし、足のリーチの長い選手がたくさんいる福岡だったので、そのあたりで自分の判断が遅くて引っかかった場面が何度かありました。これも経験ですし、次からはボールを置く位置が違ったり、スピードの変化が出てくると思います。彼にとってはいいゲームだったのではないかと思います。

――上田選手が久々の公式戦出場となりましたが、評価は?
ゲームをコントロールする人間としては、いい出し入れができたと思います。ボールの距離を変えるという部分で、変えられる人間と変えられない人間がいるので、(上田)康太が入ることによって多少の幅が出て、特に前線の選手、城後選手と酒井選手が戻らなければいけない状況をたくさん作れたと思います。セカンドボールも拾えたと思いますし、非常にポジティブに捉えていいパフォーマンスだったと思います。彼にとってはここからの札幌戦とセレッソ戦に重点を置いてほしいと言っていたので、その前のゲーム感覚という意味ではいい入りだったと思いますし、そんなに悪くなかったと思います。

――カマタマーレ讃岐戦(第3節)以来の敗戦となりましたが、試合後、選手たちに伝えたことは?
内容自体はそんなに悲観するものではないと。それと、先ほど言った失点シーンの前のところで戻らない、諦める、誰かに頼るという選手はこのグループにはもう入れないと伝え、ミーティングを終えました。

――前半の30分過ぎぐらいに押し込んでいる時間帯もありましたが、そこで得点を取るために必要だったことは?
おっしゃる時間帯でバイタルエリア、ボランチの背後のところをだいぶ使えようになったので、戦前からそこを使いながら3バックの間を誰かが抜けていけとずっと言っていました。特に太田がハーフターンしてシュートを打ったシーンが顕著だったと思います。そこを使えるか使えないかという部分はハーフタイムでも言いましたし、受ける回数は後半も増えたと思います。点を取れるか取れないかという部分では残念なものがありましたが、やっていること自体は福岡の穴を突くような動き出しと配給はできていたと思います。

坪内 秀介 選手

坪内 秀介 自分自身、チャンスを与えてもらったという意味でもいつも以上に高いモチベーションで臨みましたが、こういう結果になってしまい、負けてしまったので何も言えません。絶対に(失点)ゼロで終わらなければいけませんでした。

田中 裕人 選手

田中 裕人 先発が代わっても勝つことが大事でしたし、内容がどうこうではなくて、負けという結果が全てだと思います。監督も、選手同士でもコミュニケーションを取っていこうと言っていました。コミュニケーションを取れていて、ボールも取れてきていましたが、あの1つの失点で負けてしまったと思いますし、何も言えません。

小川 大貴 選手

小川 大貴 ハーフタイムに名波監督に消極的なプレーをしないように言われました。ボールを失ってもいいからサイドに入ったら下げずに積極的に仕掛けなさいと。後半は吹っ切れて、ああいう突破が何度かできたかと思います。仕掛けていくことが自分の長所だと思っていますし、もっともっと立ち上がりから、ガツガツいけていればと思います。

清水 貴文 選手

清水 貴文 緊張せずに自分のやるべきことをやることを意識していました。相手が引いてきた中で裏を何度か取ることができましたし、ボールを足元にもらって前向きでシュートを打つチャンスもありましたが、もっとそこで強引に行けばよかったという悔いもあります。それと、モリシ(森島康仁)くんが競ってくれた時にもっと予測していれば足に当たって、ゴールに近づけたのではないかと思います。自分自身、評価できるほどのプレーを出すことができなかったと感じています。

森島 康仁 選手

森島 康仁 負けたことが全てです。これが実力なので、また努力して頑張ります。過去は変えられませんが、未来は変えられると思って、今からしっかり切り替えていきたいと思います。前半でしっかり決めきることができればと思いますし、シュートがGKに弾かれてしまうことが自分の実力だと思います。なんとかこじ開けられるようにやっていくしかないと思っています。

上田 康太 選手

上田 康太 ビハインドで入りましたが、同点・逆転という形を作れずに残念です。積極的にボールを受けて、さばくようにという指示を受けていましたし、ボールを触ってリズムを作り、チャンスがあればどんどん前にパスしていこうと思って入りました。自分自身、体は全く問題ありませんでしたし、チームのみんながハードワークしている中で自分もしっかりやらなければいけないという気持ちでした。それと、点を取らなければいけないと思っていたので、もっと前に行ければよかったのですが…。結果を出せなかったことが残念です。

アビスパ福岡 ■井原正巳監督
 

――感想
まずはアウェイにアビスパのサポーターが多く駆けつけてくれ、応援してくれたことに本当に感謝していますし、サポーターに勝利をプレゼントできたことはよかったと思います。
ゲームの方ですが、首位・ジュビロという相手で力が本当にあるチームだと思っていました。お互いにこの5連戦をどう乗り切るかというところで、ジュビロさんの方も何人かメンバーを代えてというところと、我々も少しメンバーを変えながら戦った中で、前半特に我々のサッカーが首位のジュビロさんの力に押され気味になり、メンタル的に受け身に少し弱腰になってしまったと思っています。もっと自分たちのサッカーができたと思いますが、パスもつながらないし、もっと余裕がある中で良い判断ができなくて、なかなか攻撃の形を作れないという苦しい前半だったと思います。
ハーフタイムは自信、勇気を持って行こうと。もっと攻めようという話をして、何とかワンチャンスをものにして1点取れたことが大きかったと思います。守備は中村航輔がデビューでしたが、素晴らしい出来だったと思いますし、彼を中心にみんながサポートしながら90分間集中力を持って守れた結果、何とか無失点で抑えられたと思っています。
ただ、内容的にはまだまだサッカーをやらせてもらっていませんので、この過密日程ですが、次に向けてしっかりと修正していかなければいけないと思います。首位に勝ったということで、チームとしてはどういう形であれすごく自信になったと思いますし、この厳しい日程の中で7試合負けていないことも含めてチームには大きな1勝だったと思います。