2008年 試合速報

ナビスコカップ Bグループ 第2節

ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

1 勝
0 分
0 敗
2 得点
0 失点
勝点 3
順位 2

0
  • 0
  • 0

  • 0
  • 2

2
fctokyo
fctokyo

0 勝
1 分
0 敗
1 得点
3 失点
勝点 0
順位 3

前半
太田 吉彰
16分
ハーフタイム 後半
8分
赤嶺 真吾
14分
エメルソン
川口 信男
犬塚 友輔
成岡 翔
16分
17分
藤山 竜仁
21分
赤嶺 真吾
23分
徳永 悠平
27分
カボレ
ジウシーニョ
中山 雅史
太田 吉彰
名波 浩
29分
30分
カボレ
長友 佑都
35分
赤嶺 真吾
平山 相太
21
松井 謙弥
3
茶野 隆行
5
田中 誠
15
加賀 健一
6
河村 崇大
7
太田 吉彰
11
西 紀寛
17
犬塚 友輔
27
上田 康太
8
ジウシーニョ
32
萬代 宏樹
SUB
4
大井 健太郎
10
成岡 翔
16
名波 浩
28
船谷 圭祐
9
中山 雅史
監督
内山 篤
1
塩田 仁史
2
茂庭 照幸
8
藤山 竜仁
17
金沢 浄
25
徳永 悠平
7
浅利 悟
10
梶山 陽平
15
エメルソン
30
大竹 洋平
9
カボレ
24
赤嶺 真吾
SUB
31
荻 晃太
5
長友 佑都
29
吉本 一謙
20
川口 信男
23
森村 昂太
27
栗澤 僚一
13
平山 相太
監督
城福 浩

10,543
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハ 3/23(日) 14:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、乾燥 岡村 新太郎 鍋島 將起
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 名木 利幸 西尾 英朗
気温 湿度 第4の審判員 記録員
18.9度 67% 勝又 光司 花澤 秀登
12 シュート 11
5 ゴールキック 10
2 コーナーキック 2
20 直接FK 13
3 間接FK 2
3 オフサイド 2
0 PK 0

2008年ヤマハスタジアムでの最初のゲームはヤマザキナビスコ杯予選Bグループ第2節・FC東京戦となった。
今年も聖地ヤマハスタジアムらしい綺麗な緑の芝が広がり万全のピッチコンディションを準備!
今日も天候が良く薄っすらと雲もあるもののサックスブルーの空が広がっている。
サポーターの皆さんも待ちに待ったヤマハスタジアム開場。スタジアム周辺で行われているイベントにもサポーターの皆さんが参加して頂き、街全体でジュビロ磐田を盛り上げてくれる。
選手たちもこの場所で試合をすることを心待ちにしていた。
特に新加入の萬代宏樹・ジウシーニョらはこのグラウンドでゴールを取るためにそして優勝というタイトルを目指して来ただけにより気持ちが入る。
この二人の2トップ下には怪我の状況も心配された西紀寛が入り、右に太田吉彰・左に上田康太が入りワイドにピッチを使っていく。特に太田吉彰の好調さ、見ているだけで気持ち良い走りでスタジアムを沸かせてくれる。
ボランチは河村崇大と犬塚友輔。山本康裕は前節の怪我で離脱。
ディフェンスラインは田中誠・茶野隆行、そして今日は加賀健一で挑む。GKは松井謙弥が入り、川口能活の穴を埋めていく。
ヤマザキナビスコ杯予選も木曜日に東京Vから勝ち点3を奪っている。
連勝こそがチームに勢いをつける。そして何よりホームでは絶対に負けたくない。
相手は城福新監督率いるFC東京。キープレーヤーは元ジュビロの金沢浄。そして復活した梶山陽平、新外国人のカボレだろう。
ベンチに座る、川口信男・平山相太らにもやられたくない。
14時キックオフ、今年もヤマハスタジアムで多くの歓喜を共にしたい。

前半0分、FC東京ボールでキックオフ。
右でスタメンの太田吉彰がオールバック。トップ下の西紀寛がブルー系のカラーを入れたヘアスタイルで登場!
1分FC東京の右からのCK、ニアサイドで茶野隆行と茂庭照幸が競り合った際頭をぶつける。両者倒れる。茶野隆行は起き上がれずタンカで外に出る。茂庭照幸も歩いて一度外に出てチェックをする。
3分、中盤でボールの奪い合いとなり太田吉彰・犬塚友輔らが身体を張りプレスをかける。加賀健一もパワーとスピードでボールを奪いにいく。
4分右サイドでジウシーニョが倒されFK。上田康太がセットしニアに速いボールを入れるがFC東京守備陣にクリアされる。
6分中盤で犬塚友輔がスライディングでボールを繋ぐと西紀寛が身体を張り右サイドの太田吉彰へ繋ぐ。ゴールへ向かいそのままシュートを放つ。こぼれ球を萬代宏樹が拾いジウシーニョへ繋ぐがシュートが打てない。
8分太田吉彰からアーリークロスでDFラインの裏へ入れていく。萬代宏樹が頭で競るが茂庭照幸に弾かれる。
9分茂庭照幸の横パスを萬代宏樹がカット。速攻からジウシーニョを使い逆サイドの上田康太まで展開するがバランスが崩れる。
10分徳永悠平・藤山竜仁のFC東京右サイドから守備から攻撃へ展開され、梶山陽平のドリブルシーンを作られる。ジュビロ守備ラインが田中誠・茶野隆行でブロックするがこのラインに注意したい。
12分今度は左から梶山陽平がドリブルで仕掛けてくる。河村崇大が対応するがなかなかボールが奪えない。
13分左からのクロスボールに西紀寛が飛び出すが浅利悟のカバーで突破はできない。
14分右サイドで太田吉彰と加賀健一がコンビネーションから突破するがセンタリングまで持っていけない。
15分左から展開し、中央のペナルティエリア外でボールを受けた萬代宏樹がトラップで反転しシュート!ゴール左に外れるが流れは良い。
前半15分、18分西紀寛からスルーパスをもらったジウシーニョが胸トラップから裏へ飛び出す。DFとGKの間に身体で突っ込むばファールとなる。
20分ジウシーニョが前線から激しい守備で貢献。最終ラインでは加賀健一がカボレとショルダーチャージでボールを奪っていく。プレスもかかっている。
22分DFラインの裏へ出たボール、田中誠がカバーしGK松井謙弥へバックパス。ここでコンビネーションが合わず松井謙弥がボールコントロールを慌ててしまう。簡単なミスでの失点だけは避けたいところ。
24分FC東京左サイドからカボレが仕掛けてくる。加賀健一が抜かれクロスを上げられる。赤嶺真吾が飛び込むが触られない。
25分河村崇大が左サイドから突破、中の動きを見て1列後ろの萬代宏樹へ合わせた。しかし下がってきたジウシーニョと動きが重なりシュートが打てない。
26分エメルソンからのスルーパスを大竹洋平が反応するがGK松井謙弥が飛び出しキャッチ。
27分左45度からダイレクトで赤嶺真吾の左足ボレーを打たれるがGK松井謙弥が正面でキャッチ。
28分中盤でFC東京のシュートパスが繋がると最後はカボレがスルーパスを受け突破、スライディングで加賀健一がカットするがその前にオフサイドの判定。
29分左サイドから西紀寛のクロスボール!萬代宏樹が守備ラインの裏へ飛び出すがGK塩田仁史の飛び出しに防がれる。
30分萬代宏樹とジウシーニョがクロスで動き出す。ジウシーニョが受かるが萬代宏樹がこの動き出しでDFと交錯し倒れている。一度ボールを出しタンカを入れた。
ゲームが止まっている間に両チーム監督が選手たちに指示を出す。
前半30分、33分FC東京の速攻からカボレが右足シュート!松井謙弥が飛び出しブロック。続けてこぼれ球をクロス、ここは田中誠がヘディングでクリア。こぼれ球で再び赤嶺真吾の突破を許すがここはオフサイド。
少し流れがFC東京へ動いている。
36分左サイドで赤嶺真吾・カボレが起点を作る。ジュビロDF陣がひきつけられると中央で梶山陽平がフリーになってしまう。ミドルシュートを無回転で狙われるがゴール上を越える。
37分犬塚友輔・加賀健一・太田吉彰で右サイドで粘りながらボールを奪う。加賀健一が外から中へ切り替えし左足でシュート!しかしGKに弾かれる。
38分西紀寛がペナルティエリア外でこぼれ球を突破。倒されファールを受けたかに見えたが判定はノーファール。
FC東京の速攻から藤山竜仁が中央をドリブル突破。シュートまで持っていかれるがGK松井謙弥がキャッチ。
41分左で河村崇大が展開しながらサイドを変える。太田吉彰から加賀健一そして大外の犬塚友輔へ繋ぎドリブル突破。センタリングを上げるが萬代宏樹と狙いどころが合わず決定機を作れない。
42分犬塚友輔から長い距離のスルーパスを狙う。太田吉彰が走るが繋がらない。FC東京の左サイドで金沢浄がボールキープ。そこに西紀寛がプレスをかける。
44分茶野隆行がドリブルで上がるとコントロールミス。数的不利でピンチとなるがカボレへ田中誠がプレスをかけミスを誘う。
ロスタイム2分。相手のミスからジウシーニョが突破、右へサポートした萬代宏樹へラストパスが繋がるがシュートはGK正面。引き続き萬代宏樹が右サイドで起点を作りボールを奪われても執念で食らい付いていく。前半ラスト、西紀寛と浅利悟が衝突。ボールを外に出し大きく蹴ったところで前半終了。
後半0分、後半立ち上がりから選手交代なし、ジュビロボールでキックオフされる。
30秒西紀寛が右サイドから仕掛けファールを奪う。上田康太がニアに蹴りこむがFC東京DF陣から跳ね返される。
1分左45度の位置でジウシーニョがファールを奪う。ボールをセットしたのは太田吉彰と上田康太。太田吉彰がブレ球を打っていくがゴールマウスを捕らえられない。
3分左の上田康太から萬代宏樹へフワリと柔らかい浮き球のパスを出す。胸コントロールをするがゴールへは向けない。
5分FC東京左サイドからのクロスボールにカボレが胸トラップからボレー!GK松井謙弥の正面でキャッチするが注意したい展開。
7分ジウシーニョが西紀寛と連動し左サイドでボールを奪う。太田吉彰の動き出しを使うが通らない。
8分大竹洋平が右サイドからシュートというシーン。GK松井謙弥がセーブ。その50秒後、再び右サイドから大竹洋平がドリブルから今度はクロス。ファーサイドで赤嶺真吾に押し込まれ先制される。
10分左の上田康太からコーナーを目掛け動き出したジウシーニョを使う。
13分エメルソンが足を押さえて倒れるとすぐにFC東京ベンチでは川口信男が準備。左サイドで投入される。
15分ジュビロベンチも成岡翔を準備。その間に犬塚友輔と太田吉彰で右サイドを駆け上がり速攻をしかけるが突破できず逆に速攻を受けてしまう。シュートシーンが少なくなってきたジュビロが動き出す。
後半15分、19分成岡翔が中央からトリッキーなドリブルで突破。最後はブロックされ倒されるがノーファール。
20分嫌な取られ方をすると速攻から川口信男のシュートを打たれる。ゴールを大きく超えていくが危険な時間帯。
21分カボレがニアサイドでで倒れながら粘り、そこに田中誠と松井謙弥が飛び出す。転びながら粘ったカボレはファーサイドへ流す。フリーでいた赤嶺真吾に押し込まれ追加点。流れが悪い時間帯に再びゴールを許してしまった。
23分河村崇大と徳永悠平がスライディングで衝突。徳永悠平にイエローカードが出てFKのチャンス。
24分成岡翔と西紀寛で縦にワンツー、下げたボールを成岡翔が左足でコース狙った。ボールはゴールバー直撃、ラインを割ることは出来ない。
26分最終ラインで田中誠・茶野隆行・加賀健一が身体を張って跳ね返す。クリアボールを西紀寛が拾い、右に出たジウシーニョへ展開する。速攻をしかけようとするがファールで止められる。
28分速攻から仕掛けようとする萬代宏樹もファールで止められる。
ジュビロベンチが動く。中山雅史と名波浩を同時に投入!代わるのはジウシーニョと太田吉彰、この二人を投入し逆転を狙う。
名波浩と上田康太が左サイドを河村崇大と成岡翔が右サイドから中盤を作る。FC東京もベンチが動く、カボレが下がり長友佑都を投入。
後半30分、31分名波浩のスルーパスから右の成岡翔へ展開。そこからクロスボールに中山雅史がGK前へ飛び込む。ファールになるが前線の勢いが増していく。
34分名波浩が中盤で細かいパスを使いながらアウトサイドで左サイドへスルーパス。西紀寛が外から中へ入り右足シュートをするがクロスして入ってきた上田康太に当たってしまう。
35分赤嶺真吾が足を押さえ倒れこむと平山相太が準備される。
36分名波浩を経由し上田康太・河村崇大がボールを動かしていく。後ろでボールをもてるがなかなか前線へは仕掛けられない。
38分名波浩から中山雅史へクロスボール、頭で落としたところに成岡翔が右足ボレーシュート!フリーだったがボールはゴール上を越えてしまう。
40分加賀健一が右から切り返しを使い突破。センタリングを上げCKを奪う。名波浩が蹴りニアに中山雅史が走りこむ。頭で流したボールがゴール正面の茶野隆行に合うがシュートが枠に行かない。
42分ロングボールに萬代宏樹が頭で流す、中山雅史が頭で前へ出る。
43分最終ラインの田中誠から中山雅史へロングボール!しかし一発では崩せない。
44分ロングボールに萬代宏樹が頭で流すと中山雅史がGK前まで走っていく。パスがずれても最後まで追う。
ロスタイム3分と表示される。
FC東京は梶山陽平を中心に時間をうまく使いボールをキープする時間となっている。
ラストチャンス、上田康太からゴール前へ縦パス。GK前に中山雅史が頭で飛び込むがシュートはGK正面。
茶野隆行からクロスを入れるが中山雅史の頭に届かない。
ここで試合終了。残念な結果、次に繋げるために修正も必要だろう。
内山 篤 監督

#
# 全体的には、本来、中盤で立ち上がりからキチッとボランチのあたりで時間が作れれば、ゲームが落ち着くんだが、行ったり来たりのサッカーをしてしまった。その中でも、先取点が奪えれば少し落ち着くかなとは思ったが、後半最初は少し落ち着いたが、結局ああいう形で失点して。ボランチのあたりでさばくと時間ができて、バックラインも押しあがって、コンパクトにサッカーできるのに。そのあたりにいろいろなことを感じたし、これからの課題が生まれた。相手の布陣を見たときに、中盤が3対2になって、その辺を早く把握して時間が作れていれば、というところ。少し動いてボールを保持すれば、後ろも押しあがる。全体がコンパクトになり、攻撃に行ける。取ってからのミスも多かったので、そこから相手の深い位置にトップの選手にポジションを取られて、そこのボールを拾われた。そこが課題。

Q. サイドの裏をとられることが多かったが、守備の評価は?
A. その前のボールの取られ方も悪い。失い方が悪いのと、なかなか押し上げられない。3バックならば、取られ方が悪ければ当然そこを狙われる。中盤のところで、もう少しキチッとボールを取れること。攻守一体という意味で言えば、攻撃のところで上手く時間が作れなかったので、落ち着いたゲームができなかった。それは逆にFC東京さんのリズムのゲームであるということ。ボールが動くということでは、20-30mの動きも大事だが、ボールサイドにきちっと動いて、ボールサイドに絡む人間が、2-3mをキチッと動けばボールも早いわけだから、そういうサッカーをしなくてはならない。そういうサッカーの具現者である名波やゴンは、暗黙の了解で動き出す。周りも名波がやったら動き出す。あれは誰がやっても動き出さないと、とても大きな問題。そこを若い選手が感じてほしい。彼ら(名波や中山)のいる意味は、今日の残り20分で、選手みんなが感じてほしい。これから本当にもう一度強いジュビロに戻すには、判断よく、ボールのないところをしっかり動ければいいサッカーになるし、一人入ったことで周りが動くというのは、本来あってはならないこと。いつまでたっても彼ら頼りではいけない。そういう質を、これから一人ひとりが上げていくことが大事。そこがキチッと感じられたとすれば、いいゲームだった。

Q. 中盤で時間を作れなかったのは、中盤の問題なのか?
A. それは判断の問題。2対1になっているのに、あまり動かないので、あまりボランチが引き出せない。ボールを持っているときの判断も悪かった。それは犬塚にしても、河村にしても、ボールを持っているときの判断が遅かったり、ボールを動かせなかったり。名波が同じようなポジションで入ったら、相手が引いていてもボールが動かせる。西がフリーになってきたり、ゴンをうまくヘディングさせて翔が入ってきたりして、決定機を作ってくる。(名波が)選手の特徴も分かっているし、周りの動き出しも早くなる。同じ場所で受けても、テンポよく、判断よく動かせるようになる。ただ、残念なのは名波が動くと周りが動くということ。信じて動くのか。河村が持っても、同じように動かなくてはならないし、ワンちゃん(犬塚)が持っても動かなくてはならない。名波が持てば確実に出てくるという保証があるのか、周りも動き出す。その辺がこれからもっともっと全体のレベルを上げていかなければならないと思うし、それが良く見えた試合だった。

田中 誠 選手

田中 誠 相手のフォーメーションが1トップなのか、2トップなのか不規則な感じで、つかまえきれないところもあって、連携の部分でボランチとセンターとポジションが悪かった分もあった。

毎回勝つのは確かに難しいことですけど、波をなくすことが自分たちの目指しているサッカーなので、悪いなりにも自分たちのサッカーができるようなプレーヤーになっていきたい。
結果的に負けてしまったので、修正して次のJリーグに向けていきたいです。

上田 康太 選手

上田 康太 前半特に間延びしてしまっていたので保持していないから、変わるチャンスがあまりなく、イージーなミスで取られてというのが多く、なかなか前に絡むところまで行けなかった。

焦って前に前にという展開が多かったので、もう少し横パスを入れてもいいのかな個人的には思いました。

河村 崇大 選手

河村 崇大 とにかくミスが多かったし、それがすべてだったと思います。
相手に勢いがあったのは確かだけど、それをいなしていくくらいでないと強くなれない。周囲の選手とコミュニケーションをとっているつもりですけど、一人ひとりの動く量が少なかったと思うし、すべてミスが原因だったと思います。切り替えて、また頑張らないといけない。

加賀 健一 選手

加賀 健一 FC東京は少しやり方を変えて、いいサッカーをしてきたという印象があって、30番の大竹選手と10番の梶山選手をフリーにすると、危ないと感じていました。梶山選手のところにボールが入るとすごくうまかったし、大竹選手にボールを前に運ばれてそのままスルーパスを出されてしまう場面が多くて、前半もそれでケンヤ(松井選手)が止めるシーンがあったし、そこに入ったところで潰しておかないといけなかった。起点となる選手をしっかり潰せていたら、敵のチャンスも潰せたと思います。

前半は、カワムさん(河村選手)も前で潰してくれていたし、ボランチとの連携は守備についてはよかったけど、攻撃の時に取られたりひっかかったりしてたので、その辺りを前半のうちからしっかりしないといけない。。後半の終わりくらいのような行ったり来たりの展開になっていて、DFの選手もキツかったので、中盤の選手もキツかったと思います。前半の最初はヨシ(太田選手)との攻撃の絡みもあったけど、時間が経つに連れて難しくなってしまった。

個人的には、今日は思っていたより行けなかったというのがあります。体を張るところをもっと張っていかないといけないと思います。
次に向けては、やはり試合の入り方が大切。前半も後半も、立ち上がりにしっかり集中して、15分くらいまでに点をとれると、いい形で試合を終われると思うのでそうしていきたい。

名波 浩 選手

名波 浩 1-0だったらまだ何とかなりそうだったけど、点差ですね。
もう少し我慢して(点差を最小に抑えて)くれたらよかったかなと。(出場)時間は、あれくらいは想定していました。
前半は、狭いスペースの方ばかりを選択していたという印象ですね、パスもドリブルも。それと、人が動くスピードの変化しかなかったけど、ボールの距離やスピードを変えないと相手を長い距離で動かすことができない。それが今後の課題かなと思います。

(ハーフタイムに選手に言っていたことは)とにかく、ボールがドタバタしているから落ち着けと。加賀とヨシ(太田選手)のコンビはよかったけど、ワンちゃん(犬塚選手)は、ちょっとくっつきに行ったというか、(味方との)距離が近すぎたから、もう少し広く見れば逆サイドにボールを運べるよと言いました。ボランチがボールコントロールしないと、展開というのはなかなか生まれない。

Q.中山選手と同時にピッチに入りましたが?
オフサイドもあったけど、ゴンちゃん(中山選手)の動き出しは相手にとって脅威。萬代もそうだけど、ヘディングはほとんど勝てていたので、当てたあとのセカンドボールを拾うタイミングや動き出し、そういうものも今後の課題だし、そういう連動が生まれてくると決定的な場面も生まれてくると思います。

FC東京 城福 浩 監督 
 

磐田のパスサッカーや動き出しの早さを警戒して、それを出させないようにしながら、自分たちのよさを出そうと試合に臨んだ。最初、ちょっと固くなって少し蹴りすぎたと思う。ただ試合の入りは、僕らもあまり良くないほうなので、なるべくセーフティに、セーフティに、というところが、ちょっと固いプレーから入ってしまったが、途中からゲームが落ち着いてきて、前半としたらイーブンのゲームができたと思う。後半は、中盤のポゼッションは少し相手が良かったかもしれないが、ゴール前のスピーディな展開は、前回の試合の反省を生かせていた。ボールがアタッキングサードに運べて行けば、可能性があるのかな、と感じていた。たまたまそういう展開で点が取れたというのは良かったと思うし、後半最後放り込まれたところでピンチになったが、その直前まではそれほど崩されることなく、地に足に付いた守備ができたと思う。