2008年 試合速報

2008 J1リーグ 30節 VS.名古屋グランパス

grampus
grampus

15 勝
6 分
8 敗
41 得点
30 失点
勝点 51
順位 2

0
  • 0
  • 0

  • 0
  • 0

0
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

9 勝
5 分
15 敗
36 得点
43 失点
勝点 32
順位 16

前半
玉田 圭司
1分
10分
加賀 健一
21分
ロドリゴ
ハーフタイム 後半
杉本 恵太
新川 織部
22分
28分
村井 慎二
岡田 隆
米山 篤志
花井 聖
30分
犬塚 友輔
名波 浩
35分
ジウシーニョ
カレン ロバート
竹内 彬
巻 佑樹
40分
1
楢崎 正剛
6
阿部 翔平
16
増川 隆洋
30
竹内 彬
34
吉田 麻也
5
米山 篤志
14
吉村 圭司
19
杉本 恵太
29
小川 佳純
9
ヨンセン
11
玉田 圭司
SUB
21
西村 弘司
2
三木 隆司
4
大森 征之
13
山口 慶
31
花井 聖
17
巻 佑樹
38
新川 織部
監督
ストイコビッチ
1
川口 能活
3
茶野 隆行
5
田中 誠
15
加賀 健一
14
村井 慎二
17
犬塚 友輔
24
松浦 拓弥
25
駒野 友一
38
ロドリゴ
8
ジウシーニョ
18
前田 遼一
SUB
21
松井 謙弥
4
大井 健太郎
19
岡田 隆
16
名波 浩
9
中山 雅史
22
カレン ロバート
32
萬代 宏樹
監督
ハンス オフト

30,192
スタジアム名 試合日 キックオフ
豊田ス 10/25(土) 15:03
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、乾燥 吉田 達法 奥谷 彰男
天候 試合時間 副審 副審
くもり 90分 武田 進 抱山 公彦
気温 湿度 第4の審判員 記録員
19.1度 66% 二俣 敏明 渡辺 輝久
14 シュート 6
5 ゴールキック 16
9 コーナーキック 4
14 直接FK 10
0 間接FK 1
0 オフサイド 1
0 PK 0

J1第30節名古屋戦がアウェイ豊田スタジアムで15:03キックオフ。
前節のガンバ大阪戦では惜しくも後半の最後の最後44分に決勝ゴールを許してしまい3連勝を逃してしまった。
先制点を奪い、その得点を決めたのがJ初ゴールの松浦拓弥だっただけに何としても勝ちたい試合だった。
しかし松浦拓弥のゴールはうれしい話題である!
ゴールした後の松浦拓弥の笑顔は今後のジュビロの明るい兆しにみえた。
先発を見てみると、松浦拓弥は今日も先発出場している。
今節もゴールし、ジュビロに勝利をもたらしてほしい!
その他は、U-19の日本代表合宿参加のため山本康裕の抜けた左サイドには村井慎二が先発出場。
その他のメンバーは変わらず、不動のメンバーとなった。
今日の試合、上位チームの名古屋だからといってひるむ必要はない。
今ジュビロに必要なのはとにかく勝ち点3、まずは内容よりも結果、泥臭く、集中力を高め是が非でも勝ち点3を奪い、降格圏内から抜け出さなければならない。

前半0分、名古屋ボールで前半キックオフ!
前半1分、名古屋、玉田圭司。村井慎二に対するスライディングでイエローカード。
前半4分、ジュビロ、中に切れ込もうとしたジウシーニョが米山篤志に倒されFK!駒野友一が直接狙うが、右サイドに外れてしまう・・・
前半6分、前田遼一が中盤でボールをキープするが出しどころが中々見つからない。フォローがほしいところ。
前半7分、左サイド、犬塚友輔のクロスに前田遼一が飛び込むがボールはバーを越えてしまう。
前半9分、両チームともに、攻める機会を伺うも決定的チャンスはまだ訪れず。
前半10分、ジュビロ、加賀健一に対してイエローカード。
前半11分、ジウシーニョが前線から積極的にボールを奪いに行くが、ファウルを取られてしまう。
前半13分、右サイドからのスローインに反応したジウシーニョがオーバーヘッドをみせるも、ボールに触れることができない・・・
前半14分、名古屋、右サイドからの攻撃が目立つ。中でヨンセンが待っているだけにサイドからのクロスには注意したい!
前半17分、中盤で積極的な守備をみせたロドリゴがボールをカットする!
前半18分、名古屋、中央でボールを持った竹内彬がDFを振り切りシュート。しかし川口能活ががっちりキャッチ!
前半21分、ジュビロ、ロドリゴに対してイエローカード!
前半24分、名古屋、フリーでボールを持った阿部翔平が左足を振りぬく。ボールはポストのわずか右を抜けていく。
前半26分、右サイドからのFKを駒野友一が中に上げるも、DFに跳ね返されてしまう・・・ボール自体は悪くなかった!
前半28分、名古屋、右サイドからのコーナーキック。玉田圭司が蹴ったボールはミスキックになってしまい、ジュビロDFが冷静にクリア。しかし名古屋が怒涛の攻めを見せてくる。今は耐える時間帯・・・
前半32分、村井慎二がボールをカットし、ジウシーニョへスルーパスを狙うもDFにカットされてしまう。
前半34分、やはり、名古屋は右サイドを利用し攻めてくる。しっかりとケアしたい。
前半36分、名古屋、またもや右サイドの杉本恵太が中にいるヨンセンにセンタリング!合わせる事は出来ないがかなり危険だった・・・
前半39分、右サイドの杉本恵太がエリア内に切れ込み、シュートを放つが川口能活がファインセーブ!
前半42分、右サイドの駒野友一が縦を突破し、左足を振りぬく!
枠を捉えることは出来なかったが、積極性は評価したい。
前半44分、杉本恵太に縦パス一本が出されるが、川口能活が冷静に対応!ロスタイムは1分!
前半アディショナルタイム1分、犬塚友輔がゴール前でカットされたところでホイッスル。前半は耐える展開となってしまった。アウェイだからしょうがないとはいえ、後半は逆の展開を期待したい。
後半0分、ジュビロボールで後半キックオフ!
後半1分、ジュビロ、左サイドからのコーナーキック。村井慎二の蹴ったボールは、楢崎正剛にパンチングでクリアされてしまう。
後半3分、田中誠がキーパーへバックパスしたところを狙われシュートを撃たれるが、川口能活が体を張ってセーブ!
後半6分、駒野友一の落としをロドリゴがミドルシュートを放つ!枠にはいったものの、楢崎正剛にファインセーブされてしまう。シュートはかなり強烈だった!
後半11分、左サイドからのクロスに反応したヨンセンが頭ひとつ抜け出し、ヘディングシュートをみせるが、またもや川口能活がファインセーブ!ヨンセンの高さは要注意!
後半13分、名古屋のフリーキック。小川佳純の蹴ったボールに反応した増川隆洋が合わせるも、1歩届かず難を逃れる!
後半16分、左サイド、阿部翔平のクロスは川口能活がジャンプしキャッチ。
後半17分、名古屋が左右から攻撃を仕掛けてくる。後半も名古屋ペースになりかけている・・・
後半20分、犬塚友輔がドリブルで攻め上がるが、ボールをカットされてしまう。
後半22分、名古屋、杉本恵太に代わり新川織部が投入される。
後半25分、名古屋、右サイドからのFK。玉田圭司の蹴ったボールは壁に当たり難を逃れる!
後半28分、犬塚友輔が足をつって心配されたが、すぐに立ち上がる。
ジュビロ、村井慎二に代わりJ初出場の岡田隆が投入される!
後半30分、ジュビロ、犬塚友輔に代わり名波浩が投入される。
名古屋、米山篤志に代わり花井聖が投入される。
後半35分、名古屋、左サイドからのコーナーはショートコーナーを使うが、ジュビロDFがクリア!ジュビロ、ジウシーニョに代わりカレンロバートが投入される!
後半37分、右サイドの駒野友一から、ファーサイドで待っていた前田遼一へ!前田遼一が強烈なヘッドをみせるが枠を捉えることができない・・・
後半40分、名古屋、竹内彬に代わり巻佑樹が投入される。
後半42分、右サイド駒野友一が縦を切り裂きセンタリングを上げるもDFにカットされてしまう。コーナーを得るがミスキックになってしまう。
後半44分、ロスタイムは3分!
後半アディショナルタイム1分、名古屋、ここにきて怒涛の攻めをみせるがシュートは全部ジュビロDFが跳ね返す!
後半アディショナルタイム2分、右サイドをドリブルで仕掛けた駒野友一が左足を振りぬく!しかしボールはキーパーの正面・・・跳ね返されてしまう。
後半アディショナルタイム3分、最後はカレンロバートが競り合ったところでホイッスル。両チーム共に得点を奪えず引き分け・・・攻められる展開だったが、何とか引き分けに持ち込んだ。
ハンス オフト 監督

前半オフト監督
前半は、15分までは、ある程度のプレーができたと思いますけど、それ以降は、リアクションなって、アクションがまったくありませんでした。前半は何も値しない内容でした。ハードワークのみがそこにありました。中盤で我々の選手が常に一枚多かったので、それをうまくいかしていれば、よりボールをポゼッションできたと思います。
後半はオッケーでした。名古屋がプレーしにくい状況を作らないといけないということでしたが、後半はそれができた。
我々は、どういう形にしても、勝ち点を盗み出さないといけない状況でした。
こういうように、順位表でいいところにいないときには、勝ち点を少しでも稼がないといけない。これが、生き残るための姿勢です。そして、それを今日やりました。
Q.最終ラインのマンマークの意図と手応えは?
 その通りです。今日はそう(マンマークに)しました。狙いは、ハイボールに対する対処でした。ロングボールが入ってくることを避けられないときは、いいヘディングを避けないといけない。茶野は、10センチも背が高いヨンセン選手に対して、素晴らしい仕事をしてくれました。
もうひとり、マンマークしていたのは、加賀健一でした。加賀健一も、いい仕事をしてくれました。イエローをもらったシーンはよくありませんでしたが、2人とも強いハートをみせてくれました。それは素晴らしかった。私はそういうプレーが好きです。
Q守備はよかったが、攻撃面の手応えは?相手にさせてもらえなかったのか、できなかったのか?
攻撃は、それほどよくなかったけど、我々のいまの順位をみれば、いままでもよくなかったというのを示しています。よくなかったのを、(短時間で)0から100まで上げることはできない。今日は少なくとも守備のいい形かみられたので、満足しないとけいけない。チームとして前に出ることをまだ恐れているが、試合ごとに、そういう部分もよくなっています。
Q勝ち点1について満足しているか
満足しないといけません。そういう状況です。先週も勝ち点1をとれたけど、できなかった。失うこともあれば、拾うこともある。選手のメンタルを考えると、今日は理想的です。
Q.マンマークがバランスを崩していたということは?
DFラインについてはないと思います。ヨンセンが左から右に入っていって、ヘディングできない選手のところにいって競られたら危険な状況になっていました。でも、今日は茶野がずっとついて、彼を完全に消すことができました。

川口 能活 選手

川口 能活 体を張って決定機を防いでいたし、みんなの頑張りと球際の強さも出せていた。
ガンバ・グランパスと優勝を争っているチームに対して、絶対勝ち点を取りたいと思っていましたし、今後も厳しい戦いが続きますけど、ゼロに押さえれば勝ち点は取れると思っていたので「なにがなんでも、絶対ゴールは割らせない」という気持ちで臨んだ。
名古屋にかなりボールを支配されましたが、最後のところでみんなで体を張って、そこから数少ないチャンスを作り出して勝ち点1を取り、最悪はまぬがれた。
この勝ち点1は必ず最後に生きてくると思うし、非常にハードワークしていたし価値ある勝ち点1だと思う。
順位的には苦しい状況が続いていますけど、気持ちが入っているので、このプレーを続けていれば必ず道は開けるのでポジティブに考えて、今日の勝ち点1は大きいので自信を持って次に向かいたい。
最後まで気が抜けない状況なので、今の苦しい状況を打開して必ず最後自分たちが笑うという気持ちでのこり4試合というより1試合1試合で勝ち点が取れるように頑張っていきたい。

加賀 健一 選手

加賀 健一 玉田選手のマンマークだったけど、やり辛さはなかった。イエローをもらってしまって、それからはあまり強くいけなかったというのはあったけど、最低限、前に出さないということは絶対にやろうと。玉田選手に関しては、危ない場面はなかったかなと思います。
今日はバランス的には悪かった。最初から自分たちが決まっているポジションにいないから、ボールも回せなかった。でも、最低限の勝ち点はとれました。
この時期は勝ち点1でも大きい。ガンバ戦の反省から、今日は絶対に同じパターンにならないように、みんな最後まで集中し、0-0でもいいという感じでやっていた。内容どうのこうのよりも、この試合は結果がすべて。勝ち点1でもとることが大事だったと思います。

茶野 隆行 選手

茶野 隆行 相手のサイド攻撃に対しては、両サイドの選手はスピードがあるけど、縦のコースを消せばそれを抑えることができるのでなるべく横にいかせようという意識でした。
攻撃については、中盤でスペースがあって、そこでMFがフリーでもらえていたときもあった。そこからサイドへ散らして攻撃しようと。相手は高さがあるので、縦パスではキツいけど、サイドからだと崩せると思っていました。中盤の簡単なパスミスが今日は目立ってしまいましたが、もう少し落ち着いてやれれば問題ないと思います。
0に抑えられたというのはよかったし、最低限だけど、勝ち点1とれたことは、次につながると思います。下を向かずに、ひとつでも多く積み上げられるようにやっていくだけです。

松浦 拓弥 選手

松浦 拓弥 守備の時間が多くて、苦しんだときもありましたけど、DFの人や能活さんが止めてくれた。でもそれにこたえるだけの攻撃が出来なかったのがすごく悔しいです。
僕自身がボールを受けることができなかったし、中盤でのタメが全然なくて、奪って裏へという展開か多かった。後半名波さんが入って、落ち着くことができて、後半終わり頃は攻勢に出られたけど、自分が出ても始めからそうできるくらいの動きや顔出しとかがもっとできたらよかった。
勝ち点1は、相手は上位だし、アウェイだし、いい1だったと思うけど、次は3をとるために、今日のゲームの反省点をいかしていきたいと思います。

名波 浩 選手

名波 浩 自分が入った後に巻が入って来て、隆(岡田選手)がつかまえないといけないから、自分の後ろの左サイドのスペースがけっこうあいていたけど、でもそんなに使われなかったから、僕も思い切って中で勝負できた。
自分が入ったときのみんなのビジョンは、ボールをつないで、崩すというより、組み立ててサイドを使おうと。でも左サイドは隆が完全に上がってこられないから、とにかく右に右にボールを回すようにしていて、駒野が何本もセンタリングを上げるチャンスがあった。あの時間帯は、惜しいチャンスがあった。でも、引き分けで妥当なゲームだったと思う。
守備の主導権が握れなかった。自分たちで奪いにいくという時間をつくらないと、相手は怖くない。思い切っていかないといけない。2~3人で行って、かわされて初めて戻ろうよ、という時間帯をつくらないといけない。
天皇杯が入るしこの2週間は大事。次の相手が相手だし、勝ち点3が必要だと思うので、それを目指してやっていきたい。

岡田 隆 選手

岡田 隆 前節は最後の最後にやられたから、それだけは絶対にダメだと。勝ち点1でも積み上げることが絶対に次につながると思うので、ゼロに抑えられてよかったです。でも、勝ちきれなかったところが残念です。
ナビスコ杯のときより練習も積んできているので、それなりに自信はありましたけど、気持ち的に締めてピッチに入りました。入る前は少し緊張したけど、ピッチでは緊張はなかった。少しでもチームの力になりたいという気持ちでした。
(リーグ戦)デビューできたことは素直によかった。でもまだまだ周りを見えてない部分もあったし、中にはミスもあったので、もっともっと質を上げていかないとスタートから出ることは厳しいと思うので、ひとつひとつのプレーを高められるように頑張りたい。
Q.巻選手が入ってからは、どういう役割を?
加賀さんと茶野さんがマンマークしていたので、巻くんにマコさんがついたら、ぐちぐちゃになるから自分がつきました。4バックとまではいかないけれど、それぐらいの意識で。サイドがあいてしまうときがあるけど、まずはやられてはいけないところを抑えようと。周りの選手とも話してそうしました。
後がない状況なので、まずはチームが勝つために自分が何ができるかしっかり考えて、サポーターの方も本当にたくさん今日も来てくれて、諦めないで応援してくれているので、その気持ちに答えられるようにしっかりやっていきたい。

名古屋グランパス ストイコビッチ 監督
 

おもしろいゲームになった。
良い内容のプレーも随所に見せた。スタイルも出せたし、みんなアクティブに動いていた。そして、サッカーを楽しんでいた。ただ、決定力がなく得点できなかった。スコアする人間が必要。0-0で得点できなかったが、ゲーム内容に満足している。ベンチから見ていても楽しいゲームだった。