2001 Ｊ1 1st 第12節
試合日時:2001年06月23日(土) 15時33分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分(延長30分)
- ジュビロ磐田スタジアム
- 13,046人
- 24.6℃ / 78%
- 曇のち雨 / 弱風
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 坂根 英夫
- 北村 央春
- 大石 康、平野 伸一
- 土本 泰
- 小林 春樹
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
| 前半22分[得点] | 山下 芳輝 | |
清水 範久 |
前半23分[警告] | |
| 服部 年宏 | 前半27分[得点] | |
| 前半28分[警告] | バデア |
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| 福西 崇史 |
前半38分[警告] | |
| 服部 年宏 |
前半44分[警告] | |
| 藤田 俊哉 |
後半5分[警告] | |
| 西 紀寛 |
後半8分[警告] | |
| ジヴコヴィッチ |
後半10分[警告] | |
| 清水 範久(out) → 川口 信男(in) | 後半16分[交代] | |
| 後半24分[交代] | 松原 良香(in) ← 久永 辰徳(out) | |
| ジヴコヴィッチ(out) → 金沢 浄(in) | 後半27分[交代] | |
| 後半36分[交代] | 服部 浩紀(in) ← ビアージョ(out) | |
| 後半38分[警告] | 服部 浩紀 |
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| 後半39分[警告] | 平島 崇 |
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服部 年宏→ |
後半44分[累積警告/退場] | |
| 福西 崇史(out) → 河村 崇大(in) | 延長前半4分[交代] | |
| 延長前半5分[警告] | 中払 大介 |
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| 延長後半5分[交代] | 篠田 善之(in) ← 平島 崇(out) | |
| 西 紀寛 | 延長後半6分[得点] | |
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メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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| 鈴木 政一 | 監 督 | ピッコリ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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中継レポート
- 試合前の状況
- ホーム15連勝というＪリーグ新記録がかかった節目のゲーム。優勝までは、あと勝ち点７。したがって今日勝ち点３を取れば、３試合を残して３位以上が確定し、タイトルが目前に見えてくるということもあって、選手たちの気合は十分。もちろん、スタンドのほうも出足好調で、早くから盛り上がりを見せている。天気は曇りで、雨はなんとかもちそうな気配だが、蒸し暑さが選手たちを苦しめそうだ。しかし、ジュビロの選手たちの表情には疲れた様子はなく、元気にウォームアップを行なっている。
- みどころ
- ジュビロのスタメンは、１週間前のレイソル戦とまったく同じ。期待された名波と高原の復帰は見送られたが、レイソル戦を見てもわかる通り、戦力的な不安はない。唯一気になるのは、４連戦の疲れだ。とくに水曜は大分まで遠征しており、コンフェデ杯に参加していた代表組みには、踏ん張りどころとなる。対するアビスパは、ビスコンティの不在で攻撃力が低下しているが、新加入のビアージョは身体的な強さがあり、要注意。とくにジュビロにとっては、カウンター攻撃に対する備えが大切になるだろう。しかし、ジュビロが前節と同じような集中力を保つことさえできれば、ホーム連勝記録更新も自ずと見えてくるはずだ。
- 15分まで
- 15:33、アビスパ・ボールでキックオフ。開始早々、藤田の顔に相手の手が当たり、倒れこむが、無事に立ち上がる。１分／左サイドでこぼれ球を拾ったジレからクロス→逆サイドの西がヘディングシュート→わずかにゴール右に外れる。いきなり決定的な場面を作ったが、残念。３分／左斜めからのＦＫ→服部がクロスボールを入れ、ファーサイドに大岩が飛び込むが、元ジュビロのＧＫ尾崎にわずかに早くパンチングされる。そして、その後で大岩と尾崎が激突し、大岩が頭を打って倒れこんで、タンカで運び出される。しかし、今日が誕生日の大岩は、まもなく元気に復帰。立ち上がりからジュビロがボールを支配しているが、アビスパも前線から激しいチェックを見せ、そこからチャンスを作ろうとしている。７分／中盤から久永が長い距離をドリブルしてミドルシュート→ボールが弱くヴァン ズワムがしっかりキャッチ。８分／ジレからＤＦラインの裏へのクロス→清水が飛び出すが、ＧＫにキャッチされる。11分／アビスパの初めてのＣＫ→左から久永が蹴るが、中央でヴァン ズワムがキャッチ。12分／福西と久永の接触で、久永が腕を痛めて倒れるが、まもなく復帰。序盤から局面局面では激しいぶつかり合いが続いている。13分／左からのジレの速いセンタリング→ＤＦにクリアされるが、こぼれ球を藤田がシュート→大きく上に外れる。15分／右斜めからのアビスパのＦＫ→バデアが遠目から左足で直接狙うが、ＧＫがキャッチ。
- 22分まで
- 17分／左サイドで細かくつないで服部が速いセンタリング→ニアに中山が飛び込むが、惜しくもＤＦに身体で阻止される。20分／右の久永のセンタリング→ファーでビアージョが頭で折り返し、中払が飛び込むが、その前に西がクリア。ビアージョが初めて持ち味を見せた。
- 【失点】
- 22分／左サイドでフリーになった中払にボールが出て、中払が右足でクロス→中央で山下が頭でコースを変え、ゴールネットを揺らす。
- 26分まで
- 自分たちのペースで試合を進めてきたジュビロだが、一瞬のスキから先制点を許した。25分／左からのセンタリングを中山が頭で折り返し、服部が浮き球で裏へ→藤田が抜け出し、ゴールを決めるが、オフサイドで無効。残念！
- 【同点！】
- 福西からのボールで、西が右から深くえぐってセンタリング→中央で中山が飛び込もうとしたが、元ジュビロの前田が足をかけて倒し、主審の笛。27分／このＰＫを服部が冷静にゴール右に決めて、ジュビロがすぐに同点に追いついた。
- 45分まで
- 30分／ゴール右でボールを受けたビアージョが角度のないところから強烈なシュート→ヴァン ズワムがパンチングで弾き出す。35分／右に開いた清水にボールが出て、ドリブルからセンタリング→ゴール前に飛び込んだ中山の上を越える。37分／右からの西のＤＦラインの裏へのセンタリング→清水が胸トラップでうまくＤＦを外して左足シュート→大きくバーの上に外す。38分／福西が久永のファウルに対して報復行為をしてイエローカードを受ける。41分／清水が中山とのワンツーで中央突破、ＤＦをうまくかわして左足シュート→ＧＫ尾崎に弾かれる。残念。その直後、ジレからのボールで清水が右のスペースに飛び出し、低いセンタリング→中央で中山がスライディングしながらコースを変えるが、わずかにゴール左に外れる。惜しい！ 44分／ジュビロ陣内でボールを奪われ、混戦の中で相手のオフサイドとなるが、主審のあいまいな判定に選手が抗議して、試合がストップ。ドタバタの中でジュビロの選手（服部 OR 鈴木）にイエローが出る。サポーターからは大ブーイング。47分／ペナルティエリア前で清水が倒されてＦＫ→やや右から服部が直接狙うが、バーの上に外れる。このプレーの直後に前半終了の笛。ジュビロが多くのチャンスを作ったが、アビスパにも狙い通りの先制点を決められ、１－１で後半へ折り返す。
- ハーフタイムコメント
- 鈴木政一監督：まず冷静に戦おう。攻撃はパス展開を正確に。守備は、ゴール前のマーキングをしっかりやること。
ピッコリ監督：内容は悪くない。何でもないミスをしないように。最後まで攻撃をして、シュートで終われ。
- 60分まで
- キックオフ直前に強めの雨が降り出し、サポーターがあわててカッパを着る。16:36、ジュビロのキックオフで後半がスタート。０分／清水が中央で中山からボールを受け、そのまま自力でドリブル突破して右足シュート→わずかにゴール右に外れる。惜しい！ ５分／中山が相手ＤＦからボールを奪って、左の清水へ→清水が左足でシュートするが、ゴール左に外れる。残念！ ８分／３列目の福西が、相手の高いラインの裏へ抜けて、ジレからボールが通るが、わずかにオフサイド。10分／ジレがスライディングで三浦を倒してイエローカード。これで今日はジュビロとしては早くも５枚目。14分／右の久永からのセンタリング→ペナルティエリアの前でボールを受けた山下が右足シュート→ゴール上に外れる。雨の中、ジュビロ優位の展開が続くが、なかなか勝ち越し点が奪えない。
- 75分まで
- 【交代】16分／清水→川口。西がＦＷに上がって、川口が右サイドへ。17分／アビスパに右からえぐられて、ビアージョにボールが通り、フリーでシュートを打たれるが、大岩が足に当てて外へ。その後の左ＣＫ→こぼれ球から野田に強烈なシュートを打たれるが、ヴァン ズワムがいい反応でパンチング。19分／ＣＫからのカウンターで、ジレがボールを持って上がり、前にスルーパス→このボールに中山が飛び込むが、先にＧＫ尾崎にキャッチされる。アビスパの攻撃が徐々に勢いづき、とくに右サイドからの攻撃でジュビロのゴールを脅かしている。21分／スローインから川口が縦に抜け出し、センタリング→中山が中央で胸で受けるが、シュートは打てず。【交代】アビスパ24分／久永→松原。これでアビスパは、元ジュビロの選手が３人になった。27分／アビスパが早いリスタートから左に展開し、バデアが遠めから強烈なシュート→バーに当たって救われる。決定的なピンチ。やや苦しい展開が続いている。【交代】27分／ジヴコヴィッチ（ジレ）→金沢。同ポジションでの交代。29分／藤田のボールで川口が右に抜け出し、深いところからマイナスのセンタリング→中山がニアに飛び込むが、その前に前田が必死で足を出してカット。
- 90分まで（延長へ）
- 32分／川口のパスで藤田がラインの裏に抜け出すが、オフサイドの判定。34分／右から山下にうまく抜け出され、シュートされる→バーの上に外れて、助かる。35分／左に開いてボールを受けた西が、中にドリブルしてシュート→ボールが弱くＧＫにキャッチされる。37分／ビアージョ→服部浩紀。前半に右足を痛めた大岩が、足を引きずりながらプレーを続けており、ＤＦラインも苦しい状況。40分／左後方からのＦＫ→ペナルティエリア内右で福西が河口に倒され、再びＰＫ→これを服部がゴール左に蹴るが、バーの上に外してしまう。残念！ 服部が頭を抱える。勝ち越し点のチャンスを逃がしたジュビロだが、その後も必死に攻撃を続ける。【退場】44分／服部が後ろから相手を倒してイエローカード。服部は今日２枚目で退場。45分／カウンターから西が長い距離をドリブルして右サイドを抜き、角度のないところからシュート→ＧＫにキャッチされる。そして、互いにチャンスのないままロスタイムが経過し、90分終了の笛が鳴る。ジュビロが１人少なくなった状態で、延長戦に突入。
- 延長前半
- アビスパが右サイドに陣をとり、ジュビロのキックオフで延長戦がスタート。２分／ゴール前でワンツーで平島に飛び出されるが、ヴァン ズワムが前に詰めてキャッチ。３分／山西のボールカットから左の中山に通り、中山がドリブルで中に切れ込んでシュート→ゴール右に外れる。【交代】5分／福西→河村。河村は、リーグ戦初出場。5分／川口のドリブル突破を中払が腕をつかんで倒し、イエローカード。１人多いアビスパがボールをキープする時間が長くなっているが、どちらもやや攻めあぐねて、こう着した時間帯が続く。12分／アビスパが左サイドから厚い攻撃を見せるが、川口と鈴木が気合のディフェンス。14分／右後方からＦＫ→藤田が左に流して山西がロングシュート→大きく上に外れる。ジュビロは、大きなチャンスを作れないまま延長前半が終了。
- 111分まで
- ついに延長後半に突入。１分／中山のポストプレーから川口が右サイドを抜け出すが、センタリングが中に合わず。その直後、西が右に開いて、深いところからセンタリング→ゴール前に長い距離を走った藤田が飛び込むが、ＤＦに阻止される。惜しい！ ４分／松原の右からのセンタリング→ファーで山下が折り返し、中払がシュートしようとして空振り、こぼれたボールを三浦がシュートするが、わずかにバーの上に外れる。ヒヤリとした場面。６分／平島→篠田。
- 【Ｖゴール!!】
- ６分／ペナルティエリア前で中山と藤田のパス交換から中山が左の西へ→西がドリブルで裏に抜け、ＧＫの動きをよく見て、ゴール左にていねいに流し込む！ 西の値千金のＶゴールで、ジュビロがついにホーム15連勝を決めた！ これで11勝1敗、勝ち点は31に。
選手、監督コメント
- 鈴木政一監督
- たくさんチャンスがあった。とくに清水が良いタイミングでシュートを打っていたが、リズムが悪く、得点することができなかった。延長に入っても勝つつもりで、チームがひとつになって攻撃と守備を行なうように指示を出した。西が最後に大きな仕事をしてくれて、助かった。これからも1戦1戦大事に戦っていきたい。
- ピッコリ監督
- われわれは、大変良いゲームをした。しかし、大事な得点が取れなかった。これは、技術や戦術だけでは語れないものがある。レフェリーがすべてだった。
- 西 紀寛
- 苦しい試合だったけど、結果的に勝ったから全然オッケーです。後半から雨が降り出して、芝も滑りやすくなってドリブルしやすくなると思っていた。（延長に入って）チャンスは２、３回かならずあると思ったので、そのうちの１回を決めようと思っていた。うまく、決められて良かった。（優勝に向けて）自分たちのサッカーをして勝つことに意義があると思うので、しっかりと自分たちのサッカーをしたい。
