試合日程・結果2001年 試合日程・結果2001 J1 1st 第10節:ジュビロ磐田 vs コンサドーレ札幌

試合日程・結果

Jリーグ試合中継  2001 J1 1st 第10節

試合日時:2001年05月19日(土)  15時04分キックオフ

得点ボード
ジュビロ磐田
2 0 前半 0
1 後半 1
1延長前半0
 延長後半 
1 コンサドーレ札幌
  成 績  
  シュート  
  ゴールキック  
  コーナーキック  
  直接FK  
  間接FK  
  オフサイド  
  PK  
  • [試合時間]
  • [スタジアム]
  • [観 衆]
  • [気温 / 湿度]
  • [天候 / 風]
  • [ピッチ状態]
  • 90分(延長30分)
  • ジュビロ磐田スタジアム
  • 12,979人
  • 24.6度 / 60%
  • 晴れ / 中風
  • 全面良芝 / 乾燥
  • [コミッショナー]
  • [主 審]
  • [副 審]
  • [第4の審判]
  • [記 録]
  • [HOME/AWAY]
  • 成田 雅明
  • 岡田 正義
  • 柴田 正利、松尾 一
  • 野田 祐樹
  • 小林 春樹
  • HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
田中 誠 前半17分[警告]
前半25分[警告] ビジュ
後半7分[警告] 播戸 竜二
田中 誠 後半13分[累積警告/退場]
後半18分[得点] 和波 智広
平野 孝(out) → 金沢 浄(in) 後半18分[交代]
後半23分[警告] 和波 智広
西 紀寛(out) → 川口 信男(in) 後半26分[交代]
後半36分[警告] 野々村 芳和
後半39分[交代] 森川 拓巳(in) ← 和波 智広(out)
後半42分[交代] 黄川田 賢司(in) ← 山瀬 功治(out)
高原 直泰 後半44分[得点]
後半44分[交代] 中尾 康二(in) ← 播戸 竜二(out)
鈴木 秀人 延長前半6分[警告]
延長前半9分[警告] 森 秀昭
延長前半11分[警告] 田淵 龍二
大岩 剛 延長前半12分[得点]
メンバー表
累積警告 ポジション 番号 選手名
  GK 1 ヴァン ズワム
  DF 2 鈴木 秀人
  DF 5 田中 誠
  DF 3 大岩 剛
  MF 11 西 紀寛
  MF 23 福西 崇史
  MF 6 服部 年宏
  MF 29 平野 孝
  MF 10 藤田 俊哉
  FW 19 高原 直泰
  FW 9 中山 雅史
スタメン
選手名 番号 ポジション 累積警告
佐藤 洋平 1 GK  
森 秀昭 3 DF  
名塚 善寛 5 DF  
大森 健作 6 DF  
田淵 龍二 2 MF  
野々村 芳和 7 MF  
ビジュ 8 MF  
和波 智広 20 MF  
山瀬 功治 18 MF  
アウミール 10 MF  
播戸 竜二 11 FW  
  GK 12 大神 友明
  MF 20 金沢 浄
  MF 14 山西 尊裕
  MF 13 川口 信男
  FW 24 前田 遼一
       
       
控え選手
藤ヶ谷 陽介 21 GK  
森川 拓巳 4 DF  
中尾 康二 25 MF  
伊藤 優津樹 19 MF  
黄川田 賢司 16 FW  
       
       
鈴木 政一 監 督 岡田 武史
中継レポート
  • 試合前の状況
  • この後、約1ヵ月の中断を控えた第10節。4位(勝ち点8差)のコンサドーレ札幌を迎えた2週間ぶりのホームゲームだ。ジュビロ磐田スタジアムは、好天に恵まれ、ポカポカとした陽気の中で気分良く観戦するには絶好の天気だが、選手たちにとっては、少し暑さが気になりそうだ。また、南西の風がかなり強く、それも微妙に影響するかもしれない。ジュビロの選手たちは、前節の敗戦からすっかり気持ちを切り換え、アジアクラブ選手権準決勝も直後に控えて、かなり気合を高めており、ウォームアップでの表情も非常に引き締まっていて、精神面での不安はまったくない。
  • みどころ
  • 今日のジュビロは、右膝半月板損傷の名波(復帰までに4週間程度の見込み)と、警告累積で出場停止の奥と、日本代表選手2人を欠くメンバー。名波の代役は、前節と同じく藤田が務め、奥の代わりに西が2列目の右サイドに入ることになる。前節で、開幕連勝記録は途絶えたが、ホーム連勝記録はまだ継続しており(現在13連勝中)、今日勝てばJリーグ記録に並ぶ。もちろん、そうなれば前節の敗戦の痛手も完全に消え、5試合を残して非常に優位な状況で中断期間に入ることができる。優勝争いという意味でも、絶対に落とせないゲームと言える。対するコンサドーレ札幌は、カウンター攻撃の主役であるウィルをケガで欠いて苦しい状況だが、ジュビロに一泡吹かせようというモチベーションは非常に高く、持ち前の組織的な全員守備で、ジュビロの攻撃を必死で止めに来るはず。相手守備陣を崩すのは容易ではないだろう。どちらにとっても、限られたチャンスをしっかりと得点に結びつけることができるかどうかが、勝敗のキーポイントとなるはずだ。
  • 15分まで
  • アウェー側にサイドをとったコンサドーレのキックオフで試合開始。序盤は、互いに様子を見るような静かな展開。1トップのコンサドーレがそれほど高い位置からプレッシャーをかけてこないため、ジュビロがDFラインからじっくりとボールを回す場面が目立つ。2分/鈴木が中盤のスペースを見つけてドリブルで攻めあがる→アウミールがファウルでやっと止める。8分/播戸の粘り強いキープから、ビジュがシュート→ヴァン ズワムをあわてさせることはなかったが、両チームを通じて最初のシュート。9分/西の右サイドからのセンタリング→中央で中山が飛び込み、頭でコースを変えるが、わずかにゴール左に外れる。最初の決定的な場面、惜しい! ジュビロの両サイドからの攻撃が徐々に出始めてきた。12分/相手のミスからフリーの中山にボールがこぼれ、GKと1対1→中山がGKの逆をついてゴール左を狙うが、GK佐藤が足を出して弾く好セーブ。これも残念! ここまでは、予想通りジュビロが主導権を握っている。
  • 30分まで
  • 18分/播戸の中央でのドリブル突破を、田中が止めてイエローカード。15分過ぎから、ジュビロがやや攻めあぐね、コンサドーレのカウンター攻撃が目立ち始めている。20分/コンサドーレの左CK→播戸が頭で合わせるが、ややゴール右に外れる。コンサドーレにとっては、初めての決定的な場面。ジュビロは、西と平野のサイドが入れ替わる場面が目立つ。26分/ペナルティエリア前での高原の粘り強いドリブルを野々村が倒して、いい位置でのFKを得る。ゴール正面約30mの位置から服部が直接狙うが、GKにキャッチされる。29分/コンサドーレのカウンターから、ペナルティエリア前で右からのボールを受けた播戸が、自ら反転してシュート→ヴァン ズワムがキャッチしたが、フリーの選手を作ってしまった。30分/コンサドーレのスルーパスからペナルティエリア右にアウミールに飛び出されるが、鈴木がスライディングでシュートをブロック。
  • 45分まで
  • ややこう着した展開になってきた中、ジュビロが再び両サイドからチャンスをうかがっている。37分/中盤でのボール奪取から、右に開いた中山にボールが渡り、中山が左足でファーサイドの西へ→西がフリーでボールを受け、ワントラップからシュート→左ポストに当たってボールが跳ね返り、藤田がダイレクトでシュートを打つが、大きくふかしてしまう。2本の決定的なシュートを逃がしてしまった。40分/またもペナルティエリア前で高原をビジュが倒して、ペナルティエリア前やや左からFK→平野が低いボールで狙うが、壁に当たって外へ。その後の右CK→平野が蹴って、ニアで高原が合わせるが、DFに阻止される。ロスタイム2分の表示。46分/西の左からのクロスで、中山がGKの前に飛び込むが、DFに引っ張られてわずかに届かず。だが、ファウルを告げる笛はなし。残念。その後まもなく、前半終了の笛。ジュビロは、いくつか決定的なチャンスを作ったが、最後の詰めが甘く、0-0のまま後半へ折り返す。後半は、通算200試合目の中山隊長のゴールに期待したいところだ。
  • ハーフタイムのコメント/鈴木監督
  • 相手のカウンター攻撃に気をつけること。ボールの出どころにプレスをかけよう。積極的にシュートを打つこと。攻撃にリズムの変化をつけること。
  • ハーフタイムのコメント/岡田監督
  • ディフェンスのあぶないところは、自分たちのミスだけ。後半、立ち上がり15分間、慎重にいこう。サイドチェンジの意識を持とう。
  • 60分まで
  • ジュビロ・ボールで後半がキックオフ。0分/中盤でのミスから、カウンターで播戸に右からセンタリングを上げられ、左から入った和波がヘッド→DFが身体を寄せて阻む。1分/中山からのパスを受けた高原がペナルティエリア前で自ら前を向いて、右足シュート→わずかにゴール左に外れる。2分/西が右サイドをドリブルで突破し、深くえぐってペナルティエリア内でもう1人抜いてセンタリングを入れるが、ミスキックでラインを割ってしまう。5分/右からの福西のクロスを中山が競り、こぼれたボールを平野がボレーシュート→ゴール右に外れる。ジュビロが高い位置でのボール奪取から、チャンスを作る場面が多くなってきた。9分/ペナルティエリア前で高原が倒されFK→ゴール正面30mから藤田が狙うが、壁に当たって外へ。その後の右CK→平野が福西に合わせるが、DFに阻まれる。【退場】12分/カウンターから縦に抜け出そうとした播戸をスライディングで倒した田中にイエローカード→今日2枚目のイエローで、田中が退場。ジュビロは10人で戦うことになったが、今のところ完全な劣勢にはなっていない
  • 62分まで
  • 16分/後方からのボールを中山が頭でそらして、高原が縦に抜け出してシュート→ゴールの枠をとらえたが、GKにキャッチされる。
  • 【失点】
  • 18分/田淵の右からのセンタリング→ファーサイドの和波が強いヘディングで、ジュビロの右サイドネットに先制ゴールを突き刺す。
  • 80分まで
  • 【交代】18分/平野→金沢。先制点を決められた1人少ないジュビロは、中盤での優位が保てなくなってきたが、速い攻撃で必死にチャンスを作ろうとする。【交代】26分/西→川口。28分/ゴール前の接触プレーで、中山が頭を蹴られて、タンカが運び出されるが、元気に復帰。コンサドーレが引いて守る中、ジュビロが疲れた身体を奮い立たせながら攻撃を続ける。33分/左斜めからのFK→服部が中山に合わせようとするが、DFに身体を入れられ、わずかに届かず。35分/左CKのこぼれ球を右から大岩が折り返し、福西が頭で叩きつける→GKに弾かれたボールに中山が詰めるが、一瞬速くクリアされる。惜しい! 
  • 89分まで
  • 38分/左からのハイクロスをヴァン ズワムがキャッチしそこね、相手に拾われて大ピンチ→しかし、DF陣が身体を張って、必死のクリア。【交代】コンサドーレ39分/和波→森川。41分/高原のパスから川口が右サイドを抜け出し、センタリング→中山の前でクリアされたボールを鈴木が落として、高原がシュート→DFに当たって弾かれる。【交代】コンサドーレ42分/山瀬→黄川田。44分/藤田の右斜めからのFK→ニアを狙うが、つぶし合いで誰も触れず。45分/川口が素晴らしいスピードのドリブルで右からえぐり、センタリング→ニアの中山は届かず、ファーの福西が強引に飛び込むが、ファウルをとられる。【交代】コンサドーレ47分/播戸→中尾。
  • 【同点!】
  • タイムアップの笛の直前、服部の一か八かのロングフィードで、ゴール前に中山と高原が飛び込み、GKの直前で高原がDFを押さえ込みながら頭でコースを変え、奇跡的な逆転ゴールを決める。
  • 延長戦へ
  • この後すぐに笛がなり、ついにゲームは今季2回目の延長戦へ。
  • 101分まで
  • ジュビロがアウェー側に陣をとり、コンサドーレのボールで延長前半がキックオフ。ジュビロの選手たちの疲労は極限まできているが、奇跡の同点ゴールを決めた勢いで、気力は充実している。2分/右からのFK→大岩がヘディングで狙うが、その前にファウルの判定。ジュビロは、後方でボールを奪ったら、素早く前線にボールを当てる組み立てが主体となっている。5分/大森が中盤から左足でロングシュート→強烈なキックだったが、ゴール左に外れる。6分/黄川田のドリブルを鈴木が後ろから引っ張ってイエローカード。その後の左からのFKは、野々村のミスキック。ジュビロの選手たちには、全体を押し上げる力は残っていないが、守備の集中力はまったく衰えておらず、カウンター攻撃とセットプレーにすべてを賭けている。11分/左からの高原のドリブルからのセンタリング→中央で藤田が頭で合わせるが、GK佐藤の正面。惜しい!
  • 【Vゴール!】
  • 101分/左斜めからのFK→服部がカーブをかけたキックでファーサイドを狙い、大岩が一際高いジャンプで、DFの上から力強いヘディングシュートを相手ゴールに叩きつける!! 圧倒的な精神力を見せたジュビロが、苦しい苦しいゲームを驚異的な粘りで制し、ホーム14連勝を果たした!!
選手、監督コメント
  • 試合後のコメント/鈴木監督 
  • 勝てて良かった。1人退場になったが、最後まであきらめず、中山の頑張りと高原の執念が同点ゴールを生んでくれた。苦しい戦いだったが、選手がよく頑張ってくれた。心から感謝したい。
  • 岡田監督 
  • 89分までは、ゲームプラン通りだった。2点目を取るチャンスを生かせなかったことが、悔やまれる。負けはしたが、選手の頑張りには感謝している。
  • 大岩 剛 
  • 最後まであきらめないのが選手だから、あきらめることは絶対になかった。失点の場面は僕にも責任があるし、マコの退場のときも僕が絡んでいたので、責任を感じていた。相手のDFも集中してたし、最後はたまたま僕が決められたけど、とにかくチームとして勝ち点を取れたのが大きい。(Vゴールは)蹴る選手がいいボールを上げてくれるので、僕は飛び込むだけ。シーズンを通してみれば、こういう試合も出てくるので、ここをものにできたのは大きい。10人になってもバランスがとれるところが、ジュビロの強さだと思う。このモチベーションを維持して、優勝に向けて頑張りたい。
  • 金沢 浄 
  • サイドでのバランスが良くなかったので、サイドの攻防で主導権を握れと言われて出ていった。退場してから向こうが引き気味になって、ロングボール主体の攻撃になったけど、2トップが競り勝っていたのが、勝因だと思う。