試合日程・結果1999年 試合日程・結果第5回 アジアスーパーカップ1999 1回戦:ジュビロ磐田 vs アル・イテハド(サウジアラビア)

試合日程・結果

     
第5回 アジアスーパーカップ1999 1回戦 ジュビロ磐田 vs アル・イテハド(サウジアラビア)
試合日時:1999年10月23日(土) 14時05分キックオフ
試合時間 90分 スタジアム ジュビロ磐田スタジアム 観 衆 7,044人
気温 / 湿度 23.3℃/50% 天候 / 風 晴時々曇/弱風 ピッチ状態 全面良/乾燥
コミッショナー ダド・ポール・モニー・サムエル 主 審 シャムスル・マイディン 副 審 ラガ・バチャリ/マニアム・ガネッサン
第4の審判 クリシナン・マノハラン 記 録 小林 春樹 HOME/AWAY HOME

得点ボード
ジュビロ磐田
1
0 前 半 0
1 後 半 0
  延長前半  
  延長後半  
0 アル・イテハド(サウジアラビア)
  成 績  
9 シュート 4
10 ゴールキック 13
3 コーナーキック 6
13 直接FK 16
2 間接FK 10
1 オフサイド 9
0 PK 0

試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
44分[警告] アーメド・エサ
45分[交代] アリ・アルガーニ(in) ← アーメド・エサ(out)
中山 雅史 65分[得点]
66分[警告] M.アルキライウィ
68分[交代] S.アルヘダイティ(in) ← アリ A.H. モハメド(out)
藤田 俊哉(out) → 西 紀寛(in) 79分[交代]
服部 年宏 84分[警告]

メンバー表

累積警告

ポジション

番号

選手名
  GK 1 尾崎 勇史
  DF 2 鈴木 秀人
  DF 4 アジウソン
  DF 6 服部 年宏
  FW 9 中山 雅史
  MF 10 藤田 俊哉
  DF 14 山西 尊裕
  FW 19 高原 直泰
  DF 20 久藤 清一
  MF 22 奥 大介
  MF 23 福西 崇史
スタメン

選手名

番号

ポジション

累積警告
フセイン・アルサディグ 22 GK  
アーメド・マダニ 5 DF  
M.アルキライウィ 4 DF  
ファハド・カチーブ 8 DF  
アーメド・エサ 3 DF  
カーミス・アルザラニ 16 MF  
モハメド・ハサウィ 18 MF  
アル・ハサン・アルヤミ 20 FW  
ハムザー・ファラタ 9 FW  
J.アルシャムラニ 21 FW  
アリ A.H. モハメド 15 FW  
  DF 3 古賀 琢磨
  MF 11 西 紀寛
  GK 12 大神 友明
  FW 13 川口 信男
  DF 17 前田 浩二
  MF 18 清水 範久
  MF 25 喜多 靖
       
       
       
控え選手
ハサン・アダム 1 GK  
M.アルサハフィ 17 DF  
アリ・アルガーニ 7 MF  
ジャリ・アルガーニ 6 MF  
トリグ・オマール 13 DF  
S.アルヘダイティ 2 FW  
モハメド・ハイダール 10 FW  
       
       
       
桑原  隆 監 督 ペドロ・ペレス
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中継リポート
試合前の状況
ジュビロ磐田にとって、世界に向けて大きな1歩を踏み出すべき、非常に重要な戦いが、今日のアジアンスーパーカップ。ホーム&アウェーで行なわれ、今日はホームでの第1戦だ。天気は素晴らしい秋晴れ。やや気温が高くなり、選手たちには負担になるかもしれないが、絶好のサッカー日和となったジュビロ磐田スタジアム。ただ、観客の出足はやや鈍く、地元にも全国的にも今日の試合の重要度が十分に理解されていないのが、やや残念だ。それでも、熱いサポーターたちは「We are the Champion」の横断幕を張り、スタジアムの雰囲気を大いに盛り上げてくれている。そして、ピッチ上で戦う選手たちには、熱いハートでホームでの勝利をもぎとってほしい!
みどころ
ジュビロは、ラドチェンコとトーレスの新外国人2人が、登録期間の問題で出場できないが、中山、久藤のケガ人も復帰し、キャンプでコンビネーションも向上させて、万全の準備で臨む。対するアルイテハドは、ブラジル人のペレス監督が就任間もないが、ブラジルでアジウソンのことやジュビロの情報も知っており、不気味な存在。また、どの選手も身体が非常に大きく、フィジカルな勝負をしかけてくることが予想される。
キックオフ
服部をゲームキャプテンとして、ジュビロイレブンは、力強く入場。開始早々からアルイテハドは力強い当たりで、ジュビロのパス回しに激しいプレッシャーをかけてくる。アウェーらしくない戦いぶりで、序盤はアルイテハドがペースを握る。
20分まで
10分/高原がロングボールから縦に飛び出すが、相手の激しい守りでセンタリングを上げられず。アルイテハドは予想以上にボールを回して攻めてくるが、ジュビロも徐々に相手の攻めに慣れ、冷静な対処を見せ始める。15分/中山からの折り返しに奥が2列目から飛び込んで、ジュビロの初シュート→惜しくもゴール左へ。はじめてきれいな攻撃の形ができた。1分後には、右サイドを藤田とのコンビで突破した久藤から良いセンタリングが上がるが、相手DFの大きさに阻まれる。18分/左サイドで粘ってキープした中山が服部に折り返しシュート→ループ気味のボールは大きくバーを越える。20分/中盤でジュビロらしいダイレクトでの美しいつなぎが出て、コンビネーションの向上をうかがわせる。
35分まで
22分/右サイドに飛び出した中山から絶好のセンタリング→奥がボレーで合わせるが、当たりそこねてゴールならず。序盤とうって変わってジュビロ・ペースとなり、パス回しが鋭くなる。相手のカウンターにも、DF陣やボランチに入った服部が冷静な対処を見せる。アルイテハドの選手たちは、立ち上がりほど前線からプレッシャーをかけられなくなってきた。33分/高原が思いきったミドルシュート→威力は十分だがGK正面。その直後、今度はアルイテハドが強烈なロングシュートを放ち、GK尾崎がダイビングキャッチ。
45分まで
38分/藤田→中山→藤田で抜け出すが、GKに阻止される→ファウルかとも思われたが、笛は吹かれず。その直後、中山が右からセンタリングを上げたボールがDFに当たってゴールに向かうが、GKがジャンピングキャッチ。43分/前でのボールカットから、右に展開して奥がセンタリング→ファーで服部が折り返すが、FWに合わず。44分/中山がヘッドで落としたボールから高原が裏に抜け出すが、相手DFにシャツを引っ張られて倒される→イエローカード。正面右のいい位置からアジウソンがFK→ゴール右のネットに当たる。惜しい!! 序盤こそ相手ペースだったが、15分すぎぐらいからジュビロの攻撃が形になり始め、惜しいチャンスを何度か作ったが、両者無得点のまま前半終了。
ハーフタイムのコメント/桑原監督
攻め急ぎしないで、しっかり組み立ててゲームをコントロールしていこう。フィニッシュを正確に!
55分まで
後半開始2分/藤田から中山にいいタイミングでスルーパスが出るが、ややボールが強すぎて通らず。4分/アルイテハドがゴール正面25mからFK→強烈なシュートが壁に当たる。7分/アルイテハドが右サイドを破りセンタリング→FWに合うがシュートミス。アルイテハドが再び積極的な動きを見せている。
60分まで
12分/高原が左サイドでキープし、中をよく見てDFとGKのすき間にセンタリング→中山が飛び込むが一瞬の差でGKにキャッチされる。惜しい! 15分/服部のクロスから福西がヘディングシュート→GKが弾いたボールに中山が飛び込むが、相手DFの足の長さにクリアされる。
【得点】
16分/左CKから奥がニアに低いボール→DFに当たりバーに当たって、跳ね返ったボールを中山が思いきり蹴りこみ、待望のゴンゴールで先制!!
80分まで
先制点の後もジュビロがテンポ良く攻めるが、アルイテハドも必死の反撃。好守の切り換えが速くなって、ボールが行ったり来たりし始めている。30分/中山がヘッドで落としたボールから高原がやや遠めからシュート→バーの上。31分/相手CKからのカウンターで、藤田のスルーパスから高原が飛び出すが、逆サイドでフリーの中山に折り返せず。【交代】藤田→西。34分/またも中山のポストプレーから高原がシュート→ゴール右に外れる。
90分まで
38分/西の左からのクロスを奥がフリーで受けるが、トラップが甘くシュートできず。アルイテハドが厳しく攻めに出て、ジュビロは守勢に立つが、カウンターからチャンスを作っている。相手は高さを生かした放り込み主体の攻撃を仕掛けてくるが、尾崎とアジウソン、鈴木の頑張りも光る。そして、そのまま大きなピンチもなくしのぎきって、まずはホームで先勝。内容的にもセカンドステージでの低迷から見事に復活したサッカーが見られ、第2戦に向けて期待が持てる。
MVP:中山 雅史
MVPは決勝ゴールを決めた中山。ポストプレーも非常に良く、まさにチームを引っ張る働きで、頼もしい復調ぶりを見せた。
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試合後のコメント
桑原監督 
立ち上がりは相手の様子を見たが、それで相手の出方がわかり、しっかりとパスをつないでゲームをコントロールしてくれた。中山が得点してくれて、チームも盛り上がり、この勢いでこのタイトルを取りたい。
ペドロ・ペレス(アルイテハド)監督 
後半、思ったよりもジュビロはプレーのスピードが速く、自分たちが少し疲れてしまった。旅の疲れもあり、コンディションが悪かった。クロスも正確に上げることができず、ゴールが奪えなかった。
中山 雅史 
1点取れてホッとしてます。まだコンディションは完璧ではないけど、徐々に良くなっています。今日は、先制して守りきることができるようになったという意味でも、すごく大きな1勝でした。次はアウェーだけど、イランで12万人の中でやった経験が生きてくると思います。
服部 年宏 
この試合は、ワールドカップ予選と同じぐらい大事な試合。久しぶりにチームとして気持ちの入ったゲームができて良かった。サイドをもう少し使いたかったけど、なかなかうまくいかなかった。でも、Jリーグにも前向きにいける、いい勝利だったと思う。
鈴木 秀人 
海外のチームとやる機会は少ないので、ついつい気合いが入っちゃいました。身体も調子が良かったし、アジウソンも完璧だったし、いい守りができたと思います。
奥 大介 
前半みんなでいいプレスができたし、全体的に良かったと思います。相手は思ったよりも前からプレッシャーをかけてきたけど、その分スペースもあいてました。でも、個人的にはちょっとミスが多くてアカンかったです。
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