試合日程・結果1999年 試合日程・結果1999 J1 2nd 第10節:ヴィッセル神戸 vs ジュビロ磐田

試合日程・結果

Jリーグ試合中継   Jリーグ
1999 J1 2nd 第10節 ヴィッセル神戸 vs ジュビロ磐田
試合日時:1999年09月23日(木) 18時03分キックオフ
試合時間 90分(延長30分) スタジアム 神戸総合運動公園ユニバー記念競技場 観 衆 12,660人
気温 / 湿度 25.6℃/83% 天候 / 風 晴/弱風 ピッチ状態 全面良芝/乾燥
コミッショナー 中西 駿策 主 審 松村 和彦 副 審 石田 宏之 ・平野 伸一
第4の審判 長谷 忠志 記 録 宮崎 廣雄 HOME/AWAY AWAY

得点ボード
ヴィッセル神戸
0
0 前 半 0
0 後 半 0
0 延長前半 0
0 延長後半 0
0 ジュビロ磐田
  成 績  
10 シュート 26
16 ゴールキック 10
4 コーナーキック 8
18 直接FK 26
10 間接FK 5
9 オフサイド 4
0 PK 0

試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
57分[警告] 服部 年宏
吉田 恵 58分[警告]
59分[交代] ラドチェンコ(in) ← 中山 雅史(out)
吉田 恵 62分[累積警告/退場]
崔 成勇 68分[警告]
永島 昭浩 78分[警告]
97分[交代] 西 紀寛(in) ← 奥 大介(out)
河 錫舟(out) → 長田 道泰(in) 100分[交代]
107分[交代] 喜多 靖(in) ← 高原 直泰(out)
114分[警告] ロベルト トーレス
安部 雄大(out) → 小島 卓(in) 114分[交代]

メンバー表

累積警告

ポジション

番号

選手名
  GK 16 武田 治郎
  DF 5 崔 成勇
  DF 2 海本 慶治
  DF 3 吉田 恵
  DF 19 三上 和良
  MF 15 吉村 光示
  MF 6 安部 雄大
  MF 8 布部 陽功
  MF 17 河 錫舟
  FW 9 金 度勲
  FW 13 永島 昭浩
スタメン

選手名

番号

ポジション

累積警告
尾崎 勇史 1 GK  
古賀 琢磨 3 DF  
前田 浩二 17 DF  
鈴木 秀人 2 DF  
服部 年宏 6 DF  
藤田 俊哉 10 MF  
福西 崇史 23 MF  
ロベルト トーレス 33 MF  
奥 大介 8 MF  
中山 雅史 9 FW  
高原 直泰 19 FW  
  GK 1 前田 信弘
  DF 18 小島 卓
  MF 7 長田 道泰
  MF 27 山口 貴之
  FW 14 江口 倫司
控え選手
大神 友明 12 GK  
山西 尊裕 14 DF  
喜多 靖 25 DF  
西 紀寛 26 MF  
ラドチェンコ 32 FW  
川勝 良一 監 督 桑原 隆
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中継リポート
試合前の状況
天気は快晴で、風がなくまだまだ蒸し暑さが残る神戸のユニバー記念競技場。試合開始30分前の時点でスタンドの入りは5分弱といったところだが、ジュビロサポーターは、今日も多数駆けつけてくれている。
みどころ
セカンドステージの負け越しを回避するためには、もう1敗もできないという状況となり、リーグの中段前になんとしても悪い流れを断ち切っておきたいというゲーム。これまでのゲームでも、選手たちは非常に頑張っており、内容も悪くないのに、なぜかリードを守りきれないという状況が続いているが、今日こそという思いは選手たちがいちばん強いはず。そのあたりの気迫が表に出てくるかどうか、注目したい。桑原監督も、GKを大神から尾崎に代えるなど、スタメンにかなり手を加えてきた。中でも注目は、Jリーグ初登場の新外国人、ロベルト・トーレス。ポジションはボランチが予想され、本人もかなり気合いが入っているので、その働きには大いに期待したい。また、中山隊長は、右手の甲を骨折をしているが、それをギブスとテーピングで固めて気合いの出場。そのガッツに引っ張られて、全員一丸のファイトを見せてほしい!
キックオフ
今日は中山がキャプテンマークをつけて登場。その中山と服部の2人が(かつてジュビロにいたヴィッセルの布部も)今日は誕生日で、その意味でも絶対に勝ちたいゲーム。ジュビロ・イレブンは立ち上がりから、冷静さと闘志をよく出している。注目のロベルト・トーレスも、序盤から周囲に積極的に指示を出している。
15分まで
8分/右サイドで中山と藤田のパス交換から突破するが、惜しくもオフサイド。12分/ロングボールからキムに右サイドを突破されセンタリング→布部にわずかに合わず、助かる。ジュビロは徐々に中盤でのボール奪取が増えてきたが、ヴィッセルの寄せも早く、決定的なチャンスには至らない。ロベルト・トーレスも正確なサイドチェンジのパスを見せ、良いアクセントになっている。
30分まで
24分/キムの強引なシュートは、鈴木が脚に当てて防ぐ。キム・ドフンの強引で力強い突破はジュビロDF陣にとって脅威。27分/藤田の右FKから高原がフリーでヘディングシュートするが、惜しくもゴール左に外れる。ジュビロはバランスは悪くないが、相手の厳しいチェックに対してきれいにパスを回すことができず、依然としてヴィッセル・ペース。
45分まで
33分/スルーパスから藤田がペナルティエリア内でシュートするがDFの脚に当たる。その2次攻撃からの奥のミドルシュートもDFの脚に。40分/ヴィッセルのロングスローから混戦となり、そのこぼれを布部がループシュート→わずかにバーの上に外れるが、一瞬ヒヤリ。41分/ようやく初のCK。左から藤田が蹴るが、GKチャージをとられる。ロスタイム/福西がドリブルで上がり藤田へ→フリーで狙うがGKに防がれる。惜しい! 結局、大きな流れの変化はないまま前半終了。後半の攻撃陣の頑張りに期待したい。
ハーフタイムのコメント/桑原監督
相手のマークが厳しいので、フォワードはうごきの量を多くしたい。外を基点に攻撃を仕掛けたい。
ハーフタイムのコメント/川勝監督
ディフェンスラインを上げていたとき、相手フォワードは、その裏を狙ってくるので、ボールの処理を確実にしよう。シュートを打たれるときは、今のように身体を張ろう。どんな状況になろうとも、絶対にゲームを捨てるな。
後半15分まで
後半7分/高原が右サイドで頑張って上げたセンタリングを福西が足先で合わせるが、GK武田の好セーブに防がれる。9分/右CKのこぼれ球をロベルト・トーレスがミドルシュート→DFに当たってわずかにゴールを外れる。ジュビロがペースアップし、何度か良いチャンスを作っている。15分/交代:中山→ラドチェンコ。
【退場】
17分/ヴィッセルDF吉田が2枚目のイエローで退場
後半30分まで
吉田の退場は、すでにDFの柱である土屋を出場停止で欠いているヴィッセルには痛いところ。18分/ラドチェンコがFKから思い切ったロングシュート→GK正面に。23分/右サイドで古賀がチェをうまく股抜きしたが、後ろから引っ張られて倒される。チェにイエロー。26分/福西のリターンパスからロベルト・トーレスが強烈なミドルシュート→残念ながらGKにわずかに弾かれる。1人少なくなったヴィッセルは中盤でのプレスが甘くなり、ジュビロがボールを支配して厚い攻撃をしかけている。28分/ラドチェンコが藤田とのワンツーで決定的なスルーパスを受けるが、シュートミス。その直後にも、ロベルト・トーレスからラドチェンコへの鋭いスルーパスが通る。
90分まで
30分/ヴィッセルの左からカウンターで、ハ・ソッチュのセンタリングがキムに向かうが、DFが身体を張って防ぐ。32分/キムがまたタテに飛び出すが、鈴木が力強い守り。直後に奥から高原へのスルーパスが通るが、DFにサンドイッチされる。36分/ヴィッセル右からのセンタリングを永島がヘッド→ボールはゴールに向かうが、間一髪でDFがクリア。38分/奥の右クロスを福西が流して高原がヘッドするが、GK正面。その直後、ラドチェンコからのリターンから福西がミドルシュート→バーの上。39分/福西のロングボールで飛び出した高原がGKと接触し、PKかと思われたが笛は吹かれず。終盤でふたたびジュビロが攻勢をしかけるが、ヴィッセルもゴール前を固めていおり、詰めの甘さもあってなかなかゴールを割れない。ロスタイム2分の表示。ラドチェンコの浮き球の縦パスに福西が反応するがシュートならず。その直後、ヴィッセルにカウンターからシュートを打たれ、ややヒヤリ。0―0のままついに90分が終了。2試合連続の延長戦へ。
105分まで
ヴィッセルのキックオフで延長戦がスタート。延長前半1分/高原がシュートするが、DFに入られうまくヒットせず。7分/高原からラドチェンコにスルーパスが出るが、GKに出られる。【交代】7分/奥→西。8分/右から古賀がセンタリング→ラドチェンコが胸で落とすがシュートできず。ジュビロは何度も中盤から前方へのパスを狙うが、やや正確さを欠き、なかなか通らない。10分/古賀が右から折り返し、福西がシュート→DFに当たる。11分/服部のクロスからラドチェンコがワントラップで抜け出しシュート→決定的なチャンスだったが、GK武田が右手1本でファインセーブ。惜しい! 13分/西→服部で左からセンタリング→2人競るがゴールならず。15分/高原がペナルティエリア外からフリーでシュート→DFが身体を張って防ぐ。ジュビロが何度かチャンスを作ったが、得点のないまま延長後半へ。
120分まで
延長後半2分/西のドリブルからゴール正面いい位置からFKを得る→ラドチェンコが強烈なシュートを打つが、無情にも右ポストに当たって跳ね返る。交代/高原→喜多。福西がFWに上がって、喜多がボランチ。圧倒的に押しているジュビロ、最後の10分、どんな形でもいいからゴールが欲しい! 8分/右からの古賀のクロスをファーの福西がヘッド→ボールはわずかにゴール左へ。12分/福西がペナルティエリア内で倒されるがPKならず。ロスタイム/藤田のスルーパスからラドチェンコがシュート→またしてもGKに止められる。その約30秒後についに無情の笛。10人の相手を攻めきれず、ジュビロとしては初の引き分け試合。これで、セカンドステージの勝ち越しはなくなった。
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試合後のコメント
桑原監督 
点が取れない。とても残念である。細かく言えば、クロスの精度も良くない。ただ、ディフェンス陣が最後まで集中してくれた。
川勝監督 
前半は全員の集中が続き、プラン通りで、後半勝負も落ち着いてできた。退場者が出てから、最後までよく身体を張って守ってくれた。勝てなかったが、残り試合もこの気持ちで戦っていきたい。
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