日頃よりジュビロ磐田に対しまして温かいご支援ならびにご声援を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、昨季、チームは11位という成績でシーズンを終えました。
戦いを通して見えてきたことは沢山ありますが、その中でも安定感の無さが課題であるということが、明確に現れたシーズンとなったと思います。
衝撃的な開幕戦、まさに私自身にとってもショッキングな開幕戦でしたが、あの試合を見て抱いた正直な感想は、今後に対する不安でした。
しかしイ グノ選手のデビュー戦となったエスパルス戦を境に、全選手の顔が上がったと感じました。一昨年の結果を引きずっていたチームが、あの試合をきっかけに変わることが出来たと感じています。
ですが冒頭に記したように、チームを取り巻く流れは大きく変わりましたが、残念ながら戦いぶりは最後まで安定できませんでした。
試合のたびに、驚くほどの強さと、弱さが交互に現れました。
今季への課題はまさにこの点に尽きるといえるでしょう。
一方で、そうした戦いの中でもジュビロから前田遼一選手がJリーグ得点王に輝いたことは、チームはもちろんサポーターの方々にとっても嬉しい結果となったことだと思います。
順位に関しては決して満足できるものではありませんが、強さを発揮したときのジュビロの戦いぶりと、前田選手の得点王に代表されるように、個々のレベルアップは今季への展望の明るさを象徴していると言えると思います。
さて、経営面に目を向けてみると、まずは昨シーズンのヤマハスタジアムにおける来場者数において、前年までの減少傾向に歯止めがかかったことをご報告いたします。厳しい経済状況の中、多くのファンの皆様にスタジアムへ足を運んでいただけたことは、私たちとしてもまさに頭が下がる思いであり、同時にジュビロ磐田に対する期待感の現れだと感じております。
そうした皆様の期待に応えるべく、私たちはスタジアムへ足を運んでいただいた方の満足度アップを図っていくべく動き出しています。
以前よりご指摘いただいていたトイレの修繕を始め、スタジアムを一部改修してJリーグ初のシートレイアウトとなる33のファミリーボックスシート(仮称)を設置して、観戦の新しいスタイルを皆様に提案いたします。また、JR磐田駅での歓迎デコレーションを始め、タクシードライバーの方々の協力を得て試合当日のジュビロユニフォームでの勤務など、スタジアム周辺での雰囲気作りなども始めています。
これらの施策も含め、私たちが目指しているのは非日常空間の創造です。
これを今後2年間かけて実現していきたいと、会社挙げて取り組んでいます。
この考え方の根幹の発想として「楽しみな週末の演出」をキーワードに、来場された方々に「ジュビロの試合観戦は面白かった」と言っていただきたい、満足していただきたいというものがあります。
上記にあるような周辺の雰囲気作り、場内でのさまざまな演出、スタッフ教育を含めたアテンドの充実、そしてもちろん試合内容も含め、お客様に面白かった、また来たいと思っていただけることが最優先課題であり、あらゆる角度から改善をしていきたいと考えています。
こうした事を積極的に行い、毎試合大歓声が上がるスタジアムを作り上げていくことが、私たちフロントスタッフに課せられた使命であり、夢でもあります。
そしてその夢を実現するために、サポーター・ファンの皆様のように、従来よりジュビロ磐田を応援していただいている方々の満足度を上げることと同様に、新しくジュビロを応援していただける方を増やしていきたいと考えています。具体的には学校訪問やアカデミー活動を通して、選手と子供達の距離を近づけたり、子供たちに向けてのイベントの充実を図っていきます。
また、専門学校、地域情報誌やマスコミの方々のご協力を得、ジュビロに関心の薄い女性の方々に向け、選手と学生が新しいテイストの商品を開発するプロジェクトなどもスタートさせました。
とはいえ、チームを作り上げるのは私たちだけではありません。皆様の力があってこそジュビロ磐田は作り上げられていくと思っています。街中にサックスブルーのフラッグがはためく中、スタジアムから大歓声が聞こえてくる。そうしたシーンを思い描く事を、皆さんと共有していければと願っています。






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