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『原点開起』~2012シーズンを振り返る~(10月)

10月21日。 練習試合・ガンバ大阪戦(ホーム)にて。 この試合の均衡を破ったのはこの男。 右足のけがで長期間戦列を離れていた金園英学が負傷後初めて対外試合でプレーし、ゴールをマーク。 ゴール後は喜びのあまりスタンドへ駆け寄り、スタンドの大歓声に応えた。 プロ2年目の今季はけがに泣き、公式戦のゴールは第31節・サガン鳥栖(11月7日)のみ。 しかし、この経験をばねに、来季さらなる進化を見せてくれるに違いない。 “ゾノ”のリベンジも来季のキーワードの一つだ。

10月21日。 練習試合・ガンバ大阪戦(ホーム)にて。 練習試合を終え、閑散としたピッチで森下仁志監督とガンバ大阪・松波正信監督が話し込む。 帝京高校、ガンバ大阪で共にプレーした2人は今季リーグ最終節で再戦することになる。 試合前、森下仁志監督は「(ガンバ大阪は)僕をプロとして取ってくれたクラブだし、(松波監督は)後輩でもチームメイトでもある」としながらも、「感傷的な部分は一切ない」と断言。 「僕がジュビロの監督を引き受けさせてもらった時点で僕の人生は全く関係ないと思っている」と言いきり、サックスブルーの指揮官としての責務を全うした。 この世界ではどんな状況でも勝負に徹する者だけが生き残れる――。 最終節の勝利はその厳しさを改めて感じさせた瞬間でもあった。

10月30日。 練習グラウンドにて。 全体練習後に居残りでシュートを打ち込んでいたのは小林裕紀。 パスを受け、黙々と右足を振り抜いていく。 プロ2年目の今季もボランチとしてチームに貢献してくれたが、スタメンを外れた試合もあるなど順風満帆なシーズンとはいかなかった。 「メンバーを外れた時も真摯にトレーニングに励んでくれた」。 さらなるレベルアップを目指し、時にもがくこともあった背番号7を森下仁志監督はそう評する。 不断の努力はリーグ最終節の大一番で花開くことになった――。

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